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コメント数 542
性別 男性

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1.  男性と女性 《ネタバレ》 
貴族階級を皮肉ったと言われる映画はゴマンとあるが、ここまで明確に描いた映画も珍しい。 ストーリーにちらほらと、若干のコメディの要素が感じられるが、作品そのものが極めて真面目に、且つ露骨に風刺しているので、その、余りの大真面目な描きっぷりがかえって笑いを誘い、劇中のコメディのシーンで見せる笑い以上の面白さがそこには存在している。 ストーリーの肝は「貴族階級の人間が如何に世間離れしているか」だと思うが、それと共に、また階級社会の始まりも同時に描かれていて、劇中ではこのように話が展開する。 難破したばかりの頃は自分で食事を作っていたクライトンも、しまいには食事をサーヴされる側になっているが、いざメアリーに危機が迫っているとなるとすぐに武器を持ち、見事に獣を仕留めメアリーを救出した。 これはつまり、食事や住居などを作って生活を豊かにし障害があればそれを乗り越えるだけの知恵を持っているからこそ“上流”になれるということであり、現在の(当時の)貴族階級の人間が如何に無知かということデミルは訴え、さらには教養とは何かということまでも問いているように思う。 元の生活に戻ったクライトンはすぐさま元の階級社会に適合する。彼はまた再び執事としてメアリーらに仕え、その身分に相応しく振舞うが、一方のメアリーの気持ちは依然としてクライトンに向いたまま。友人の失敗談を聞いていたにもかかわらず、である。デミルは終盤で、さらに貴族階級の人間を風刺するために、ご丁寧にも冒頭にメアリーの友人の結婚話をわざわざ挿入していたのだと思う。 澤登翠さんの活弁つきで観ましたので(字幕なし)、鑑賞環境は[吹替]とさせて頂きました。
[映画館(吹替)] 9点(2006-12-30 23:51:25)
2.  花嫁人形 《ネタバレ》 
これはとても楽しいファンタジー映画。 まるで絵本のよう、紙芝居のよう、お遊戯のような、どこかとても懐かしい気持ちにさせられてしまう作品なのです。 太陽や月の表情、雲や動物の造形、人形に扮した女優のアクションなどなど、どれをとっても楽しくそして暖かみが感じられ、ファンタジーの世界を彩るのにどれも皆一役買っていると言えるでしょう。 特に自分にとっては馬のキャラクターが大好きで、よっこらせといった感じで腰を上げ、最後の方になると「もう疲れた」などと言ったりして会話をしたりと、本物の馬を使うよりも“らしさ”が出ていたように感じました。 オープニングでジオラマを作る段階から物語に入っていったのが奏功しており、それによって背景のチープな印象を180度転換させ、かえって味わいのある雰囲気に仕上げていたところに非常に好感が持て、駆け出しの映画監督の作る作品としてお手本となるような、コスパ(?)に優れた良作と言えると思います。★通算500レビュー★
[映画館(字幕)] 8点(2015-03-22 23:20:13)
3.  チャップリンの掃除夫 《ネタバレ》 
道に落ちているごみを拾いながら仕事に向かうチャップリン。 作業着に着替えて、さぁ仕事・・・っとと、ちょっと待てぃ!何で金庫の中に着替えが入っとんのじゃ?しかも、扉のレバーもクルクル回りすぎだし。 前半の掃除のシーンはいつものドタバタコメディーで、チャップリンに長いものを持たせたらそれだけでもう危険なニオイが漂ってきます。 とまぁ、そんな事はどうでもよく、この映画の肝心要のストーリーは初期の作品では非常に珍しい極上のメロドラマ。 人違いから生まれる淡く切ないストーリーは、後の「街の灯」にも劣らないほどの隠れた名作と言えるでしょう。 片思いのエドナに捨てられてしまった花をごみ箱から拾い大切に抱き抱える姿や、もう一人のチャーリーが締めているネクタイを寂しそうに見つめる眼差しなどは、ドタバタや格闘シーンが大半の中で一段と輝いていたシーンです。 夢に出てきた出来事も、上手くハッピーエンドになったところで現実に戻ったりと、作品自体にペーソス感がよく出ていて「街の灯」の源流をこの映画で見た気がして、とても嬉しかったです。★通算400レビュー★
[映画館(字幕)] 8点(2012-11-04 15:53:03)
4.  チャップリンのスケート 《ネタバレ》 
