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コメント数 16
性別 女性
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1.  日陽はしづかに発酵し・・・
トルクメニスタンは旧ソ連邦ではあっても非あるいは反ロシア的な風土で、そのエキゾチックな砂漠の大地にロシア的な美貌のアレクセイ・アナニシノフが立つだけで、終末をテーマにした一枚の絵画のようです。この主人公を演じる青年の美しさが尋常ではなく、奇跡的なほどに感じられるのが、色々な意味でこの映画のアブナいところです(笑)。宗教や民族の問題など、ロシアとその周辺の複雑な歴史が背景になっているので、この終末のイメージをロシアの人達と同じように共有することは難しいのですが、生気の無い子供や、撃たれる脱走兵、去ってゆく異民族の友など、次々と主人公のまわりで起こる幻のような出来事が、あたかも未来からの警鐘のように心の不安を呼び覚まします。「色」が人為的に加工された画面が特徴的で、この作品の茶色がかったオレンジ色は、熱気でもあり乾燥でもあり、警告の色でもあり、生命の色でもあってと、様々な表情を見せています。ソクーロフ監督のなかでは『静かなる一頁』と並んで好きな作品です。
[映画館(字幕)] 10点(2005-06-21 01:51:23)(良:2票)
2.  静かなる一頁
水辺の廃墟のような石壁の街を、生きる気力も神への信仰も失った『罪と罰』のラスコーリニコフを思わせる男がフラフラとさまよいついに倒れてしまう、という他に物語らしい物語はありません。実験的な映像の世界は独特としか言いようがなく、微妙に歪んだ画面や変化する色調、どこからともなく聞こえるざわめきのような音などに、不安を掻き立てられるような、それでいて郷愁に駆られるような、とにかく長時間観ていたら気が狂ってしまいそうな作品です。詩的で幻想的な雰囲気は、少し前にNHKの番組で見たノルシュテイン監督の『外套』を思い起こさせました(少しだけ似たシーンがあったのです)。また、ドストエフスキーとマーラーの組合わせが見事で、この作品で聴くマーラーの「亡き子をしのぶ歌」は、痺れます。(追加)あの歪みやゆらめき、ざわめきはもしかしたら「水辺」ではなくて「水の中」そのものなのかなと思えてきました。迷える魂が水中に漂っているイメージなのかもしれません。
[映画館(字幕)] 9点(2005-06-07 12:48:41)(良:1票)
3.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
「タフなだけではだめだ」「人の逆をつけ」「自分を守れ」、、繰り返されるボクシングの教訓は、そのまま登場人物の人生そのものと重なります。ボクシングは体に沁みついてしまうスポーツのようで、スクラップやデンジャーのようにそこから離れられない(そこにいるしかない)者もいる。けれどフランキーとマギーの二人がそこに戻ってくることはない。マギーの母が一言「よく頑張ったね、誇りに思うよ」と言ってくれたらどんなに救われただろうかと思うと、そしてフランキーの映画には描かれないそれまでやこれからを考えると、、悲しすぎる孤独や絶望に、心が沈みこんでしまいそうです。これは映画なのだからと自分に言い聞かせてみても、受けてしまった衝撃は当分薄れそうにありません。それでも観て良かったとも思います。マギーの頑固で気高い魂や、彼女を守ろうとするフランキーの葛藤が、深いグリーンの色調の中で美しく息づいていました。イーストウッド監督の演出も演技も音楽も、円熟という言葉では足りないほどの凄みがあり、他の映画をかすませるような残酷ささえ感じました。
[映画館(字幕)] 10点(2005-06-03 13:31:11)(良:3票)
4.  ピカソ-天才の秘密
これって本当に超一流のサスペンス映画だと思います。凡人の発想としてはインタビューや作品解説を入れてみたくなるところですが、そうした余計な「言葉」が一切無いので、これは闘牛場だろうか?とか画家自身の姿だろうか?とか、作品を自由に鑑賞することができます。何回観ても飽きません。ピカソは70歳を超えていると思われますが、元気のかたまりですね。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-29 00:32:19)(良:1票)
5.  レネットとミラベル 四つの冒険
ささいなことでも依怙地になって他者と折り合わないレネットと、クールに見えて好奇心も思いやりもいっぱい持っているミラベル、2人とも可愛いのなんの。当人どうしは真剣でもはたから見れば微笑ましいという、なんともいえない幸福感と、ささやかな日常こそ冒険の連続であるという新しい視点の発見を、この映画からもらいました。赤と青のコントラストも美しい、珠玉のロメール監督作品。
[映画館(字幕)] 10点(2005-04-27 22:50:18)(良:1票)
6.  いぬのえいが
もっとこう「スヌーピーの大冒険」みたいなしみじみと味わいのあるユーモアを期待していたので、、、「うちの子No.1」とか「犬語」のような軽薄な笑わせ方は好みではありません。ミュージカルの要素を取り入れていたのは嬉しかったけれど、振付も替え歌もセンスがいまひとつで、「唄う男」にしても、最後に天海祐希が一緒になって唄うくらい盛り上げてくれないと物足りないし、彼女をキャスティングした意味がないと思います。それでも犬好きの人達が作った映画なら大目にみよう、なんて思ってパンフレットを読んでみたら、スタッフやキャストにそれほど犬に思い入れのある人がいないのがなんだか悲しい。真の犬好きといえるのは川平慈英と渡辺えり子くらい。もちろん犬好きであることと犬の映画を撮ることは別問題だけれど、犬童監督も「(犬は)飼ったことはありません」「猫のほうがいいかな?」。ちょっと虚しい。
[映画館(字幕)] 6点(2005-04-17 13:49:48)(良:1票)
7.  恋愛手帖
ジンジャー・ロジャース(当時28~29歳くらい)が、三つ編みセーラー服姿で15歳の少女時代も自ら演じています。アステアとの10年来のコンビを解消して新境地に挑もうとする、その意気込みのなせるわざ、無理があるとは誰にも言わせない迫力です(笑)。この映画、最初から最後までスマートな演出や気のきいたセリフがいっぱいで大好きです。例えば、身分違いの名家の恋人の親族たちにむかってのキティの「あなた方みたいになるには6代かかるわ!」。「6代」っていうところが可笑しいやら切ないやら(笑)。ジンジャー・ロジャースはこれでアカデミー主演女優賞を獲得して、以後も映画に舞台に充実した女優人生を送ります。allcinemaのプロフィールによると離婚歴5回とか、キティ・フォイルもびっくりの恋多き人生でもあったようです。
[DVD(字幕)] 9点(2005-04-15 23:09:25)
8.  秀子の車掌さん
おんぼろバスの窓の外を流れてゆく、のどかな夏の甲州の景色(これが昭和16年制作の映画だなんて)。ニワトリを追いかける下駄履きの車掌さん。「要求というほどのことじゃないんですが、ちょっと要求したいことがあるんです」(笑)の運転手。露天風呂でばた足している作家先生。みなその真面目さや一所懸命さが、可愛らしくてどこか可笑しい。高峰秀子はまだ表情もしゃべり方も初々しくて、ラジオの名所案内に聴きいる姿など、少女らしくて微笑ましい。終り方は「流れる」に共通するものがありますが、こちらはヒロインが若く堅気でもあるせいか、さわやかでほろ苦いラムネのような後味の映画になっています。原作は「少女の友」という雑誌に連載された井伏鱒二の短編小説「おこまさん」。運転手の「要求」のセリフなどは原作そのままですが、「フランス映画のにんじんて子に似て、、、」というセリフは原作にはなかったので、成瀬監督のオリジナルなのでしょうね。大好きな作品です。
10点(2005-03-06 00:04:02)(良:1票)
9.  セリーヌとジュリーは舟でゆく 《ネタバレ》 
ナンセンスで可愛くてちょっと怖くて摩訶不思議な世界。セリーヌとジュリーが運命的な出会いをして、二人が「物語の館」(幽霊屋敷みたいなところ)へ侵入することが病みつきになってしまうように、この映画に出会ってしまった観客はきっと、二人の冒険に夢中になってしまうことでしょう。ジャック・リヴェット監督はよくその作品のなかで、「映画」と「演劇」、あるいは「人生」と「舞台」との差異を懐疑的に探求しているようにみえます。この作品の場合は「物語の館」の中の出来事が「演劇」に見立てられます(一度だけ唐突に拍手が鳴ることもそのことを暗示しているようです)。そこでは一人の少女をめぐるある「陰謀」(これも必ず描かれるテーマの一つ)が、いつ覗いても同じセリフ同じ間で繰り返されているのです。セリーヌとジュリーは二人で一役の、少女付きの看護婦として、何度も物語の中に侵入し、ときにはセリフを間違えたり、二人いっぺんに登場してしまったり、挙句、筋書きを変えて少女を助けようとしたりします。この辺りは、即興やアドリブで厳格な芝居ををメチャクチャにしているような面白さがあります。また二人はお互いの服を勝手に着たり、看護婦の制服や黒タイツ(「吸血ギャング団」のイルマ・ヴェップへのオマージュ)など同じ格好をしたりしているうちに、はじめのほうではエキセントリックにみえたセリーヌにかわって、後半はジュリーのほうが暴走気味になり、二人が入れ替わってしまうようにも見えるのです。そしてついに二人は「物語の館」の住人たちを館の外(そこはパリで「映画」の世界を意味しているようにもとれる)に飛び出させてしまいます。しかしはたして本当に物語の世界から抜け出せたのでしょうか。それとも逆に物語の中に閉じ込められて、メビウスの輪のようにグルリとねじれてもとのところに戻ってしまっただけなのでしょうか。CGも音楽さえもなく、ドキュメンタリー的ですらあるのに、ファンタジーでもあるという、なんとも説明のつかない不思議な魔法の迷宮みたいな映画です。「不思議の国のアリス」に着想を得て、監督や出演者でアイデアを出しながら作られたそうで、その豊かな感性には脱帽します。リヴェット監督は長くて難解だといわれますが、これは何も考えずに観ても面白くて楽しめると思います。映画の魔法にかかって出口を見失わないようにしなくては(笑)。
10点(2005-01-25 14:23:23)(良:2票)
10.  リュミエールと仲間たち
リュミエール兄弟が発明した「シネマトグラフ」の映像が、初めて一般の観客の前でスクリーンに映し出されたのが、1895年12月28日のことで、今日の映画興行のはじまりとされています。「リュミエールと仲間たち」は、それから100周年を記念して、現代の40人の映画監督たちがシネマトグラフで撮影した映像を、撮影風景やインタビューなどとともにドキュメンタリー風にまとめた超短編作品集です。撮影には「1カット52秒」「同時録音なし」「3テイクのみ」という3つのルールがあります。ジャック・リヴェット監督が「短かすぎる、いつもとは反対だ」(笑)とおどけて嘆いてみせる姿がなかなかチャーミングです。ズームなどの機能は無論ありませんが、カメラを移動させることは可能です。広島を題材に選んだヒュー・ハドソン監督は、シネマトグラフを担ぐようにして素晴らしいカメラワークをみせています。ミヒャエル・ハネケ監督は、短く編集した現代のニュース映像をそのままシネマトグラフで撮影するというアラワザで、軽々と技術的な限界をとびこえてみせます。哲学者のような風貌のハネケ監督は「なぜ映画を撮るのか」という問いに「ムカデになぜ歩くのかたずねちゃいけない。つまづいてしまうから」なんてユニークな返答をしています。一方独特の存在感を放つ吉田喜重監督は「映画には描けないものもある」と言い、それを示してみせます。全体的には映画やリュミエール兄弟へのオマージュ的な作品が多い中、アッバス・キアロスタミ監督は、たった52秒で一本の純粋な映画そのものを描くことに成功しています。どの作品も監督自身の素顔も興味深いのですが、なにより100年前の「シネマトグラフ」がまだ使えること、そしてその映像が神秘的なまでに美しいことに驚嘆します。インタビューには「映画は死にますか」という質問もあるのですが、「このカメラは不滅だ。だから映画も、、、」というジェームズ・アイヴォリー監督の言葉を私も信じたくなってしまいます。
9点(2005-01-21 14:58:11)(良:3票)
11.  モガンボ
エヴァ・ガードナーとグレース・ケリー、そしてクラーク・ゲーブル。ハリウッド史上最高の美男美女が揃った豪華なキャストで、新春から眼福にあずからせていただきました。遊び人のエロイーズ(A・ガードナー)と温室育ちのリンダ(G・ケリー)、役柄のタイプは異なるものの、ともに情熱を秘め気品漂う二人の女優の美しさには、ただただ見とれてしまいます。髪型やファッションも、仕草やポーズも、美女が堂々と美女を演じていて気持ちいい程です。この二人を前にしては、ヴィクター(C・ゲーブル)でなくとも優柔不断になりましょう。また東アフリカが舞台のこの作品で、小象に引き倒されたり、キリンと船に乗ったり、ベッドには大蛇がいたりと、他の誰よりも多くの野生動物と共演してみせたA・ガードナーの度胸の良さも見所です。特にテントの中に、、、のシーンは愉快で大好きです。『紅塵』(1932)のリメイクですが、キングの魅力も健在で、G・ケリーに「あなたを見ずにはいられないわ」なんて言わせるあたりはさすがです。そしてラストカットはジョン・フォード監督らしい素晴らしい美しさです。
8点(2005-01-07 15:19:59)(良:1票)
12.  いま、会いにゆきます
人は、未来に何が起るか分からないからこそ、人生の決断の一つ一つを慎重にしなければならないし、幸せなひととき、ひとときが、かけがえのないものに感じられるのではないでしょうか。見てしまった未来が(困難もあるけれど)「居心地の良い」未来だったから「会いにゆく」、というこの物語には、とても素敵なお話しだとは思うのですが、強く心震わせられるようなものは、残念ですが感じられませんでした。ただこの映画に登場するのは、皆純粋で内気で少し不器用な、思わず応援したくなってしまうような人たちばかり。あまりにもオクテな主人公たちに、神様も決断を促す手助けと試練を与えたのかもしれません。少し気になったのは、家族三人だけが別世界の住人のように、三人だけで完結していて閉じているように見えたことで、例えば、市川実日子さんが演じていた同僚の女性が入り込む余地もなかったのは切なかったです。彼女が、喫茶店でヒロインから笑顔で「あなたのこと覚えていないの」とばっさり実存を否定されるシーンがありますが、仕方ないとはいえ、あれは残酷すぎる一言ではないでしょうか。逆にとても良かったなぁと思ったシーンは、高校卒業の日、サイン帳を「書いて」と差し出された瞬間のタッくんの顔、と書き添えた言葉。ああいう小さな勇気と決断が、運命の方向を少しずつ決定してゆくのかもしれませんね。(それにしても一番決定的な瞬間の顔は見えなかったのは「永遠の謎」ですね。笑)
6点(2004-12-28 23:57:41)(良:2票)
13.  コンチネンタル
私の一番好きな映画監督はマーク・サンドリッチ(とジョージ・スティーヴンス)、一番好きな俳優はフレッド・アステアで、女優ならジンジャー・ロジャースです。バスケットボール選手のマイケル・ジョーダンは華麗な空中プレーで「エアー」と呼ばれましたが、アステア&ロジャースは映画界の「エアー」と、私は勝手に呼んでいます。『コンチネンタル』は二人の初主演作で、DVDのパッケージには「『トップ・ハット』とならぶトップ・クラス」と書かれていますが、そこまでは、、どうでしょう。けれどこうしたブームの原点的な作品には、すでにあらゆる全ての要素があるような気がします。歌にダンス、コメディ、ロマンス、ハッピーエンド、そしてスタイル。当時の観客と同じ気持ちになって、ただ眺めてうっとりしていたいものです。ガウンを脱いでタキシードに着替える、たったそれだけの動作で観客を楽しませ魅了する。不世出の大大大スター、フレッド・アステアにありがとう。
10点(2004-12-18 08:57:28)(良:3票)
14.  この空は君のもの
まずタイトルが素敵です。この映画は、単独飛行距離の新記録を樹立した女性パイロットの実話をもとに、ドイツ占領下という当時の困難な時代背景を少しも感じさせずに、自由や希望、家族愛などを力強く描いた美しい作品です。主人公は記録の挑戦にむけて、夫婦二人でつくった無線も無い飛行機に乗って果敢に飛び立ってゆきます。ピアノのエピソードなどを絡めた丁寧な生活情景の描写によって、そこにいたるまでの夫婦の間の堅い絆と信頼を、開放感あふれる屋外の飛行シーンによって、そこまで夫婦を駆り立てる空の魅力を、それぞれ余すところ無く伝えています。また、夫婦の夢に理解を示す飛行クラブの会長やピアノの先生といった登場人物の存在も、感動を深いものにしています。他に印象的なのは、黒っぽい制服を着た孤児院の子供たちの可愛い行進です。物語と直接関係はなく四回ほど登場します。夫婦が飛行機に熱中して二人の子供をかえりみないようになってしまうのですが、その二人の子供がポツンと佇んでいると、窓の外をテクテク行進していったりするのです。彼らは不安を具現化したような存在として登場し、そのため彼らがテクテクと去って行くラストにも、そこに込められた思いのようなものを感じずにはおれません。作品は詩的レアリスムの中に、シュールレアリズムや記録映画的な趣もうかがえる独自の世界です。ジャン・グレミヨン監督は、サイレントや実験映画など、その多才さのあまり、いずれのジャンルにおいても筆頭に記されることの無い「呪われた作家」とよばれることもあるそうです。レビューが一つだけなのは、心許ない限りです。
10点(2004-04-21 12:45:37)(良:2票)
15.  静かなる男
ケンカ好きの負けず嫌いでアイルランド魂のかたまりのようなレッド・ダナハーが、妹に近寄るジョン・ウェイン演じる主人公が気にくわずこう言います「手帳に書いてやる!」。これは(お前を俺のブラックリストに載せてやるぞ)というような慣用句だと思って観ていたら、本当に目の前で手帳を取りだしカキカキとなにやら書き込んでいる(笑)。そして「ほら、お前の名前を横線で消してやったぞ」などと得意になっているのです。これはされた方もかなり不愉快でしょうけれど、少なくともいきなり殴り合いになるよりはスマートな方法で、私もいつか真似してみたいと密かに思っています(笑)。頭にきたことを手帳に書いて線で消すだけでも結構イライラ解消に効果的なような気がするのです。映画では結局最後は殴り合いですが、最高に楽しい殴り合いです。それから「風と共に去りぬ」のスカーレットのあの気性がどうも、、という方も多いと思いますが、そういう方にも、この映画のケイトの、誇り高く気が強い悍馬のごときアイルランド女性の気質が魅力的に感じられるのではないかと思います。
[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-03 00:37:05)(良:1票)
16.  妖怪大戦争(1968)
大好きなので点数を上乗せして再投稿します。高得点のほとんどは幻想的で美しいラストシーンと、すまちゃん(油すまし)たちのまめしぼりのはちまきに対して。個人的にリメイク版の鑑賞のポイントは、スキップとはちまきの2点に尽きるといっても過言ではない(?)です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2004-01-22 00:39:12)
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