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まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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1.  アルマゲドン2009<TVM> 《ネタバレ》 
製作者サイドからすれば、日本ではアルマゲドンの続編と勘違いさせて邦題付けられてるのも勘弁ですよね。気の毒です(サタシネ放映時はサブタイトルに「彗星衝突!」と書かれていました)。 低予算なのでCGは安っぽくスケールも小さくご都合主義的展開で地球を救うパニック映画ですが、最初から全く期待しないで観るとテンポだけは悪くないです。この頃はアメリカがロシアを頼って共に地球を救う展開作ってたんですね。  とはいえ、電話してた青年が電磁波くらってコメディのようなやられ顔するところ、ドラッグレースのスタート地点で前に進まず底に落ちるイケメン(偶然鉄パイプにぶら下がってる可能性あるはずなのに割愛)、潜水艦がマリアナ海溝のマグマの勢いに乗ってビヨーンと浮上する所、その他まだまだ沢山のトンデモ場面だけが記憶に残るので、結局はその程度の映画なんですかね。
[地上波(吹替)] 3点(2023-04-02 23:42:56)
2.  サブウェイ123 激突 《ネタバレ》 
オリジナル未見なので、タイトルの印象から、暴走した地下鉄を主人公が止めて切り抜ける物語なのかと思っていたから、余計に交渉メインの地味な展開の作品に映りました。主人公にも犯人グループにも感情移入できず、意外な展開もなかったので余計に薄い作品に感じました。デンゼルも仲良しのトニースコットというだけで引き受けたのかなと。役者は上手い方が多かったので脚本の残念さが目立ちました。トラボルタが何故無抵抗だったのかもちょっとわからなかったです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-16 16:41:17)
3.  コリン LOVE OF THE DEAD 《ネタバレ》 
家庭用ムービーで撮影された超低予算映画という話題でしたが、まったく期待しないで観たのが良かったのか私にはとても楽しく観られました。組み立ても、コリンがなぜゾンビになったかを終盤で描きますし、この表題もなるほどなと思わせましたし。 問題の手ブレですが、これも超大作アクション映画のカーチェイスや格闘シーンでカット数が多すぎて目がついていけないのと同じ感じかなと。よく言えば自分が手持ちカメラで襲われた時はこういう画像になるでしょうし、個人的にはこのグラグラはさほど気になりませんでした。 あとサントラも頑張ってましたし、途中アートなカットを挿入してみたり、ただ撮りたい映像垂れ流しではなく、低予算のゾンビ映画としては私は頑張ってたんじゃないかなと思いました。
[DVD(字幕)] 6点(2016-08-29 00:52:41)
4.  アンチクライスト 《ネタバレ》 
トリアーは演出家として役者の煽り方は毎回凄いと思う。この作品以外でも役者は皆とりつかれたかのような演技で観るものを圧倒します。この映画の主演2人も本当に鬼気迫る素晴らしい演技でした。ただあまり宗教的な部分を理解できていない自分としては、悪魔がどうとか森の中で異変を起こしていく過程と、息子を亡くした心情がシンクロして何故こうおかしくなっていくのかあまり繋がらなかったです。あと神とか悪魔とか人間の域を超越したテーマっぽいのに、突然生々しいセックス描写が出てきたり股間打ちつけたり性器切り取ったりする俗っぽい演出がこれでもかと入ってきた瞬間、ああ、良くも悪くもトリアーらしいなって残念な感じがしてしまって。ストーリーが難解だと言われていますが、鬱の時に作ったトリアー自体、そこまで明確なメッセージ持たずに作ったんじゃないかと思いました。点数つけるのものすごく難しいですけど、トリアーと予め理解して観たわけで、それなりに覚悟と期待をしてた自分の鑑賞後の気持ちでつけます。
[DVD(字幕)] 5点(2014-11-09 16:43:34)
5.  武士の一分
