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1.  しゃべれども しゃべれども 《ネタバレ》 
落語をテーマにしたといえば、「タイガー&ドラゴン」だとか「ちりとてちん」とかドラマの方を思い浮かべてしまいますね。この作品は、ドラマ2作に比べると遥かに淡々としてシンプルなストーリーですが、それが結構いい味出してます。主人公と落語教室に集まった人たちは、一見お調子モンの竹林君も含め皆、不器用です。その不器用な人々が不器用ななりに頑張って、ちょっとだけ変わっていくのが観ててほのぼのさせ、登場人物たちを素直に応援させてしまいます。 それに、国分君自身も頑張ってます。普通、役者さんが演技としてやる落語って、そのストーリーの流れに乗ってじゃないと笑えないものですが、あの「火焔太鼓」は十分、単独の芸としても笑わせてくれました。まあ、真打レベルとまでは流石にいかないでしょうが・・・・ しかしまあなんですね・・・ この映画の一番の見所は、竹林くんを演じた森永悠希君でしょうね。あれみると、つい、枝雀師匠のDVD欲しくなりますよ。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-05-02 16:24:25)
2.  ALWAYS 続・三丁目の夕日 《ネタバレ》 
前作は、「さあ泣け!」「今泣け!」という演出面のあざとさが気になっていたので、自分としては、今回の方が映画としても好きです。でも、何と言ってもあれでしょ!東宝金看板スターのあのお方でしょ! 平成以降、「G」映画でも、あれだけクオリティの高い映像は、観たことありませんでした。「ガメラ3」の渋谷破壊シーンの壮絶さを、初代ゴジラの世界に当てはめたような感じで、も~特撮ファンは、これ観るためだけに1800円払っても惜しくないですよ~。 監督のインタビューなどによれば、もう続編はないということらしいのですが、原作と離れてしまうかもしれませんが、個人的には、シリーズ化してほしいですね。 まあ、寅さんのようとは言いませんが、せめて、東京オリンピックのあった昭和39年ぐらいまでのスパンで。となると、ラストは、やっぱり花嫁姿のロクちゃんですかね。お相手は勿論、○○○ということで。
[映画館(邦画)] 7点(2008-01-28 01:18:06)(良:1票)
3.  この胸いっぱいの愛を 《ネタバレ》 
地元が舞台というだけで観た。それだけでした。なんか、登場人物の誰一人幸せになってないんじゃないの?それを、ラストのあのよく判らん天国(?)みたいなところを出して無理矢理幸せに持ち込もうとしてるような。大体、私が主人公なら「あの日のあの飛行機には絶対乗るな!」と「20年前の俺」に書き残すぞ!普通そうするでしょうが。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-10-07 00:12:09)
4.  小さき勇者たち ガメラ 《ネタバレ》 
子ども向けということは分かっていたが、微妙だなあ。確かに、冒頭のガメラ自爆のシーンは平成シリーズを髣髴とさせる迫力でしたし、のどかな海辺の町での主人公たちの暮らしを丁寧に描いた前半も好感が持てました。でも、よかったのはここらへんまで。敵怪獣が出てきたあたりから、映画の芯が段々グダグダになり、登場人物の言動も陳腐化してくる。特に、一番の感動ポイントであるはずの、赤い石の子どもリレーが私にとっては意味不明。恐らく4~5歳ぐらいであろう幼女が、なんで「トト」っていう名前がガメラのことって分かったの?テレパシー?超古代文明のパワー?マナの力?それと、最後の子ども版人間の盾もなんだかなあ。あんな、最前線の危険地帯に、あれだけの数の子どもがいるということがありえないし、振り付けじみた「STOP」のポーズもわざとらしい。一緒に観ていた息子はこのシーンを観て、「運動会の踊りみたいや~」と言っておりました。マニアの単なるつまらない突っ込みと侮るなかれ。子どもというのは案外こうしたとこはチェックしています。「子ども向けだからこんなもんっしょ」という気持ちでは、子供はだませませんよ。
