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コメント数 45
性別 男性
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1.  あ・うん
作品のスケールとしては、やはりテレビドラマの方が座りが良いように思った。寡黙な健さんに見慣れているためか、多弁な健さんには正直戸惑ってしまった。こんな健さんは新鮮だが、役柄には合っていない。板東英二は完全にミスキャストだと思う。台詞の棒読みが酷い。もう少し役者らしい役者を当てるべきだったのではないか。とにかく健さんの役作りと板東英二の起用に違和感があるから、物語に入り込めなかった。三木のり平の芸達者ぶりに唸ってしまう。健さんと絡む屋台のシーンは名場面だ。山口美江の神楽坂芸者もなかなかよい。真木蔵人がヴェルレーヌの詩を読む思想犯を演じているが、どうしてもサーファーにしか見えないぞ。
[地上波(邦画)] 5点(2014-11-30 10:41:30)
2.  駅 STATION 《ネタバレ》 
健さん追悼番組で再見。希望の無い重く悲しい物語。直子の過ちを許せず離婚。すずこを気にかけるが彼女の人生に関与して助けてやるわけでもなく、運命的な出逢いをする桐子とも宿命的に別れ、自分の仕事に疑問を感じ続けてるのに辞めることが出来ない。そんな物語だから、救いや癒しや希望は無い。だが心に重く響くものがある。  演者がいい。雪が降りしきる銭函駅での冒頭のシーンで、直子を演じるいしだあゆみが、まるで映画のクライマックスかと勘違いさせるような演技を見せる。桐子を演じる倍賞千恵子もいい。健さんが初めて居酒屋を訪れる時のワンシーンワンカットの演技が素晴らしい。完全に高倉健を喰っている。根津甚八は30秒くらいしか登場しないが、めちゃめちゃかっこいい。大滝秀次は相変わらず渋いし、宇崎竜童のチンピラ風情もいい味出している。  駅STATIONは、間違いなく名作の挌印が押されている映画だが、改めて観て違和感もあった。健さんが雪の中に渋く佇んでいる。健さんファンなら、実はもうそれだけで満足で、僕もほぼ満足なのだが、この映画には、謂わば高倉健的指向性とでも云うべき過剰な情緒があって、この雰囲気を味わうべしと云う暗黙の強制を感じてしまうのだ。これが映画の本質であってはならない。いしだあゆみや倍賞千恵子がいい演技をしてたと云ったが、それは情緒を醸していたからではなく、彼女らはこの物語の特定の設定に相応しい素晴らしい演技をしていたからだ。
[地上波(邦画)] 7点(2014-11-30 04:14:44)
3.  紙の月
宮沢りえは体当たりの熱演をしている。だがドラマはいただけない。問題は原作なのか脚本なのか、原作未読のため判断できない。非日常性に焦がれ、優しい夫を裏切り、若い男とのセックスに耽溺するのは理解できる。だが突然、横領を働き、それをエスカレートさせていく。その堕ち方の蓋然性が弱くて戸惑う。  最後には、その謎が解けるだろうと期待するも、たとえば幼少期の歪な体験によるトラウマ等、カネに復讐しなければならない理由が明らかにされるのかと思いきや、全く描かれない。「与えたいだけ」が、横領して男に貢ぐ理由じゃダメだろ。うーむ。消化不調
[映画館(邦画)] 5点(2014-11-23 20:12:50)(良:1票)
4.  ユー・ガット・メール
大型ディスカウント書店の御曹司トムハンクスと、街角の小さな本屋の店主メグライアン。もちろん二人は商売敵。一方、AOL のメールで繋がっている親友でもある。ピー!ガガ~という音を発するダイアルアップでネット接続する時代の映画なので、小道具としてはかなり古いが、この映画の魅力は決して色褪せない。劇中に流れる音楽も良い。オープニングの「Dreams」、Xmasの飾り付けの時の「Remember」、エンディングの「Anyone at All」どれも良い。10年ほど前にニューヨークに遊びに行った時には、かみさんと一緒に撮影に使われたロケ地を巡った。二人の生活圏であるセントラルパークとハドソン河に挟まれたアッパーウエストは、映画の雰囲気をそのまま感じられる場所だった。その後この映画を見る度に、まるで自分もマンハッタンの片隅に暮らしているような気分にさせてくれる。いつかまたトム&メグのコンビでラブコメをやってほしい。60代のおいらくの恋も、この二人が演じれば、きっと素敵なコメディーになるに違いない。
