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1.  異人たちとの夏
大林監督はほんとうに幸せな人だと思う。正直うらやましい。ところで、個人的に死者との再会話は大好き。古典的な怪談を丁寧に踏まえた作品だと思う。ホラー(?)の箇所は監督の趣味(だとひそかに思う)。楽しそう。いいなあ。これから高齢化社会を迎える日本。こういった記憶もの、死者との再会ものが増えてくると思う。期待したい。「宗教」の代役張るのだから、がんばってほしい。
7点(2004-09-01 19:40:48)
2.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
ネタをつぎからつぎへと繰り出していって、それが最後に集大成していくという手法は、まさにアメリカ映画の独壇場だと思います。そしてこの作品はその嚆矢ともなったものではないでしょうか。『ダイハード』などにつながっていく(って、どっちが先だったっけ・・・)。ちなみに外見がドクそっくりの人を知っています。あちこちでドクに間違えられているようですが、本人は得意げ。本物同様たしかにちょいと変わり者ですが、よい人物です。
8点(2004-08-31 22:12:24)
3.  バウンティフルへの旅
高齢者が、なんとかいまはもう存在しない故郷へ帰り着こうという作品です。故郷はしっかりと記憶にあり、自分の故郷はバウンティフルだと堂々と名乗れる。しかし実際にその故郷は廃村になってしまっているという二重性。この揺らぎがいろいろと考えさせてくれました。旅にもいろいろあるでしょうが、「最後の帰省が最高の旅」なのかもしれませんね。こじんまりとしていますが、なかなかの作品だと思いました。ぜんぜん雰囲気は違うのですが、さだまさしの「水底の村」という作品を思い出しました。ばらばらになった人生の糸がかろうじてまた結ばれる。これって、いささか宗教的なことばになり気が引けるのですが、「浄土」の予兆といってよいような気がします。高齢化社会を迎えるこれからの日本。この手の記憶をめぐる作品が増えていくものと思われます。結構期待しています。
7点(2004-08-31 21:49:36)
4.  フィールド・オブ・ドリームス
子供の頃、頼りがいがあり大きく見えた父親。こちらが成長するに連れて、夢を捨てて日常に埋没する凡庸な親父に成り下がる。ああはなるまいと堅く心に誓ったものの、いつの間にか自分もどっぷり中年。。。親父に似てきたどころか、リーマンとしても親父より格下かも。で、悶々としているうちに親父は逝ってしまう。と、まあ、誰もが通る道を野球を素材に巧みに描いた佳作。なぜかこの手の死者との交流を扱う作品はアメリカには多いですね。ヨーロッパには少ないような。そして日本では結構多いですよね。なぜだろう。ともかく、「和解」ってアメリカ人にとり片時も忘れることのできない課題なのかも。独りよがりではない和解を求めていっていただきたいです。で、まずは家族から。いいです。この調子です。ゆっくり行きましょう。
7点(2004-08-31 21:20:45)
5.  ガンジー
ガンジーの偉大さを「再確認」できる作品です。新しい発見は特にありませんでした。しかし「ガンジー的」な発想や実践が急激に薄れゆく昨今のこと。こうした作品をあらためて見直すことは意義あることだと思います。もっとも、もしいま撮り直すなら、もうすこしガンジーの言動が秘める「狂」的な面に踏み込んで欲しいですね。現作品では、某国大統領も感動のあまりますますみずからの政策に自信を持たれることでしょう。これではガンジーさんも草葉の陰で泣くしかありません。
7点(2004-07-23 17:25:33)
6.  サルバドル/遥かなる日々
海外におけるアメリカの反共政策を糾弾した作品。むき出しの暴力がみせつける問答無用の恐怖がひしひしと伝わってくる。でもあの国家の政府は全然めげていない。アフガニスタン、イラク、さらにはパレスチナ・・・(インドネシアでもスカルノ政権を倒す際、アメリカは無茶苦茶やっている)。ときどき見直して、「ならずもの国家」アメリカの狂気に目を覚ましておきたい。なんか最近こういった作品が少なくなったなあ。。。
8点(2004-03-04 21:50:30)(良:1票)
7.  ラストエンペラー
ますますみずから生まれ育った西洋世界への絶望を深めつつも、それがオリエンタリズムを引き起こしてしまう哀しさ。そんな印象を抱きました。一見壮大な歴史絵巻のようですが、じつは監督の心象風景なのかもしれません。作品の是非はともかく、そうした試みが許される映画監督という仕事に羨望を覚えます。
7点(2004-03-01 21:11:32)
8.  悲情城市
台湾版「小津」です。しかし小津作品と決定的に違うのは、やはり歴史という視点が明確なこと。つまり歴史という超越に翻弄される家族の「業」を描いているのであり、日本人がやりそこねた課題をこの作品はひとつのかたちとしてやり遂げた観があります。お見事です。この作品に触れて、今村昌平の『黒い雨』を思い出しました。
8点(2004-03-01 20:57:42)
9.  ダイ・ハード
アクションものの王道をいく作品ですね。つぎからつぎへと、じつにうまい調子に危機が訪れてくれます。いかにもアメリカの娯楽映画ってとこで、知的な役柄が似合わないウィルスにぴったりの作品でしょう。
7点(2004-03-01 20:41:06)
10.  いまを生きる
たとえ崩れかかっていようとも、伝統に裏打ちされた規律あってこそ、こういった「変わり者」教師を描く作品は成立するのだろう。ちょっと作風は違うけど『チップス先生』にしてもそうだ。とうわけでいまの日本を舞台にしたのでは、こうした作品はあまりリアリティを感じさせえないのではないか(あまりこの手の作品を観ていないので憶測なのですが・・・)。ドラマGTOのように、はちゃめちゃ教員になってしまうのだよ。やはり教員はたとえ逸脱していても子どもが成長するにあたり、良きにつけ悪しきにつけ「手がかり」にならざるをえない。しかしGTOじゃただのマンガだ(たしか原作はマンガだったっけ)。いかんいかん、本作の評価を越えて、現実の教育界へと思いをはせてしまいました。でもそんな作品ですよね。『いまを生きる』って。
7点(2004-02-26 21:40:11)
11.  レッズ
ウォーレン・ビーティに関してはあまり知らないのですが、アメリカのリベラル・インテリの思い入れがそれとなく感じられる作品です。アメリカでは体制が根本からひっくり返るという出来とはなかった(さらには、ありえない?)ので、それを生で体験したリードに自分を重ね合わせて追体験したのかもしれません。それをべつに咎めだてる気はないのですが、どこか自分を特権化するとういか、安全地帯におているような感じが本作にも漂っています。まあリードがジャーナリストであったせいかもしれませんが。せめて『ドクトル・ジバゴ』のように虚無感が隠し味として効いていれば、より歴史に翻弄される人間の深みを描写できたのに、と惜しく思えます。どうも「ロシア」はアメリカ人の手には負えないようですね。
5点(2004-02-26 20:36:01)
12.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
結構好きです。少年時代の回想シーンがことに素晴らしいです。富と名誉を得ながら、最後は絶望に落ち込んでいく男が哀しかった。つねに二番手の男にはその程度の「成功」しかありえなかったのか。落ちぶれても、後ろ指さされていても一番でなきゃだめだ、と改めて痛感した。わが道を行こう!
7点(2004-02-15 14:52:28)
13.  さよなら子供たち
非常によく練られた映画で、歴史の荒波が子どもにも容赦なく襲い掛かる時代をよく表現していたと思います。僧侶マニアのわたしとしては神父が善玉として描かれていることも嬉しい。でも史実は、ナチに協力したフランス人や神父も多かったのです。このあたりが影として描きこまれていたら、もっと深みが出たと思うのですが、これはルイ・マルに望むべきことではないかもしれませんね。反省。。。
7点(2004-02-12 22:34:19)
14.  セント・エルモス・ファイアー
いかにも、の青春映画。登場人物たちと同世代の頃に観た作品なので、さほど印象は悪くはない。でも今観直したら、どうだろうねえ。。。まあ、『ビバリーヒルズ・・・』の???な距離感はなかったので、穏当な作品だったのかも。当時のアメリカは景気も悪く、没落傾向ありありで、いまの日本に似ていたのかもしれない。
5点(2004-02-12 21:53:21)
15.  パリ、テキサス
ヴェンダース監督一世一代の傑作でしょう。『ベルリン、天使の詩』よりも数倍優れています。記憶を映像化する最良の方法のひとつが旅として描き出すことです。時間も空間も流れていく。そして奇跡的にどこかで再度クロスする。手垢にまみれた言葉ですが「哀愁」を感じましたね。小津的な感性を、それとは知れず、もっとも巧みに嫌味なく描きえた作品ではないでしょうか。
9点(2004-02-12 19:33:46)(良:1票)
16.  東京画
あまり点数をつけても意味がないような感じがします。この作品は。小津、ヴェンダース、わたし、わたしのコメントを読むあなた、、、、と無限(ってことはないかもしれないけど)後退していきます。その最初のずれが残した記憶をちょこっと上手にメモ書きしたもの。それがこの作品だと思います。ヴェンダース監督のその後の仕事に役立っていれば、それでよしとしたいです。はい。
6点(2004-02-12 19:24:06)
17.  ベルリン・天使の詩
天使の世界は神の世界でも人間の世界でもない、中間世界。この映画では人間界は描かれているけど、神を想起させるようなシーンは出てこない。天使は人間に限りなく近くて、せいぜいモノクロとカラーの違い程度しかない。しかしその微妙な差異に、かすかな希望を織り込んだ監督の意向は評価したい。希望はわずかで、しかもその実現には重くて無様な人間の生が待ち受けているのだが、しかし天界から「墜落」した天使が唾棄すべき「堕天使」ではなく、平凡な人間というのがいいな。平凡な人間でありうること、それは恩恵の名残なのかもしれない、とこの作品を観た後にふと思ったりした。
8点(2004-02-12 19:15:17)
18.  達磨はなぜ東へ行ったのか
韓国の禅仏教をテーマにした、地味ぃな作品。十牛図を映像化したといえば、わかる人にはわかるし、わからん人にはさっぱり。仏教理解の精度を云々言うよりも、映像を楽しめばよいのだが、やや図式的すぎるし、映像もきれいすぎて退屈かもしれない。もうすこし俗っぽさと「笑い」を出しても良かった。さもなければ自画自賛の、しかし他方でオリエンタリズム的な毒を免れがたいと思うから。なんとなくベトナム映画『青いパパイヤの香り』に雰囲気が似ている。もっとも、韓国の仏教は日本のそれよりもまだ真摯なところがある点には感心できた。
6点(2004-02-12 19:02:39)
19.  インドへの道
アラビア、ロシアなどばかでかい大地を描けばさすがのリーンですが、インドのような濃密な輻輳空間を描くのは苦手だったか。あるいはすでにしばしば指摘されているように、たんにもうトシだったのかも。文明と和解というテーマには共感できるだけに残念。誰かもうすこし深みのある脚本でリメイクしてくれないかな。
6点(2004-02-10 21:05:50)
20.  田舎の日曜日
本当に印象派のような画面が緩やかに続きます。印象派好きの日本人にはこたえられない逸品でしょう。光と闇のコントラストから光景の美しさを描写するならありがちですが、この作品では微妙な光の強弱のみで、風景と心情を描き出していきます。エスプリを効かすだけが能ではないということを知らしめるフランス映画の傑作。この前見たのはかなり前だったような。だいぶくだびれだしたいまの私には、あの光の美しさで洗われたいという気持ちでいっぱいです。
9点(2004-02-09 19:18:41)
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