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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2524
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1.  ライトスタッフ 《ネタバレ》 
んー、実は日本公開版は30分ほど切られていて、後のLDやDVD版の方が長かったんですけど、10点評価は日本公開版に対して。完全版の方は、クライマックス前に来るテキサスの部分が長過ぎでダレて1点減点って感じです。さて、この映画はアメリカのフロンティアスピリッツや宇宙開発の歴史の側面よりも、夢に賭けてゆく男達の姿がなんとも楽しく、美しく、そして感動的でした。命の危険を省みずに突き進んでゆく男達と、それに翻弄される女達。あまりに有名なテーマ曲に乗せて男達の夢が軌跡を描いてゆくラストシーンに、あーいいモノ見せて貰った~、と大満足で劇場を出たものです。そうそう、70ミリ版の音響はもの凄い状態で、その効果も重要なポイントでした。
[映画館(字幕)] 10点(2004-01-18 15:30:18)
2.  ニュー・シネマ・パラダイス
「いい」と言われながらも何故かずっと遠ざけて通っていた映画でした。でも、30年以上前から通った映画館が閉館される、その最後の最後にこの映画が上映され、そこで初めて見る事になりました。大好きだった映画館が、この上映を最後になくなってしまう、という締め付けられるような思いが、映画の内容に重なって、感動というより、つらくてつらくて仕方ありませんでした。だから、この映画は私の中で映画としてではなくって、襲いかかる強烈な喪失感として刻まれる事になってしまい・・・。残念ながら、この映画を一本の映画として正しく見る事は、私にとって、これから一生ないのでしょう。この映画の画面を見るたびに、あの音楽を聴くたびに、失われた思い出の場所が甦っては涙する、という状況になってしまったのですから。もはや作品的な評価は下せませんが、心から映画にありがとう、という意味で10点です。
[映画館(字幕)] 10点(2003-12-15 14:37:40)(良:1票)
3.  ダイ・ハード 《ネタバレ》 
ハデな大爆発、銃撃アクションを描きながら、一方でちょっとしたシーンに凝っていて実に粋な映画です。植込みの木のトゲを痛がる警官、チョコバーが気になっちゃうテロリスト、リムジンの後部座席からバックミラーを見ているティディベア、慌てて笑顔を作るニュースキャスターにウケるアンカーウーマン。もちろん、ジョン・マクレーンのクリスマス受難物語は苦笑なくして見られない名作ですが。本来なら単なるイヤなヤツなテロリスト達も本部長もFBIも、ヘンに愛着持てちゃうし、雪ならぬ紙の舞うラストシーンまで、楽しさいっぱい、面白さを堪能しまくった映画でした。
[映画館(字幕)] 10点(2003-12-10 16:43:59)(良:1票)
4.  E.T. 《ネタバレ》 
当時、童心の監督と言われていたスピルバーグが、その童心そのものをテーマにして作った映画ですね。当時のピント外れな評論には、随分と怒りを覚えたものです。この映画が描いているのが、偽善的動物愛護精神って・・・。ETは守ってあげなくちゃいけない、可哀想な小動物じゃなくて、エリオット達にとって、すっごくワクワクする魔法の生物だったワケで、つまりETは絵本や映画やマンガやオモチャや・・・その他もろもろ、ぜーんぶひっくるめた「童心」そのものの象徴。そして、そんな「童心」が生きてゆけない世の中に対する悲しい失望の物語でもあって・・・。最後にETと別れなければならなかったラストシーンは、そんな失望と、そしてエリオットの大人への成長を描いているのだと思います。技術面でも、カメラワーク、構図、ライティングなど、とても細かく技巧が施されて、とても丁寧に作られた映画だと思います。好きな映画10本、とか聞かれると困る私ですが、ベスト1は?と聞かれた時には、今も迷わずこの映画を選びます。
[映画館(字幕)] 10点(2003-11-26 13:06:42)(良:3票)
5.  タイムズ・スクエア 《ネタバレ》 
今となっては、80年代はペカペカと軽薄に輝いて、大した悩みも抱えてなかったようなイメージがあったりするのですが、この映画には、そんな80年代の陰の部分、キラキラした内側の虚ろな空気の冷たさと、それに飲み込まれまいと必死に足掻く熱さがありました。ゴミ袋をコスチュームに破壊し疾走するニッキーとパーミー、二人の熱さは無機的な都市の色、冷たい街の夜の中にあって光を放ちます。その光が夢のように幸せなファンタジーへと至る事はなくて、やがては2つの個へと分離してゆく事になるのですが、輝いている間は自分の個性を見つけるための大切な時間だったのでした。前半の快調なノリに比べて、後半は陰鬱な、歯切れの悪い展開になってしまうのが残念ではあるのですが、それゆえに、ニッキーとパーミー、それぞれの選択の意味を考える余地を与えてくれました。衝動と感覚で生きるニッキーの何者にも縛られない人生、思慮と融和で生きるパーミーの安定した人生。若さゆえの苦悩をストレートに二つの人格に投影してみせた、青春映画の秀作でした。もっとも、私は若くないのですが、いまだこの二人の選択した道の間を揺れ動いているような状態です・・・。
