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1.  メゾン・ド・ヒミコ 《ネタバレ》 
部分部分は上手に作られているし、オダギリ ジョーははまり役でしごく素敵でしたが、全体としては、うーん・・・。ゆるく自由に作っているのはいい感じだし、「めぞん一刻」的にいろいろな人たちを見せたい、という意図もあったと思いますが、さすがにちょっと詰め込みすぎではなかったかなぁ。せっかくの設定が十分に活かされていないように思えました。いろいろなエピソードが、ヒミコとその死を中心としてもう少し相互に絡まってくると、もっとジンワリできたのではないかと。ラストは結局、少女のブレイクスルーの物語、になってしまったみたいで、それだったら、「ジョゼ」や「花とアリス」、「ロスト・イン・トランスレーション」のほうがよかったなぁ。エンドロールの「母が教え給いし歌」にちょっとだけ泣けました。
[映画館(字幕)] 6点(2005-10-01 15:26:11)
2.  エレニの旅
ただただひたすらに悲しい映画でした。凝縮された乾いた悲しみに圧倒され、打ちのめされて、何も言えません。さすがはギリシャ悲劇の国。まいりました。
[映画館(字幕)] 10点(2005-06-05 19:36:27)
3.  永遠と一日 《ネタバレ》 
テーマはもちろん「人間の孤独。 詩人、詩人の妻、詩人の母、そして、不法入国の少年、 それぞれの孤独が澄んだ美しい映像とセンチメンタルな音楽の中で響きあう。 誰の孤独に自分を重ねるか? 知り合いの女性は、詩人の妻、と言っていた。 私の場合は、もちろん、「亡命者」、いつでもよそ者、という 詩人の孤独が自分と重なってつらい。 こんな映画には感動できないほうが幸せなのだろう。 人間は一人では生きられない。 しかし人間は一人で生まれて一人で死んでゆく。 人間の言葉は不完全だ。 二人の人間が同じ場所を占めることはできない。 だから人間は孤独だ。 人は死ぬ。人は孤独だ。 人はわかりあえない。 これらは人間の条件であり、どうにもならないことだ。 だから、この地点が出発点なのだ。 だから、人は生きようとする。 群れて、協力してなにかを成し遂げようとする。 なんとか近づき、わかりあおうとする。 どんなに幸せそうに見えても、 人はどうしようもなく孤独なことがある。 仲間に囲まれて幸せそうに見えた詩人の妻の孤独は、 残された手紙によって「発見」される。 そして、(自分だけではなくて)誰もが孤独だ、 ということを普通よりも強く認識するものが、 誰かをほんの少しだけ幸せにすることができる? のかもしれない。 妻の孤独を知り、少年の孤独を知り、 母の孤独を知った詩人は、 病院にはゆかない、と決め、「言葉」で妻を取り戻す、と言う。 彼は残された命をどう使うのか? ラストシーンはお約束どおりとはいえ、やはり号泣ものだ。 映画は詩人の救済を予感させる形で終わる。 でも、その「希望」はどうしてこんなに苦いのだろう?
[DVD(字幕)] 9点(2005-05-24 22:30:19)
4.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
残念ながらほとんど何も感動できませんでした。邪推するに、アメリカでヒットさせたいという思いが、とても裏目に出ている感じです。いっそのこと、スター・ウォーズやハリー・ポッターの向こうを張って、「ハウルの動く城、全7作」とかにすればよかったかも。1.ハウル魔法学校に入るの巻、2.ハウル悪魔と契約して城を手に入れるの巻、3.ハウル荒れ地の魔女と出会うの巻、4.ハウルソフィーと出会うの巻、5.ソフィー魔女に呪いをかけられるの巻、6.ハウル年とったソフィーと出会うの巻、7.すべての呪いは解かれるの巻、とかではどうでしょうか。
2点(2005-02-07 00:38:19)
5.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 
日常に孤独と虚無を感じている主人公二人が、不思議の国=すべてがナンセンスに見える場所で出会い、不思議の国を彷徨いながらお互いの孤独と虚無を認め合い、抱き合って別れる。おかしくて、切ない。観ている間はたくさん笑い、ラストシーンでは、少しほろ苦いけど心暖まるような気分になり、映画館の外に出たときには、見慣れたいつもの風景が異国に見えた。良い映画だと思います。
7点(2004-05-26 23:55:34)
6.  コールド マウンテン 《ネタバレ》 
純愛映画というよりは、女性原理を高らかに謳いあげたお伽噺。森の中の魔法使いのおばあさんも出てくる。そう思って観れば、丁寧に作られているし、絵も音楽も美しい。一編の、少し残酷だけれどもよくできた絵本を読んでもらったときのような、ちょっと幸せな気分になれました。
6点(2004-05-18 22:15:22)
7.  イン・ザ・カット
アメリカの、さらには人間のやさぐれ具合がよく描かれていたと思います。でも、多くの方が書かれているように、下手にサスペンス仕立てなどにしないほうがよかったのではないかなぁ。不協和音で伴奏されたケ・セラ・セラが気持ち悪る良かったり、あの変なねずみみたいなおもちゃが欲しくなったり、という具合に、ディテールは不思議と印象に残りました。
6点(2004-04-26 22:13:29)
8.  きょうのできごと a day on the planet
あまりに「ドラマ」が無いので、物足りない感じもしたんですが、でも、これで映画になっているというのはすごい、とも思えて、うまく言えないのですが、結構幸せな気分で映画館を出ました。出演者もそれぞれいい味出していると思います。
