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Russianblueさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 18

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1.  スタンド・バイ・ミー
彼らしく、正しいことをしようと他人を助けて、その結果、無法な気狂いに刺殺される...、いい映画、俺も意地を貫くヒトになれたら。
9点(2001-08-12 20:11:56)
2.  シェーン
残念なコメントが多いナア。緻密な構成だと思うのです。銃の支配がレトロになった観を持つ西部開発後期、というか近代初期の時代設定。水場の争いに端を発する新旧開拓者のそれぞれの言い分も結構考えさせられたし。ちゃんと双方の、まともに聞ける道理を述べさせている。悪役の方は老齢で仕方なく殺し屋を雇う。新旧の世代対立も有るが、この敵役の老人の採る行為もこれまたしょうのない選択だったのではないかと思います。一方シェーンの世話をした側は壮年だが無骨者と女子供で、結局「木枯らし紋次郎」的に仕方なくガンファイトをシェーンに任せざるを得ない。無敵のスーパーマンとして憧れていたシェーンもまた、「西部一の早撃ち」スタークを斃しながら、自らも被弾する。無敵な筈の彼の信じられない事実に少年は、もはや馬上のシェーンを見上げられぬ...。しかし、少年の動揺を知りつつ、男は強く女は優しく育てよ、人の面倒をよく見る男になれよ、両親を護れよ、と諭すシェーンが、その言葉のみならずこれまでの行為に拠って少年の心に深く刻み込まれる...。少年はこの瞬間、成長する。この映画の素晴らしい点は、子供のマナザシからシェーンを描いたことにあるのではないでしょうか。逆に、もはや私達の周囲にはこうした穏やかさの趣を持たせたアクションは...無いのではないでしょうかネ?
8点(2001-08-12 19:52:05)(良:7票)
3.  遥かなる山の呼び声
真面目に生きることだけで、実は充分なのではないか、この映画を思い出す度、そんな風に考えます。ITを目指して痛みにも眼を瞑って、でも、俺らこんな優しい気持ちで他人を労りたいね。ハナ肇が扮したオッさんみたいな言葉をかけられる人、今はホントに少なくなっちゃった。俺も寂しい、ハハ。
7点(2001-07-29 20:52:21)
4.  幸福の黄色いハンカチ
健さん、渋いよな。俺は渥美清も良かったな。「生きてりゃ良いことあるよ」って慰めるシーン、心に残るなア。
7点(2001-07-29 20:44:15)
5.  ディープ・インパクト(1998)
彗星内部にインパクトある爆薬仕掛けるのと地球に衝突してディープな衝撃=地球環境の大変動を起こす、最後にこの作戦に参加した人間の努力が、それに依って救われた地球の人々の多くの心に深いインパクトを与える、っていう韻と思いました。二つに分かれてチョボイ方が先ず衝突するけど、あんな様な災害が起きるのだろうネ。「アルマゲドン」も悪くないけど、俺はこっちの方が、真面目でいいナ。
7点(2001-07-29 20:38:37)
6.  コンタクト
面白い。「地球外生命体からの通信の探知」、構造改革を目指す先進的感覚のワガ国では絶対に研究費は下りないテーマ。母を喪った少女エリーの理数的才能を注意深く薫陶した父の突然の死と醸成された宇宙への確固とした志(いつか懐かしい彼らに会えるのではないか、という初期の幼い希望から生じた)、約束された気鋭の女流科学者としての未来を擲って挑み、挫折し、研究費の獲得に駆けずり回る苦しみと嘲笑、ひとたび成功の端緒を掴むや、急に前面に出たがる上司や政府関係者らの厚顔に耐えつつ(これはなかなか出来ない!)、メッセージの解読に取り組むひたむきさ。癌に冒されたハッデンもまた彼女とその才能を通じた人類の未来に駈けたのだ。マシンメッセージの解読、マシンの破壊と再建、その挙げ句招いた生命体すらワームホールは彼ら自身が見出した時「既にそこにあった」というミステリアスな開示、証拠無き帰還への批判に抗するものは、ただ科学者としての良心のみ。宗教と科学との対立も含めて、この宇宙の何処かに仲間がいる...「私達は決して孤独ではない」と意識するエリーの最後の静かな笑顔。現実には亡きセーガンの意志を継いで妻がプロデュースしているし、冒頭のエリーの眼に回帰するシークエンスも魅せた。エリーの人生を借りる形を採りながら、それはあくまでも仮の形であって、ともすれば己の事のみに日々汲々とする範囲に留まる私達の眼差しを久しぶりに遠ざけて、大きなテーマと真っ正面から取り組んだ作品だと思う。確かに日本文化の捉え方はお粗末だが、日本ならああいう精密装置がちゃんと造れるというイメージを持ってはいる様だよネ。
8点(2001-07-29 20:26:18)(良:1票)
7.  エイリアン
アラン・ディーン・フォスターの原作が良かった。最後の一瞬まで全身像(それさえも結構ファジー)の見えぬ引き回し方、輸送宇宙船という設定が自然にする暗闇がちな船内、そのいわば巨大な、しかし密室の中で追跡し合う人間と人類が最初に出会った、無敵な異星生命体。その目的は貪婪な生殖行動。うーん、素晴らしい設定だ。当時Starwarsの向こうを張って、より現実的な宇宙空間に展開された物語だったっけ。第一作だけで良かったのに...と思うのは俺だけでしょうか。合掌。
8点(2001-07-28 21:31:57)
8.  ジュラシック・パーク
CGも素晴らしいが...原作者が非常に良く取材している点、いわゆる...現代恐竜学の最新学説や分子生物学的手法を判りやすく示唆し、さすが層の厚い米国映画の誠実さだと感じいった。日本人だったら、あれ程には勉強せぬまま作品化してしまうのではないか、という想いが湧きました。敬服。
8点(2001-07-28 21:18:11)
9.  マラソン マン
オリビエ扮するゼルを見つけて叫ぶ老婆の白い天使という徒名は、ヨーゼフ・メンゲレの「黒い天使」がモデルだね。事実ボリピアに住んでいたし。枯れたヒマワリが象徴する、故国ドイツに似た湖畔の隠れ家。記憶の風化につけ込んで米国社会に根付こうとする勢力。歴史の犠牲者を忘れないぞ、という「良心」を感じた作品。マラソンに凝っているホフマンが、汗だくのまま受講資格の難しいリーゼンサール教授の講義に出席し、質問に心密かに応答するシーンや、「米国での圧政の歴史」が大学院課程のテーマだ、と述べるのも父親を自殺に追い込んだ偏見への怒りと、その時弟子で今はコロンビアの教授であるリーゼンサールへの挑戦の気概と観る。事実、教授は後で彼の苦境を恥ずかしそうに助けようとするしね。医師であったメンゲレとの対比か、ゼルが歯科医という設定は御愛敬。ロイ・シャイダー扮する兄が、年上女の嘘を見破るシーンも、裏家業を隠して弟を思う気持ちが出ていた。兄弟二人とも苦学したのだろうしね。こんなしっかりした作品を誰かまた作ってくれないかな。
8点(2001-07-22 14:00:28)
10.  マーヴェリック
台詞がいいね。極めてシャレてる。銀行頭取のユージーンや、インディアンのジョセフ、ジェームズ・コバーン扮する提督、保安官クーパー、そして可愛いジョディのアナベル等々、全編これ結構精密に構成された力作だと思う。マラソン・マンのウイリアム・ゴールドバーグが脚本を手がけた...とこれは記憶だから間違っているかも。面白かったよ。
8点(2001-07-22 13:32:28)
11.  セイント
低温核融合を採り挙げたアイデアが面白い。英国のエバーグリーンな風景も良かった。ロシア、あのトレティアックのロシア再興を煽る演説って、結構ロシア人の願望を的確に捉えていると思うのだが。俺は結構楽しめた。
8点(2001-07-22 13:24:07)
12.  ツイスター
結構不評だね。俺は「俺たちは一生竜巻を追って暮らすのサ」ってカラリと脇役のいう台詞、実地科学者の根性溢れて好感持てたな。普賢岳の火砕流の時でも、亡くなったのは現地を踏査していた外人科学者ばかりで、日本人科学者はへリコに乗って観てただけだったよな。映像も見事だった。竜巻内部の探査アイデアも斬新だった。やりがいのある人生、って感じたけどな。
8点(2001-07-22 13:16:31)
13.  ミッシング(1982)
チリ、サルバトール・アジェンデ大統領により史上初めて選挙で樹立された社会主義体制を、軍部と米国とが武力で潰した史実を背景に、理想に燃えた米国青年の失踪を描く。圧倒的暴力の横行に恐怖と抵抗心が漲る。「アジェンデの実験」は結局水泡に帰した。その最中、この様な忌まわしいテロの横行継続を座視し、今やもう忘れたように俺らには見える世界を、もし、しょうがないと考えるなら、きっとそれは俺らに余裕があるせいだね。ハハ...
8点(2001-07-22 13:07:47)
14.  アナスタシア
マリア皇太后の雰囲気が毅然としている。冒頭にある様に「この様な世界がついこの前まであった...」。ウーン、確かにそうなのだろう。 ああいう誇りを私は忘れているよな、日常。そして、それを尊重する西欧の厳然たる感覚を、むしろ嗤ってしまう厚かましい人間になっているのかな。面白いロマンティックな映画。
7点(2001-06-25 21:35:04)
15.  砂の器
美しく心に沁みる日本の自然と風景。その大きなカメラワークの中にポツンと小さく、そして明らかとなっていく私達の不正と残酷さ。人間の良心と宿命との相克。一体何が正しいのか、何故この様な運命に私達は見舞われるのか。目利き耳聡で飲み込みの速いことを密かに自負している己を嘲笑するメッセージ性。素直に観る値打ち有。
9点(2001-06-23 19:13:04)
16.  弾丸を噛め
苦しい時にはタマを噛め。全編に漲る虐げられた者、不幸な者への視点。勝負の厳しさと友情。西部劇は今ではレトロなのかな?いやこの作品は、軽薄なカテゴライズに相応しくない。面白く、楽しめて、清涼感が残る。
8点(2001-06-23 19:03:23)
17.  ジュリア
友人ジュリアの遺体に添えられたメイル、ドイツへの緊迫した旅行、勇気への賛同、善を成そうとする者への加害、抑制されたしかし確固たる主張。歴史の尊重と青春の苦悩。成功への不安と友情。落ち着いた、しかし、緊迫した作品。シドニー・ルメット監督に相応しい、精巧な作品。必見と思う。
9点(2001-06-23 18:56:08)
18.  風とライオン
欧米人のアラブへの憧れ、的な面多。リーダーとしてのライズリは素晴らしい。人間の尊厳的態度は、米大統領の泡のような権力とは好対照。明るい結末ではあるが、哀愁を感じる結末も好感であるものの、これからモロッコのリフ族はどうなってしまうのか、あっさりしていると思われる。結局、見ても良い映画であることは間違い無し。
7点(2001-06-23 18:47:09)
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