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1.  レイクサイド マーダーケース 《ネタバレ》 
コレ、随分前に観たことがあって今回は再見です。 映画の方のタイトルがいいですね、原作の「レイクサイド」だけならそそられないです。「マーダーケース」が付いてることで何か興味がわきます。  3組の親子が、そのうちのひとりが所有する別荘に講師を招いてお受験合宿、しかも両親まで同伴とか、この時点ですでに異常であり 何をテーマにしているかわかる。子どものためといいながら子どもや学歴やお受験に振り回され、殺人の隠蔽までしちゃう大人です。 そりゃ学歴っていうのは全くないよりあったほうがいいに決まってますが、あくまでも子ども自身が自主的に能力次第ってとこが大きいのよね。 映画としてはなんかはっきりしないというか、特に真面目に教育批判をしているようにも思えないしラストのあたりは特に必要とも感じません。なんかぐっとくるものがなかった。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-08-04 13:14:52)
2.  ジュリー&ジュリア 《ネタバレ》 
美味しい物も料理も好きなので結構期待したんですが、完成した料理の描写が極端に少ないし、出てきてもあんまり美味しそうじゃないんです。 アメリカに家庭でできるフレンチを紹介したジュリアについても、ジュリアの524のレシピを再現するとはいっても料理よりもどっちも女性の立身出世物語になってるのね。肝心の料理の美味しさが伝わらないからジュリアの524のレシピにも興味が湧きません。  調理の行程も玉ねぎ切ってたり泡立てしてるとこばかりだし、ジュリーのロブスターの下準備のとこなんかいい加減バカらしいし、清潔で片付いてるとは言い難いキッチンの隙間みたいなとこでやっていて汚いのが非常に気になりました。 ジュリーのブログも完成した料理画像をUPしたとこはなく、文章は料理には関係ないことばかりで、これじゃジュリア本人から批判されても仕方ないなと思いました。料理に真剣に向き合っているわけじゃなくて、読者の反応や出版の誘いが目的なのよね、ジュリア本人に見抜かれたんですね、たぶん。なんかほんとに期待外れ、見終わって思ったのは「だからなによ?」です。 ジュリーが想像しているジュリア・チャイルドを演じたらしいメリル・ストリープなんですが、オーバーアクトで鬱陶しさを感じてしまいました。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-07-29 19:02:40)
3.  キルトに綴る愛 《ネタバレ》 
かなり前にいっかい観たきりで、当時としたらやたら新旧の女優さんが豪華で、やっぱりウィノナが何か悩んでいる映画だったなという記憶でした。今回再見できることになって見直してみると・・・ 滅茶苦茶かわいいウィノナが見たいならコレだと思う。ヒッピーの子で、なんか悩んでいる不安定そうな子というまさにウィノナでしょ、というキャラ。 「リアリティ・バイツ」なんかより全然良いです。 「若草物語」でも共演してるサマンサ・マシス、クレア・デインズもいいです。あの当時の売れっ子、注目の若い女優さんたちですね。 特にウィノナの人気は凄かった。  アン・バンクロフトを筆頭にウィノナをとりまくおばさまたちもイイ。彼女らの若い頃の経験、思い出。それらがキルトとなって蘇るのよ。 なかなか共感できる女性映画だと思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-26 21:42:52)
4.  グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 《ネタバレ》 
なんだかんだ言ってもグレース・ケリーを演じられるのはやはりクールビューティ、ニコール・キッドマンしかいないんじゃないかな。 何をどうしなくても気品があって高貴な雰囲気といい見事だと思います。 ただ内容がさ、そこまで深くないというか公妃としての苦悩というものがなんかあんまりはっきりしないんですよね。  検問所へ差し入れに行ったり、マルシェでお手伝いしたり、舞踏会に到着し見物してる一般市民に自ら触れ合いに行くとか うん、やっぱり大衆のウケを狙う、味方につけるというのは今も昔も効果抜群なのは確かですね。  52歳という若さで運転中の脳梗塞からの事故死であっという間に去って行ってしまいました。 葬儀の時のレーニエ大公のこれ以上ないというほどの悲しみと憔悴しきった表情を今もおぼえています。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-07-22 14:57:15)
5.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》 
ジュリエットからの返信が届くなんて(正確にはジュリエットの秘書からだけど)なんとロマンチックな。 しかも50年前の手紙を見つけちゃうとか、かなりワクワクしますよね。 ラブコメ、ロマコメっていうのは王道でシンデレラでよいのです。  ヴァネッサ・レッドグレイヴの品の良さよ。フランコ・ネロとは60年代からのパートナー?お二人の間には息子もいるわけで、2006年に正式に入籍したとか。なんだか二人の入籍記念の作品みたいにも思えるんですが、とにかくイタリア、トスカーナ地方の風景が素晴らしいですね。  チャーリーとはラストでそうなるだろうなと予想はできたので、ヴィクターの立ち位置が気になって気になって、どう決着つけるのかしらと。レストラン開店と料理への拘りに神経がいっちゃってはいたけど、まったく嫌な奴じゃないし。 しかしガエル・ガルシア・ベルナルがなんでヴィクターやってんだろうとそれがいちばん気になったかな? ソフィがクレアに書いた手紙が素晴らしかったです。それをラスト近く結婚式で公開するっていうのが良い演出ですね。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-18 17:43:34)
6.  シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声 《ネタバレ》 
アフガニスタン紛争真っ只中の時期なのかな? 「どんな棺だったの?」「蓋つきの棺じゃないとダメだったの」「リアムもきっとそうだわ」 ケイトとサラのこんな会話があるんですが、辛いですね。  まさに王道なんですが、イギリス映画らしいヒューマンドラマでしてユーモアもペーソスもいい具合で泣いたり笑ったり、ラストの清々しさ。 イギリス映画のいいところ満載って感じです。 もっと早く映画化されてもよかったのになんて思いました。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-15 12:15:09)
7.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
これ、公開当時映画館で観ました。「ジョーズ」「E.T.」ときて「レイダース」よりこっちを先に観てると思う。 この当時私はスピルバーグは娯楽映画の天才だと、すごい人が出てきたもんだと感動してたな。 ジェットコースターみたいなアトラクション映画、なーんも考えずにユーモア満載のアクションシーンが楽しくてずっと笑いながら観てた。 インディ・ジョーンズのシリーズではコレがいちばん好きかも。
[映画館(字幕)] 8点(2023-07-08 11:54:20)
8.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
これで最新作以外は全部観たことになりました。 ナチスから東西冷戦時代になったんですね、ケイト・ブランシェットは悪役もよくハマりますね。 でもなんだろ、前3作とはなんか違う。今までもあり得ないことだらけのシリーズだけど今回は宇宙人ていうのがイヤなんだと思う。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-07-08 11:44:48)
9.  川っぺりムコリッタ 《ネタバレ》 
「かもめ食堂」の監督らしいなと感じる作品でした。 特に何かあるわけではないんですが、みんな何かしら抱えていて孤独でそういう人たちがハイツ・ムコリッタに集う。 さりげなくて優しい再生物語。 ごはんを食べるシーンがしっかりあって、フードスタイリストはやっぱり飯島奈美さんなんですね。炊き立てのご飯がやけに美味しそうで、 松山ケンイチとムロツヨシもすごく美味しそうに食べてるし、無性にイカの塩辛も食べたくなってくる。 食べる事って大事ですよね。これを観てたら日本人てご飯と味噌汁があればなんとかなるぞと思えたのでした。  キャストもそれぞれの演技も良かった、良作。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-07-03 20:23:55)(良:1票)