[映画館(字幕)] 9点(2005-04-15 23:55:50)
6.  ポルターガイスト(1982)
何かが潜んでそうなクローゼットの中、動き出しそうな不気味な木、闇の中の人形など、子供心に恐いと思うモノが襲いかかってくる映画なので、ホラーと言うよりダークファンタジーなんじゃないかな、って思います。襲いかかるモノも作り物めいたオモチャっぽさが漂っていて、だけどそれが欠点だとは思えず、むしろ子供っぽいファンタジーを彩っている感じ。恐いというよりもワクワクする感じが強くて、私はこの映画、大好きです。【追記】ジェリー・ゴールドスミス逝去の報を聞き、この映画を初めて見た20年前の事を思い出しました。遊園地に繋がっている名画座でこの映画を見終わった後、遊園地の中を散歩したのですが(映画館に入ると、遊園地にもタダで入れたのでした)、寂れた園内は人もまばら。自分以外には誰も見ていない檻の中の南国の鳥が、曇り空の下で鳴いていて、頭の中でリフレインされるテーマ曲「キャロル=アンのテーマ」が淋しい気持ちを高めるのでした。この曲を聴くと、いつも淋しさがこみ上げてくるのですが、出演者のこと、ジェリーのことも含めて、今は更に感傷的な気分になります。自分にとって映画は、ただ映画本編だけが重要ではなくって、その映画に触れた時の思い出を刻む存在。なのでなるべく劇場に足を運び続けたいものです。
[映画館(字幕)] 9点(2004-01-03 13:52:37)
7.  プロジェクトA子
「え~こちゃん!ガッコいこっ!」ってノリが大好き。全編バカ大爆発、パロディが元ネタを超えて跳躍してゆく快感。リアリズムを前提とした今の時代にはありえないアニメかもしれませんが、このくらいのパワーと破壊力があった方が、アニメらしくていいのにね、と思うのでした。『ガンダム』以降、どれだけのアニメが重力に引っ張られちゃった事やら。自分の中では数多の宮崎アニメより評価上だし・・・。アメリカ産な主題歌・挿入歌とBGMが大変豪華で、だけど部分部分を補う国産BGMが酷くチープなのが欠点ではあります。後のビデオシリーズは、あんまりデキがよろしくなくて、マシなのは『3』だけかな・・・。
[映画館(邦画)] 9点(2003-12-24 14:36:34)(良:1票)
8.  ブルース・ブラザース
んー、これは最強の映画でしょう。名作とか傑作とかじゃなくて、最強。ブルースの神様はいっぱい出てるし、レイア姫も、ETやインディ・ジョーンズの親分も出てるし、ブルースでカーチェイスで大爆発で軍隊出動!な映画だもん。そりゃ敵なし。唯一、弱点があるとすれば、それはこれが唯一無二の『ブルース・ブラザース』という名のジャンルの映画で、他のどの映画も(続編すらも)相手が出来ない、ってことでしょう。孤高のチャンピオンシネマでございます。でも、なんで10点じゃないかってゆーと、自分の中で最強と最高は別だから。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-23 23:23:32)
9.  フラッシュダンス
いいもん。単純と言われよーが、つまらんと言われよーが、私にとっては当時、リアルタイムに時代を感じてた大切な映画なんだもん。80年代は何もかも安物っぽくって軽薄な時代だったけれど、それでもそんな時代を否定しちゃったら、自分自身を否定しちゃうようなモノだし。アレックスの姿に、当時の私は容易に自分を反映できたワケで。ところで、『ひょうきん族』の中の、この映画のパロディで、松尾伴内がタイツ姿で登場して「ヌレエフ松尾です」って言うの、大笑いしちゃって、いまだに深~く脳裏に焼きついちゃってて困るんですけど。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-23 15:37:48)(笑:2票)
10.  フェーム
辛口の青春ドラマですが、笑いもあるし(オーディションならぬ入学テストシーンの楽しい事!)、ノリの良さもあるしで楽しめました。アラン・パーカーの演出は群像劇である事もあってか、登場人物からは距離を置き、無理にドラマティックに盛り上げようとはしませんが、そのリアリズムを基調としたタッチがかえってキャラクターを浮き上がらせドラマを引き立てています。だけど、高校時点でこんなにも真剣に芸に打ち込み、そしてそのための教育が整備されてるんじゃ、そりゃアメリカはエンターテイメント大国になる筈だわ、って納得させられますね。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-22 10:46:07)