笹野高史さんのバイプレーヤーぶりと、三津五郎の悪人スケベ顔(褒め言葉です)が圧倒的で、別に展開的には大したことないはずなのに、なんだかんだ見入ってしまう作品でした。木村さんはこういう作品にもっとチャレンジしていけばいいのになーと。もったいないですね。やっぱり華があってカッコいいし「キムタクが演じてる○○」に見えなかったし。しかし御毒味役って仕事楽そうだけどやりたくねーなー。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-07-09 15:22:55)
6.  ニューヨークの恋人(2001)
ヒュー・ジャックマンの男も惚れるようなカッコよさ、メグ・ライアンのラブコメ女王の面目躍如の可愛らしさ、10年以上経っても古臭さを感じさせないロマンチックな恋愛モノで大好きな作品です。リアリティーとか求めなくても、恋に恋するモードでどっぷりその世界に浸れて見られるのですごく幸せな気持ちになれます。男から見てもこの作品のヒュー・ジャックマンは本当に紳士的でカッコいいです。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2013-07-09 15:17:55)
7.  アポカリプト 《ネタバレ》 
捕まってから逃げるまで:逃げてから復讐始めるまで:復讐始めてから結末まで、の尺の割合が6:3:1くらい。つまり逃げるまでがひたすら長すぎる。あと結局観終わってから、この映画が結局何を言いたかったのかよく伝わってこない。民族間の対立とか奴隷とか生贄とかあるとは思うけど、これほどまでの残酷描写を見せて、結局1組の親子が逃げ切って「新しい世界を作る」って着地したけど、パワフルでスリリングな描写と膨大なエキストラやセットの割には物語のスケールが狭くて単なる追いかけっこに終始してる部分とかもったいないなーと思った。穴ぼこの中で産まれた赤ちゃん、デカかったなー(^^;金玉に葉っぱ摩り込んで悶絶するシーンは良かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2012-01-16 11:14:21)(良:1票)
8.  スズメバチ 《ネタバレ》 
タクシーのおじさん、中盤から見せ場なし。ドンパチもふれこみ負けしてるなぁ。逃げ場のない場所でどう切り抜けるかという雰囲気が、途中から「ゾンビ」のように感じて良かったんですが、それにしてもちょっとリアリティに欠けます。
[地上波(吹替)] 6点(2011-09-24 22:46:22)
9.  Sweet Rain 死神の精度 《ネタバレ》 
原作既読の伊坂信者です。だいたい原作ファンだと映像化に落胆したり首を傾げるんですけど、これは上手くまとめたなー、素晴らしいです。  まず金城さん演じる千葉がいい。日本語セリフがちょっと棒読みな所とか感情を入れずに飄々と話す部分など、人間の世界のレトリックやシャレなどを理解しきれてない死神の役にピッタリです。髪型や衣装で若者やヤクザになりきれてしまうあたりもいい。伊坂さんが映画化の条件として彼を指名したのも頷けます。映像化にあたり少しだけ設定をドライにしたのも良かったし、連絡電話を犬に代えたのも◎。年齢設定を少しずつずらしたのも問題なし。  クレーマー対応の女性を演じた小西真奈美さんも歌声素晴らしいなあー。原作ではもう少し垢抜けない印象だけど声の可愛らしさ、歌声の素晴らしさ、まさに歌手の原石。彼女しかいなかっただろなーと思わせます。  光石研さんも富司純子さんも良かった。伊坂さんの作品は一見バラバラに展開する話がリンクする妙が持ち味の1つですけど、それが上手い事絡んだと思う。原作の1・2・6話目をなるほど上手く映像化の際に繋げたなって嬉しくなりました。終始雨で暗い映像でも悲壮感がなく、これだけ上手に映像化したのは久しぶりに見ました。  藤田の死体を前に阿久津が泣くシーンと、3つ目の話のお掃除ロボットの設定だけは不要だったけど、それを抜いても軽く8点は献上します。エンディングの小西さんの歌声にふわーって気持ちよくなれました。原作の映画化作品、どれもこの作品位のクオリティを保って欲しいなあ…。
[DVD(邦画)] 8点(2010-12-05 03:06:40)(良:1票)
10.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009) 《ネタバレ》 
