1. ゴッドファーザー
ネタバレ 音楽、脚本、ストーリー、俳優と何を取っても超一流の最高傑作。 とにかく重厚で重みがある。マーロン・ブランドは最高の存在感を放っている。ジェームズ・カーンの切れっぷりとあの壮絶な最後も見事だし、マイケルことアル・パチーノの最初はなんだか弱弱しくて優等生タイプだったのが、ビトが襲撃されてラストにいたるまで降りかかってくる苦労の連続で冷徹なマフィアへと変貌を遂げていく様子は圧巻。それでいてこのシリーズを見て思うのは家族って本当に難しいなと感じる。マフィアの業に翻弄されていく家族の苦悩がこの作品の最大のテーマだと感じる。 10点(2004-03-22 23:28:50)(良:1票) |
2. メリー・ポピンズ
ミュージカル映画史に残る不朽の名作。あのアニメの滑らかな動きはさすがディズニーといったところ。とても楽しく、ほのぼのとした気持ちになっていく作品。しかし実は子供の視点を通して社会を痛烈に皮肉っている社会派映画でもあると思う。ただ単に子供向けの作品だと思って家族でほのぼの見るもよし、じっくり見て感慨に浸るのもよし。大人の視点からも子供の視点からも両方見られる奥深い作品。曲一つ取っても名曲ぞろいだし。 9点(2004-03-23 22:35:43) |
3. 波止場(1954)
この時代の背景をよく捉えた傑作。映画を見るときはその時代の背景も理解していないと、???で終ってしまうけど。マーロン・ブランの演技は本当にうまいし。ラストのふらふらと歩くシーンのあのさりげなさ!!全く不自然でなくて、鬼気迫る表情と足使いだと。 9点(2004-03-22 23:37:27) |
4. ターミネーター
ネタバレ 全てはここから始まった。しっかし電話帳で次々とターゲットを探して殺すのは鳥肌もんですな。サーチライトで頭打ってから、床に倒れたサラ違いの女性に確実に息の根を止めるために撃ちまくる・・こわい。警察署の襲撃シーンも名場面。個人的には2より好き。特撮云々よりストーリーが好き。不幸な恋愛物が好きなのでツボにはまりました。 9点(2004-03-22 22:53:59) |
5. サウンド・オブ・ミュージック
ネタバレ ジュリー・アンドリュースの声は本当に舞台をやっている ミュージカル女優の声で、うっとりしてしまう。 お気に入りのシーンは「17歳」の逢引のシーン。 二人の距離がお互いに縮まっていくのがよくわかる。 純粋な、幼い恋だと感じられる。 その後二人が道を別つので、余計に胸が締め付けられます。 一応ハッピーエンド的な終わり方をするが何か切ない。 この17歳の二人が心に引っかかってしまうから。 9点(2004-03-15 20:14:49) |
6. カサブランカ
ネタバレ イングリッド・バーグマンはそんなに好きではないけれども ハンフリーボガードのかっこよさにシビレタ映画。 自分があの名言を言ったらキザ過ぎて振られそうだが あんなことをしれっと言える男になりたいなぁ(笑) ナチスに従ってるけど本心では面白くなくて最後にボガードを庇う 署長なんか味があっていいと思った。 でもこの映画実際こんなに哀れな男はイナイと思うね。 好きな女のために体を張って、しかもその女は自分のものではなく 振り向かせるためにしている行為でもないのだから。 8点(2005-03-04 22:18:51) |
7. ローズマリーの赤ちゃん
ニューヨークの街並みを斜めから撮影してあるシーンがあるが、画面に釘付けになってしまう強いアクセントがこの映画のミソだと思う。それにところどころに散りばめられた複線の数々が絶妙。でもこの映画は母性愛を一番描きたかったんじゃないかと思う。自分の産んだ子供が恐ろしいのだけれども、恐る恐る見つつも子への愛を感じさせる表情。劇中を通してミア・ファローはホントに演技が巧い。 8点(2004-08-07 01:22:45) |
8. レオン(1994)
ネタバレ 登場人物の個性、色気、狂気がとてもお気に入り。 複雑な家庭事情で虐待を受けるポートマンの 嘆きすらゾクッと来る(変態みたいだな)。 ロリコン映画ってのは間違いないが、ジャン.レノ演じる 殺し屋さんは教育を受けていないというより、ちょっと知的 発達が多少遅れているように描かれていた、と思う。 だから殺し屋さんのほうが幼くみえる。そして抱かれる少女は レオンにとって守るべき人であり、そして母親のような存在 でもあったように感じた。 決してレオンはヒーローではなくて犯罪者であり、殺し屋だ。 この映画の本当のヒーローは少女でありながら彼の精神を 救ったポートマンなのだ。そしてあのラストも 殺し屋は結局は安息の地などは無いということである。 ある意味では殺した命たちへの罰でもある。 一時的にでも彼の心を救ったこの少女に乾杯。 8点(2004-03-15 21:17:57) |
9. ウエスト・サイド物語(1961)
ストーリーを忘れて画面に食い入ってしまうほど この作品のダンスは魅力がある。胸の奥底からわいてくる ワクワク感というか・・。また、リタ・モレノの 上品ではないけどなんともいえない香りのしそうな魅力がたまらない。ただストーリー的にまずまずといったくらいだが それでもこの曲とダンスのすばらしさだけで8点つけられる。 8点(2004-03-15 20:04:39) |