11.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 
オープニングからラストまでかっちりと見事に決まってます。笑いとサスペンスの程よいバランス、伏線を張り巡らせた脚本、50年代から80年代を駆け抜ける音楽のセンス。一本の映画の中に面白さがぎゅっと詰まって画面に釘付け。コーラ瓶からヴァン・ヘイレンまで、たっぷりの情報を内包しながら、それらに意味不明なものが全くありません。タイムトラベルから生じる事象に、「ん?」と思わない事もない部分もありますが(存在が消えかかるのがお兄さんからなのはなんで?)、まあ、細かいコトは気にするな、ってコトで。「え?もしかして夢オチ?」と一瞬思っちゃうシーンからの怒涛の展開のラスト、当初は続編なんて決まってはいなかった訳ですが(「TO BE CONTINUED」が入ったのはビデオからで、映画館版にはなかったですからねぇ)、本当にぜひ続編が見たい!って終わり方でお見事。ただ、きっちり計算され過ぎてて、ハミ出した面白味には欠ける、と言ったら贅沢でしょうか。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-18 10:55:10)
12.  ネバーエンディング・ストーリー 《ネタバレ》 
現実とおとぎ話世界とが段々とシンクロしてゆくワクワク感が好きで、バスチアンの孤独が解放されてゆくラストシーンが好きです。あれじゃ教訓としてちゃんとオチてないっていうのは確かですけれど。ファンタージェンが復活しただけで良しとしちゃう私でした。デジタルデジタルした音楽は今となっては時代を感じさせますが、もはやこの映画から切り離せない音でもあって。どうでもいいハナシですが、レーザーディスク版が字幕まで含めて劇場版そのままで、よりにもよって字幕にミスがあったのまでそのまんま。幼心の君のクライマックスでの重要なシーン、重要なセリフが「あなの思うまま」って・・・。映画館とレーザーディスクと、見ていていちいちコケ。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-15 15:23:14)
13.  時をかける少女(1983)
冒頭、白黒の、描き割りみたいなお星様見上げる芳山和子こと原田知世の映像。ここでノレれば名画、ハズレると失笑の嵐となるビミョーな映画ではあります。私はここで「は~(ポッ)」となってしまったので、すっかりこの世界の虜になっちゃったワケですが。作為的な映像に溢れ、リアリズムから遠く離れたこの世界に、心がわくわくずきずきどきどき感じっ放しだったような状態、夢のようなひとときだったのですが、最後に場内大失笑状態だったのにはもうガッカリでした。あのエンディングこそ、夢から覚めて「A MOVIE」を締めくくる名シーンなのに~。
[映画館(邦画)] 9点(2003-12-13 13:41:39)(良:2票)
14.  太陽の帝国(1987) 《ネタバレ》 
戦争は最大の「大人の事情」ってヤツで、子供は「大人の考える事に口出しするんじゃない!」と有無を言わさず頭を抑え付けられてます。どんな希望も夢も「大人の事情」が簡単に踏みにじり、残るのはただ生に対する欲求。生きてゆくためには心の中の子供な部分を削り取ってゆくしかなくなって・・・。両親に再会するラストシーンは、一見ハッピーエンド、だけど、少年のその顔は、もうあどけなさを取り戻せない、童心の代わりに虚無を刻み込まれたような表情。失われてしまった両親への愛に、再会にも感情を動かさずただ目を閉じる・・・深く悲しみが伝わってくる映画でした。少年期との別離から絶望的な現実へ至る、実は『E.T.』と『シンドラーのリスト』を繋ぐ、スピルバーグを語る上でも重要な一編なのかもしれません。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-10 20:44:13)
15.  ストリート・オブ・ファイヤー
でんでけでんでん~とライ・クーダーのサウンドに乗せて、ギザギザワイプで流れてゆくスタイリッシュな映像。濡れた街。蒸気。バイクにリーゼント。オープンカー。赤いドレスのヒロイン、無精ひげのヒーロー。んん~、美味しい。カッコいい。ぎゅっと魅力的な要素を凝縮した映画でした。英雄が流れ者の女騎士と気弱なクセに口が悪い王子様を連れて、悪魔の国までさらわれたお姫様を助けにゆく、いわばおとぎ話の世界なんですけど、その単純さこそが魅力。映画の最初と最後を飾るお姫様の祭典にもうっとり。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-08 14:29:01)
16.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
