Menu
 > レビュワー
 > 番茶 さんの口コミ一覧
番茶さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 368
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  エリザベス 《ネタバレ》 
ラストに政敵や裏切者が一気に粛清されるというカタルシスは、まんま「ゴッドファーザー」。 イギリスにはマフィアが居ない(移民があまり居らず、底辺労働者まで白人の自国民の為)というのは有名な話ですが、世界レベルで見ればイギリス自体が侵略と強盗を繰り返すマフィアみたいなもんですかね。生産能力と芸術センスが恐ろしく高いマフィアですが。 「ゴッドファーザー」だとソニーでなくマイケルが何故首領として相応しかったのか…がある程度の説得力を持って語られますが、本作の場合、メロドラマ的要素が大きくてエリザベスが他の政敵と何の資質が違うのかがはっきりしない。凛として素敵な女性だとは思いますが。良くも悪くも世界史的な偉業を成し遂げた人物像としては描き方が物足りない感じ。 マフィアだと最初から悪人として描いているわけで何の斟酌も要らないけれど、本作ではやはり主人公を良い役として描きたいわけで、その辺が足枷になってしまったのかと思います。 衣装やセットはゴージャスで「あ、何かの絵画で見たような…」というシーンがちらほら。中世絵画史に造旨のある人であればより楽しめる作りなんでしょうね。
[DVD(字幕)] 7点(2021-05-20 00:00:39)
2.  ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 《ネタバレ》 
デッカードがレプリカントで4年の寿命だとすると、早く死ぬロイ(ハウアー)よりも新型って事ですよね。しかも抹殺専用に開発されてるから、あらゆるレプリカントの機能を体力・知力で凌駕してるはず。それなのにまともに自力で倒せたのは女性2体だけで「慰安用カワイコちゃんタイプ」にすら悪戦苦闘する有様。当時ヒットしなかった要因であろう「デッカードの弱さ」は、個人的にはいかにも人間ぽくていいな…とか思って観てたんですが。それどころか元々はタイレル博士ですらレプリカントという設定もあったそうな。ガラスのピラミッドの頂上に安置されるタイレル博士の遺体をロイが発見するシーンなどもシド・ミード氏によりデザインされていたそう。(さぞや美しいシーンになってたでしょう。)これはこれで「最後に世界がひっくり返る」という魅力的なオチですが・・。しかしこれだと、新たな肉体を用意して記憶を移植すればロイ達も延命できたという事に。抗う事の出来ない死に対峙してもがきながら全力で生き続けた…といったレプリカントに感情移入できる要素が大きく削がれてしまいます。単に「タイレルに騙された可哀そうな人」って話になってしまう。デッカードを助けた理由も、単に「仲間だと気付いたから」という解釈で片付いてしまいそう。その他諸々の点でデッカード=レプリカント設定は、劇場版にあったの多くの本作の本質的な魅力を犠牲にしてしまうようで個人的に嫌です。監督に軌道修正させてあの「劇場版」を完成させた会社や投資者側の人達に逆に拍手を送りたいくらい。当時の「投資者の口出し」というのも、単純に儲けのためだけでなく、それなりに真剣に作品の本質を熟慮した上での事だったんでしょうかね…。
[DVD(字幕)] 8点(2012-02-05 13:52:31)(良:2票)
3.  フリー・チベット チベタン・フリーダム・コンサート1996
現在も続くチベタン・フリーダム・コンサートの第1回目を収録した映画。ベックやレッチリ、ビョークなどオルタナ系のビッグネームがずらりと並ぶ。正直、当時オルタナ系はほとんど聴いておらず、当時発売されたCDで紅白よろしく「流行りものチェック」みたいな聴き方してました。しかし音だけではピンと来なかったバンドも、映像付で見ると皆々個性的でとても面白い。ライブ映像は全体の4割程度で演奏はさわり程度(1曲まるまる収録はビョークくらい)、あとは運営のドキュメントや観客の反応映像が3割、チベットの歴史映像が3割くらい。当事者そっちのけで盛り上がっていたかつての「ウィーアーザワールド」とは異なり、事実を真摯に知ろうとする姿勢は良です。観客は「身内でない、アメリカ人ですらもない連中の事なんて知るか。」と怒る人もいれば「我々はよく似た事実を知っている」とアメリカでの黒人差別と同一視する人まで様々。(しかし前者の意見は裏を返せば、沖縄を「次のチベット」にしようと虎視眈々と狙われている日本人の無関心さがいかに異常か…と言ってるにも等しいです。)歴史映像編は、爆破されるチベット寺院や動く毛沢東、どうやって持ち出したのか実際の拷問の映像など、色々と衝撃的。 個人的にはチベット伝統音楽奏者が何組か参加した第2回以降の映像も見たかった感じです。
[DVD(字幕)] 8点(2011-12-05 00:16:24)
4.  運動靴と赤い金魚 《ネタバレ》 