10. ロッキー
初めて見たときの胸の高鳴りは計り知れなかった。暗く辛い生活を送っている二人の不器用なラブストーリーとしての側面もあったし、いろいろなきっかけで真剣にボクシングに取り組み、悩み、成長していく様はまさにスポ根物!ただ、鑑賞2回目以降は感動がうすれてしまう。ちょっと単調だから。 7点(2004-03-29 01:06:36) |
11. ある愛の詩(1970)
恋愛物の典型的王道を貫いている。それでいてよくあるパターンでツマランとは思わせない。不思議と胸の奥が熱くなってきて目頭も何かがこみ上げてくる感覚に見終わった後襲われてくる。でも自分がこんなにいい家に生まれたら、楽してそのレールの上を歩いていくと思うけどね。 7点(2004-03-23 22:43:14) |
12. バック・トゥ・ザ・フューチャー
マイケルはこの役ハマりすぎだ。しかしこの作品で忘れてはならないのが、マクフライ親父。この情けなさがなんとも言えん。がんばれよと励ましたくなる。この話は確実に親父が主人公だと思っている。 7点(2004-03-22 23:10:49) |
13. ターミネーター2
ネタバレ コミカル路線。笑えるシーンがとても多くて。鉄板の上でバーベキューになりかけた男がかわいそう。精神病院のエピソードがなんだか変態チックで面白かった。でもちょっと敵役が弱いような・・。 性能的には強いんだがなんだかこのロバート・パトリックのアクが無いというか気の抜けたビールのような男だった。陰湿っぽいイメージの敵を想定しているのであればもっといやらしい俳優使ったほうがよかったのでは・・・。それを除けば傑作。 7点(2004-03-22 23:02:41) |
14. 燃えよドラゴン
惚れ惚れとして吸い込まれてしまうリーの動き。 そして考えるな・・・感じろ! 全然リアル世代では無いですが、当時生きてたらブルース・リーの真似とかしてそう。でもこの後どんどん体が蝕まれていくなんて信じられない。 7点(2004-03-15 23:23:35) |
15. アラバマ物語
子供たちから見た父親の大きい背中、世の中にはびこる闇の部分におびえる子供たち。話の肝になっているのは父と子の部分だと自分は思う。清廉潔白な父だが父の関わる仕事は当然奇麗事だけでは済ませられない世界。子供達はそんな父親を見てさらに父に対する尊敬の念を深めていくところが最高。子役も可愛いし。しかしラストのオチがなぁ・・・。精神を患っている人をなぜかよく知っているので思うのだが、ああいうブウみたいな人物は危険ですよ。精神病だからといって差別したりするのは当然良くないが、あれは子供たちにも返ってくる可能性がある。ナイフでブスっとやって、子供達は助かったかもしれないが、一歩間違えれば宅間被告みたいになるで。ちょっと精神病に対する理解が足りないのではないか。それ以外はすばらしい完成度なのに最後でずっこけました。 6点(2004-03-28 12:16:57) |
16. 掠奪された七人の花嫁
おバカな展開だけど、それを許せてしまうくらい笑える。人によってはバカクサーって思う人もいるかもしれないけど。強引すぎてちょっと違うだろおいと思うシーンは多々あるが。しかし雰囲気が楽しいので許せてしまう。しかし曲がこれといって印象に残らなかったのでそこがマイナスポイント。 6点(2004-03-23 00:42:01) |
17. ロッキー2
それなりにボクシングシーンは迫力があり、堕落と葛藤もよく描かれているが、やはり「それなり」の出来に過ぎない。前作の心に熱く胸打つような感動には遠く及ばない上に、蛇足感がありあり。 5点(2004-03-29 01:01:39) |
18. マトリックス
物珍しさにうなった最初だったが、かなり薄っぺらい作品。いわゆる映像だけでおなかいっぱいで人間を無視した作品。でも話のコンセプトはそれなりに理解出来て面白かったし、あの黒塗りファッションがかっこよかった。あのカッコ良さだけでプラス2点。普通なら3点が妥当。 5点(2004-03-22 23:52:33) |
19. 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
つまらないわけでもないがそんなに面白くも無い。そんなガンダム。ここまで登場人物がへたれてると怒りすらわいてくる。もはや人物全員の行動が坊やだからさで片付けられそうな気が。 それでもそれなりに楽しめたのは自分はガンダムが好きだから。 富野氏の魂は未だガンダムという重力に引かれている人々を粛清したいような剣幕で話してるインタビューがあったな。 5点(2004-03-15 23:34:23) |
20. キー・ラーゴ
少々がっかりだった。引き込まれるものもないし、批評するにも 頭の中からスーーっと抜けていくような内容。うーん・・・ 4点(2005-03-04 22:09:39) |