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1.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
これは才色兼備だけどちょっと病んでる女の子と、娘の危うい性格を理解できずに期待しすぎた父親の物語です・・・って、違う?  批判しているわけではないです。このタケノコ(こっちの名前の方が好き)という少女は、数あるジブリのヒロインの中で一番魅力的な子じゃないかな。 笑い、泣き、憤り、怯える。息苦しい都の暮らしの中で、幼少時代を過ごした里へ思いを馳せる姿は、まるでアルプスの少女ハイジです。 本作の魅力は、一人の少女の内面を描ききったところでしょう。 激しく変わるタケノコの心情にうんざりなのに、最後の翁媼との別れは涙なくして見られません。 捨丸との愛も切なすぎる。どうしても比べてしまう『風立ちぬ』の2人よりもずっと悲しいのです。 あの場面は余分なセリフがなくても映像だけで十分だったなぁ。  演出やストーリー構成に特段の魅力があるとも思えないのですが、何に置いても圧倒的な映像美。 日本のアニメーションの限界を超えましたね。 『風立ちぬ』は宮崎駿の最高傑作だと思いましたが、本作は世界のアニメーションの歴史に残る作品ではないでしょうか。
[映画館(邦画)] 10点(2013-11-24 10:44:54)
2.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
本作を2回観たことで印象も変わったので、レビューを大幅更新して点数も上げました。  何度観ても関東大震災のテンションは素晴らしい。妙に臨場感のある地鳴り、画面一面にうごめく人波。 当時の街並みや乗り物も、アニメでこそ表現できるリアリティですね。美術を堪能するだけでも、劇場まで足を運ぶ価値があります。  印象が変わったのは恋愛部分。 最初の鑑賞では、古風なヒロインの描写があまりにも不快で、まるっと必要ないと思いました。再度観てもやはり菜穂子の純愛にはさぁーっと引いてしまうのですが、堀越二郎という天賦の才能を持った男の物語として、男に寄り添う「どこまでも都合の良い女」は必要だったのだと思い至りました。 宮崎作品の過去のヒロインたちは皆、過酷な使命を背負い、立ち向かっていますが、それらは例えば世界全体だったり家族だったり自分自身だったり、とにかく観客から見ればけなげな姿を応援したくなる人物像でした。 今回の菜穂子というヒロインが背負うのは「不治の病」と「美しいものにしか関心の無い男」。だいたい二郎という人物が理解されなければ、菜穂子の愛も共感を得られにくいだろう。二郎はつまり宮崎駿本人であり、菜穂子という女性は宮崎監督の究極の女性の理想像なのだから。  今まで数々の宮崎作品を愛してきましたが、結局のところ女性をこういうふうに捉えていたことが残念でもあり、「まぁ、らしいや」と納得する部分もあり、本作が宮崎監督の集大成と考えるならばこのヒロインであることは必然だったのでしょう。 定食屋でサバの味噌煮を食べて、骨の曲線を「美しい」と言う主人公の感覚、言わせちゃう監督のセンス。このセリフにニヤリとなるかどうかが、本作に共感できるかどうかの境界線じゃないかと思うのですがどうでしょう。  ・・・ということで、鑑賞後にあれこれと考えを巡らせると実に細かいところまで創りこんであることに気付かされたので、10点つけるしか仕方ないです。本作が監督の最後の作品になるのかどうかわかりませんが、これ以上のものは創れないでしょうね。
[映画館(邦画)] 10点(2013-08-10 15:16:12)(良:1票)
3.  それでもボクはやってない