8点(2004-04-26 22:05:56)
9.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 
トリアー監督の作品は、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」しか観ていませんが、この映画もまた、人間の弱さ、愚かさ、醜さを観るものに突きつける作品。小劇場の演劇のようなミニマルなセット、ミニマルな音楽は、作品の象徴性を高めるとともに、豪華なセットやCG、エモーショナルな音楽の洪水の中で忘れられがちな映画の本質を取り戻すためにとても有効だったと思う。テンポよく進んでゆくストーリーとあわせて、3時間弱がまったく長く感じられなかった。セルマがすべての弱さをひきうけた前作に比べると、ブレヒトの演劇の中の歌を下敷きにしたという今回のラストは、感情移入しやすかったが、それに感情移入して喜んでしまう自分が怖い、という意味では、前作よりさらに救いが無い。しかし、こういう映画が、アメリカの俳優も含めて協力しあって作られた、ということは、人間はやはり素晴らしい、と思わせてくれる。ニコール・キッドマンはもの凄く美しくて格好よく、エンディングのヤング・アメリカンもぴったり。良い悪いは別として、スタッフの豪華さも含めて、より「巨匠的」になっている感じがしました。しかし、どうして私はこういう映画が好きなんだろう・・・
9点(2004-04-17 09:10:37)
10.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
サディスティックなまでに人間の弱さ、愚かさ、醜さを観るものに突きつける作品。それをミュージカル仕立てで作る、というアイデアは「悪魔的」と言う他はない。そして、歌姫ビョークを得たミュージカルのシーンは、これまでに観たどんなミュージカルよりも圧倒的で印象的だ。そのビョークが演じるセルマが、すべてを引き受けて殉じる、衝撃のラスト。ビョークを使うのなら、別の終わり方にして欲しかった。身体的にも精神的にも後味はものすごく悪い。でも、傑作と言わざるを得ない。
9点(2004-04-17 08:56:54)
11.  トーク・トゥ・ハー
ストーカーを礼賛するわけではないですが、私には、とてもかっこよくて素敵な映画でした。これだけ嫌悪感を催しそうな哀しくて強烈なテーマを、これだけ静かにきれいで感動的に描けるという、作り手の人間や映画への愛情(というと陳腐ですが)がすごいと思いました。映画中で引用されているダンスや歌も素敵だったです。
8点(2004-03-14 18:09:42)
12.  普通の人々 《ネタバレ》 
extraordinary な兄と、それに依存して自分のプライドを満たす母の呪縛から、ordinary な父と弟が復権を果たすまでのお話。こうした家族構造自体も ordinary なものでしょう。家族としては崩壊したが、そのメンバーは(たぶん母も含めて)再生へと向かっている。家族の心理的葛藤の演技がとても自然で、お話が基本的には淡々と進むところも好き。個人的には精神分析医の役割が大きすぎるようにも感じたのと、全体的に品が良すぎるのが難点だが、主人公と父に感情移入できれば、救われた気持ちになれる・・・かも。レッドフォードは、依存される側として苦しんでいたのだろうか?
7点(2004-02-24 07:28:17)
13.  もののけ姫 《ネタバレ》 
人間と自然の対立というような解決不能な問題を、無理に解決せずに混沌のまま描こうとした作品。その分お話としてのまとまりを欠くが、監督の気持ちは伝わってくるし、画は十分に美しい。私も、サンたちが普通に人間の言葉を話すのに違和感を感じた。テレパシーのような形にしてもよかったのではないでしょうか?
8点(2004-02-24 07:17:43)
14.  サクリファイス 《ネタバレ》 
「信仰と希望」から「望郷と絶望」を経て「終末とその先」へ。「タルコフスキー3部作」(と勝手に呼んでいる)の完結編。盆栽のような松、尺八の音楽、など、西欧文明のの終末の先に日本的なるものへの期待も仄見える。黒澤明に捧げられた(と思います)巨匠最後の作品。ラストの少年の<言葉>にこめられたタルコフスキーの想いには慟哭する他はない。
8点(2004-02-20 23:53:46)(良:1票)
15.  ノスタルジア 《ネタバレ》 
個人的にはタルコフスキーの最高傑作にして人類の至宝。ロシアを離れた作家が、故郷であるロシアについて、深い絶望を込めて描いた作品。ストーカーの生まれ変りである狂人は焼け死に、その希望は消える蝋燭の火として描かれる。1+1=1。たまにしか観ませんが、観るたびに痺れる映像の美しさと深さは比類がない。ラストの廃寺に立ちたくて、イタリアまででかけました。
10点(2004-02-20 23:33:28)
16.  ストーカー(1979) 《ネタバレ》 
「信仰と希望」についての限りなく美しい映画。セピア色の空間に蛍光灯が点滅する冒頭のバーのシーンから、タルコフスキーだけが創ることができた象徴に満ちた映像世界に引き込まれる。明らかにキリストを象徴するストーカーは希望と信仰を持ち続けて、人々をそこへ導こうとする。しかし、ストーカーに案内されてゾーンに入る教授も小説家も、希望を持つことができない矮小で空虚な人間だ。ストーカーの絶望は深い。映画は希望を提示して終わるのだが・・・(「ノスタルジア」に続く) 
9点(2004-02-20 23:20:01)(良:2票)
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