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まぶぜたろうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 178
性別 男性
ホームページ http://ameblo.jp/mabuse-tarou/
自己紹介 人にはそれぞれ言い分があるのです 。

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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  晴れ、ときどき殺人
日活ロマンポルノの新人監督たちはアイドル映画の枠の中で作家の映画を撮ろうと一生懸命だったんだけど、井筒は見事に、単純にアイドル映画を撮る。当時はわかんなかったけどそういうことで、だからおおっぴらに誉めることは無かったけれど、密かにこの映画は実に痛快無類ないい映画だった。元気になって映画館を出た。エンドクレジット後のNGカットには泣いてしまった。20年経った今見返しても、80年代風ウィットに富んだ会話をテンポ良くみせる演出やギャグは、十分楽しい。なんつっても「困ったちゃんね」な渡辺典子がよい。声がいい。♪~は~れ、ときどきキルミ、ひとおもいに愛されたいな♪大好き。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2005-12-04 00:01:09)
2.  大日本帝国
公開当時、戦争賛美だのなんだの批判されてたのが、いや、ほんっとに不思議なくらい、天皇の戦争責任についてこんだけ言及してるってのにたまげる。私も含めて、いったい何を観てたんだ。まさに「登場人物のほとんどが天皇につての何かの台詞を吐いている」(荒井晴彦)のだ。■しかし、それよりも何よりも、関根恵子がとにかく素晴らしい。「天皇は戦争に行くん?」の名台詞で始まり、「私はあんたのものなんよ」「アメリカでも日本でもさっさと負けたらええんや」「ちくしょう、負けへんで」と、クールに必死でハードボイルドで強い日本の母ちゃんぶり、そして、悲劇だけが連なるこの映画にあって、ラスト、あおい輝彦と関根恵子の再会を用意してくれた作者たちの、願いのような心意気に感動した。こんな骨太で、いい意味で時代錯誤で、ドラマドラマした映画はもう生まれないかもしれない、と思う。
[DVD(字幕)] 10点(2005-08-14 00:28:37)
3.  大丈夫日記
サリー・イップとジョイ・ウォンが黒のカクテルドレスでふんわりとフレームインした時、そんでもって♪~ひゃらひゃらひゃ~なんつって歌い始めたとき、私はほんとにクラクラしたですよ。「ゴージャス」とか幸せ、ってのはをこういうことっすね。「ヒズ・ガール・フライデー」のケイリー・グラントを5倍くらいC調にしたようなチョウ・ユンファもいいし。大好き。レイ・チーホンが極めて情けないのもいいし、これほんと大傑作っす。
[映画館(字幕)] 10点(2005-07-02 23:29:22)(良:1票)
4.  エクストロ
とりあえずのホラーネタをぐたぐたにつめこんであるんでお話は滅茶苦茶。それだけなら楽しめる80年代ホラービデオのいい想い出なんだけど、妙に惹かれるのは全編を覆う陰鬱なムードと、押さえるとこはちゃんとおさえてるとこ。エレベーターの上に張り付いているピエロとか、チェーンロックを斬る巨大ハサミの唐突な登場ぶりとか、なぜか2段ベッドに寝ている少年とか、いや、まじで悪くない。しかもその演出は力量があるとか、勉強してるね、といった類ではなく、どうも行き当たりばったりなようで、たまたまうまくいきました、ってのが、これまた悪くない。と絶賛してるようだが、そんなんじゃないです。珍作な上に退屈、「俺、こんなのみてんだぜ~」と自慢もできない変な映画でした。うん、まさに「からみにくい」映画。悪くないんだけど。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-06-28 00:07:31)(笑:1票)
5.  ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり
「めまい」風のタイトルバック、バーナード・ハーマン風の音楽で、いきなりのる。スチュワート・ゴードンの、意外に細部を詰めた演出、とりわけ、照明を生かした演出に、おお、と思いつつ、この滅茶苦茶な話を丹念にきまじめに演じる、ジェフリー・コムズが素晴らしい。どんなにゴードンが凋落しようと、必ず復活するときは来る、そう信じて最高点を献上する。がんばれゴードン。最新作「ダゴン」はけっこういい出来でした。ラヴクラフト好きには石を投げられそうだが。
10点(2004-02-22 04:42:06)
6.  ゴキブリたちの黄昏
制作当時、アニメーションと実写を合成することが流行ってました。「ロジャーラビット」の影響です。この映画もその影響下にあったわけで、多分、その技法だけが先行し、物語やテーマや理屈は後付け、ってのがTVCM監督らしい本音だと思う。そんなことない、と言われるかもしれないが、あなた、ゴキブリが人生語ってどーすんだよ、と思う。世の中には、やっぱ、どうしようもないことがあるんだね。せめてネズミにすればよかったのに。
1点(2004-02-22 02:44:15)
7.  川の流れに草は青々
ホウ・シャオ・シェン版「生まれてはみたけれど」。子供が生き生きしている、としか形容の出来ない大傑作。ふつうに面白く、ふつうに楽しい映画。ただわくわくと画面を見続けてください。このラインがお好きなら、「冬冬の夏休み」もどうぞ。この監督が後に「童年往事」や「恋恋風塵」、さらに「ミレニアム・マンボ」のような普通じゃない大傑作群を撮るんだから、映画は不思議だ。
