Menu
 > レビュワー
 > 放浪紳士チャーリー さんの口コミ一覧
放浪紳士チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1475
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  トッツィー 《ネタバレ》 
1970年代からこの時期にかけての、ダスティンの作品選択眼能力の高さは、神がかってましたねホントに。役者の名前で作品の出来そのものを信頼できるのは、彼かデ・ニーロかっていう時代。どの作品も誰もが愉しめる娯楽性を持ちつつ、押しつけがましくないテーマを観客に提示し考えさせられる。この映画も脚本、演出、役者の演技全てにおいてバランスが取れていて面白かった。そういえば、同時期に公開された「ビクター/ビクトリア」(未見)での、J・アンドリュースの男装演技と、この映画の女装ダスティンとを、淀川長治さんが「ロードショー」誌上で比較されてた記事があったような。B・シールズの「サハラ」、B・ストライサンドの「愛のイエントル」、女優の男装シーンが話題になる映画もこの頃、何でか多かった。ジェンダーの意識改革がとっくに始まっていたのか。
[地上波(吹替)] 8点(2025-04-16 21:58:43)
2.  五月の七日間
「OKコンビ」バート・ランカスターとカーク・ダグラス両雄の数少ない共演作、しかもエヴァ・ガードナーが絡む、60年代ポリティカルサスペンスの秀作という評価で相当期待したんですが、、、。体調が優れない時に鑑賞したせいか、肝心の内容が良く把握できなかった(汗)タイトルからして出口なしタイムリミット的、追い追いつめられ強烈サスペンスフルな展開になるのかと思いきやさにあらず。カークの昔の恋人だったエヴァがもっと本筋に絡んで暗躍するのかと思いきやそういうわけでもなく・・・。何だろう、この鑑賞後の中途半端で妙な不完全燃焼感は。でも脂が乗り切った時期の、両雄ご両人のツーショットを拝めただけでも自分は満足。↓のお二人のレビューを改めて拝見し、ああ、そういうオハナシだったのかぁって納得した次第。
[DVD(字幕)] 6点(2025-04-12 07:40:03)
3.  長屋紳士録 《ネタバレ》 
小津の戦後の他作品だと「お早よう」に通じる、何の気負いも主義主張も見当たらない、素直に楽しめるユーモラスな作品。面白かった。戦前からの小津作品の常連、飯田蝶子の顔面演技がとにかく秀逸。この作品を最後に彼女の小津作品への出演が途絶えたのが不思議でなりません。「晩春」以降、敷居が高くなったブルジョアハイソ家庭の揉め事ストーリーには、彼女みたいな庶民的キャラはお呼びでなくなったという事か。なんか、淋しいなあ・・・。彼女のキャラクターを引き継いだのが、杉村春子という流れになるのかな。うら若き笠智衆の「のぞきからくり」?口上独演珍芸は、後の「彼岸花」での長い長ーい詩吟シーンを思い出しました。脇役で起用する時でもこんな風に見せ場をこしらえてあげて、小津監督の笠さんへの愛情が伝わってきました。
[DVD(邦画)] 8点(2025-04-09 22:50:23)
4.  ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 《ネタバレ》 
原作がちゃんとしているものはやはり映像化されても外れなし。古くはモノクロのキャサリン・ヘプバーン主演版から始まり、ショートケーキみたいな仕上がりの1949年テクニカラー版、日曜7時半からのアニメ版、W・ライダー版、そして本作と、殆どの作品が及第点をクリアした出来栄えなのは、やはり古典原作の恩恵あってこそ。特にこの作品は、末妹エイミーが真冬のスケートで氷が割れ落ち、あわや・・・という、僕の大好きなエピソードを丁寧に描いてくれていたのでそれだけでも評価アップ。原作エピソードを年代順に、ただ並べていく単純な構成にしなかったのも勝因。ちょい役マーチおばさんにM・ストリープを配した事も作品に厚みを加えている。有名なこの原作、未読という方が意外に多いのが驚き。自分の場合は上に女きょうだいがいたせいか、この「若草物語」のみならず、少女マンガやアニメも全く抵抗なく受け入れておりました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2025-04-08 22:29:43)
5.  RONIN 《ネタバレ》 
似たようなカーチェイスがウリの、記憶の片隅にも残らない凡百アクション映画の中、結局あの箱の中身は何だったんだ?!って、観客に鑑賞後、喉元に魚の骨が引っ掛かるような後味や爪痕を残せただけでも上出来だったと思う。