去年の年末、名古屋高裁で名張毒ぶどう酒事件の再審開始決定が取り消された。再審請求人は最高裁で死刑が確定してから35年も獄中から無実を訴え続け、齢80を越えている。ようやく開かれた重い扉が、再び閉ざされてしまった。再審開始を勝ち取るため、弁護団は科学的な実験も行い、今は消えてしまった証拠を新たな見地から導き出したという。「最高裁が下した判決に間違いはありえない」という強い意志が感じられる再審の取消決定。 裁判所は法の下において人を裁く場所ではない。法廷は、官僚である裁判官が主役の「舞台」なのである。裁判官は裁判官として自らを立派に演じ切れば、その後の立身出世も思いのままだ。この映画はドラマではない。いやむしろ実際の法廷の方がもっと馬鹿げたドラマを生み出すこともある。ほとんどの人が裁判の実態など知らないだろうから、映画を観ても作り話にしか思わないかもしれない。しかしこれが日本の裁判制度の現実だ。 だからこそ思う、周防監督の偉大さを。 今は悲惨な事件が多く、被害者救済の声が大きくなっている。それはもちろん大切なことだが、そのために無実の人が裁かれてはいけない。心の叫びをかき消すような時代の渦となってはならないのだ。
[映画館(邦画)] 10点(2007-01-26 00:07:59)
4.  ドンファン(1995)
この際ストーリーなんてもうどーでもいいんです。「一生貴方についていく!!」と決意した人間がここに1人いるだけでこの1本は成功作なんです。子坊脳になったって構いません。お願いだから名前の安売りはほどほどにしてください。貴方にふさわしいのはB級映画なんです。
10点(2004-06-24 22:15:00)
5.  ビッグ・フィッシュ
背景の一枚一枚、登場人物一人一人、果ては猫一匹に至るまで、絵本の1ページを飾る美しい挿絵の一部である。その物語は大人のためのおとぎ話。ティム・バートンは素晴らしい絵本作家だ。
10点(2004-05-20 21:19:17)(良:2票)
6.  タイタニック(1997)
主人公の物語はあくまでフィクションだけれども、客船に乗っていたたくさんの乗客の中には本当にこんな人生もあったかもしれない。過去に起こった事件から想像を膨らまし、"大勢の中の一人"である彼女の視点から事件の一部始終を語るという手法、私はロマンがあって良いと思う。実在した人物の人生を大仰に描く胡散臭い英雄譚などよりよっぽど良心的で説得力があると思う。アカデミー受賞後辺りから随分批判にさらされていたが、何の予備知識もなく大画面と対峙した時のあの感動を思い起こせば、これ以外の評価はできない。
10点(2004-03-11 10:52:46)(良:1票)
7.  たそがれ清兵衛
監督の人柄が滲み出ている、優しさに溢れた映画だと思います。感動の押し付けではなく、一人の人間の生き様を淡々と見つめ続けた、文字通り近年稀に見る日本映画の傑作だと思います。無駄な人物は一人もいません。随所に見られる当時の人々の何気ない暮らしぶりも、計算し尽くされたカットなのだろうなと感じます。役者さんの演技も素晴らしい。一見地味な作品のようですが、こんなにも日本人らしい優しい映画が世界に認められたのは、誇らしいことだと思うのです。
10点(2004-03-07 08:59:48)
8.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
点数など付けられないほど偉大な映画だと思う。作品の良し悪し以前に、原作を愛し、予算と興行成績など二の次でこの3部作を創り上げた人々を賞賛したい。全編通して戦士たちの闘いと壮大なロケーションが映像の大半を占めてはいるが、最終的には小さな村の小さな人々の冒険と成長の物語として着地したところが、原作を心から愛する監督らしい演出で嬉しかった。今思えば、1も2もラストシーンはサムが未来への希望を抱かせる台詞で次の作品へと繋げていた。戦争と平和、原作者も監督もこんな胡散臭いテーマなど意識していないだろうが、この完結編が光り輝いて見えるのは、こんな時代だからこそかもしれない。3年に渡るフロドたちの冒険を一緒に歩くことができた自分はとても幸運だと思う。
10点(2004-02-12 14:21:52)(良:2票)
9.  シコふんじゃった。
やはり日本映画には甘い私。無表情・棒読み状態の役者たちはそこにいるだけでおかしいし、本日医科大学だのOK大学だの、細かいギャグもシュール。これ観るとアメリカンジョークって低レベルだなぁと思ってしまいます。日本人独特のユーモアをよーく知っていないとこんな映画できないです。情けないタイトルと相撲というテーマに敬遠されがちのようですが、このマイナーさ加減も監督の狙いなんだろうか。
10点(2004-01-26 12:51:15)
10.  シザーハンズ
受験後のごほうびに父が連れて行ってくれた思い出の作品です(年齢がばれるな(^^ゞ)。「ホームアローン」と2本立てで、実はこっちの方を目的にしていたのですが、観てみたら客席ガラガラの「シザーハンズ」の方がだんぜん良かったんですよね。受験戦争のトゲトゲした私の心を解きほぐしてくれたファンタジーでした。うそ臭い氷像とか、細かいところは当時でも気になったのですが、作品に対する評価+作品を観て素直に感動した当時の自分への評価を込めて10点。
10点(2004-01-22 10:59:10)(良:1票)
11.  ルパン三世 カリオストロの城 《ネタバレ》 
いろんな小道具を試みたにも関わらず、結局ひとっ跳びで塔にへばりついちゃうルパン。オープニングであり得ないくらいばら撒かれる偽札。「ルパンを追っていてとんでもない物を発見してしまったぁどうしよう」の銭形。でも一番好きなのは「死の翼アルバトロス」のすきやきの場面(関係ないけど)。
10点(2004-01-21 23:23:42)
12.  GONIN
なんかこう、「BR」みたいのを想像してて、豪華キャストだったのもあって深く考えずにレンタルしました。役者さんたちの匂い立つような色気はすごかったです。皆さん素晴らしかったし、観る人が観れば傑作なのもわかります。・・・でも駄目だ、こうゆうの・・・。うぇっぷ。  以下追記 初見から十余年。GONINサーガ鑑賞の前に、実に久しぶりに今作を復習しました。 結論。 あの頃は若かったなぁ〜 ようやく本作の美学についてこられるようになりました。感想改めます。これは傑作です! ご丁寧な説明は極力省き(でもちゃんと伏線は張られてるっていうね)、ただただ画の美しさと場の緊張感を追求する姿勢は清々しい。 いちいち役者さんのどこが良いかなんて上げてられないけど、一番好きなシーンが万代の絶命というのは私が女だからかしら。苦しいよ、苦しい。  それで、最後の最後で三屋が抱えてる骨壺がさ、「え?なんで持ってるの?」と謎のまま終わったんですよ。 そしたらサーガでちゃんと説明されてた。20年ぶりの言い訳かよ笑
[DVD(邦画)] 10点(2004-01-18 22:04:03)
13.  チャップリンの独裁者
本当のコメディアンというものは、人生の悲哀や優しさや温かさを体現できる人である。世界中の誰もが認める唯一の人物がチャップリンです。自らの命を賭して作られたこの作品は、世紀が移り変わってもコメディ映画の最高傑作だと思います。この作品が生まれた頃に比べれば世界はずっと平和になったように見えます。けれどもやはり戦争はなくならず、罪なき人々が犠牲になり、元は心優しい人間だったはずの兵士が殺人者となっています。劇中の最後に語られる演説を思い出すたびに勇気付けられる反面、何もできない自分が悲しいです。
10点(2004-01-18 16:26:30)
14.  アラビアのロレンス
地元の老舗映画館の閉館に伴うリバイバル上映を観に行きました。これが40年も前に作られた作品だなんて!映画が大衆の娯楽であり、ヒーローへの憧れであり、人生を映し出す鑑であったことを教えてくれます。大変に長い映画で、劇場でも途中休憩が入っていましたが、広大な砂漠の映像に圧倒され、最後まで食い入るように観ていました。大画面で観ることができて本当にラッキーだと思いました。
10点(2004-01-18 13:40:34)
15.  家族ゲーム
高校時代、当時変人として有名だった先生に課外授業でビデオを観せてもらい、衝撃を受けました。あれ以来観ていないけれど、思い出すだけで「ヒッヒッヒ」と黒い笑いが込み上げてきます。かなり甘い採点ではありますが、それまで「映画といえばハリウッドか角川」程度の認識だった私に「映画の本当の楽しみ方(?)」を教えてくれた貴重な作品なので。
10点(2003-11-21 11:22:11)
16.  ムーラン・ルージュ(2001)
幕が開きそして閉まるまで、ショーは続けなければならない。最高のエンタテインメントです。ブラボー!!ところでこの映画の影の主役はニニ役のキャロライン・オコナーかと・・・
10点(2003-11-20 14:00:02)
17.  グレイテスト・ショーマン 《ネタバレ》 
興行主なんて胡散臭いんだよ、実際。 これをどこから見ても好い人なヒュー・ジャックマンが演ったので善人に見えたわけで。良い配役だと思いました。 ミュージカル映画はもともと好きな分野だけど、本作はまた特別楽曲が素晴らしかった。美しい詞とメロディーに加えて迫力あるダンスに曲を聴きながら涙ぐむこと、数回。 Show must go onといえば、十数年前にムーランルージュっていう映画があって、あれにもフリークスと呼ばれる人々が出ていたけど、あっちは切り口が全然違ったもんね。本作は現代らしい映画です。 最近年食ったせいか、こういう直球なテーマの映画に弱いです。
[映画館(字幕)] 9点(2018-03-07 15:33:04)
18.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》 
アニメ版を再現しつつ、更に掘り下げている印象です。 野獣にしてもガストンにしてもルフウにしてもパパにしても、血が通った人間が動いていると感じます。 ガストンかっこいい。あのガストンなら私だったら彼を選んでしまうなぁ。 そしてガストンに付き従うルフウがとても良い!わかる、わかるよ君の気持ち!
[映画館(字幕)] 9点(2017-04-22 23:52:42)
19.  ベイマックス 《ネタバレ》 
日本愛に満ちているという触れ込みですが、物語は紛れもなくアメリカ産であり、日本ぽいのは主人公の名前と時々画面の端々に映る景色くらいだと思います。 ベイマックスの姿かたちがアレを思わせるとか、迫力ある飛行シーンから二人で夕焼けを見つめるシーンとか、宮崎駿にリスペクトしているなぁという印象は持ちました。  ディズニーですがおとぎ話というよりもSFに近いです。 が、アナ雪よりずっと完成度が高く、万人に受け入れられやすい物語だと思います。 最後、そうやって終わるのがいかにもアメリカンでちょっとモヤっとしたけれども。  ベイマックス、実際に存在したら人々はきっともっと優しくなれるのに。
[映画館(吹替)] 9点(2014-12-21 22:50:33)
20.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 
残念ながら前作を見逃してしまったのですが、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを理解していれば世界に入り込めます。13人のドワーフは4人くらいしか区別がつかなかったけど、ストーリー展開上何の問題もないです。 今回初めてHFRというのを体験しましたが、これは凄い!ピーター・ジャクソンの表現力が最大限発揮されている。オークの首が飛んできたときは反射的に避けてました(^_^;)3D映画は今までどちらかというと否定的でしたが、これは400円余計に払ってでも観る価値あります。  それにしてもさすがジャクソン監督です。全然衰えていない。 登場人物はLOTRに比べると確かに弱い部分ではありますが、圧倒的な映像表現で極上のエンターテイメント作品として完成させています。ただし、HFRで観なければここまで絶賛できたかどうかは・・・?  唯一、60年前の世界という設定なのに心なしかレゴラスが老けて見えるのはご愛嬌。 いやレゴラス、60年後でも割と血の気の多いエルフだったが、まさか鼻血出させられてキレて彼女ほったらかしとは、どんだけナルシストだよ。
[映画館(字幕)] 9点(2014-03-15 12:51:19)
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