10点(2003-12-30 15:04:01)
8.  フェーム
23年前、高校生だったときに観て、いやぁ、感動した。その後、映画サークルだのなんだので小難しい映画の洗礼を受け、実はこの映画のことを馬鹿にしてました。すまなんだーっ。この前、DVDで観たら、泣きに泣けた。途中から長回しが多くなって結構タルくなるなぁー、ってのも高校生の時に観たのと同じ感想でしたが。それでも、クライマックスの大合唱には泣けるよなぁ。ロケット・ロマノ先生が出てるってのもポイント高し。自分と先生とが経てきた歳月を、つい重ねあわせて観ちゃうんだね。私、禿げてるってわけじゃないんだけど。
8点(2003-12-09 19:01:47)
9.  汚れた血
カラックスは子供のように、駄々っ子のように、ただ「映画が好き」「あの娘が好き」とだけ言い続ける。SF的設定も、ビノシュを抱えて道路を渡りたかっただけなのだ。“ライムライト”も、なんとか許してあげて欲しい。彼はただ「映画」と「あの娘」に近づきたいだけなのだ、欲望のままに撮ってるだけなのだ。しかし、「映画」も「あの娘」もそんなカラックスを決して愛してはくれない。どんどん離れていってしまうばかりだ。スピルバーグなら適当なところで折り合いをつけるかもしれない、それが大人の分別だから。でもカラックスはとことん子供なのでその術を知らない。「嫌い」と言われても「好き」と言い続け、一人膝を抱えるだけだ。文字通り、そして恥ずかしいほどの青春映画です。。傑作と言うには痛切すぎる。失恋した時に観るといいよ、きっと。
10点(2003-12-07 12:52:04)(良:4票)
10.  ペイルライダー
「荒野のストレンジャー」のリメイク、はもちろんだが、むしろセルジオ・レオーネの「ウエスタン」に多くを得ていると思う。 いずれにせよ「シェーン」とは志が違う、心が違う。だって、この映画に青空はないし、真っ暗だし、イタリア帰りの西部劇だし、そりゃ、泣くってもんだ。
10点(2003-12-07 04:52:49)(良:1票)
11.  勝利への脱出
この映画のマックス・フォン・シドーは、騎士道精神にあふれたかっちょいい紳士、ってことになってるんだが、今見返すと、ただのサッカーおたくにしかみえない。「戦争よりサッカーで勝負すべきだ」とか、今時小学生でも言わないことを真顔で言ってるし、「ねぇねぇ、僕らと試合しよーよー」なんて駄々こねたあげく、えらい騒ぎになっちゃうあたり、大人なんだからもっとしっかりしなさいよ、つう感じだ。一方の大人たちは「脱走は兵士の義務だ」とリチャード・アッテンボローが言ってたことを繰り返し、2代目クーラー・キング、スタローンは「サッカー下手なアメ公はどっか行け」とコケにされまくり。 ラストの感動的なフランス市民のフェンス越えも、愛国心とか反権力とかそーゆーんじゃなくて、ほとんど甲子園の阪神ファンみたいなもんじゃん。 要するに、戦争やら国家やら権力やら愛国心やらは、ナチスだろうと連合国だろうと同じようなもんで、人殺すくらいなら、おいら子供に戻ってサッカーしてるもん、っていう開き直りが実にアナーキーで素晴らしい。ま、マイケル・ケインやフォン・シドーが元名サッカー選手という、岩下志麻がセーラー服を着るのと同じくらい無理があるキャスティングをした監督が一番アナーキーといえばアナーキーだ。でも、ジョン・ヒューストンはホントに演出したのか? 
9点(2003-12-07 04:06:43)(笑:1票) (良:1票)
12.  カリフォルニア・ドールス
例えば、バート・ヤングが髭をあたっているところにピーター・フォークがやってくる。ボディガードを間に挟む三人の構図とカッティングの冴え。例えば、安モーテルの一室、二人の女子プロレスラーがベッドに横たわって会話するシーンでは陰影の濃い80年代初頭とは思えぬ照明、などなどなどに魅了されていた、いくぶん冷静だった心は、クライマックス、ドールズの登場で一気にヒートアップし我を忘れ、アドレナリンやら脳内麻薬やらがどくどく体を駆け回る。もう言葉がないっす。リチャード・ジャッケルが全く台詞のない役で登場するわ、ピーター・フォークは指をくるくる回し、リング下で右往左往するわ、リングの上では手と手を高く掲げたハイ・タッチ、ジャッケルの目配せ、バート・ヤングの異様な笑い方、すべてが何もかもを超え、ただただただただ盛り上がる。アルドリッチがMGMホテルのリングで繰り広げるのは、全映画人生で会得した技量の粋と、映画が秘める謎の力だ。「単純に面白い映画」とか「理屈抜きに凄い」とは、こういう映画のことを言う。
10点(2003-12-06 23:45:43)(良:1票)
13.  ピーター・フォークの ビッグ・トラブル
役者たちがのりにのる、のりまくっている。物語という枠の中で演じているはずなのに、それを超えて楽しんでいる。演じるってのはかくも楽しいことなんだ、と思う。カサヴェテスはそれを的確に、実にかっちょよく画面に収め続ける。その結果がラストの楽しい楽しい楽しい野外パーティーにつながる。カサヴェテスの意に反した映画であろうとなかろうと、これは紛れもなくカサヴェテス映画だと思う。
10点(2003-12-04 02:31:24)
14.  カポネ大いに泣く
清順で何を選ぶか。難しい質問だが、あえて1本となると、私は迷わずこれを挙げる。ヒッチコックの「めまい」に似た、亡き女性への忘れられない、そして決してかなうことのない恋と、「突然炎のごとく」のような聖三角形。鬼気迫る、としか言いようのないショーケンが素晴らしい。もちろん清順である、一筋縄ではいかないことは百も承知で断言する。これは泣ける清順、男騒ぎの清順映画だ。
10点(2003-12-03 21:36:00)(良:1票)
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