[DVD(字幕)] 6点(2025-04-04 22:20:58)
6.  刑事コロンボ/黒のエチュード<TVM> 《ネタバレ》 
安定のコロンボ。水準作。倒叙法のこのシリーズならではの定番オーソドックスな展開。この時代だから通用した犯罪隠ぺい手段。最早、防犯カメラが街中に溢れかえっている現代社会では到底成し得ない犯行。犯人の美しい奥さんに同情する幕切れなのもいかにもコロンボらしい。久々に懐かしい実家に戻ってきたような安心感。「ベスト・キッド」シリーズのパット・モリタ氏出てたんだ・・・。全然気が付かなかった。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2025-03-26 21:58:27)
7.  オール・ザ・キングスメン(1949) 《ネタバレ》 
『ジャイアンツ』でエリザベス・テイラーの義姉役だったM・マッケンブリッジ、『赤い河』の勝気なヒロイン役J・ドルー、J・アイアランドといった、私が偏愛している作品に出演していたものの、何故がその後キャリアが先細りになってしまった懐かしい面々が次々と登場してきて、内容も含め飽きなかったです。『政治は麻薬』とはよく言ったもので、理想の市政に志を燃やしていたスタートから、権力欲に取り憑かれた、スピーチの達人でもある一人の男が辿った人生行路がサクサクとスピーディーに描かれていて面白かった。リメイクはS・ペン主演かあ・・・。今度観てみよう。 
[DVD(字幕)] 7点(2025-03-24 21:16:01)
8.  細雪(1959) 《ネタバレ》 
山本富士子を三女雪子にキャスティングした時点で、谷崎原作とは似て非なるものをこしらえようとした製作陣の野心は誉められていい。確か原作では、縁談の相手からのお誘いの電話を長時間ほったらかしにして、良縁を逃す愚挙をしでかしていた極端に内向的な雪子。冒頭で川の対岸でフラフープしてる姪っ子に、大声を張り上げる溌剌とした山本富士子=雪子を観ながら、ああ、これはもう原作の人物造形とは異なる形の映画なんだなあと、納得。しかし時代背景を戦後に移した事以外の粗筋は、この作品が「細雪」三作の中でも一番忠実。風水害の描写もなかなかのド迫力。作品の評価としては83年度市川監督版には劣るが、これはこれで大映印のメロドラマとしてなかなかの出来だと思う。「帯がきゅうきゅうと鳴る」シーン(好き!)、どの「細雪」でもちゃんと出てくるのが面白かった。当時の大映看板女優揃い踏みだが、若尾文子だけが欠席なのは淋しい。
[インターネット(邦画)] 7点(2025-03-20 21:08:55)
9.  若草物語(1964) 《ネタバレ》 
麗しの芦川いづみ様と久しぶりに再会できる!!と、しょっぱなからワクワクしながら鑑賞しました。四姉妹の長女役という事で、クレジットではトップでしたが・・・、残念ながら本編での活躍度は、次女浅丘ルリ子が4、三女吉永小百合が4、末っ子和泉雅子が1.5、芦川いづみは0.5程度の扱い。数年前の「あいつと私」の時期なら、もっと本筋に絡んで扱いが違ってたのでは・・・?と、長年にわたる彼女のファンとしては、何となく内心忸怩たる思いを持たずにはいられなかった。まあ、彼女の変わらぬたおやかなご尊顔を拝見できただけでも良しとします!それだけでも6点。この頃のルリルリは裕次郎とアキラ日活ツートップと、堂々と渡りあえるヒロインとしての色香と貫録が既に充分に備わってきていたので、ここでの相手役浜田光夫や山内賢あたりでは軽すぎてバランスが取れない。
[インターネット(邦画)] 6点(2025-03-17 21:06:40)
10.  頭上の敵機 《ネタバレ》 
僕は戦争映画は苦手なジャンルですが、これはどちらかというと空軍内での人間ドラマに重きを置いた作品だったので楽しめました。 まず、軍服姿のグレゴリー・ペックが実に颯爽としてカッコいい。つい数年前の「白い恐怖」の時期と比べても、体格的にも演技的にも一本の太い芯が生え、主役として風格と落ち着きが出て来た感じ。ノイローゼ演技も格段に進歩。彼とヘンリー・キング監督とのコンビ作って、実に計六作品もあったんですね。初作であるこの映画の成功によるものかと思いますが、甘物メロドラマの巨匠イメージだったこの監督に、こんな硬派な作品があったとは驚き。我がニッポン国の戦争映画で描かれた軍隊とは全然異なる、あくまで個人優先の、意外とヌルい軍内部規律構造も興味深かった。少々頭髪が淋しい一見冴えない事務方参謀役、オスカー助演賞受賞ディーン・ジャガー氏は儲け役。皆さんの↓「企業中間管理職啓蒙映画」とは言い得て妙。
[DVD(字幕)] 7点(2024-11-30 08:23:46)
11.  80日間世界一周
80年代後半、今は無き「飯田橋佳作座」の閉館さよなら上映の時、これは大画面で観る最後のチャンスと思い勇んで駆け付け観にいきました。でもこの映画はテレ朝吹替放映時の、ちょこちょこと冗長な部分を巧くカットした短縮ヴァージョンのが絶対面白いです!だって長すぎるんだもん、オリジナルは169分?流石に途中で少々ダレる。渋いデヴィット・ニーヴンが中村正氏、ズッコケ相方役が内海賢二さん、まだ初々しい頃のシャーリー姫を我らがマドンナ小原乃梨子様なんて、吹替えファン垂涎、テッパンゴールデントリオ。日本語吹き替えバージョンの「功」の部分を改めて熱く語りたくなる。壮大なヴィクター・ヤングのテーマ曲はいつ聴いても元気が出ますね、さあ、夢と冒険の始まり始まり!ってイメージで大好き。
[映画館(字幕)] 7点(2024-11-21 22:58:18)
12.  花の降る午後
若い頃のある時期、宮本輝氏の小説に傾倒していた事があり(傑作小説「青が散る」読了がきっかけ)これも原作を読んだ後、興味本位で映画を観たという経緯。まあこの原作自体、サクサクと軽く読めるおハナシで、宮本輝にしてはイマイチと思ったが、映画はそれに輪をかけ何のインパクトも残らない出来でした。この頃は、もう完全に着々と演技派女優としての途を歩んでいた桜田淳子が頑張ってたなあ、っていう程度。「春の夢」「骸骨ビルの庭」、短編も宮本氏の小説はいいのが沢山あるんですよね。「真夏の犬」とか。僕は彼の小説の登場人物が発する正統?関西弁が大好きなんです。一度ドラマ化された「青が散る」も含め、真摯に宮本文学と対峙した映像化作品が観てみたいなあ・・・。
[ビデオ(邦画)] 4点(2024-11-19 21:59:45)
13.  悪の花園 《ネタバレ》 
鑑賞中「黄金」や「裸の拍車」等の過去の諸作を次々と思い出す、新味が特に見いだせないウエスタン。まず、ヒーローたるクーパー氏の性格設定がハッキリしていない。元保安官と台詞にあったが、何の為に危険を冒して落盤鉱山まで同行するのか?他の人はともかく彼に限っては目的が見いだせない為、オハナシの展開に興が乗らない。金の為とは思えないし、人妻ヒロインに惹かれたようにもそれほど見えない。最後はウィドマークにおいしいところを全部持っていかれる始末。結局脇役の下っ端からどんどん命を落とし、主役級が最後まで生き残るっていうのも解りやす過ぎる。良かったのはゴツゴツした岩肌の狭い崖道でのアクションシーンと、荒くれ男どもを先導して馬を駆るスーザン・ヘイワードのカッコ良さ。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-11-17 08:20:04)
14.  ワーロック(1959)
主役級曲者3人の大スターを組ませ、一見正統派のウエスタンを装いつつ、実は屈折した面白さがある変化球的ウエスタン大作。ストーリーもキャラクターも平面的ではなく複雑立体的でかなりの見応え。それまで悪役が多かったウィドマーク氏がここでは一番の儲け役。ヘンリー・フォンダは、大衆が抱いている自分のイメージから少しだけ脱したかったのかな・・・?同年製作、正に本家?正統派ウエスタン「リオ・ブラボー」(10点)と比べると、何度も見返したくなるような中毒性というか爽快さには無論欠ける。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-11-16 08:06:16)
15.  プライベイトスクール
80年代前半日本で人気を誇っていた外国人女優、ソフィー・マルソー、ブルック・シールズ、ダイアン・レイン、そしてこのフィービー・ケイツ。他の3人に比べ、「グレムリン」ヒロイン以前の彼女は、かなりぞんざいな扱いをされていたような。でも黒髪でどこかアジアン的ルックスな彼女にはファンが多かった。映画公開前、卒業式のいでたちでスカートをまくっている宣伝スチールがファン雑誌で出回ってましたが、映画自体それ以上のインパクトも何もない、万事が緩めのハイティーンセックスコメディ。私はこのタイトルを聞くと、同年リリースされた、松田聖子「Canary」の「Private School」という曲を連想してしまいます。松本隆&松田聖子タッグのアルバム収録曲はシングルも含め、実に「映画的」な名曲が多かった。「瞳はダイアモンド」「マンハッタンでブレックファスト」「シェルブールは霧雨」「ピンクの豹」・・・。残念ながら映画「プライベイト・スクール」は、曲のイメージを超えるクオリティではなかったのが残念。
[地上波(吹替)] 3点(2024-11-08 08:42:32)
16.  快盗ルビイ
真田広之の母親役を演じられた水野久美さんが、この母親をどのように演じたらよいかと和田監督に尋ねたところ、『北北西に進路を取れ』(59)の、ケイリー・グラントの母親役、ジェシー・ロイス・ランディスのキャラクターを参考にとアドバイスを受けたとの事。このエピソードが凄く好き。和田監督、ホントにヒッチコックが大好きなんだなあって。『泥棒成金』(56)でも、グレース・ケリーの母親役で、同じような茶目っ気のあるキャラクターでしたね。水野さん、監督の意図を見事に咀嚼された素敵な助演っぷりでした。デビュー作『麻雀放浪記』(9点)より、全体的にキレイキレイにちんまり纏り過ぎた感はあるけれど、これはこれで愉しい作品。
[映画館(字幕)] 7点(2024-11-04 08:19:31)
17.  ナチュラル 《ネタバレ》 
「ロバート・レッドフォード」という役者の美点、素材の素晴らしさ、魅力の全てがナチュラルに引き出されている、数多い彼の主演作の中でも稀有な作品。この映画以降、彼じゃなくてはっていう役どころは少なくなっていった。その一点のみでは私が偏愛している「追憶」(10点)にも勝る。まだおっかなくなる以前の、グレン・クローズも良い。ラスト、夕陽を背に浴びてキャッチボールを見守る、彼女の立ち姿はまるで一幅の絵のよう。たったひとつの瑕、原作を読んだらわかるのかもしれないが、彼を狙撃する謎の女性の存在意義がイマイチ不明。ここが結構重要なポイントかと思われるのに。
[映画館(字幕)] 8点(2024-11-03 08:52:40)
18.  地球の静止する日
約30年ぶりくらいの再見です。え、こんなのんびりした映画だったっけ?もっと群衆が阿鼻叫喚しながら逃げ惑う、緊迫感溢れるスピーディな展開じゃなかったっけ?っていうのが再見の感想。どうも同時期に併せて観た「地球最後の日」(51)「宇宙戦争」(55年版)と、内容がごっちゃになっていた模様。1951年製作という事を鑑みればSF古典映画としては上出来。シングルマザー役のパトリシア・ニール、綺麗。感情を殆ど顔に出さない(出せない?)宇宙人役のマイケル・レニーも適役。
[DVD(字幕)] 7点(2024-11-02 08:32:30)
19.  映画に愛をこめて/アメリカの夜
フランソワ・トリュフォー監督は、本当に「映画」を観る事、撮る事、そして「役者」はもちろん、画面には現れない「スタッフ」一人ひとりに至るまで「映画人」の全てを愛していた。セミドキュメンタリーみたいな作りの作品だが、それがストレートに伝わってくる。52歳(若い!)で惜しくも早逝されたが、永遠の「映画青年」だったんだなあ・・・って、今さらながらシミジミと。台詞をなかなか覚えられない大女優役、V・コルテーゼがとにかく巧くて印象大。セクシーな肢体を売り物にした主演作がやたら多かったJ・ビセットも、当時最盛期だった美貌も含め、結局これが代表作といえるのでは。私は著名なヒッチコックとの対談集から、まずトリュフォー監督の名前を知り、遺作「日曜日が待ち遠しい!」を映画館で、後追いで「終電車」「恋のエチュード」等を観ましたが、良い意味で腰が据わっていない作風だなあと。老練成熟した作風の監督作をもっと観たかった、とはいう思いはあるけれど、それはそれでこの監督の良さが削がれてしまうような気が。
[DVD(字幕)] 8点(2024-10-26 08:37:23)
20.  妻として女として
女優として一枚看板の主演作が殆どだった高峰秀子の、数少ない貴重な「同格女優演技バトル作品」、私見ではベストスリーのひとつ。他は「華岡青洲の妻」(ver若尾文子)「女の園」(ver高峰三枝子・岸恵子・久我美子)番外として「稲妻」(VS浦辺粂子)同じ成瀬作品でも「ひき逃げ」「娘・妻・母」なんかは、演技のしどころというかバトルという点で、少々物足りず消化不足。この作品での淡島千景は、女優としての格、存在感と押し出しの良さ、演技力においても相手役として申し分なし。名コンビ森雅之氏ですら、彼女たちの前では役柄も含め影が薄くなってしまっていた。
[地上波(邦画)] 8点(2024-09-25 08:25:53)
000.00%
190.61%
2221.49%
3352.37%
4936.31%
520213.69%
636925.02%
740127.19%
824316.47%
9785.29%
10231.56%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS