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Harpo=ひろしХирошиさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 47
性別 男性
年齢 49歳
自己紹介  敬愛するマルクス兄弟の次男 (僕も次男です) にして、知る人ぞ知る屈指の男性ハープ奏者、ハーポ・マルクスよりハンドルネームを拝借。彼と同年代のチャップリンに始まり、同じく同年代のキートン、ロイド、そしてサイレント期を含めた「クラシック」映画を、喜劇を中心に邦画・洋画問わず、こよなく愛しています。

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1.  チャップリンの霊泉
 永井一郎さんの活弁トーキー版が絶品!永井さんの2種類の声での、チャーリーとヘンリー・バーグマンさん扮するマッサージ師との「対決」は、まさに抱腹絶倒でした。
[CS・衛星(吹替)] 9点(2005-08-29 19:51:24)
2.  もつれタンゴ
 1992年に、衛星放送でちょくちょく放送されていた、永井一郎さん (サザエさん・磯野波平役) の活弁トーキー版で初見。例の放浪紳士チャーリーではなく、素顔で私服の若きチャップリンが登場して来たのは、嬉しい驚きでした。写真の通り、この頃のチャップリンはハンサムですね。それでいて、演技はチャーリーそのもの。ストーリーはさて置き、当時まさに「チャップリン狂時代」真っ只中だった僕には、貴重な短編でした。
[CS・衛星(吹替)] 9点(2005-08-29 19:22:07)
3.  男はつらいよ 寅次郎夢枕 《ネタバレ》 
 冒頭から、帰郷した寅さんがまた旅に出て行くまでにかけての、一連のシークエンスが秀逸。珍しく早い段階で帰郷した寅さんを巡って、とらや一家が自分のことを褒め称えてくれる様 (本当は、早速ヘソを曲げかけた寅さんへの対処策) に感激して改悛し、御前様もわざわざ彼を褒めに訪れ、早速翌日、彼の縁談でみんなが奔走するも、結果は案の定無反応。そこへかかって来た、寅さんへの縁談の電話。これを、電話に出た二代目おいちゃん・松村さんの受け応えのみで展開させる描写が、とても良かったですね。   また、中盤から登場する、午前様の甥である東大助教授・岡倉先生。これを演じるのは、その後のシリーズにも脇役で登場する、米倉斉加年さん。自身も東大卒である山田洋次監督が、大学の研究者をカリカチュアして、変人として描いているのは、ちょっと誤解を六回ほど与える危険性もあるものの (笑) 、なかなか徹底していて、これはこれで面白かったです。
[地上波(邦画)] 10点(2005-07-31 17:36:49)(良:1票)
4.  ワンダーランド駅で
 初めに角川文庫版を読んで気に入り、それからようやく見つけた字幕版ビデオをレンタルして観ました。原作 (ノベライズ版) と映画版となると、どちらかがイマイチというものが多い中で、この映画は例外で、双方がお互いの良さや美しさを損なうことなく、引き立てていると思います。   映画版では、何と言っても全篇に渡って要所で流れるボサノバが、素晴らしい効果を挙げています。ボストンを舞台にしたストーリーで、その中心になるのは地下鉄の各駅 (特に、空港駅とワンダーランド駅) やアイリッシュパブ、水族館、そしてワンダーランド駅近くの海辺など。ボストンに行って、ロケ地巡りをしたくなってしまいます。後に、CDショップでサントラ盤を見つけた時も、「即買い」でした。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-07-02 19:30:00)
5.  国士無双(1986)
 衛星映画劇場で放映されていた時に、30分経った辺りから何気なく点けて観たのですが、中井貴一さんが原田美枝子さん (終了後に、ネットで調べて彼女だと判りました) をおんぶしようとしたり、フランキー堺さん扮する伊勢守 (本物) との対話・その後の決闘など、終始一貫している脱力感と間抜けっぷりには、ハマりました。いや、今もずっとそうです (←現在完了形) 。   それにしても、特定の台詞の可笑しみを、さらに強調するべく瞬間的にインサートされる映像 (にゃ~んと鳴く猫の顔のクロースアップや、鰻の蒲焼を焼く模様) の数々には、大笑いしました。もし、今度放映されたら絶対に録画しますぞ!
[CS・衛星(邦画)] 9点(2005-06-30 20:27:51)
6.  キートンの月ロケット
 サイレント映画時代の三大喜劇王の一人、バスター・キートンの、延べ127本出演作のうち、MGMを解雇された1930年代後半以降の脇役出演のものは、実に半分にも上ります。中には、『ハード・ラック』 (1921) のように、かつては現存しないとして「幻のキートン映画」と呼ばれていながら、再発見されたという珍品もあります。  この映画は、そんなキートンの後半生の、膨大なB級出演作の中でも、珍品中の珍品: (1) メキシコで撮った作品です。 (2) オリジナルはスペイン語ながら、何故か現存するプリントは、英語吹き替え版のみ (Amazon.comにも、これしかありません) 。 (3) 日本では劇場未公開にも拘わらず、何とビデオ発売されています (Yahoo!オークションで偶然出品されていたのを、入手しました) 。   ストーリーそのものは、往年のサイレント映画時代のような奇想天外かつ荒唐無稽なもの…と、それを言っちゃあおしまいですが、何よりも第二次世界大戦が終わった年に作られた、キートンの珍しい出演作。しかも、キートンを含めて出演者全員の台詞が、スペイン語から英語に吹き替え…というだけでも、非常に謎の映画 (笑) 。『サンセット大通り』 (1950) 『ライムライト』 (1952) という名作へのゲスト出演に比べると、非常に地味で知られざる仕事ですが、これも紛れもないキートン映画なのです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-12 10:54:19)
7.  Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004) 《ネタバレ》 
 複合映画館で、偶々間違って入ってしまったのが、実はこの映画 (苦笑) 。周防監督のオリジナル版も未見の状態でしたので、先入観なしに鑑賞したのですが、「汚い」「暗い」画が一つもなく翻案・演出されていたのが嬉しかったです。リチャード・ギアを見たのは、『愛という名の疑惑』 (1992) 以来だったのですが、彼が演じるジョン・クラークを初めとする登場人物たち(彼の家族、ダンス教室の面々、探偵とその助手など)がとにかく粒揃いで、無料レッスンの最後に、ミッツィー校長がジョンたちに見せたような、「ダンスの楽しさ」そして華やかさ・優雅さが、ほとんどどの画を見ても、よく伝わって来ました。個人的には、ラストのさよならパーティでのダンスの模様、ならびにエンドクレジット直前の、受講生のその後のシーンが愉しかったです。   ところで、ユル・ブリンナー/デボラ・カー主演の往年の名ミュージカル『王様と私』 (1956) の原題であり、主題歌名であった『Shall We Dance?』の台詞が、劇中のどこで登場するか…僕は特に、終盤かラストシーンで待ち伏せしていたのですが、地下鉄で帰宅するジョンのために、ダンス教室の窓に張られた横断幕でついに見つけた時は、何故かジーンと来ました。
[映画館(字幕)] 10点(2005-05-13 19:32:41)
8.  男はつらいよ 純情篇 《ネタバレ》 
 タイトルバックが鳥瞰撮影という、シリーズの中でも珍しいオープニング。序盤のサブプロットで登場する、森繁久弥さん・宮本信子さんという名優が登場するのを暗示しているかのよう。中盤辺りから登場する、 (寅次郎曰く「スケベ医者」の) 山下医師。これを演じているのは、後に二代目おいちゃん役として出演する、松村達雄さん。渥美さん、松村さん、そして初代おいちゃんの森川信さんが、束の間だけ同じ画面に登場してのやり取りが、もう堪りません。   松村さんは、おいちゃん役以外でも『男はつらいよ』シリーズに度々出演していますが、本作での山下医師は特に秀逸。「あの先生はなぁ、自分の腕に自信がない時は、すぐに他の医者を紹介するんだ。その点じゃあ、信頼出来るぜ」と、おいちゃんが珍妙に評して言う彼は、若尾文子さん演じるヒロインが寝込んだと (誤って) 聴くや、息せき切って駆けつけるものの、具合が悪いのは寅次郎だと聞かされるや、呆れて帰って行くという豹変ぶり。   また、終盤近くで、寅次郎が診療室に乗り込んで来た時も、何と咥え煙草で「はいぃ。息を…ふぅーーと吸ってぇ…」と、長髪の患者を聴診中という有様。直後、その患者が「男」と判るや、松村さん独特の「バカァ!」が炸裂するというシークエンス、BGMもない地味なものですが、非常に秀逸なおかしさでした。    (*2005年6月30日付け追記:松村達雄さん逝去の報に接し、追悼の意を込めて再見しました。松村さん、貴方は素晴らしかったです)
[ビデオ(邦画)] 9点(2005-05-07 14:00:39)(良:1票)
9.  さらば、わが愛/覇王別姫
 高校を卒業後の長い春休みに映画館で観た、生まれて初めての中国映画 (字幕版) を、今回11年ぶりにCATV (字幕版) で再見しました。往年の洋画コメディ専門の小生には、11年経ってもこの中国・香港映画の「重さ」は強烈な影を落とします。レスリー・チャンと、黄土色が目に染み込む素晴らしい映像には、もう最敬礼して文句なしの10点を献上。   余談ですが、2002年度のNHK教育テレビ『中国語会話』を毎週観ていました。ある週で、アシスタント役を務めていた京劇俳優の盧思さんが、同じく京劇俳優の殷秋瑞さんを覇王役に招いて、2人で『覇王別姫』のシーンを披露してくれた時、瞬時にこの映画を思い出しました。
[映画館(字幕)] 10点(2005-04-01 21:16:52)
10.  ミセス・ダウト 《ネタバレ》 
 大好きなロビン・ウィリアムスの、エンターテイナーとして面目躍如ぶりには、拍手喝采!そして、あまり触れられていませんが、家政婦ミセス・ダウトファイアとして、かつての我が子たちに接するダニエルが、冒頭とは別人のように毅然として、言葉遣いやマナーなどをきちっと躾けているのには、感心しました。もちろん、「上品なイギリスの老婦人」になりきった上での立ち居振る舞いの一部なのでしょうが、ただ単に厳しく厳格なだけではなく、素顔のダニエル本来の楽しいキャラクターがあるからこそ、子供たちもちゃんとなついたのかも知れません。   ところで、ラスト近くのTV番組収録のシーンで、つまらないので降板させられていた恐竜番組の講師のおじいさん (25年間も担当!) が、後釜のミセス・ダウトファイアの番組で、郵便配達夫役としてちゃんと復帰していたのが、ちょっぴり嬉しかったです (本人も、実は結構楽しそう!) 。
[映画館(字幕)] 8点(2005-03-24 17:34:01)
11.  ニッポン無責任時代
 植木等さんやハナ肇さんが、所々で「まったく、戦後生まれの奴らは…」「まったく、最近のニッポンは狂っとる!」と文句を言うのが、妙に印象的でした。今も、この頃から変わってないどころか、ますますひどくなる一方なんだよな…。
[ビデオ(邦画)] 7点(2005-03-24 17:10:41)
12.  マルクス一番乗り
 前半の、保安官から借りた馬草代を稼ぐために、チコがグルーチョをペテンにかけるシーンが、まさに秀逸。『マルクス兄弟 オペラは踊る』の時と同様、兄弟はクランクインする前に地方巡業を行い、舞台で観客の前で主要なギャグを演じて、その反応を基に推敲を重ねたとか。舞台出身のマルクス兄弟だけに、そこで鍛え上げたアンサンブルを基本に、映画的な演出を加えてスケールの大きな楽しさを余すところなく発揮しています。唯一、惜しい点があるとすれば、それはミュージカルシーンがやや長過ぎた感が否めないことでしょうか。とは言え、高らかに堂々と歌い上げるラストシーンは見事!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-03-17 22:52:18)
13.  マルクス兄弟 オペラは踊る