チャップリンに関しては「モダン・タイムス」を見ていたので知っていたのですが、他のどの役者もみんなスケートが上手い!エドナも颯爽とすべってるし、エキストラの人たちも含めて全員がすべれるようにならないとこの映画は完成しなかったでしょう。 ストーリーも、ちゃんとレストランと繋がっていたりと、他の初期の短編よりもストーリー性が高くてイイ。 それと、スタウト夫人を演じているのがヘンリー・バーグマンだということに映画の最後に出てくるキャストの紹介を見るまで全然気づきませんでした。彼もまた、チャップリン映画には欠かせない名脇役で、女性の役を演じきった彼も見事ですが、彼の才能を見込んだチャップリンもまた見事といえるでしょう。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-08-14 22:03:48)
5.  チャップリンの番頭 《ネタバレ》 
この映画一番の注目シーンは客が持ってきた時計を査定するシーンです。 机の上にバラした部品がウヨウヨと動いたりハンマーが実はゴムで出来ていたりといったビミョ~なギャグはハッキリ言ってどうでもよく、執拗なほど延々と分解していたのが面白かった。このヒゲのオッサン(アルバート・オースティン)は後に「キッド」や「犬の生活」などで悪役として出てきたりと、チャップリン映画では欠かせない常連男優です。 あと、そのちょっと前に指輪を持ってきたオッサンが実はたんまり金を持っていて、金をせびって元気よく帰っていくところも笑えます。 この年代のチャップリンは、よく食べ物を投げたりすることが多くて、あまりそういうのが好きではないのですが、今回はそれを差し引いても面白かったと思います。finishもバッチリ!コメディらしく、いい終わり方で好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-08-06 18:43:55)
6.  サニーサイド 《ネタバレ》 
中盤あたりで、運ばれてきた紳士を医者に見てもらい部屋まで案内したところくらいまでは現実の話。それ以降にチャップリンの夢が始まっていたのでしょう。ストーリーの前半にエドナに指輪をプレゼントしていて、二人が惹かれ合っていたのは確かなので、夢から覚めた時、エドナを奪われたのは夢だったことに気づき「この指輪を見ろ!俺がプレゼントしたんだぞ!」というような事を紳士に言っていたような感じですね。 それと、「キッド」(1921)でも似たようなシーンが出てきましたが、天使と踊るシーンがファンタジックでいいですね。やっぱり、心の中にそういう部分がないとあのようなシーンは作れないでしょう。やっぱり、チャップリンってロマンティックな人なんだなぁと思います。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-16 00:04:15)
7.  担え銃 《ネタバレ》 
オープニングの整列シーンから早くも吹き出してしまいました。立っているだけで笑いを取れる凄まじいインパクトに脱帽。やっぱり主役を全うするにはこのくらいの強烈な個性&存在感がなくちゃだめですね。本作での注目は、決死隊として木に扮して敵陣に突入するシーン。森の中でのかくれんぼは、観ている側にもチャップリンを探させる楽しみがあったりして興味深いですね。また、「楽にしたまえ」と言われて、自陣が攻撃にさらされてるのにもかかわらず、本当にいつまでも楽にしているチャップリンもほのぼのとしていて妙に面白いです。それと、チャップリンの笑いは、彼が他のキャラを叩いたり蹴飛ばしたりすることよりもチャップリン自身が他の人からいじめられたり弾き飛ばされたりというように彼が痛い目に会っている方が面白いような気がします。前のレビュワーさん達が書かれている“いつもよりも破天荒な感じ”というのはもしかしてこのことなのでしょうかねぇ???だからあのオチにしたのかな?余談ですが「Over the top !」の意味をこの映画で初めて知りました(汗)。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-01-09 23:40:18)
8.  犬の生活 《ネタバレ》 
初めて観たサイレント作品がこの「犬の生活」。すぐ後に「担え銃」、「偽牧師」と続くのですが、本作が一番良かった!犬の可愛らしさは言うまでもないですが、私にとっては酒場でのパントマイムよりも職安での受け付けに飛び込むタイミングが周到に計算された窓口争奪戦とホットドッグ屋さんでの早食いシーンが好きです。特にホットドッグ屋さんのカウンターに置かれたパンを食べるスピードがスゴイ!全く咀嚼せずに飲み込んでいます(笑)。 また、ラストで犬の赤ちゃんを可愛がるシーンで、チャップリンのコメディ役者の風貌がすっかり影を潜め、非常にやさしさに溢れた人間らしい顔になっているのがとても印象に残りました。音楽もGOOD!