[映画館(吹替)] 4点(2006-04-30 14:57:46)(良:2票)
5.  蝉しぐれ 《ネタバレ》 
原作に大変感銘を受けたので、かなり入れ込んで観にいきました。 で、そんな原作に対する私の思い入れを裏切らない出来になっていたと思います。 特に、荷車のあのシーン。原作でも、小説を読んで十何年ぶりかに泣きそうになったあの場面が、私の脳内映像とほぼマッチする形でスクリーンに映し出されていたのには感激しました。そして、またしっかりと泣きそうになりましたし・・・ ただ、表現の力点を「20年愛」に絞り込んだようで、全体的にちょっとあっさりしすぎたのがちょっと物足りなかったかな(よく言えば、透明感あふれる、ということなのでしょうけど)。 藤沢周平の「海坂藩」ものに通低していると思う侍社会のやるせなさ、真面目に筋を通そうとする者ほど馬鹿を見てしまう理不尽さ(それはそのまま今のサラリーマン社会にも当てはまるんだろうけど)を、もうちょっと表に出してもよかったんでは、と思います。 でも、まあ、日本映画らしい日本映画を観たいと思ってらっしゃる方には絶対お勧めです!木村佳乃がこれ程見事な「映画女優」になろうとは、思いもよりませんでした。
[映画館(字幕)] 7点(2005-10-07 01:24:46)
6.  80デイズ 《ネタバレ》 
小学生の頃、原作を図書館で借りてきてハラハラワクワクしながら読んだ思い出がある者としては、今回の映画版はいただけません。 「80日間世界一周」というのは、当時(19世紀末)実際にあった交通機関で、最速のものを上手く乗り継いでやっと達成できるかどうか、いやフツーに考えたら無理じゃない?というもの。だから、行く先々で待ち受ける困難をどう切り抜けていくかというスリルも出てくるというものなのです。 旧作に出てくる気球(実はあれも原作には出てない)ですら納得していない私にとっては、今作はもう反則だらけ!特に最後のあれはナンデスカぁ!?本当にあんなもので大西洋を越えられるんだったら、今頃ホームセンターで「足漕ぎ飛行機!特価!」とか言うて売り出されてますよ。 また、道路もあるかどうか定かでない中国奥地の村にヒマラヤ越えて行く、というのもなんだかなあ。ジャッキーの生まれ故郷という設定で仕方がないとは言え、あんなとこウロウロしてたらそれだけで80日行ってしまうと思うんですけど。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-09-21 09:09:02)
7.  ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 
ベタベタな感情表現。ありえねー展開。普段なら、韓流映画・ドラマから私を遠ざけてしまうこうした要素が、この作品に関しては鼻に付くこともなく、むしろ映画の中に引き込む原動力ともなっています。やはり、これは題材を朝鮮戦争という未曾有の出来事にしているからに違いありません。この状況なら、大概の事が起きても納得してしまう。不謹慎承知で言わせていただくと、戦争は、人間の極限のドラマを生み出す最大の舞台なのでしょう。今まで観た韓国映画の中では群を抜いて面白かったです! 隣の国で起きた割にはよく知らないこの戦争の実相もある程度見せてくれるし(取り残された「南」の国民が、生きるためやむを得ず「北」に協力するところなど)、日韓朝の関係がこんなになっている今だからこそ、観ておいた方が良いと思います。まあ、そんな難しいこと考えなくとも、ハリウッドでなくてもこれだけの戦争映画を作れる!これが解っただけでも、私にとっては大きな驚きでした。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-06 01:08:07)
8.  容疑者 室井慎次 《ネタバレ》 