 ハンドルネームが示す通り、マルクス兄弟のファンなのですが、MGM得意のミュージカル、オペラ風脚本・演出がどうも好きではなく、一度観ただけで「封印」していた作品。ところが、何年も経ってから再見してみたところ、慌てて自分自身の判断を訂正。これは面白い!開巻からラストシーンまで、冗長なシーンもなく面白さがバランス良く詰め合わせになっているのには驚き。前作『我輩はカモである』の、公開当時の不当な酷評によりピンチに立ったマルクス兄弟を生き返らせた、プロデューサーのアーヴィング・サルバーグの力量はさすがです (現在も、アメリカ映画で優れた脚本に贈られる賞に、その名を残すだけのことはあります) 。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-03-16 23:55:19)
14.  天使のくれた時間 《ネタバレ》 
 アメリカの、ごく普通の家庭のクリスマスの雰囲気が、冬のニュージャージー州の町並みと相俟って、とても暖かく美しかったという、視覚的な印象が強いですね。   僕がこの他に好きなシークエンス:主人公ジャックの、「もう1つの人生」でのある夜。書斎で見つけたビデオテープを再生すると、それは妻・ケイトの誕生日パーティのホームビデオ。本当の姿である、超高収入の一流敏腕ビジネスマンとは程遠い、2人の子持ちで所帯染みた、郊外のタイヤ販売店員のジャック。しかし、そんな彼が、愛するケイトに向かって朗々と歌い上げる、「♪この『ララララララ…』は、『君を愛してる』」という歌。上手くはないが、幸せいっぱいの自分自身の姿に涙するジャック…不覚にもここではグッと来ました。
[ビデオ(字幕)] 10点(2004-12-08 21:52:02)
15.  キッド(1921) 《ネタバレ》 
 文句なしの10点満点!のチャップリン映画です。30歳を過ぎたばかりのチャップリンが、最初の妻 (ミルドレッド・ハリス) との離婚訴訟絡みの差し押さえを逃れるため、当時全幅の信頼を寄せていたという日本人秘書・高野虎市さんらを伴って、ユタ州ソルトレイクシティへこっそり雲隠れ。安ホテルで、極秘作業として編集をやり遂げる…という難産の末に産まれた、まさに彼の愛情がたっぷり注がれたキッド (子供) そのもののよう。   素晴らしいのは、何と言っても孤児院の役人2人 (この2人と、その間に立っているチャップリンとの「伝言ゲーム」の短いギャグ、あのクライマックス直前ということもあって、一層笑えます) と警官を退けて、キッドを奪還して抱きしめるシーン。後年、チャップリンが自ら付けた音楽が、このシークエンスの緊迫感・感動をさらに引き出しているのは、さすがです。音楽を聞いただけでも、冒頭字幕の「一粒の涙」が思わずこぼれてしまいます。
[ビデオ(字幕)] 10点(2004-11-07 21:36:26)(良:1票)
16.  キートンの探偵学入門 《ネタバレ》 
 冒頭の、映写技師の仕事中の「1ドル札事件」が秀逸。主人公の性格を、手際良く鮮やかにまとめて見せる辺りの見事さは、チャップリンと同様で、文句なしに「喜劇王」たる資質でしょう。   そして後半、悪者たちから逃れるシーン。行商人が壁に背中合わせになって立ち、首から提げたトレイを「ここ、ここ」とキートンに指差す。悪漢2人に追い詰められたキートン、彼らの虚を突き、行商人に向かって突進、そしてトレイの中を目掛けて、頭からダイビング!…壁から離れて、何事もなかったかのように平然と歩き出す行商人。忽然と姿を消したキートンと、呆然とする悪漢。ドキュメンタリー『バスター・キートン:ハードアクトに賭けた生涯』 (1987) の中で、後年『バスター・キートン物語』でキートンを演じたドナルド・オコナーさんが、このシーンをどのようにして再現したかを語っています。一流のマジックショーのように、何度観ても全く仕掛けが判らない、絶品のアクロバット芸です。
[地上波(吹替)] 10点(2004-11-04 22:21:41)(良:1票)
17.  クレージー作戦 先手必勝
 バックに流れる、青島幸男さん作詞の『いろいろ節』が愉しい、オープニングのクレジットロール:「ア、いーろいーろ~あるーよ、いーろいーろね。そんなこーたどーでも…いぃぃぃぃぃっじゃねえか」という、植木等さんの歌声は、ライトモチーフとして劇中にも再登場。その直後に、ハナ肇さんも少し歌声を披露。やっぱり、クレージーキャッツは音楽が中核であったことが、再認識出来ます。開巻直ちに、ごろ寝している植木さんが『スーダラ節』を口ずさんでいるクロースアップ…と思いきや、カメラはぐんぐん引いて行き、何と彼が留置場に拘留されていた、というギャグ。警備員や同じ房の拘留者たちに、「いやぁ!どうもご苦労ご苦労!」と鷹揚に声をかける、植木さんならではの無責任男ぶりは、特に秀逸です。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2004-10-29 16:23:11)
18.  娘道成寺 蛇炎の恋
 私生活でも、日本舞踊を習っているという牧瀬里穂さんですが、本職の中村福助さんに比べて、彼女が実際に躍るシーンが非常に少なかったのが、何とも残念です。モダンバレエの練習シーンは多かったのですが…。それにしても、ラストシーンが難解で…。牧瀬さんの変わらぬ美しさに、6点啓上します。
[映画館(邦画)] 6点(2004-10-28 22:20:35)
19.  バスター・キートン:ハードアクトに賭けた生涯(TVM)
 ジャッキー・チェンが尊敬する、サイレント映画時代の3大喜劇王の1人と称された、バスター・キートン。彼の生涯を、彼自身のインタヴュー・フィルムを交えながら紹介した、ドキュメンタリー映画の傑作です。「サイレント映画の終焉と共に、凋落して行ったスター」の1人として挙げられることが多いキートンですが、 (「入社したのは、我が生涯最大の誤り」と回想した) MGMを退社させられ、アルコール依存症を克服した後は、実は美しい奥さんに恵まれ、引き続きハードアクト喜劇に徹し、亡くなる直前まで映画出演を続けていたという、映画人たちから敬愛された晩年期が、この映画で発見出来ます。個人的には、MGM退社後に監督・主演したという、無数の短編喜劇映画を観てみたいものです。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2004-10-25 18:14:31)
20.  モダン・タイムス
 これこそ、僕が初めて観たチャップリン映画。高校1年生の時、現代社会の授業でクラスのみんなと一緒に観ました。オープニングの音楽が、ちょっと角張った感じがして、ちょっと違和感があったものの、開巻直ちに工場のシーンになってからは、もう爆笑の連続!「第5班 スピードアップ 4-1」と、単語を並べたようなだけの指示 (こういう態度のオヤジ、最近ほんと多い!) をモニターカメラ (1936年当時に!) で飛ばし、画面はその「第5班」へ。ある工員が、画面を横切って行くのを追って、画面がパンして行き、「第5班 ナットの締めが緩い」という社長のアナウンスに重なって、最後はその張本人=ベルトコンベアでネジを締めるチャーリーが登場…という、主人公をさり気なく紹介する、実にスマートな冒頭。   そして、何と言ってもクライマックスの『ティティナ』を即興で歌い躍り、見事ピンチを凌ぎ切るシークエンス。ここでのチャップリンは、それまでのドジばっかりのボケキャラとは別人の、名エンターテイナーの顔そのものでした。後に、衛星映画劇場で放映された時には、逃さずちゃんと録画。この『ティティナ』のチャーリーに、何度も何度もアンコールを送り、巻き戻して観ていました。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2004-09-23 21:07:33)(良:1票)
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