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-01-09 22:40:45)(良:1票)
9.  チャップリンの駆け落ち 《ネタバレ》 
いつもは荒々しい食事のシーンばかりのチャップリン。今回は珍しく上品に食事をしている・・・と思いきや、やっぱり変なことやっていて可笑しい。 見どころは後半のカーチェイスのシーンだと思いますが、固定カメラで撮っているシーンや走っている車を真横から撮ったシーンの他にチャップリンの乗った車を前から撮影し後ろから追いかけてくる車も一緒に映るように撮ったショットなど、撮り方のバリエーションがいろいろと出てきたなぁという印象。 最初車に乗ったとき、エドナからチャップリンに運転を代わったので、オイオイ大丈夫かよ?とか思いながら見ていたのですが、意外と普通に運転していましたね。 途中で車を止めて道に落ちているレンガを拾っていましたが、チャップリン映画って本当にちょうど良いタイミングで上手い具合にレンガが落ちていますし、どう見ても届かなそうな距離なのにテキトーに投げてもちゃんと相手に命中しちゃう。まぁ、コメディだからいいんだけど。
[映画館(字幕)] 7点(2012-10-20 23:09:19)
10.  他人の外套 《ネタバレ》 
この頃のチャップリンにしては珍しく、しっかりとストーリーが練られていて最後まで楽しく観れました。 他人を巻き込んでのドタバタはよく出てきますが、特に夫婦喧嘩というのは普通にやっていても余計に激しくやっているように見えてしまいます。 しかも、ダブルでやっているもんだから激しさも2倍! 中年夫婦の方も奥さんが強そうで好演でしたし、チャップリンの奥さんが背後で腕まくりをして筋肉モリモリってポーズをとっているシーンに笑いと戦慄を覚えます。 中年のおじさんが子供を抱きかかえて戻ってきた時に奥さんが卒倒してしまうシーンに大爆笑。 最後は、チャップリン夫婦の方は無事に外套が戻ってきてハッピーエンドでしたが、中年夫婦の方はまた新たな火種が舞い込んできたりして、普通は双方互いにハッピーエンドで締めくくられますが、これはこれでまた良いエンディングですね。
[映画館(字幕)] 7点(2012-09-30 12:30:36)
11.  チャップリンの霊泉 《ネタバレ》 
冒頭の回転トビラのギャグに軽くビックリ。あれがギャグになっちゃうんだもんなぁ~。いい時代だったもんだ。今の世の中、あれはシャレにならんでしょ。 「霊泉」ってタイトルから想像するに、どこか山奥の秘境まで行って何か面白いことをやるのかと思ってたら、健康ランドみたいな所だったのでちょっと拍子抜けしましたが、序盤の長回しや痛風男の泉への豪快なダイブなど、総じて面白かったです。  
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-13 00:06:31)
12.  チャップリンの替玉 《ネタバレ》 
何か、今回のチャップリンはいつもよりスマートだなぁ・・と思いながら見ていたら、やっぱり別人だったんですね(別人でしょ)。 ストーリーと関係ないところでのコントがいまいちだけど、ストーリーの核である“入れ替わり”のネタが一つのアイディアとして面白いと思う。 自分とそっくりの人と入れ替わるのは後の作品でいくつかありますが、これが一番好き。 服の交換シーンで、ズボンを脱ぐ時にわざわざ椅子の陰に隠れて着替えるところもちょっとツボです^^
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-11 03:18:06)
13.  チャップリンの冒険 《ネタバレ》 
トータルで見ると、犯罪者でしかも脱獄した囚人のはずなのにそれを懲戒する終わり方になっていないのはマズイのではないかと。まぁ、それが初期のチャップリンらしくて楽しくて良いという見方も出来ますが。 途中、溺れている3人を助け出し、ヒゲの大男を担架に乗せて運ぼうとしたら、ズルッと滑ってまた海に落ちちゃったシーンが一番笑えました。あと、銃で撃たれて、やられたのか!?と思わせといて・・・というシーンも面白かったです。 あと、すごい勢いで崖を登るシーンがありましたが、あれは明らかにフィルムの逆回しでしょう。チャップリンに限らず、キートンとかでも、逃げるシーンなんかはフィルムをやや早回し気味にしていたりと、いろんなところでトリックを使っていると思います。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-30 17:26:12)