近年多い亜流のゾンビ映画の走るゾンビや強すぎるゾンビを封印し、ゾンビが数多く登場する中においてもあくまで人間同士のやりとりを重要視し、本当の意味で愚かなのは人間という構図を見事に描ききっており、さすがはロメロだなという貫禄を感じます。レートが「R-18指定」作品ですが、今までのゾンビ映画を見てきている方であれば、さほどエスカレートした感覚はないと思います。おそらく近年のゴア描写のおかげで目が慣れてきちゃってるのでしょう。目新しさこそあまりないですが、安心して楽しめます。90分間という尺もあり中だるみもありません。  「ダイアリー…」から一部話が関連するのですが、そこもあまり意識しなくても良いかもしれません。それよりも(いまさらそのルール付け加えるか?)って感じもする馬を食べるゾンビや、人間がゾンビを咬むという展開など、ロメロ監督が今後もゾンビ映画に多大な影響力を与え続けるであろう雰囲気は伝わってきました。そして70歳になってますますパワフルな演出が冴える演出に嬉しくなりました。  残念な点とすれば、島に残った側のメンバーがゾンビを鎖に繋いでいましたが、ああまでして共存したい理由がもう少し明確にあったら、対立の構図がもう少し明確になって深みが出たかもしれません。娘が双子である必要性もさして感じなかったです。   それでも往年のゾンビ映画ファンであれば、ますます絶好調であるゾンビ映画の父が生み出した最新作に満足されると思います。
[映画館(字幕)] 7点(2010-06-12 17:19:40)
11.  スペル 《ネタバレ》 
非常に面白いです。サム・ライミは「スパイダーマン」シリーズですっかりメジャーになりましたが、「死霊のはらわた」の頃の初心を忘れてないなーって感動しました。元々こういう題材が好きなのでしょうね、楽しみながら演出している彼が画に浮かぶようでした。  恐怖部分の驚かせ方や見せ方にさほどの目新しさはないものの、口から汚物出させたり、顔から目や入れ歯が飛び出したり、そういったパワフルさも彼らしいなって思います。除霊のシーンでとりつかれた男性にダンスさせちゃうなんて彼しかやらないんじゃないですか?コインとボタンの取り違えで結局助からないのもわかりやすいですが、まぁ映画が映画だけに許される範囲かと。99分間、無駄なシーンが少なかったと思いますし、飽きずに見せてくれました。  主演のアリソン・ローマンも素晴らしい体当たり演技です。私は「ホワイトオランダー」が大好きなので、あの映画とのギャップにもやられました。序盤、ババァに押さえつけられて顔にドロみたいなのかけられるシーンは夢だったって所ありましたが、設定は夢でも実際アリソン・ローマンがかけられてるわけで、思わず(夢もなにも実際やらされてんじゃねーか!)と画面に向かって突っ込んでしまいました。  私はクレーム処理の仕事をしているので、他人事とは思えず余計に怖くなりましたが、追い込まれたら最後は私財投げ打って霊媒師の所に向かおうと勉強しました…。  作品的には7点です。ホラー好きなら観て損しませんし普通に怖いし楽しめると思います。ただ残念なことに飼い猫を殺すというシーンがありましたので大幅減点(-5点)です。どうも虐待や小動物を殺すというシーンは、たとえ実際にはやってないとわかっていても気分が悪くて許せません。個人的にはそこだけ残念でした。
[DVD(字幕)] 2点(2010-05-23 00:16:23)
12.  DRAGONBALL EVOLUTION
中身が何にもない。日本を代表する大人気アニメを僅か80分にしちゃう大胆さ(それでも間延びする)。名前を言われるまで悟飯もブルマもヤムチャもチチも把握できない。とどめはピッコロ。あれでピッコロOKなら別に鉄拳でもブルーマンでも何でもいい気もする。エンディングの浜崎さんの野太い歌声まで心なしか哀愁漂って物悲しい。ドラゴンボール7つ集めて神龍に関係者一同が鳥山明へ謝罪するようお願いしたい。でもチチのお乳だけは十分魅力的だった。原作では下心1つ見えない悟空がおもわず一戦交えたくなるのも仕方ない。それと大作「レッドクリフ」を降板してもこれにはしっかり出てるチョウ・ユンファの作品選びのセンスにも脱帽。「パイレーツ…」では役作りのためにスキンヘッドでした彼。にも関わらず亀仙人役である本作では風貌の役作りはアロハシャツ程度。これこそ剃らなダメでしょ!?やっぱり色々な意味で革命的だ。続編は作らないで欲しいです。チチのおチチに2点献上。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-05-18 11:35:02)(笑:2票) (良:1票)