[DVD(字幕)] 9点(2014-11-09 12:31:47)
5.  グロリア(1980)
乾いた暴力性とそれに背反する情緒を表現することに成功している。 ウンガロに身を包み、ピンヒールでニューヨークの街を走り回るマフィアの元情婦グロリアが、とにかくカッコいい。決して美人ではなく、愛想笑い一つしない彼女の、タクシーを呼び止める姿、38口径リボルバーを構える立ち姿、問答無用にブッ放つ姿に、思わず惚れ惚れとしてしまう。  「腰抜けめ!それでも男か、かかってこい!」もー鳥肌モンだ。 どうにも解釈のできるラストシーンだが、恐らく鑑賞者の多くが、そこに、ある祈りを込めるに違いない。 ラストの静止画で、グロリアは初めて穏やかな笑顔を見せる。 「自分の人生をしっかり引き受けなさい。」グロリアがそう言っているような気がした。
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-12 12:31:15)
6.  武士の一分 《ネタバレ》 
松竹山田組の藤沢周平3部作を全部観ている人たちに言わせると、「たそがれ清兵衛」」には叶わないという意見が多い。だが私はこれが初めての藤沢作品なので、他の二作品との相対で評価することはできない。だから純粋な単品批評になる。  山田洋次という人は、「男はつらいよ」シリーズや「学校」シリーズに見られるように、緻密に構成されたプロットを仕込む監督ではない。むしろ淡々と、鑑賞者の理解が遅れないように、分かりやすく絵を進めていくタイプ。だから、ほぼ正確に先の展開を読むことができて、演出意図が明快だ。  作品の評価としては、題名の「武士の一分」の「一分」が、いったい何を指しているのか、いまひとつピンとこなかったということはあるが、下級武士の三村新之丞、妻の佳代、そして二人を見守り仕えてきた徳平の3人の平穏な日々に突如訪れる災難を通じて、人生という物語の綾と妙を描くことに成功していると思う。  俳優陣の演技は良い。最初、三村新之丞は、どう見てもキムタクにしか見えなかったが、盲目になり、絶望の淵に追いやられて以降の鬼気迫る演技には目を見張るものがあり、何度か唸った。一方、長年時代劇をやっているような佇まいを有する壇れい。美しいし演技も上手い!そして何と云っても笹野高史。この評価は、この映画を観た誰もが認めると思うが、彼の人間味溢れる演技は、とても素晴らしかった。こんなにいい仕事をするバイプレーヤーだったとは!  演出的に勿体ないなーと思われる箇所もある。 時代劇では、敵役のキャラがどれだけ際だつかが物語の形式を保つ大切な要素だと考えるが、番頭、島田の悪徳ぶりがいかにも薄っぺらい。あんな酷いことをする奴は一人で決闘場に行かないだろう。たかが三流侍を始末するくらい、どうとでもできる筈だ。しかも新陰流免許皆伝のわりには弱すぎる。  ラストは、復縁しないほうがより深みのある物語になった。もし復縁させるのであれば、庭で鳥かごを燃やすシーンで、徳平に「飯炊女」という台詞だけを吐かせるだけで十分だった。その方が、より鑑賞者の想像力を掻き立てたと思う。この辺りがどうも、分かりやすさと丁寧さを履き違えているような気がして、勿体ないなあと思った。  他の2作品も観てみたい。藤沢周平の原作も読もうと思っているでがんす。
[DVD(邦画)] 7点(2007-10-15 12:33:25)
7.  白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々 《ネタバレ》 
ゲシュタポ尋問官がゾフィーを取り調べるシーンが圧巻。それにしても二十歳そこそこの少女が、実際あれほど泰然自若としていられるものだろうかと訝しがってみるが、監獄の小さな鉄格子から太陽を縋るように見つめる姿や毅然とした態度の合間に見せる悲しみの表情などを見ると、彼女が正義のために身を投げ打つ殉教者などではなく、ごく普通の少女であることが分かる。しかし、裁判が終わり死刑執行室へ向かう途中ふと空を見上げ、太陽が輝いていていることを認めた瞬間に、彼女は真の神々しさを身に纏っていた。断頭台に頭を置いた途端に落下。ダンサー・イン・ザ・ダークとは違い、一切の感傷の余地を挟ませない一瞬のカットで、この映画は終わる。  自分自身の生き方を問い直すために、この映画は観るに値する。そして自分たちの歴史を真っ向から見つめる勇気のあるドイツに、そうしたことを語ろうとする映画人を育ててその映画を賞賛できるドイツに、日本には決して感じられない、国家というものの成熟を見る。真善美を求めて散ったゾフィーの魂が、もしこの映画を観たなら、現在のドイツをきっと誇らしく思うことだろう。
[DVD(吹替)] 8点(2006-12-22 21:20:49)
8.  ニライカナイからの手紙
竹富島の人々が持つ「うつぐみの心」とは、お互いの生活を確認、励まし合う風習であるという。忘れかけていた大切なものを再び発見したような懐かしさで胸がいっぱいになった。東京で真実を知り戻ってきた風希が、島の皆から慰められるシーンは本当に泣ける。当初、オジィの表情の乏しさに戸惑った。嘘を吐き続けなくてはならなかった無表情、また思いを上手に表現できない不器用さと捉えることもできるが、なぜこの俳優を起用したのか疑問に思えた。しかし最後、風希が島に戻った翌日に、ふたりで朝食をとるシーンでの繊細な眼差しの演技に、それまでのモヤモヤしたものは、すっかり晴れてしまった。心憎い演出でした。
[DVD(邦画)] 8点(2006-10-21 12:14:12)
9.  歓びを歌にのせて
何かが革新的に変わっていくときには、強烈な触媒が必要だ。この映画は、その強烈な触媒となるアートの本質を描いたものと捉えました。 優れたアートとは、鑑賞者が独自に持つ知覚の糸を、意味という束に組織化する力、何かを気づかせ、目覚めさせるものだろうと考えます。 本作は、激しくアートを体現している一人の音楽家がそれぞれ固有の痛みと悲しさを抱える聖歌隊メンバの心に何かを目覚めさせ、いきいきと生きていくことへの欲望を喚起させる物語です。
[映画館(字幕)] 7点(2006-07-24 13:00:01)
10.  火火(ひび) 《ネタバレ》 
求道者の激しさを表現したいのか、清貧の美徳を説く物語なのか、いやもしかしたら、骨髄バンクの紐付き映画かもしれないぞと、一瞬戸惑うところもあったが、それでも終わりまで淀み無く見せ切ってしまうのは、ひとえに田中裕子の演技力の賜である。「女性版ハードボイルドが作りたかった。」高橋伴明はそう言っている。この映画、確かにハードボイルドの真髄である「覚悟」を描いている。田中裕子という女優は「覚悟」を表現するのが上手で、その反面、時に冷酷さを感じさせる所のある人だが、高橋伴明の丁寧な演出がそれを救っている。例えば、結婚式に欠席したこと、孫の誕生に祝福の態度ひとつ見せない母親に対して、娘が苦言を呈した後の切り返しのシーン。清子は「この金をきれいにしてからものを言え!」と、これまでに娘にかけた全経費が記されたノートを眼の前に叩きつけて啖呵を切る。このシーン、これで終わっては、田中裕子のキツさだけが残るところだが、監督は次のような場面を繋ぐ。夕焼けの庭を、子守唄を謳いながら孫を負ぶって歩く清子の遠景。その姿を、軒下で寝そべりながら団扇を仰ぎ、ちょっと恨めしそうな目つきに見ている娘のカット。台詞はないが、全てをフォローしているのである。思わず巧いと唸ってしまった。
[DVD(邦画)] 8点(2006-07-24 12:49:54)(良:1票)
11.  インサイダー
ラッセル・クロウの演技を高く評価するコメントが多いことにビックリです。私はそうは思わなかった。彼はやっぱり肉体派に徹すべきであるという確信を持ったくらいです。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-17 20:58:06)
12.  橋の上の娘
落ち目の大道芸人と身投げ未遂娘の純愛という、何とも陳腐なストーリーだが、物語に一貫するファンタジーのレベルが安定しているので、緩み無く心地よく観ていられる。ルコント特有の、いかにも肩の力を抜いた演出が粋だが、一方、映像、台詞、音楽など、もの凄くディテールに凝っている箇所もあり、この監督のセンスに改めて敬服。お奨めの一本!
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-17 13:28:23)(良:1票)
13.  パウダー
どこかとんでもなく壮大な思想を表現していそうな雰囲気を漂わしながらも、もしかすると、フリの巧みな偽物かも知れないぞと勘ぐらせてしまう作品。残念です。決してこの世には存在しない神の子のような視線をせっかく獲得するに成功しているのだから、彼がこの残酷な世界にどう関わり、どう働きかけていくのかを描いて欲しかった。
6点(2005-01-12 13:10:13)(良:1票)
14.  星願 あなたにもういちど
不覚の落涙を爽やかに白状できちゃう佳作。登場人物のキャラが香港テイストが色濃く、最初は少々戸惑うものの、それに慣れてしまえば、あとは彼方の思うがままに操られるだけ。ツボの押さえ方、伏線の引き方、引き際のさり気なさなど、とにかく巧い。映画が大好きな人たちが本気で楽しみながら作ったんだろうなという印象。
9点(2005-01-12 12:54:11)
15.  ベイブ
健気さが売りの子豚さんなのに最後の最後がイージーゴーイング。直前に伝えられた魔法のワードを、いきなり使っちゃいけません。残念
7点(2005-01-05 12:57:44)
16.  ラスト・ワルツ
溢れるリリシズム。古き良きロックの時代が幕を閉じていく哀感。錚々たる面々との夢のような競演に、ただただ感動すべし。一流の表現者には一流の理解者がいるんだということがよーく解る、極上のコンサートフィルムここにあり。
10点(2003-07-15 12:44:23)(良:1票)
17.  太陽がいっぱい
学生時代、当時付き合っていた女の子とビデオでこの映画を見た後、耳元で、「マルジュ~」と囁いて、「バカ」と怒られたことを思い出す。何も手に入れることが出来ず、眼だけがギラギラしていた青春時代、この映画の屈折した美しさに酔いしれた記憶がある。アロンドロンは言うに及ばず、モーリスロネ、マリーラフォレも相当にアダルティで成熟した美を醸し出し、やはりヨーロッパのデカダンは違うぜ!と感じた一本
9点(2003-07-04 12:37:30)
18.  さらば友よ
学生時代、俺が咥えたタバコにいかに格好よく火を灯けるか研究していていたIという男がいた。偶然CD屋で「さらば友よ」のDVDを見つけ、懐かしくて見直した。やはり、このラストシーンにはシビレてしまう。フィルムノワールづいていたI、今は愛息と一緒に年賀状の写真に収まり愛想よく笑っている。聞いた話ではタバコも止めたらしい。こんな映画が作られ、それを見てハードボイルドに憧れる若造が粋がっていた時代も、遥か遠い昔になってしまいつつあるのかなーとしみじみしちゃいましたとさ
9点(2003-06-17 13:06:40)
19.  めぐりあう時間たち
全編が神経症的なトーンで描かれていて、決して体調の悪い時に観たくない映画です。3人の主役女優を使って3つの物語を2時間枠に詰め込んだのは、やはり欲張り過ぎであり、物語が薄味になっていまうのは当然と思われます。何とかそれをカバーすべく単体の女優陣が熱演していますが、空回り、消化不良気味の感は否めません。唯一嵌り役であったニコールキッドマンの演技は秀逸でした。
3点(2003-05-27 13:03:16)
20.  灰とダイヤモンド
誤解を畏れずに云うなら、こんな抜き差しならない状況に憧れる。地下水道で痛めた目をサングラスで覆いながら自由を求めたい。
8点(2003-04-28 12:56:33)
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