事件の真相には、ちょっとポカーンだったけど、なかなか楽しめた映画でした。特に、前半の、官僚組織の嫌らしさに翻弄される室井さんの姿には、「本当、どうなっちゃうんだ」と真剣に心配しちゃいましたね。それと、これまで「嫌な奴」サイドにいた新城&沖田の両キャリアがイイとこ見せてたのもよかったですね。 でも、しかしながらも、室井さんのこれからの身の振り方は気になります。なんか、室井慎次が新宿鮫になっちゃったような結末でしたものね。
[映画館(字幕)] 7点(2005-09-04 02:21:27)
9.  亡国のイージス
原作既読の立場から言わせて貰うと、う~ん、これは勿体無い。映像化すれば絶対オイシイに違いないシークエンスがことごとくカットされている。自衛隊の護衛艦同士の戦闘も、最後の描写はあんなだし。原因としては、1.予算不足 2.たとえフィクションと言えど、自衛隊員同士が殺しあうシーンは極力カットして欲しいと、本物の船使わせてもらってるところから頼まれた。3.監督のポリシー。さあ、どれなのでしょうね。 確かに、「亡国の・・・」というタイトルに魅かれ、日本の国防問題を考えるため、映画館に足を運ぶ人もいるでしょう。しかし、この映画のあらすじを聞けば、大半の人は、「ダイハード」や「ザ・ロック」や「沈黙の戦艦」を思い浮かべるはず。この作品に関しては、そうした人々の期待に応えて欲しかったなあ、というのが正直な感想です。 もし、非アクション化を徹底して追及するなら、態々本物の護衛艦借りる必要などない。その代わり、「事件は会議室で起きている」政府関係者の不毛な議論とか、マスコミや東京都民の反応とかの部分をもっと膨らませて欲しかった。どっちにしても中途半端、という印象が否めませんでした。 それと最後に、アクションシーンの肝心なところでスローモーション使うのは・・・もう止めにしませんか?
[映画館(字幕)] 5点(2005-09-04 02:09:59)
10.  妖怪大戦争(2005) 《ネタバレ》 
子連れで行きました。平日昼間でしたが、館内も結構混んでました。当然観客の半分は子どもで、女の子が案外多かったのがちょっと意外でした。みんな、笑うべきとこは笑い、固唾を飲むとこはちゃんと飲んでくれましたよ。 日本の妖怪たちが、悪玉妖怪と派手なバトルを繰り広げる!!みたいな映画を期待される方はちょっと肩透かしかもしれません。でも、あれは、「妖怪は戦争しない。」という水木先生のメッセージを生かしたものなのです。今の世の中、この作品のように、子どもも最後まで付いていけて、なおかつ大人も十分に楽しめるファミリームービーって案外ありません。前作や、妖怪自体に対する作り手・出演者のリスペクトもキチンと伝わって来ましたし、ギャグが多いけど、ちゃんと真面目に作られた映画だと思いましたよ。 加藤保憲は、嶋田久作のイメージがあまりに強烈なので、今回の豊川悦司はちょっと物足りない気もしましたが、「帝都物語」全巻を読んだ身で言わせていただくと、むしろ帝都原作のイメージには今回の方が近いんですよね。まあ、最後のアレは、パートⅡへの引っ張りということで・・・・
[映画館(字幕)] 8点(2005-08-11 22:25:34)
11.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
正直、最初のうちはだるかったけど、パルパティーンがダース・シディアスとしての本性を露にし始める頃からは、俄然面白くなりました。アミダラがいう「満場の拍手の中での民主主義の死」という言葉は明らかに今の現実世界に向けてのメッセージですね。 肝心のアナキン暗黒化の過程は、もうこれしか無いだろうという感じで、本当、収まるところによく綺麗に収めてくれました。確かに、これ観るとまたⅣ以降を観たくなります。 けどな~、アナキンは、最愛の妻を何とか助けようと思っての選択が結局裏目に出てしまった訳で、それだけに最後の叫びは観てて痛々しかったですね。あの後、何か言葉が出るとすれば、「こんなに悲しいのなら・・こんなに苦しいのなら・・愛など ・・愛などいらぬ!」という某北○の拳の某サ○ザーの名台詞しかありますまい。