13.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
「ミスティックリバー」以降、イーストウッド作品の「生命」に対する尊厳のメッセージはものすごいです。↓に書いている方もいらっしゃるが、この作品もその集大成になっていると思います。  また冒頭に実話とは表示されるものの、実際はどのくらい脚色されているのかと思ったら、本筋の事件はほぼそのままという事で余計に切なくなりました。今であればもっとマスコミ、市民や女性の立場が向上し、またインターネットなどもあるのでひょっとしたら救えた事件かもしれないですが、誘拐より何よりも腐敗しきった国家権力そのものに腹立った方も多いと思います。心のどこかで最後に希望を見出したかったのですが、コリンズ氏はきっと行方不明になったあの日の事を一生悔いて生き続けたのでしょうね。  アンジェリーナ・ジョリーの演技力は言うまでもないですが、コリンズの後の人生を心配し、前向きな声をかけ続けた牧師役のジョン・マルコビッチの確かな存在感にも拍手を送りたいです。  ただ敢えて書くとすれば、途中から警察との対決や裁判等に時間が割かれてしまい、若干親子愛や絆という部分のメッセージ性が弱くなった気がしました。国家権力と闘っている中でも、冒頭から描かれていた息子への愛がもう少し前に出てきてくれても個人的には良かったかなと思いました。でも140分以上の長尺を中だるみせずに演出したイーストウッドの手腕はいつもながら見事ですね。
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-29 23:49:03)(良:1票)
14.  セントアンナの奇跡 《ネタバレ》 
奇跡も悲劇も惨劇も全て人間が起こすもの。そしてそれはどっちに転ぶかなんて誰にもわからない。アメリカ、イタリア、ドイツ、パルチザン、白人、黒人、兵士、民間人、少年。そうやって意図せず一くくりにさせられる部分と、決して一くくりにできない1人1人の心の部分との葛藤。  本意ではない戦争という舞台を通じて出会い、時には交流を深めたり、争ったりする。しかしどれだけ追い込まれても人間の奥底にある「慈悲」の心は失わない。だからこそそれが最後の最後で奇跡を起こさせる。私は弱い人間なので、そこに描かれるものが真実であったとしても、救いを求めてしまいます。戦争という人の命を簡単に奪い合う醜い中でも、人の心を失わなかったものに救いのある展開は本当に安堵します。  戦争で生き残り、まっとうに余生を過ごしている男が容赦せず人殺しをした相手とその理由。そしてその釈放に力を尽くした人間の存在。見終わると全てが見事に繋がります。  冒頭で上から降ってきた新聞を見た時に、衝撃でカップをこぼす彼がアンジェロなんですね。最後のバハマのシーンで、老いたヘクターに語りかけるアンジェロの目が、戦地で出会った少年とまったく同じ純粋な目をしていたので、涙が止まりませんでした。  スパイク・リーは個人的には前作でとてもガッカリさせられたのですが、この作品はまさに新境地で感動いたしました。チョコレートの巨人を演じた役者さんが本当にステキだった(ちょっとだけ「パニック・ルーム」のフォレスト・ウィテカーとイメージがかぶりました 笑)ことも最後に付け加えます。
[DVD(吹替)] 8点(2010-04-29 17:45:38)(良:1票)
15.  イエスマン "YES"は人生のパスワード
私の友人にもすぐネガティブな事を言うのがいますが、そいつに見せてやりたいなーと思いました。気の持ちようで良くも悪くも人生は変わるというのを分かりやすく表現しているので、観終わった後に実に清々しい気分になれます。  昔ながらの濃いジム・キャリーのコメディもいいですが、年と共にこうしたヒューマンコメディの出演でも味が出てきたなーと思います。私は「ライアーライアー」が大好きで、この作品も(○○しかできない、言えない)という縛り系の展開だったのでああいうコテコテな道を進むのかと思いきや、意外にもあくまで自分の言葉からバカ素直にYESを連発する彼でしたが、それはそれで応援したくなったり。YESを連発してても、そんなに苦悩してない(してるように見えない)所もまた息苦しくなくていいですね。  時折(あ、ここはジムにお任せだな)という壊れたアドリブ演技も観れるのでいいです。下ネタが少ないのもいいですね、まぁ入れ歯ババァにフェ●されるシーンもご愛嬌の顔芸でしょうか(苦笑)  あと色々な意味でのバランスが絶妙でした。