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1.  わが心のボルチモア
なんとなく展開はだれた感じですが、それなりにまとまった作品です。アメリカという移民社会ではニーズがあるテーマなのでしょうね。家族の絆というのはつぎつぎに新たな移民が入ってくるアメリカのほうが、従来家族主義的といわれてきた日本よりも、より「家族」が宗教的なまでに強く意識されるのかもしれません。感謝祭の七面鳥にナイフを入れるだけで大騒ぎするのも、世俗化されたユダヤ系移民にとって「宗教的」な意味を持つのでしょう。だからこそあれほどもめるのだと思います。しかし、アメリカ社会全体でもそういったものなのでしょうか。なんだか最近は「日本化」しているような。。。
6点(2004-10-08 12:34:10)
2.  薄れゆく記憶のなかで 《ネタバレ》 
アポロ月面着陸から10年後の1979年に高校3年生。田舎の県立高校。しかも遅くて淡い初恋ときたら、ああ、わたしと同じ。。。これだけでもう冷静な評価は下せません(点数は勢いでつけました)。  撮る方も撮られる方も初々しさが目立ちますが、それがかえってテーマに似つかわしく、好感が持てます。しかも、繰り返し観るうちにこなれてきて、滑らかな印象をもたらしてくれました。ラフマニノフ調の情緒豊かな音楽もよい。ことに初々しい菊池麻衣子の香織が良かった。密かに想いを寄せていた和彦と心を通わせることができた嬉しさと恥ずかしさが混じり合った川沿いの帰り道での表情と、ぎこちなくなった関係を修復しようと意を決したように紅をひく浴衣姿の表情とが対照的で、すてきでした。  初恋といえば、わたくしごとで恐縮ですが、わたしの場合、当時受験の色がもっと濃く、とてもドラマチックな要素などありませんでした。しかしそれでもかけがえのない思い出となっております。監督が主張したかった初恋の残酷さもそれなりにわたしの記憶に刻まれ、人生に哀しい彩りを添えてくれています。DVD化されましたので、日々の変わり映えのしない生活に疲れたオッサンであるわたしにとり、また心癒されるコレクションが増えました。嬉しいですね。  10年後主人公の和彦はまだ本当にやりたいことが見つかっていないと言っていますが、今ならどうでしょうか。あれからなんと25年。わたしの場合、やっぱり・・・ですかねえ。人生こんなもんか。なお、意見が分かれる最後のシーンですが、わたしはあれでよかったと思います。彼女が幸せそうで、本当に、よかった。ただ、香織が和彦の顔を認識できなことから、まだ抑圧は続いているような気がします。しかし、これも含めての人生でしょう。本作品中唯一の不満は10年後の和彦が働くタコ焼き屋が「京都大学正門前店」ということ。これじゃストーカーだよ。。。ま、ともかく、彼のほうは故郷でも京都でもなく、東京あたりでがんばってほしいです。  で、結論。文字通りの意味で「佳作」といってよい稀有な作品。ぜひみなさんもご一覧あれ。
10点(2004-07-23 16:59:58)
3.  ブラス!
物語の展開などはいわば型どおり。見ていて安心できる作品です。決して貶めているわけではないですが、いまひとつ入れ込むまでには至りませんでした。ただ、近代以降、共同体づくりに失敗した日本の労働者の場合だったらどうだろう、という点ですこし考えるところがありました。また、父・指揮者と息子・トロンボーン奏者の厳しくも暖かい交わりは心に響くものがありました。あと、、、、労働者のイギリス英語がほとんど聴き取れずショックだった。
6点(2004-04-01 18:48:37)
4.  さらば、わが愛/覇王別姫
おすぎがこの作品を褒めながら、「日本人はもっと歴史というものを大切にしなきゃだめよっ!」って言っていた。たしかに歴史の波に乗ると厚みが出る。日本の歴史大河ものは英雄史観で、歴史に翻弄される被抑圧者が示す「火事場のばか力」を描ききれていない気がする。この点、中国物はうまいなあ、って感心させられるが、これも中華思想の強みだろうか。
8点(2004-03-01 20:48:29)(良:1票)
5.  ピアノ・レッスン
同監督には衝撃の傑作『エンジェル・アット・マイ・テーブル』がある。それとは比較にならないほどお粗末な作品。いや並みのレベルには達しているのが、旧作があまりにすばらしかったので、やはり比較してしまい低めの評価になってしまう。『ピアノ・レッスン』の脚本を監督自身が担当していることからいっても、こちらが監督本来の実力か。顧みるに、その差はたんに脚本の良し悪しによるのではなく、『エンジェル』が「天才」あるいは「預言者」を描くことで、製作するスタッフが実力以上の力を発揮したのに対して、『ピアノ』は所詮凡庸な男女を描いているにすぎないことに関係しているのかもしれない。『エンジェル』がいかに奇跡的な作品であるかを証明するための「引き立て役」を引き受けざるをえない作品。
5点(2004-02-26 21:18:35)
6.  四月物語
若い頃にぼけーっとすごしてしまい、ふと気づけばあまりこれといった楽しい想い出がないって人、多くありませんか。わたしも恥ずかしながらそんな人間です。ところで、この作品の主人公は雰囲気も淡々として、嫌味がなく、なんとなく「仲間」のような気がします。自分の代わりに松たか子が穏やかな日常を送ってくれる、というか手の届きそうな青春を描き出してくれているような感想を持ちました。一種の癒し系?もちろん万人受けする作品だとは思えませんけど。観てよかったです。
7点(2004-02-12 22:53:59)
7.  イル・ポスティーノ
出張先のホテルの一室でたまたま暇つぶしで観ました。すごく古風なつくりで、本当に1995年なの、って感じです。フィリップ・ノワレがあの風体で出演していたので、たしかにそんなに古い作品じゃないですよね。詩というのは小説とは違い構成力よりも一瞬の感性が重要なので、こういった交流は日常的にも結構あるものだと思います。日本の俳句や短歌の世界でも、結構あったし、いまもあるんじゃないかな。世界各地でリメイクできそうなお話です。そういった意味で詩ってすごいなあと思わせる作品ではありました。ちなみに、そのしばらく後だったかなぁ、またもや出張先のホテルの一室で観た某放送局の特集が、幸月っちゅう爺さんの遍路俳人のはなし。その後のなりゆきはそこそこ有名ですが、なんかああいったうさんくささも丸ごと含めて詩なんだなあ、ってところです。
7点(2004-02-10 21:48:52)
8.  シックス・センス
こういった作風ではつい粗探しをしてしまう癖がありまして、すなおに楽しめなかった。まあ、「黄泉がえり」よりはマシでしたが。またブルース・ウィルスにはどうも知的な役割が似合わないように思えます。子役の坊やもいかにも子役子役しており、ちょっとかわいいだけといった感じでした。
5点(2004-02-09 18:57:28)
9.  エンジェル・アット・マイ・テーブル
な、な、なぜ誰も投稿していないのだ。信じられない、、、と思わずつぶやいてしまいそうな傑作です。天性の詩才をもつ少女がたどった揺れ動く成長過程を、カメラはときにリアリティに徹しつつ、またときに詩情豊かに描き出します。顧みるに平凡な人間としてわたしは、この主人公のように一見すれば見苦しくて扱いにくそうな、しかしじつは「神」の声を聴く人たち、つまりは「預言者」たちを、いままでずいぶんと無視したり、蔑んできたなあ、と思われてなりません。そういった意味でとても辛くなりました。自分を反省する契機としてもとても貴重な作品なので、思い切って10点満点といきたいと思います。ともかくもう一度観るのが恐いような傑作です。
10点(2004-01-20 22:34:29)
10.  インデペンデンス・デイ
エイリアンがじつはタイムマシーンに乗ってやってきた未来のアメリカ人だったら面白いのに。まあ、こんな哲学的(?)なテーマはいまのアメリカ人には無理じゃとて。
5点(2004-01-20 22:10:26)(良:1票)
11.  Love Letter(1995)
 「時熟」という言葉がありますが、記憶も時間が経つにつれ、不純物が濾過され、発酵し、甘美なものに変わっていくことがあります。ことに若い日の恋の思い出は。まさに少女マンガ系ですけど。  この映画の回想シーンはさほど樹(♂)のことを気にかけていなかった樹(♀)によるものですが、まるで博子が夢見ているような美しさを湛えています。あるいは昔のことを回想する際には、この時熟効果というか美化効果が自動的に発動しているのかもしれません。ともかく、あなたにもそんなノスタルジックな思い出のひとつくらいあるでしょ。REMEDIOSの音楽が映像とじつにぴったりと合っています。酒井美紀がいい。メール時代の今では失われた手紙の時間感覚・距離感が心地よい。冬が来れば観たくなる逸品。(とはいえ、わたしは恋人の過去をあそこまで知りたいとは全然思わないのですけど。)
9点(2004-01-20 21:45:47)
12.  月はどっちに出ている
在日コリアンの雰囲気がそれなりに出ていて興味深かった。タクシー運転手の切羽詰った生活感が、いまの勤め先の状況がちと危なそうなわたしには、なんとなく恐かった。うう、おれも運ちゃんになるかも。差別するつもりはないけど(だって、とりあえず車が運転できれば誰でもなれるあの業界で、生き抜いている人はさすがですから)、身近な日銭稼業だもんね。以前、大阪の鶴橋という在日の人が多く居住する町のすぐ近くに住んでいたが、よくおっさんが街中で昼日中からド喧嘩していた。たまたまそこに通りがかっかわたしは、ぽこぽこ殴られているおっさんから「ニイチャン、警察呼んでやっ!」て言われたこともあった。「まあ、殺されることはないやろ」と無視したが、当時の気分を思い起させてくれる作品だった。岸谷五朗はええ味だしていたし、なんといってもルビー・モレノががんばって大阪弁しゃべっていたのが嬉しかった。
7点(2004-01-20 21:10:30)
13.  みんな元気(1990)
小津安二郎の『東京物語』へのオマージュのつもりだったのかもしれないが、イタリア人らしい我の強い老人を配したことで、若干パロディっぽくなってしまった。可もなく不可もない作品。おそらくこの作品あたりがこの監督の実力を表しているものと思う。
6点(2004-01-18 15:25:55)
14.  リトル・ブッダ
ベルトルッチ監督は西洋世界に絶望していたようですね。そして藁を掴む気持ちで一群の東洋系(?)作品を撮っていたらしい。その意味で切なさが漂ってくるような作品です。チベット仏教が過剰なまでに美しく描写されているのも、その願いの反映でしょう。作品よりも先に監督が抱く「西洋人の哀しみ」にたいして感応してしまいました。わたし自身いくぶん雑情報に捉われているようで、すこし反省気分。。。
7点(2004-01-17 22:17:36)(良:1票)
15.  タイタニック(1997)
やたら人が転がります。コロコロコロコロ。。。わたしの期待度も満足度も同じようにコロコロと、そしてズズズズーっと落ちていきました。映画館で観終わったあとに「金返せーっ!」って叫び出しそうになった唯一の作品です。巨大な効果音でごまかされるのも不快です。極限状況にしては、人間描写も薄っぺらです。「なんかデカイもん見たあ」というだけの印象です。もっとも、恋愛映画としては平均的な域に達しているので、4点献上いたしましょう。
4点(2004-01-17 15:23:48)(笑:1票) (良:1票)
16.  ブレイブハート
マッチョな現代西洋男のロマンをたんに中世に投影しただけの作品です。なんぼなんでも中世という時代をバカにしすぎです。オーストラリア人(だったと思う)が、アメリカ資本にのっかってつくった自己満足の域を出ず。マッドマックスのほうがまだマシ。
3点(2004-01-17 15:12:10)
17.  青春デンデケデケデケ
わたしより一回り上の世代を描いた作品ですが、舞台となった観音寺と似たような田舎町で高校生活を送ったので、なにかと共感するところ大でした。12年前ロードショーで観たときは、あの坊主のせがれに感心しましたが、今回はドラマー役の「明石のタコ」君に惹かれるものがありました。また、登場する女子学生が本当に美しく、かわいい。後年彼女たちがさほど他の作品に出なかったということは、この作品で瞬間最大風速的な美しさを発揮しつくしてしまったのではないでしょうか。まあ、なにはともあれ、こういった懐古&回顧ものはやはり地方じゃなくっちゃ、ですね。瀬戸内沿岸ことに四国は青春映画の宝庫です。南関東ではこうはいきませんぜ。青春は田舎だっ!これで決まり。
9点(2004-01-17 14:52:18)
18.  Kids Return キッズ・リターン
出来はいまひとつだったが平凡な「優等生」だったぼくにとり、主人公たちは「影」を体現してくれているようで、不思議な親近感を覚えた。ぼくが年をとったからかもしれないけど、最近の茶髪でケータイばかりいじっている無気力そうな若者には、こうした共感を覚えない。いまこの作品を見直すとして、以前と同じように感じるか自分でも自信がない。でも、ともかく、たけしの作品の中では最も好きですね。いつ再び観るかはわからないけど。。。
8点(2004-01-17 14:32:17)
19.  青いパパイヤの香り
たしかにオリエンタリズムの香りが避けられない作品です。でも、それは現代ベトナム映画の出発点において不可避の宿命だとも思えます。こうした事情は、たとえば、日本映画の代表ともいえる黒澤明の作品にも言えることでしょう。よく黒澤を欧米人がぱくったと言われますが、そもそも黒澤は欧米人にも受容できる人物設定をしていたことによります。似たような事情がこの作品にもあるようです。こうした「西洋」が染み込んでくる状況下で、土着性を感じさせる要素として、わたしは色使いと全体のスピード感に注目しているのですが、本作品ではやや優等生すぎるきらいはあるものの、合格点に達していると思います。ノスタルジーをめぐっても、抑えが効いていて好感が持てました。
7点(2004-01-16 23:11:56)
20.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
時間的にも内容的にもほどよい佳作です。主人公の及川なずな(奥菜恵)が一番演技が下手だというのもご愛嬌です。しばしばなずなを指して「あんな小学生おるかいっ?!」って言われますが、いますよ。実際。わたしは知っています。もうオバサンになってしまいましたが。。。 (かろうじて面影は残っているようです)
8点(2004-01-16 22:48:11)
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