どうも私はお子様感覚の映画の方が好きらしく、『レイダース』にはノレなかったのに、これには熱狂的になってしまい、当時11回見に行きました。わざわざ手描きマスク作ってまでタイトルを歌姫ウィリーの後ろに出しちゃうバカセンスから始まり、急転直下の見せ場、そしてまた見せ場。最初から最後まで、落ちる落ちる、また落ちる~、と落ちまくりの映画、重力による上下運動がポイントの映画となっております。横方向に広がっていたシリーズの他作品と違って、縦方向映画だったワケで、今更ながら、そのアイディアに感心したりするのですが、スピルバーグは平然と「この作品嫌い~」なんて発言してて、「おいおい、大好きな映画を製作者自らに否定されちゃって、おいらどーしたらいーの?」って。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-27 10:27:52)(良:1票)
17.  アンタッチャブル
エンニオ・モリコーネの音楽が高らかに歌い上げる、戦う男達の物語は、上々の娯楽映画。悪に立ち向かう正義、というシンプルな図式ではありますが、禁酒法時代を再現する映像に、デ・パルマらしいカメラワーク、デ・ニーロの怪演、初々しいアンディ・ガルシア、ショーン・コネリーの存在感(ついでにアルマーニのスーツ)など、見るべきところたっぷり、お腹いっぱい満足して劇場を後にしました。でも、なんと言っても、ケビンが今の俺様節をまだ発揮してないトコがいいですね。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-26 11:38:46)(良:1票)
18.  アマデウス
あ、この映画、重厚にして長尺なのにも関わらず、親しめてしまう理由が判りました。目の前に天才が現れて、その才能に打ちのめされつつ、やがてその大嫌いだった人格に魅了されてゆく、って、マンガによくあるパターン、意外にも慣れ親しんだ設定・・・って、すいません、こんな名作をそんな言葉でしか語れなくてごめんなさい。申し訳ないです。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-26 10:37:05)(良:2票)
19.  幸福(1981) 《ネタバレ》 
市川監督の得意技とは言え、殆どモノクロのように見えるレベルの銀残しがキツ過ぎでない? 事件シーンがあまりに凄惨過ぎてしまって(金田一耕助モノのノリなワケで)、映画の印象を歪めてしまってない? (ついでに併映だった『アモーレの鐘』の存在が意味不明過ぎない?) そういうひっかかりがありはしたのですが、社会の底辺に澱む人々の悲劇のドラマと、その中に仄かに輝く温かさが鮮烈な印象を残す一編でした。メインに据えられた水谷豊、中原理恵、永島敏行という、市川作品らしからぬ当時の若い人々の演技が、映画にサラリとした独特な空気を運んでいて、主題歌などに漂うフジテレビ製作という背景も手伝って、ドロドロと陰鬱になりがちな題材の物語が、見終って爽やかささえ残します。長らく幻の名画状態になっていた(私も公開時に見たっきり)のが勿体ない、市川監督の個性がいかんなく発揮されている映画、市川監督を代表する作品の一つに数えられていい映画だったと思います。
[映画館(邦画)] 8点(2009-11-03 23:18:32)(良:1票)
20.  未知との遭遇/特別編 《ネタバレ》 
ロイの家の出だしが違う、砂漠のコパトクシ号のエピソード、ロイとロニーの風呂場での夫婦喧嘩、クライマックスのマザーシップ内部追加、細かいところではマクドナルドの看板や、大地を横切るUFOの影が追加されて、その分、ロイの会社でのエピソード、軍の公聴会、ロイの混乱劇などが削除されております。特別編で残念だったのは、初公開の35ミリ版も、リバイバルの70ミリ版も、オリジナル版の音声に遠く及ばない、状態の悪い音響になってしまった事。全て同じ有楽座で見たにも関わらず、ロイが襲われるシーンでの大震動も、マザーシップとの交信シーンでの大音響もなくなり、パリン!と鳴っていた音は、全てモソモソした音に。大画面と音響がカナメのこの映画で、このコンディションの悪さは痛いです(後のLD、DVD版も残念ながらモソモソなまま)。さて、マザーシップ内部映像が曼荼羅的で、更に宗教色の強くなった特別編ですが、新たなアレンジを施すだけの必要性はあまり感じませんでした。少しだけオリジナルよりもロイに寄っている感じがしましたが、ラコームとの対比こそがポイントだと思うので、ロイが大きくなり過ぎても・・・。それにしてもファイナルカット版はオリジナルの削除部分が復活した上でマザーシップ内部がなくなり、と、なんだかややこしい状態ですねぇ。テレビ放映されたファイナルカット版はごっそりとロイのドラマを削っていて(ロニーが1カットも出てこないなんて!)、もはや同じ映画とは言えない、ヒドいシロモノになっておりましたが。あれはファイナルカット版でなくて、「不和・異なるカット版」でないの?(オヤジギャグやめれ)
[映画館(字幕)] 8点(2004-07-24 01:02:54)(笑:1票)
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