子供はどこの国でも一緒だな、という印象。あれだけ頑張ったのに報われない、誰も認めてくれない。けど金魚だけが慰めてくれた…って感じのラストが良かったです。イランというと産油国=お金持ちというイメージがありますが、靴一足があれだけ貴重なほど、貧しい人は貧しいんですね。
[DVD(字幕)] 7点(2011-10-16 10:08:40)
5.  バットマン・フォーエヴァー
悪役2人の切れっぷりが清々しい。ひたすら生真面目なバットマンとの組合せが漫才の名人トリオみたい。漫画の見事な映像化。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-26 08:50:28)
6.  バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲 《ネタバレ》 
他作に劣らず良く出来てると思う。ただ、これまでの大物悪役の弾けっぷりに比べるとシュワルツネッガーに気を遣い過ぎた脚本が玉に瑕。バットシリーズで唯一悪役が改心してしまう。しかし考えてみれば「悪者を決して殺さない」→「刑務所か精神病院に入れて更正させる」というのが、(他のヒーローモノにはない)バットマン独特のの信条なので、プロット的には最も理想的な展開のはず。にも係わらずこれがダメなのであれば、今後のバットマンは敵をキチンと自分で殺すようにするか、或いは敵に負けるキャラになるか、どちらかしかない。で、後者を選んだのが「ダークナイト」って感じ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-26 08:31:30)
7.  ANA+OTTO/アナとオットー 《ネタバレ》 
凛とした冷気の中に漂う人柄の暖かさ・・・というイメージで北欧は好き。後半の湖畔での生活シーンはそういう感覚を堪能できて良かったです。お話もよくできてると思いました。ただ、恋人に会うために貨物機を墜落させるのは幾らなんでも無茶過ぎ。その貨物機には様々な人が大事な人に宛てた手紙や小包が積まれていたかもしれないのに。そもそも普通に旅客機で来てればあんな悲劇になってない・・・と思うと少し微妙でした。
[DVD(字幕)] 7点(2011-06-23 22:58:42)
8.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
「プライベート・ライアン」なんて邦題のおかげで「ライアンさんの個人的な話」と思い込み、邦画によくあるエセ反戦映画か何かと勘違いして長い間観てませんでした。「プライベート」とは「二等兵」という意味。意訳すれば「ライアン二等兵救出大作戦」といった所でしょうか。ちゃんと解る邦題にしてよ。冒頭ではスプラッタじみたリアル描写により戦争の悲惨さが描き出され、反戦主義者のハートをもしっかりゲット。さすが商売上手です。当然そういう映画ではなく、クライマックスでは戦地における勇敢さや自己犠牲の尊さが壮大に描き出されます。冒頭のスプラッタは「こんな状況でも、貴方は国や仲間の為に居残って戦うことができるのか」という問いかけへの伏線であり、更には「彼等のような人間が築いた土台の上に、我々は今生きているのだ」という自国民に対するメッセージへと繋がっていきます。どうオチるか疑問に思いながら見てたのでこの展開はお見事。(「わーい助かったー」なんて即座に戦線離脱してしまうアホ兵士だったら身も蓋もありませんけども・・・) 日本人から見れば敵国が勝った映画なのに、これは素直に感動できました。勝者として言うべき事をきちんと言っている感じ。スピルバーグ、老いてなお健在ですね。(といっても10年以上前か)
[DVD(字幕)] 9点(2010-11-23 02:14:21)
9.  キャラバン(1999)
「キャラバン」と言うからにはてっきり砂漠のお話かと思いました。 中央アジアの遊牧民の滅多に見れない風景、風俗が堪能出来て良かったです。 新旧世代の対立がストーリーのメインですが、最新の知識を駆使して合理的な判断を下してるはずの若者の予想が悉く外れるのは…ストーリー的に如何なものか。 親父の勝手ともいえる頼みを受け入れて戻ってくる息子、何て人のいい男だ…と呆れていたら「師が仰いました。最も困難な道を選べと。」これにはちょっと感動しました。結局この経験によって息子もチベット仏画師として一皮向けたわけで。この部分だけでもこの映画を観た価値ありました。
[DVD(字幕)] 8点(2010-07-31 23:00:58)
10.  カフカの「城」
原作未読。映画見ている限りで不愉快に感じられたのは、閉鎖的な村人ではなく、あまりに自己中な主人公に対してでした。我儘が叶えられないと駄々をこねる躾の悪い子供のよう。今思えば「八つ墓村」のショーケンにも同じ印象が。現状を覆う自由主義(≒無責任主義?)に懐疑的になっている昨今、ある意味示唆に富む映画でした。
[DVD(字幕)] 6点(2009-01-11 08:03:53)
11.  エスケープ・フロム・L.A.
名作である前作のセルフパロディという情報で観たためか、ちゃんとした作りで逆に意外な印象。整形外科病院の不気味さはさすがホラー監督としても名を馳せるだけあるって感じ。(これだけで一本撮れそう。)バスケットボール辺りからグダグダになってきた。ハサミ男と決闘してよ。「よくできたB級」と「安っぽい映画」は似て非なるもの。本作は微妙に後者かな…。
[DVD(字幕)] 6点(2008-02-16 20:03:40)
12.  ロッキー5/最後のドラマ
もうトミーに気が無いのに、クリスマスプレゼントにミッキーの形見をあげようとするロッキーがあまりに哀れ。こういう感覚を味わう映画かと思ってしまいました。 スターダムにのし上がったトミーがブーイングしか浴びないのはどう見ても不自然だし、出来レースが悪いならロッキーの全盛期だって同じだったろうにマスコミの集中砲火も不自然。…実はトミーの不人気や下町での変わらぬ歓声は、全てはロッキーの妄想だった…という方が合点がいくような。もう一歩で「キャリー」や「未来世紀ブラジル」系のカルトムービーの傑作に成り得ていたかも?
[DVD(字幕)] 5点(2007-06-15 23:49:04)
13.  精霊の島
タイトルから見て幻想的なお話を想像しがちですが、とある寒村の嫌になる程の日常的な物語。アメリカに憧れる青年によって村がくちゃくちゃになってしまうのはこの国にもあるんだなという感じ。家族同士どんなに忌み嫌いあっても絆がしっかりと保たれている点が印象に残りました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-25 15:02:23)
14.  ゴースト・ドッグ 《ネタバレ》 
一風変わってて、いい雰囲気のハードボイルド。ラスボスの倒し方は「ああいう方法があるのか」とちょっとビックリ。 ところで「武士道は死ぬこと見つけたり」というのは、例えばお家を守るためであったり、国を守るためであったり、そこに属する大事な人達を守るためであったり、共通の価値観・文化を守るためであったり…自分の命と引き換えにそれ以上に重要なものを存続させられる局面にあって、礎として死を受け入れる…という考え方だと思う。自分が切腹する事によって、お家の体面が保たれて断絶されずに続いていくといったような。これは徒に犬死することとはちょっと違う。そういう点で主人公があそこで死ぬことによって、後世に何を残す事ができたかを考えると少し微妙でした。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-25 13:42:52)
15.  オデッセイ<TVM>(1997)
ギリシャ神話の有名な叙事詩の再現。所々変更箇所はあるけど、比較的原典に忠実ではないかと思います。読んでて個人的にイメージしにくかったのが「スキュラとカリュブデスの岩」。スキュラは大王烏賊(SQUID)の語源ということで何となく想像できるけど、大渦を生み出すカリュブデスって何?…と思っていたので、この映画のイメージ像は何となく腑に落ちました。セイレーンが出て来ないのは残念。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-25 12:26:45)
16.  聖なる狂気
原生林を舞台に女性を巡って野生児とカルト宗教の嬰児が対峙する…この監督、相変わらず説明不足な感じですが、独特の映像センスはかなり好きです。最後はハリウッドのモンスター映画風の展開になっていしまい、全体的にちぐはぐな印象になってしまったのが残念。 それにしても前作に比べてなんという適当な邦題だろうか。
[地上波(字幕)] 7点(2005-08-28 23:07:24)
17.  ファントム(1998)
密室殺人だったりバラバラ殺人だったり、挙句に台所の排水溝の奥から不気味な聖歌が聞こえてくる…どうみてもサイコ/ホラー映画。「あれ?たしか動物パニック借りてきたはずなのになぁ…」と思って観ていたら、後半その疑問を一気に解消する自然動物が登場。かなり強引ながら一応説明のつくところがイイ。 原作はクーンツというより島田○司辺りであった方がフィットしそう。
[DVD(字幕)] 7点(2004-12-19 10:39:01)
18.  マルコヴィッチの穴
ネタ的にはこういうの好きですが、何かもうひとつでした。何故だろう? アイデア勝負の映画にしてはあまりにテンポがもったりと、普通のドラマっぽい感じ。
6点(2004-11-22 23:17:47)
19.  RONIN
個人的にはカーアクションは出色の出来でした。コロッセオとかのロケーションも渋い。ただ何か印象に残り辛い。裏社会のプロという設定が好い加減陳腐になってきているのかも。
6点(2004-09-07 23:59:29)
20.  アナライズ・ミー
割合面白かったです。デニーロ、コメディやらせても一級品だなぁ。終盤の展開はちょっとお約束的すぎる気もしました。
6点(2004-09-05 12:28:13)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS