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Harpo=ひろしХирошиさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 47
性別 男性
年齢 49歳
自己紹介  敬愛するマルクス兄弟の次男 (僕も次男です) にして、知る人ぞ知る屈指の男性ハープ奏者、ハーポ・マルクスよりハンドルネームを拝借。彼と同年代のチャップリンに始まり、同じく同年代のキートン、ロイド、そしてサイレント期を含めた「クラシック」映画を、喜劇を中心に邦画・洋画問わず、こよなく愛しています。

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1.  ニッポン無責任時代
 植木等さんやハナ肇さんが、所々で「まったく、戦後生まれの奴らは…」「まったく、最近のニッポンは狂っとる!」と文句を言うのが、妙に印象的でした。今も、この頃から変わってないどころか、ますますひどくなる一方なんだよな…。
[ビデオ(邦画)] 7点(2005-03-24 17:10:41)
2.  クレージー作戦 先手必勝
 バックに流れる、青島幸男さん作詞の『いろいろ節』が愉しい、オープニングのクレジットロール:「ア、いーろいーろ~あるーよ、いーろいーろね。そんなこーたどーでも…いぃぃぃぃぃっじゃねえか」という、植木等さんの歌声は、ライトモチーフとして劇中にも再登場。その直後に、ハナ肇さんも少し歌声を披露。やっぱり、クレージーキャッツは音楽が中核であったことが、再認識出来ます。開巻直ちに、ごろ寝している植木さんが『スーダラ節』を口ずさんでいるクロースアップ…と思いきや、カメラはぐんぐん引いて行き、何と彼が留置場に拘留されていた、というギャグ。警備員や同じ房の拘留者たちに、「いやぁ!どうもご苦労ご苦労!」と鷹揚に声をかける、植木さんならではの無責任男ぶりは、特に秀逸です。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2004-10-29 16:23:11)
3.  伯爵夫人
 チャップリンの遺作にして、現代の視点で観てもオアシスのような安心感を与えてくれる映画。それは、78歳にしてなお衰えることのない創造力とエネルギーを持ち続けていた、超ベテラン職人・チャップリンの手によるものだからだと思います。つい先日、主演のマーロン・ブランドさんが亡くなったばかりで、我々の時代に最も近い、貴重なチャップリン映画と言えるでしょう。テクニカラー+ワイドスコープという手法の、このチャップリン映画は、「放浪紳士チャーリー」の頃のモノクロ・サイレント映画のイメージからは、極めて異色なもの。俳優としてのチャップリン本人は、チョイ役で2シーンだけ顔を出すだけに止まり、残りはいつもの通り、八面六臂の完全主義者ぶり。かつ、自分自身を忠実に再現させるような演技を、主演のブランドさんとローレンさんに与えています。…能書きはともかく、「あぁ、やっぱりチャップリン映画だ!」と嬉しくなる一篇。登場人物の仕草や、チャップリン作曲の音楽の数々が、特に愉しかったです。
[ビデオ(字幕)] 10点(2004-07-19 15:01:06)
4.  ウエスト・サイド物語(1961)
 これも、『ナバロンの要塞』に投稿した拙レビューで書いた、父の『映画音楽大全集』で知って、小学生の頃に深夜放送で観た、忘れられない作品です。開巻ほどなく、フィンガー・スナップの音が聞こえて来て、男優たちにパンする有名なファーストシーン。この映画、還暦を迎えた母がリアルタイムで劇場で観たとかで、僕がこの映画の名前を口にした途端、ジョージ・チャキリスが素晴らしかった!と言ってはいつも2人で、この映画の話に興じて来ました。それだけ、1961年当時の日本の若者にとっては、電流が走るような鮮烈さを覚えるものだったのでしょう。高島忠夫さんか、愛川欽也さんかが、同じようにこの映画を目を輝かせて生き生きと語っていたのを、昔TVで観たことがありますが、あぁ映画って本当にいいな、と思ったのを覚えています。余談ですが、10数年前に漫画『おそ松くん』を読んだ時、六つ子がダンスを習う話があり、この映画のように両手と片足を高々と上げるシーンがあったのですが、そこでの会話:「昔、こんな映画流行ったよな」「ウエスト・ヒップ物語な」 (笑) 赤塚不二夫さんも、お好きだったんでしょうね。