[映画館(字幕)] 7点(2005-08-02 21:39:19)(笑:4票)
12.  東京原発 《ネタバレ》 
ブラックジョークがキツいシチュエーションコメディー(おお、結構おもろいかも)→「よ~く考えよう!原発安全神話のこんなウソ」てなタイトルにでもした方がいい原発問題啓発ビデオ(あれれ?)→今時、スーパー戦隊シリーズのドラマ部分でももっとまともなシナリオ書くぞ!と思わせてしまった核ジャックパニックドラマもどき(なんじゃこらぁ(怒))。 なんか、映画が進むにつれ、どんどんイタくなってしまい、つらかったですねぇ・・・ 役所宏司を筆頭に、あれだけ力のある俳優をそろえているのに、中盤以降の演技は皆ペッラペラ。やっぱり、脚本力と演出力の限界を、個々の演技力でカバーするのは無理!つちゅうことですかね。ただ、財務局長役の岸辺一徳だけは最後まで存在感があった。官僚っちゅうより、もう地方公務員そのもので、こういう役やるとハマりますよねぇ、この人は。 確かに、映画中の原発の説明は分かりやすかったしタメにもなった。でも、これは劇映画だし恐らくは娯楽映画のはず。楽しませつつ考えさせ、考えさせつつ楽しませなきゃ、ダメじゃないですか?
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-07-28 22:09:15)
13.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
日本の怪獣映画もそうだし、ハリウッドのモンスターパニック物やエイリアン侵略物でも同じなんだけど、普通、この手の映画は、軍人とか科学者とジャーナリストとか、要するに一般大衆よりは一歩「高い場所」にいる人物を主人公にすることにより、映画内で起きていることの全体像を語らせようとします。そして、モンスターやエイリアン出現のもっともらしい根拠付けと弱点発見にリアリティを持たせようとするわけですが、このせいで映画自体が失速してしまうケースも少なくない訳ですね。 しかし、今回の宇宙戦争は、そうした理屈付けの部分を一切排除しています。トライポッドが地中に埋められていたというのも、映画中では結局、パニック時によくある流言蜚語以上のレベルで語らえることはありません。また、細菌によって宇宙人が死滅するのも、人類が積極的に発見したわけではなく、結果的にそうなってしまっただけの話。宇宙人はあたかも巨大竜巻や超大型台風、または大地震のように平和な暮らしを襲い、町を蹂躙し、人々を殺していきます。映画はそんな理不尽な恐怖に対し、ただ逃げ惑うことしか術がない一般人の視線から終始離れることはありません。これが受け入れられるかどうかでこの映画の評価が分かれるんだろうけど、私としては、宇宙人による侵略という、手垢のつきまくったテーマで、ここまで「怖い」と思える映画を観させてもらえるとは思いませんでした。と、いいながら一番怖いのは宇宙人よりもパニックに襲われた人間の集団、だったりするわけですが。
[映画館(吹替)] 8点(2005-07-27 09:55:35)(良:3票)
14.  お茶漬の味 《ネタバレ》 
小津の作品の中でもかなりコメディ色の強いものではないでしょうか。 映画がかなり淡々と進行しているので気付き難いけど、登場人物の行動パターンはかなり極端。急に思いついて旦那に嘘ついて温泉に行っちゃう奥様方。相手云々じゃなく見合いそのものが気に入らないとドタキャンしてしまう娘。いずれも「良家の子女にあるまじき」行動であり、今でもなかなかやんないよ~。 で、そんな中、存在感を放っているのが佐分利信さんが演じる旦那ですね。自分の奥さんから「鈍感さん」呼ばわりされ、あらゆることにケチを付けられながらも、卑屈になることもなく泰然自若と生き、最後は「夫婦はお茶漬けの味だよ」の一言で超自己中奥さんを改心させてします(もしかしたら本当に鈍感なだけかもしれないが)。これは、今の時代を生きる亭主にとっても鏡となるものでしょうね。「あ~、こんな旦那になれたらいいな」とは思うけど、自分では・・・・無理です。
[地上波(字幕)] 7点(2005-07-12 11:15:46)
15.  ナショナル・トレジャー 《ネタバレ》 
フリーメイソン、アメリカ独立宣言、1ドル札に描かれたピラミッドと「神の目」・・・と個人的に興味をそそられるネタに惹かれて観に行ったけどガックシ・・・・ディズニー&ブラッカイマーの「パイレーツ・オブ・カリビアン」はそれなりに面白かったのに、これは、個人的にはつまらなかったです。 大体、悪役がチンケすぎます。インディー・ジョーンズでもそうだけど、この手の映画の敵は、ナチスのように国家レベルの権力を持っている奴か、あるいはこの世の者ではない超人的な力を持っている奴かじゃないと、話が盛り上がらない。そこらへんから既に映画がスケールダウンしているのに、最後はその敵役をFBIに売り渡して、ていうか同じフリーメイソンのよしみで司法取引して、自分は1%とは言え膨大なお宝の資産を手に入れて美人学者を妻にして由緒ある豪邸に住む!!こんな主人公に感情移入するわけにはいきませんね。 それと、歴史学者っていうのは、なぞなぞに強くないと勤まらないというのをこの映画を観て初めて知りました。次から次へと都合よくサクサクと謎を解いていたけど、その強引さは、名探偵コナンの上を行ってましたね。
3点(2005-03-23 12:59:16)
16.  あずみ
言われる程酷い映画じゃないやん、というのが正直な感想でした。地上波放送用に編集されたヴァージョンしか観てないので、もしかして無駄な部分をカットしてくれたお蔭か?という気がしなくもないですが、「チャンバラを格好よく見せる」のが目的のチャンバラ映画としては、あれでOKだと思います。日本映画黄金期の東映チャンバラ映画なども、今の目からみたら相当トンデモだったりしてますし、もしあの時代にインターネットがあったら「旗本退屈男」シリーズなんぞなんと言われていたことか・・・1800円出して観るのは微妙だけど、サービスデー1000円の日に観るんだったら、自分的には十分楽しめますね。 上戸彩の殺陣も、本人の頑張りと、なんとかアラを見せまいとする編集の努力?の賜物のおかげでどうにか観られるものになっていたと思うし、オダギリジョーの切れっぷりもナイスでした。正義の味方から出発した彼ですが、こうした眉目秀麗かつエキセントリックな悪役、という方に役者としての可能性を感じます。 ところで、次回作は美少女大好きの金子修介監督とうことで結構期待してたりしています。ただ、予告編を見る限り、上戸彩は、栗山”GOGO夕張”千明にかなり喰われるじゃないのぉ、という気がしますが。
6点(2005-03-09 10:56:33)
17.  ローレライ 《ネタバレ》 
初めての監督作品で、これだけのキャストと予算に臆することもなく、堂々としたエンターテイメント大作を作ってくれた樋口真嗣監督にはとりあえず拍手です。私にとっては、まだ「ガメラの樋口」ですが、以外にバランスのいい映画を作るんだなと感心してしまいました。 ただ、「東京への原爆投下を阻止する」という物語の肝の部分に向かう流れに、イマイチ説得力がないのがちょっと難ありでしょうか。特に堤真一演じる朝倉大佐の行動原理は、観ている最中も、見終わった後も頭の中で反芻し続けていましたが、私にとってはちょっと理解し難いものがありました。そこで上手く映画の中にのめり込めなかったもんだから、軍事的・戦史的にちょっとなあ、というところも余計に気になってしまいましたね。 でもまあ、観ているときに退屈な思いもしなかったし、こういう役をやらせたら日本ではこの人の右に出るものは居ない!的な役所広司の艦長ぶりも格好よかったし(でも髪の毛は切って欲しかったすね)、日本映画もここまでできるようになったんだあ、と思える作品ではありました。 あ、それと、潜水艦にいたパウラという少女。監督が監督なだけに、つい彼女に平成ゴジラの三枝美希とか平成ガメラの草薙浅黄の姿を見てしまう。これってやっぱり怪獣映画好きの哀しき性(さが)なのでしょうか?。 
7点(2005-03-08 00:06:35)
18.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
この手の映画って、「しょーもなー」とか「もうネタ切れなんじゃねえの?」とか悪口言いながら、気になるのでついつい観に行ってしまうんですよね。だから、内容に関しては、エイリアンとプレデターのバトルさえしっかり観れれば、あとはどうでもいいんです。それだけに、超古代文明がらみの設定説明に費やした前半部はちょっとダルかったですね。元々100分くらいの作品なんだから、もっとサクサク行って欲しかったと思います。 それと、「敵の敵は味方」理論でプレデターがヒーローになっちまう訳ですが、既にその前に人間を何人も殺しているためちょっと感情移入しづらかったですね。例えば、調査隊を派遣した企業のバックには軍がついていて、例によってエイリアンの軍事利用を目論んでいたとか、そういう悪巧みをしてる奴らだけプレデターがチョイスしてくれてれば、少しは心理的に釣り合いがとれたのですけど。 でも、プレデターがマスクを外したとき、ヒロインはよく平気な顔していられたもんだ。まかり間違えてうっかり「ブ○イクね」とでも口走ろうものなら・・・・その時点で映画は終わってました。
6点(2005-02-01 10:01:25)
19.  チョコレート(2001) 《ネタバレ》 
「X-MEN」「キャットウーマン」のハル・ベリーしか知らなかったから、正直びっくりしました。こんな演技ができる女優さんだったとは!! 特に、最後の場面など、下手な芝居をすれば意味不明な結末になりかねないのに、あの目の表情の変化だけで、映画史に残るラストシーンにしてしまいました。まさしく、彼女のためにあるような映画でしたね。 相手が、自分が死刑執行した男の女房だったと判った後に、彼女と寝てしまう男性主人公の行動には正直納得いかないところもあるけど、ただ、あの状況で、しかもあのナイスなバディが目の前にあればやはりそうなっちゃうかなあ・・・・ 映画が進むにつれて、そうした男の狡さ、いじましさと女の強さ、気高さの対比がくっきり感じられました。 男がチョコアイス買っている間に彼女は絶対知ってはならない秘密を知り、それに対する怒りも悲しみ全部ひっくるめた上で男を受け入れていく。おそらく、男がちゃんと自分に優しくしてくれる限り、一生口にすることなく秘密のまま・・・これはこれでちょっと怖い気もしますが。
7点(2005-01-12 11:01:52)
20.  半落ち 《ネタバレ》 
恐らく、映画館で観たらそれなりに感動はしただろうなあ、と思わせる作品。 地味なストーリーに比べると不釣合いなぐらいの豪華キャストは、それぞれの役者さんの見せ場をたっぷり堪能できる反面、登場人物の陰影がはっきりしなくなり映画自体の印象を平板なものにしてしまったような気がします。 それと、不治の病に冒された愛する者から「殺してくれ」と請われたらどうするか?という森鴎外の時代から続く重たいテーマと、白血病患者と骨髄バンクのドナーの関係という極めて今日的な問題が、映画の中では最後まで有機的に絡まず、「これはこれ、あれはあれ」という風に流れていってしまったのも痛かった。前半の警察検察内部のドロドロ確執も、後半にはまるで「なかったこと」のようになってしまったし・・・普通、あれだけ大々的に新聞にすっぱ抜かれたら、誰か処分されるなり辞めるなりするもんでしょう。 なんか、「芸達者そろえてまっせ!感動します!泣かせます!」という作り手側の意図が見えてきて、その割りにシナリオが大雑把過ぎたもんだから、素直に映画の世界に入れませんでしたね。
5点(2005-01-12 10:28:25)
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