「YES」を連発するカールを必要以上に利用したがるキャラがいなかったし、全体的に悪者が少なく(世の中、いい人が多い)という前提に立った映画で、個人的には暖かい気持ちになれました。これだけ結果オーライの内容でもとこか微笑ましく感じるのは、ジム・キャリーという存在のおかげかもしれません。  またアリソンが本当に可愛いですね!気が強い女性大好きなんで余計ツボりましたし映画の評価を上げました(笑)ジム・キャリーの唄の上手さも嬉しい驚き。しかし「NOと言える日本」が売れたこの国で「YES啓発セミナー」を行ってもあまり広まらない感じでしょうねー。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-27 10:19:09)(良:1票)
16.  クライモリ(2003) 《ネタバレ》 
こういうマジメなホラー映画って、時にどうでもいいシーン(本編に関係ない登場人物の恋愛とかエロ描写)が物語のテンポを悪くする事もあるんですが、この作品はそれが最小限に抑えられており、導入部の早さと展開の無駄のなさで84分、小気味良く進みます。  マウンテンマンと呼ばれてる殺人鬼3人は確かに怖く、途中までは「悪魔のいけにえ」を彷彿とさせました。中盤からは主役2人が森をさまよいながら脱出を図る展開でしたが、闘い慣れてるヒロインもご愛嬌として面白かったです。先を急ぐ必要のある男が、その道路(森)に行かざるを得ない巻き込まれ方もいいですし、グロ描写もやりすぎず刺激もそこそこありで良かったです。  でも冒頭の、近親者での子供がどうとか、それで畸形が産まれたみたいな説明と、ホラーの定番のあの終わり方(まだ生きてるぞってのも、ヒットしたら続編やりたいですってメッセージにしか聞こえない)の2つは不要ですね。ホラーに限れば多少話が破綻してても怖ければいいくらいの感じで作って欲しいです。  ヒロインの人は確かに美人、それでいて主役の男性と恋愛関係にならないのも逆に新鮮でした。
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-26 00:32:56)(良:3票)
17.  デイ・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
うーん・・・。まぁ怖いっちゃ怖いですけどねぇ・・・。原題がロメロの「死霊のえじき」と同じなので、どうしても比較してしまいます。でもオリジナルとは全くの別物ですね。  私が残念なのは「全面にCGに描写を頼りすぎてること」と「ゾンビと人間の強さのバランスが悪いこと」「ゾンビ発生(感染)原因を説明しすぎること」です。85分間という短い尺で展開もパワフルで面白いんですけど、あまりにゾンビがモンスターすぎる。走ったり知恵を持ったりするゾンビが数も半端ないので、絶望感を味わえる半面、昔ながらのゾンビ映画を期待してると少しさめてしまいます。○○をどう研究したからゾンビが出来たとか、細菌兵器がどうとかも要らないんですけどねえ…。  それにあれだけゾンビが強いと、自然と闘い慣れてる人間との対決に集約されてきますので、ホラーというよりアクション映画の雰囲気に近くなり、完全に「映画の中だけの現実」と感じるので、リアリズムという怖さとは異なるものになってしまいます。  ゾンビの圧倒的な強さを描きたいからといってCGでゾンビだけ速度が倍になるのはズルイでしょ。一旦死んでからゾンビになるのではなく、病気の人間がきっかけで直ぐにゾンビに変わる設定も個人的にはあまり…。オリジナルのバブみたいな愛嬌あるゾンビがいないのもマイナス…(バドがそこに当たるのでしょうけど)。  ロメロゾンビが好きなのでどうしても厳しく見てしまいますね、すいません。でも亜流のゾンビ映画とは違うマジメさはいいです。「バイオハザード」「28日後」とかが好きな方にはオススメかも。蛇足ですが「新ビバヒル」のナオミ役の彼女が結構大きな役で出ています。ヒロインの女性も美人です。
[DVD(字幕)] 5点(2010-04-26 00:13:46)(良:1票)
18.  13日の金曜日(2009) 《ネタバレ》 