[地上波(字幕)] 10点(2004-03-05 13:08:52)(笑:1票)
5.  ナバロンの要塞 《ネタバレ》 
 小学生だった80年代中頃、父が持っていた『映画音楽大全集』というレコードのBOXセットに収録されていた、ミッチ・ミラー合唱団が朗々と歌う主題歌に聞き惚れ、解説を読んで胸を躍らせていた映画。それから間もなくして遂に初見する時、深夜放送で観るために、昼寝をして備えたのを覚えています。僕の映画好きを決めた作品の1つです。ラストで、真打ちの大砲がようやく登場。それまで、冒頭の説明で言われていた「想像を絶する破壊力と正確さを誇って」いた大砲が、初めてイギリスの駆逐艦を外し、大爆破の末に、夜のエーゲ海の藻屑と消えるシーンで、子供心に体が震えたのが忘れられません。   今になって観返してみると、「爆弾屋」ミラー伍長を飄々と演じるデヴィッド・ニーヴンが最高です。不平混じりのジョークを連発しながら、ここ一番でマロリー大尉に猛然と食って掛かるのが印象的でした。任務遂行の為に、深手を負って歩けなくなったフランクリン少佐に、偽情報を流してドイツ軍基地に (負傷兵として治療を受けさせる為) 残したマロリーを、「何をしたか解ってますか??あなたは、任務の為に重傷を負った人間を利用したんだ!」と糾弾。苦渋の選択をしたマロリーは、しばしの沈黙の後「考えたが、他に方法がなかった…」と苦悶の表情。このシーン、戦争について思わず考えさせられます。   さらに、爆薬を不能にされたミラーが、冷静に推理して、ある意外な裏切り者を暴き出すシーン。ここでもマロリーに食いつきます。「任務遂行の為には、ここで裏切り者を殺さなくてはいけないんだ!任務遂行に一番熱心なのは、あなただろう?!心を鬼にして目を閉じて、イギリスの為を思って一思いに引き金を引いてみろ!君は指揮官じゃないか!」と大啖呵を切ったものの、急に萎んだように不安な表情で立ち尽くすミラー。長い沈黙の後、意を決して立ち上がり、「心を鬼にして」裏切り者に銃口を向けるマロリー。肩越しにそれを察知し、思わず引き止めに駆け出すミラー。その瞬間、消音銃の鈍い銃声!…ゆっくりと崩れ去る裏切り者。その銃を撃ったのは、裏切り者の親友であった…。このシーン、まるで舞台劇の緊迫した名演を観るようで、涙が溢れました。他にも、嵐の中で荒波に揉まれて進む漁船で、何故かみんなにコーヒーを勧めて回ったり、ラスト直前の「ネズミ花火」でドイツ軍兵士の度肝を抜いたり…。デヴィッド・ニーヴンは最高でした。
[地上波(吹替)] 10点(2004-03-02 12:00:24)(良:2票)
6.  荒野の七人
 あの傑作『七人の侍』を、ユル・ブリンナーが観て惚れ込み、リメイク権を買い取って作られたということで、どうしてもご本家と比較されてしまいますが、僕はどちらも大好き大満足!素材と俳優、音楽、演出が優れていれば、洋の東西を問わず素晴らしい作品になる好例だと思います。まず、何と言ってもバーンスタインの、あの胸躍り高鳴るテーマ曲。これを聞くといつも、アメリカ西部劇の陽光降り注ぐ広大な「荒野」が目に浮かびます。そして、全身黒尽くめの出で立ちで、すっと背筋を伸ばして歩き、鷹のように鋭い眼光を放つ、ユル・ブリンナー。『七人の侍』での志村喬さん同様、まさに「名将」そのもの。   そして、7人の個性的なガンマンの中でも、ジェイムス・コバーン演じるブリットは、まさにいぶし銀。銃とナイフの両刀使いという練達の士、という設定ですが、何と言っても列車を背景にした、電光石火のナイフ投げのシーン。初めて観た時の興奮が、まだ忘れられない映画です。
[地上波(吹替)] 10点(2004-02-04 10:06:16)(良:1票)
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