10.  THE BATMAN-ザ・バットマン- 《ネタバレ》 
ポール・ダノのリドラーが見たかったんです、でも期待通りとはいかなかったです。 バットマンの見所は悪役にかなりあると思うのね、なので今まで名だたる俳優たちが悪役を演じてきてる。 リターンズでミシェル・ファイファーが演じたキャットウーマンですが、やりたいという女優がけっこういたという話も何かで読んだ記憶があります。  そもそもバットマンがあの手この手でシリアスにダークに作り変えられることがなんか不思議なんですよね。 そういうのやりたい、見たい、好きっていう人も多いんだろうなとは思いますが。  本作は映像はいいし(ただし暗すぎるのが難)、キャラクターもいいと思うし、久しぶりに渋い悪役のジョン・タトゥーロも見られたんですが テンポが悪い上に長すぎる、どう編集しても3時間必要とは全く思えません。これが最も気になったとこ。 テンポが悪いから何が事の確信部分なのかもわかりづらい、というかなんか途中でどうでもよくなってくる。 そして今回のブルース・ウェインのキャラがあんまり好きじゃないです。 ゾーイ・クラヴィッツはキャットウーマンを演じるには小柄過ぎませんかね?最初、バットマンの子役の相棒が出てきたと思え、 キャットウーマンとはわからなかったです。
[インターネット(字幕)] 3点(2023-05-10 10:30:17)
11.  オットーという男 《ネタバレ》 
オリジナルのタイトルはなぜ「オーヴェという男」にならなかったのかしらね。 「幸せなひとりぼっち」という邦題がなんかあんまりしっくりこないんじゃないかと鑑賞後にちょっと気になったんですよね。  リメイク版は安定、安心のトム・ハンクス。コメディ色を強くしてハリウッド的な娯楽映画にしてないとこがとても好感が持てます。 オリジナル同様、車の運転を教えるシーンが良いですね。オリジナルとコレと、続けて観たくなりました。  若い頃のオットーを演じたのがトム・ハンクスの実の息子なんですね。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-05-08 22:08:56)
12.  SHE SAID/シー・セッド その名を暴け 《ネタバレ》 
これ観てたら「大統領の陰謀」をふっと思い出しました。 映画が好きな人ならたいてい知っている「ミラマックス」とハーヴェイ・ワインスタイン。 ここでの私の「キャスト・スタッフ別レビュー統計」で試しに製作総指揮を見てみたらハーヴェイ・ワインスタインは2位で 「ミラマックス」は製作で6位にランキングしてます。 一時期観る映画の最初に「MIRAMAX」と出る作品がほんとに多かった。アカデミー賞作品賞の常連みたいな感じ。 そしてワインスタイン本人をネットの画像で見た時に映画に出てくるマフィアの幹部とかギャングのボスみたいな風貌にちょっと驚いたのを憶えている、 特に目が怖いというか、イヤな感じ。 本人役で出演しているアシュレイ・ジャッドが実名を出すことを決意するシーンは迫力があります。 制作会社は「PLAN B」なんですね、でも賞レースにまったく絡んでないのよね。 FOXテレビの「スキャンダル」より見応えはあるし、キャリー・マリガンとゾーイ・カザンの二人の人物の描き方に好感が持てました。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-05-07 12:49:31)
13.  ワイルドライフ 《ネタバレ》 
ポール・ダノの初監督作品なんですね、共同脚本のゾーイ・カザンはプライベートでもパートナーであり エリア・カザンの孫だということです。そして初監督作品とは思えないほどのクオリティ、なんかすごいぞ。  夫婦が中心なのかと思ったらそうじゃなく息子のジョーですね、息子からの視点という具合で演じたエド・オクセンボールドがどことなく 佇まいというか雰囲気というかポール・ダノなんです。 えーはっきり申しまして私の価値観ではこの両親はダメです、ジェリーは自己評価だけは高い、それもあって仕事が長続きしない人。 仕事が変わる度に一家で引っ越す羽目になり、その都度行く先が田舎になっていくんですね。モンタナのド田舎に来てまたしても失業。 山火事の消火を手伝うと出かけるんですが、その映像はないしどれほどのことをしたのかは不明。  ジャネットは夫が山火事に出かけ不在になったことでタガが外れたのか、それまでくすぶっていたものが一気に流れ出たようになり、 化粧が濃くなりあっというまに浮気する。あの旦那なので経済的にも安心できる男が現れればフラッとなるのはわかる。 しかし多感な年齢の息子を同席させたり自宅に入れるとか、そういうことをする女は同情も共感も無しです。  山火事から帰ってきたら森林局に採用してもらえるから引っ越しだと当然のように言うジェリー、 行き先はロッキー山脈の東だという、それ山岳地帯になるんじゃないですかね。  そんな両親なのに、やはり息子は親のことを嫌いにはなれないんだなあ。どこかで期待する気持ちがあるんだと思います。 この夫婦はもう元のさやに納まることはないと思います、こんな生活は耐えられないと奥さんが出て行ったら終わりです。 教師の仕事に戻り、髪型も着てるものも変わってたしね。 3人で並んで記念写真を撮るラスト、また家族3人で穏やかに暮らしたいというジョーの願いが込められているようで、もう健気すぎて泣けた。 エンディングの曲がしっとり映画の余韻を持たせてくれて良いんです。 この映画の時代は60年代なんですが、でも古い昔の話ってことではないと思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-05-04 19:42:06)
14.  流浪の月 《ネタバレ》 
映画としてはすごくデキがよいと思います、しかし登場人物の誰にも共感も感情移入もしないという映画でした。 思えば「悪人」も「怒り」も誰にも共感はしないんですよね、それでも惹き込まれるんです。  本作は更紗にイライラしっぱなしでした、15年後の偶然の再会から吸い寄せられるように文に会いに行くけど、どう考えても拗れるでしょ。 俗にいう「こじらせ女子」というのが浮かびました。文以外の人には自己肯定感が低めでいつも愛想笑いしてる子っていう感じですけど 文の前ではがらりと変わるのよね。 でもお互いもう関わってはいけないという理屈はわかっていても一緒にいたいという情はどうにもならないっていうのはわかる。  文はロリコンじゃないですよね?でも更紗はロリコンだと思ってますよね?少女時代の更紗がそんなようなことを文に言ってたし。 あの雨の中で声をかけたのは自分と同じものを感じたのかもしれないし、同年代の女の子の期待とか要望も無い年齢の女の子ですし。 更紗にだけは自分がロリコンだとは思われたくなかったんだろうな、だから本当のことを告白したんだと思います。 医学も進歩してますし、どうにかならないんですかね。どうにかなりそうに思えるんですが。  お互いこの世で唯一無二と思える人とやっと一緒にいられるということに素直によかったじゃんと思えました。 「いつまでもお幸せに」と共感はないけどラストシーンを観ながらそういうお祝いの言葉が浮かんだのでした。 ただ、二人を取り巻く人物が警察も含めて二人がよりお互いを求めてしまうような人たちばっかりなのがちょっと気になります。 亮君とあゆみちゃんは都合が良いタイプの人物になってる。私としてはここがマイナスになります。 ファミレスの店長とアンティークショップの経営者はいたけどあれでは関わりが弱いですよね。  ロケ地は長野県の松本市が多かったんですね、ロケーションが抜群でした。橋だったかな?そこの街灯が美しかったです。
[インターネット(邦画)] 8点(2023-05-04 00:21:30)(良:1票)
15.  インテリア 《ネタバレ》 
93分で終わってくれてよかった。 いつものアレン作品のような軽快でおしゃれな音楽は無し、会話も笑いも無し。 ヨーロッパの、静かだけど描いてることはきっついという家族や夫婦問題の映画のようです。  まずオープニングあたり、母親イヴが次女のジョーイの家へ花瓶を持って訪ねるシーンがこの一族の紹介というか、どういうタイプなのかがよくわかるという秀逸なシーンでした。 イヴが手掛けた自宅や別宅のインテリアは、今だと断捨離ブームといっしょによく聞くようになったミニマムとかミニマルとかそんな感じで、 とにかくシンプルでおしゃれです。しかし「寒そうな家」これが私の最初の感想で、なんでもそうだけど手掛けた人の人となりが作品に反映されるっていうのは間違いないと思います。 娘たちは生まれた時から母親のイヴと成長してるので、なんだかんだ言っても自分の思い通りにしてしまう母親に慣れてるとこがあるけれど 旦那さんたちには耐えがたいことですよね、当たり前です。 とにかく自己主張が強いとこも母親譲りで、長女がいちばん母親の影響が強く下へ行くほど緩和される、 というか要領がよくなっていくといった方がいいかな?三女はいつも家族からいちばん遠くにいる。たまに帰ってきて愛想よく振る舞う。 誰かが何か言うたびに誰かが傷ついている一家「だったらその強い口調でガンガン、ズケズケ物言うのやめろよ」とずっと思ってました。 完璧を求める、芸術家になりたい一家の悲劇。いち早くここから逃げ出した人の勝ちってかんじです。 崩壊した家族がすごくわかりやすく描かれています。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-05-03 12:37:46)
16.  ある男 《ネタバレ》 
ミステリーというよりヒューマンドラマといったほうがあってると思う。 里枝とその息子にけっこう時間を割いているんですが、中学生の息子くんがやけに物わかりが良くてお利口さんすぎる。 そうじゃなくて、死刑囚の息子、原 誠。伊香保温泉の老舗旅館の次男坊、谷口大祐。在日韓国人3世で帰化して日本国籍を持つ弁護士の城戸。 この3人をそれぞれもっと描いていたら人間ドラマとしてかなり見応えがあったんじゃないかという思いが拭えないのです。 仲野大賀をキャスティングしていながらあれだけっていうのが納得できないんですよね。  オープニングとラストに出て来る不思議でちょっと不気味な絵画のタイトルは「複製禁止」だということで、この映画にぴったりですね。 ひと仕事片付いた直後、奥さんの裏切りを知ってしまった城戸は、バーのカウンターでたまたま一緒になった人に現実から逃避するように 谷口大祐となった原誠になりすまして話し「複製禁止」の絵に城戸が重なる。彼は自分をどう名乗ったのか。。。私は「城戸です」と言ったと思うな。  日本アカデミー賞、8部門受賞ですか。。。その中に録音賞があるのね。コレかなり納得。 ジャンルからしてボソボソとセリフが聞き取れないんじゃないかと思ったけど、全くそんなことはありませんでした。 家のテレビでU-NEXTで観たけどボリュームは通常でしっかりセリフが聞き取れました。 「ようこそ映画音響の世界へ」で「セリフが聞き取れないなんてあり得ない」と確かセリフの編集?アフレコ担当?の女性が仰ってましたね、 その通りですわぁ。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-04-29 23:49:26)
17.  あぁ、結婚生活 《ネタバレ》 
オープニングクレジットのアニメーションがおしゃれ。 なんとなくウディ・アレン作品にあるような感じ。でもあそこまで気ぜわしくなくゆったりしているんですが なんだろう、なんか物足りなさを感じてしまいました。 品が良いといえばそうなんですが、個人的には皮肉さブラックさが足りないなと。  ラストはみんな笑顔で収まるとこに収まってましたけど、なんか鼻につくというか嘘っぽいというか 表面はきれいに収まってるけどグチャグチャな関係の人たち。それでも夫婦で友人として付き合っていけるってことが凄いですね。 大人っていうより強いっていうより「図太い」と感じた。 とにかくなんの関係もない愛犬ブルータスを巻き込んで、自分たちが落ち着いたら新しく子犬を飼い始めてるのよ。 きれいに見せてるけど、自己中でずるくて信用できない人たちだなと嫌悪感も感じたかな。 クリス・クーパー、ピアース・ブロスナン、パトリシア・クラークソンはハマってましたが レイチェル・マクアダムスは彼女の魅力が存分に発揮できてないと思いました。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-27 15:27:00)
18.  マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 
「ダイアン」ですか、リンチはダイアンという名前に何か思い入れがあるのでしょうか。 正直、ドラマ版と劇場版の「ツイン・ピークス」でデヴィッド・リンチはお腹いっぱいになってしまった私は、 「ロスト・ハイウェイ」で「また?」という冷めた気持ちになってしまい、その後は積極的にリンチ作品を観なくなってしまいました。  デヴィッド・リンチは自分の想像、妄想を映像にするタイプの人で、本作はしかも殆どダイアンの夢の話であり、 夢っていうのは私の体験で言うと、突然飛んだり、走りたくても足が重くてもつれて動かないとか、時間が無くて焦っているのにまったく支度ができないとか、電話番号を何回押し直しても間違えてかけられないとか、家族や友人はワケのわからないことを言うとか、説明のつかない状況になっているわけで、そういう状態が2時間近く続くんですが、いやはや長すぎです。伏線回収はきちんとできてたけど。  赤いカーテンとブルー、暗闇に吸い込まれていくような映像、いつ炎が出るのかなと思ってたけど今回炎は出なかった。 機会があれば今度は「ストレイト・ストーリー」を観たいです。 リンチが俳優としてイザベラ・ロッセリーニと共演してる映画も昔観たことがあるんですがタイトルが思い出せないの。 切ない感じだったような。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-04-22 00:52:57)
19.  ノイズ(2022) 《ネタバレ》 
突発的に人を死なせてしまったことを隠蔽することで起きる負の連鎖、雪ダルマのように一気に膨らんで転げ落ちていく。 そして最悪の結末へ。 とにかくキャストが豪華なんですが、どこをとっても観たことのあるシチュエーション、筋書きなんです。  ドアを開けたらじーさんがいきなりナタ振りかざして・・・このあたりから話が破綻していったと思います。 念願の故郷の島の駐在員として赴任した前途有望な真一郎君がいちばん気の毒だったなあ。  男2人と女ひとりの幼馴染3人のパターンとか、ラストの壁に貼られた無数の写真なんてもう今さらびっくりもドキッともしません。 風光明媚で犯罪もまず起きない穏やかに見える島、しかし狭い狭い世界と人間関係で一皮めくればドロッとした愛憎、 ストレートに表には出てこない嫉妬や軋轢っていうのも映画だけじゃなく2時間ドラマなんかでもイヤと言うほど観ました。  意外性が無さ過ぎて見応えがないんです。 いっそ、元受刑者とサイコパスな町長を島民全員でセイバイし、県警の警察官も鑑識もタジタジになって引き上げて 島民圧勝、黒イチジクばんざいで終わるとか、 加奈が実は滅茶苦茶淫乱の性悪で娘の恵里奈の父親は圭太なのか純なのか自分でもわからないとか、はっきり純の子でしたとか 圭太と純の間に不穏な雰囲気がきっちりと裏づけられるものがあってもいいと思うのね。 ついでに言えば圭太と純の少年時代が大人になった二人に顔付きも雰囲気も全く似ても似つかないの。いい加減すぎ、酷い手抜きです。  保護司は元受刑者の就職先まで探すの?違うんじゃないの? 圭太の所にはアポなしで尋ねていったように感じたけど、そんなのあり得ないでしょ。 有村架純が保護司役のWOWOWドラマを観たことあるけど、阿川佳代ちゃんはやってなかったよ。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-04-19 20:17:54)
20.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 
主役以外のキャストがシブいなと思いそれなりに期待して鑑賞。 でも音楽も含めてあんまり好みじゃなかった。 全体的にリュック・ベッソンとかジェイソン・ステイサムとか、そんなテイストを感じました。 苦にはならずに最後まで観られるけど、これといって後には特に残るものはなかったです。 肝心の主演のアンセル・エルゴートが唯一無二のかっこ良さとかインパクトがないというか、セリフは殆どないけど暗い生い立ち、 過去を背負っているという内面を表現できるほどの演技ではないし(ここが「ドライヴ」のライアン・ゴズリングと決定的に違うとこ) ガツンとくる主役じゃないのよ。 ジェイミー・フォックスの極悪振りもそれほど魅力を感じず。 誰といったらエリートな役柄ばかりを見てきたジョン・ハムがあれだもの、ここがいちばん印象的。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-17 14:58:30)
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