14.  散り行く花 《ネタバレ》 
結構期待して観てしまったせいか、やや感動というものが薄らいでしまいました。 よく考えてみると、序盤の旅立ちまでのシーンは後半と結びついていなかったように思えます。青年が旅を諦め街に定住するまでの過程と厳しい現実に絶句し絶望のどん底にいる様をもっと描いた方がよかったかも。実際、彼もルーシーと一緒にいることによって幸せを感じていたのですから。 彼女の方も中国商人の店にかくまわれて彼に親切にしてもらっているときはとても生き生きとしていて、それまでの怯えた表情が嘘のように明るい顔をしていたのが印象的でした。 最後、ルーシーが笑顔を作ったのは、ほんの少しの間だったけど幸せを感じられたからだと思います。それと、わずかだけどバローズに対しても父親への愛があったように感じられました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-08 13:18:58)(良:1票)
15.  チート 《ネタバレ》 
アラカウ氏の「承知ですね?」のひと言(&不敵な笑い)だけではその意味が全く解りませんが、夫の投資が成功して「このお金を返せば白紙に戻せるかも」と思いついたときの表情で少しずつ状況が把握出来始め、「金で解決する気か!」でやっと状況が飲み込めるわけなのですが、この段階を踏んだ表現のしかたが絶妙です。 ところでこの映画のタイトルですが、夫が株で儲けた金のうちの1万ドルを妻に渡し、その後に妻の後をつけて様子を探るところで“the cheat (裏切り)”と字幕が出るところを見ると、実はこの映画は、夫が妻を愛し妻がそれに応える、というごく単純な夫婦愛を描いたものだったのかもしれません(この映画のクライマックスはアラカウ氏が刻印を無理やり押し付ける場面や法廷のシーンなどではなく、実はこのシーンなのかも)。実際、夫が妻に愛情を注ぐ姿がはっきりと描かれていて、最後に妻が本当のことを法廷で訴えるという形で夫の愛を受け止める、という全体のストーリー構成からもそう言えるのではないでしょうか。“チート”というタイトルを付けておきながら実は夫婦愛を描いている。この逆転の発想が唸らされます。 それにしても、早川雪州の演技は見事!「これは私のものという印です」や、上記「承知ですね?」の表情にはなんとも言えない恐怖感が滲み出ていてゾクゾクしてきます。
[DVD(字幕)] 7点(2005-06-24 23:42:33)
16.  男になったら 《ネタバレ》 
ルビッチの初期の作品と思わせる、上映時間も1時間にも満たない小気味の良い映画です。 小気味が良すぎて少々唐突な部分も見受けられ、コートを入れ違えて着てしまった所や、叔父さんのシーンがいきなり船内に切り替わってしまっている所など、若干の荒さは感じられるものの、総じて楽しい映画と言えるでしょう。 主人公の女は、博打は打つわ煙草は吸うわ酒は飲むわの三拍子揃った良いキャラクターで、且つメイドのおばさんや叔父さんも一緒になってスパスパと煙草をふかしたり大きいグラスに替えて酒をカッ食らったりと序盤からコミカルな雰囲気が出ていますし、パーティーのシーンでもバイオリニスト兼指揮者の奇妙なアクションが繰り返されたりして、噴き出してしまう所は色々とあったと思います。 やはり、“男は男らしく、女は女らしくあるべき”という教訓も映画のテーマとして感じられ、まだルビッチらしい精錬された印象は弱いものの、一流監督としての片鱗は十分に感じ取ることが出来、後の傑作群へのステップになっていると思わせる一本です。
[映画館(字幕)] 6点(2012-12-29 18:57:10)
17.  チャップリンの寄席見物 《ネタバレ》 
今度のチャップリンは一人二役で登場。 2階席を颯爽と降りてくるチャップリン。勢い余って最前列から落ちそうになったりするのが何度も繰り返し出てくるのが可笑しくて、一人で盛り上がって物を投げたり放水したりするのも見ていて楽しいです。 一方の金持ちチャップリンは同じ最前列でも楽団とは目と鼻の先の距離。指揮者のリアクションがチャップリン並みの大胆な指揮だったのが面白かったですし、チャップリンもそれに対して応戦したりして、周りの客が「オイ!コラ!」とばかりに一斉に立ち上がったりするシーンでも思わず吹いてしまいました。 後半は数々の曲芸師のオンパレード。 太っちょ女や蛇使いに凸凹コンビなど、チャップリンが舞台袖からちょっかい出していましたが、面白かったのは曲芸師の方よりも、むしろステージ前の楽団員の人が蛇に驚いた時に良いリアクションを取っていたのが笑えました。
[映画館(字幕)] 6点(2012-11-04 16:34:21)
18.  チャップリンの女装 《ネタバレ》 
かくれんぼをして遊んでいた男を池まで連れて来たところで、これはいつものパターンだなと思って油断していたら、いきなり背負い投げを繰り出してビックリ!しかも、一人目を突き飛ばすところからの長回しということもあって、2度ビックリなシーンです。 チャップリンが女装をするシーンでは、スカートのホックを外す時に正面からマネキンの腰に手を回して外していたのがちょっとヤラシかったですね。 やはり女装をしてもチャップリンはチャップリンで、仕草は女性らしさを出してはいるものの、人をおちょくったりからかってみたりというアクションは健在。 にしてもこのオヤジ、オープニングで奥さんをベンチにほったらかしにしてエドナについて行っちゃうし、女装したチャップリンにも抱きついちゃうし、このオヤジも相当女癖悪そう。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-30 00:58:24)
19.  チャップリンのお仕事 《ネタバレ》 
前半のリヤカーを引く一連のシーンが色んな工夫が凝らしてあって面白いです。 ショートカットしろと言われ線路を横切る時、異様な速さでスルスルっと通り抜けていたのはフレームの外から紐で引っ張っていたか、または撮る時にゆっくり電車を動かしておいて再生時に早回しをしたか、はたまた逆回しか、などといくつかの推測が可能だと思います。 また坂道を登るシーンもカメラを傾けて撮ったと思われますが、真横から撮らずに斜めから撮ったり、チャップリンが宙に浮いた瞬間にフレームの左外側から引っ張ったりといったトリックが織り交ぜられているのが興味深いところです。 後半は、いつものドタバタ劇で特に目新しいところは見いだせず、ペンキや糊で部屋の中がメチャメチャになっていたのはちょっといただけないかなぁと。 ガスコンロは何回爆発すれば気が済むんだ?って感じですしオチも微妙でしたが、チャップリンの創意工夫が見られるのはやっぱり楽しいですね。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-23 00:02:18)
20.  チャップリンの失恋 《ネタバレ》 
おそらく、チャップリン映画史上初のメロドラマなのでは。チャップリンの後ろ姿で幕を閉じるラストシーンは久しぶりに見た気がします。 それだけでなく、画面上のチャップリンも以前は全身のフルショットが大半で小さく映っていたシーンが多かったのですが、1915年のエッサネイ社移籍後はバストショットでの彼がふんだんに出て表情まではっきりと読み取れることが多くなったように思えますし、敵の倒し方も後ろからケツを蹴ったりラリアットを見舞うくらいしか手がなかったところに、今回は相手の正面から突っ込んでいったりと新たな技が加わったように思えました(笑)。 ストーリーの途中、農作業のシーンが若干長くとられ少々寄り道が過ぎたような感じになってしまったのと、エドナのフィアンセが突然現れたのが余り良くなかったと思いますが、卵を籠一杯に抱えているシーンなんかは幸せな雰囲気がとてもよく出ていて、こういった描写も一皮剥けたチャップリンを感じる事が出来て良いですね。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-21 03:24:47)
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