30年前に登場したときは、こういう内容が凄く怖かったでしょうね。ただ映画も進化してるしグロ描写も進化してるので、それに見慣れたせいか怖くなかったです。セルフパロディ化してしまった「13日の金曜日」を原点回帰でリメイクする意気込みは伝わってくるものの、やはり同じマイケル・ベイプロデュースの「テキサスチェーンソー」シリーズと似通ってしまい、キャンプ地で次は誰が殺されるかのみに終始する展開も起伏が少なく、97分なのにもっと長く感じてしまいました。  あとこれは映画のせいというより、DVD化などの時に考慮してもらいたいですが、展開上ずっと画面が暗いので、誰が何でどう殺されたのかが一瞬分からない時が結構ありました。ただでさえ観る人がみたら登場人物の外見が似通っていて、登場人数自体も多いので、そういう意味でも誰が殺されたのか分かりやすいほうがありがたいです。  それとママの写真入りのペンダント、普通似てると言われたとか可愛いってだけであそこから持ち帰りますかね?それがジェイソンに殺されないための重要な伏線ではありますが、そもそもそこが強すぎて説得力がありません。リメイクの際、キャラクターも物語も設定や背景がもっとしっかりしてて一ひねりあれば、もう少し緊張感を持続できたのではないかと思いました。  ジェイソンに対してまったく恐怖心が芽生えなかったのは、ある意味致命傷だと思いました。でもそれって、そもそも殺される側のキャラが全体的に軽く、感情移入できなかったというのも一因ですかね。無駄に長いエッチシーンは脳天気ですしご愛嬌。
[DVD(字幕)] 5点(2010-04-02 10:27:27)
19.  1408号室 《ネタバレ》 
心霊現象というより、悪魔に心の中の弱さにつけこまれて取り入られてしまった男の苦悩って印象でしょうか。1時間以内に云々もなるほどそういうことかと。スティーブン・キングが原作なだけに怖いというよりもストーリーテリングが上手いと感じました。  皆さんおっしゃるように、1408号室の中の展開がずいぶんと派手で、映画的でしたね。そしてループの見せ方から中盤~終盤まで少し難解でワサワサしてしつこい部分もあり、個人的にはちょっと…。ただジュン・キューザックの1人芝居は見事でした。テープレコーダーのオチ部分で奥さん相手に見せる申し訳なさげかつ苦笑ともとれる表情が絶妙で素晴らしかったですね。  どの部分で連れていかれたのかなとか。オチを知ってから2度目観返すとさらに面白いです。キリスト信仰の方のほうがさらに評価高い映画かもしれないですね。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-28 01:39:09)
20.  ディセント2 《ネタバレ》 
物語も登場人物も関連があるので、間違いなく前作を先に観た方が楽しめる作品でしたね。前作で唯一生き残ったサラがまだ何も事情を話していないうちに現場に一緒に連れて行き、再び洞窟に入るなんてアホかと思ったんですが、なるほどジュノの件があったので、あまり時間を置いてからの後日談という設定にできなかったんですね。  前作は「闇」「出口の見えない閉塞感」「得体のしれない何かが迫る」という3大恐怖でゾクゾクっとさせてくれましたが、今回も基本は同じです。前作は鑑賞前に地底人が出る事を知らなかったので、正体が見えてしまった後のガッカリ具合も相当だったのですが、本作は地底人ありきで観始めるので、裏切られる感は少なかったです。  しかしこの作品でも女性は強いですね。前作にも増して対等に戦ってます。地底人を女性2人がそれぞれぶっ刺しまくるというシーンなんて、ホラーというよりアマゾネス的な突き抜けを感じてむしろ爽快でした。  願わくば地底人は眼が見えない設定ですので、そこをもっと生かした展開や演出が欲しかったです。口を押さえて仲間と目配せして脱出を図るパターンが前作同様繰り返されたので、なんかもう一ひねり欲しいなと思い、もったいないなって感じました。  皆さんおっしゃるように、洞窟内の地底人(幽霊?)へのいけにえか知りませんが、最後唯一生き残った女性を襲って、再び出口付近に連れて行くあれが実に余計でした。人間が加担してしまったら、モンスターパニックの意義というか基盤が崩れてしまう恐れがあるのではないでしょうか?大減点要素です。ホラーだからと言って必ずしもモヤモヤさせたり後味悪い終わり方にする必要もないのでは??
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-28 01:23:29)(良:1票)
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