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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 542
性別 男性

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1.  花嫁人形 《ネタバレ》 
これはとても楽しいファンタジー映画。 まるで絵本のよう、紙芝居のよう、お遊戯のような、どこかとても懐かしい気持ちにさせられてしまう作品なのです。 太陽や月の表情、雲や動物の造形、人形に扮した女優のアクションなどなど、どれをとっても楽しくそして暖かみが感じられ、ファンタジーの世界を彩るのにどれも皆一役買っていると言えるでしょう。 特に自分にとっては馬のキャラクターが大好きで、よっこらせといった感じで腰を上げ、最後の方になると「もう疲れた」などと言ったりして会話をしたりと、本物の馬を使うよりも“らしさ”が出ていたように感じました。 オープニングでジオラマを作る段階から物語に入っていったのが奏功しており、それによって背景のチープな印象を180度転換させ、かえって味わいのある雰囲気に仕上げていたところに非常に好感が持て、駆け出しの映画監督の作る作品としてお手本となるような、コスパ(?)に優れた良作と言えると思います。★通算500レビュー★
[映画館(字幕)] 8点(2015-03-22 23:20:13)
2.  牡蠣の王女 《ネタバレ》 
10点を叩き出したお二方のレビューの後に心苦しいですが正直にコメントさせていただくと、決定的にダメなのが、偶然の出会いが面白くないという事。 ストーリーの中盤まで観れば王女と王子の二人がいずれ出会うというのは100人中100人が予測できているわけで、いつ、どんな出会い方をするのかというのが観る側の我々としての最大の楽しみとなっているにもかかわらず、ここで見事にスベってくれてしまいました。 王女がアル中患者を救済する会に入っていたというのは後付けのこじつけた感があり軽薄さすら覚えさせますし、更に、酒に酔った王子がその会がちょうど開催されている場所にフラッと現れるというのも二人の境遇差を考えるとちょっと難しいでしょうから、この二重の唐突な展開は、どう好意的に考えてもちょっと無理がある印象が拭えません。 話の中に新たなネタを追加して驚きを与えるのは誰にでも出来ますが、二人が出会う事が観る側に予感としてある以上そこからそれを上回る面白さを出すのが一流のストーリーテラーなわけで、この幹の部分でダメとなるとそれ以外の枝の部分で良い箇所があったとしてもちょっと苦しいという気がします。 良かったのは、ルビッチ映画でお馴染みのアヤシイ動きをするオーケストラの指揮者と、「こんな食事を食べるのは久しぶりです」の2箇所くらいなもので、度々出て来た「I'm not impressed.」をラストのオチに使うのもちょっと弱いなぁと思いました。
[映画館(字幕)] 5点(2013-12-29 00:13:23)
3.  開拓者(1919) 《ネタバレ》 
とにかく、クロスカッティングが大好きな作家だという事はよくわかった。 冒頭で、兄が弟を迎えに行く道中の夜営のシーンと船の中の黒人労働者のショットと主人公の弟がポーカーをやっているシーンの3つでクロスさせている場面がありましたが、どうも意図が読み取れない。 後半の、兄が殺人の真実を知るシーンとインディアンが火を囲んで踊るシーンのクロスもこれまた同様。こっちは更に意味が分からない。 タイトルも原題・邦題共に内容とそぐわないですし、よく考えたらポーカーをしているシーンでの登場人物の紹介も特に必要なかったような気がします。 幌馬車隊がわざわざ円陣を組んで夜を明かしてもインディアンが襲撃に来ることもなく、ストーリー的にもイマイチ盛り上がりに欠けていたと言わざるを得ません。 最後のシーンも、新たに旅に出る姿で終わるわけだから後ろ姿が遠ざかっていくショットにすれば良いものの、正面を向いた姿で幕を下ろしてしまうという何ともチグハグなエンディング。 主人公を演じた男も、むしろインディアン役として出た方が良かったんじゃないかというほどの風貌で、どう見ても兄弟で顔が違いすぎるだろとか考えてしまったりと、あらゆる場面で不満を感じさせる映画でした。
[映画館(字幕)] 4点(2013-04-17 00:34:04)
4.  男になったら 《ネタバレ》 
ルビッチの初期の作品と思わせる、上映時間も1時間にも満たない小気味の良い映画です。 小気味が良すぎて少々唐突な部分も見受けられ、コートを入れ違えて着てしまった所や、叔父さんのシーンがいきなり船内に切り替わってしまっている所など、若干の荒さは感じられるものの、総じて楽しい映画と言えるでしょう。 主人公の女は、博打は打つわ煙草は吸うわ酒は飲むわの三拍子揃った良いキャラクターで、且つメイドのおばさんや叔父さんも一緒になってスパスパと煙草をふかしたり大きいグラスに替えて酒をカッ食らったりと序盤からコミカルな雰囲気が出ていますし、パーティーのシーンでもバイオリニスト兼指揮者の奇妙なアクションが繰り返されたりして、噴き出してしまう所は色々とあったと思います。 やはり、“男は男らしく、女は女らしくあるべき”という教訓も映画のテーマとして感じられ、まだルビッチらしい精錬された印象は弱いものの、一流監督としての片鱗は十分に感じ取ることが出来、後の傑作群へのステップになっていると思わせる一本です。
[映画館(字幕)] 6点(2012-12-29 18:57:10)
5.  チャップリンの寄席見物 《ネタバレ》 
今度のチャップリンは一人二役で登場。 2階席を颯爽と降りてくるチャップリン。勢い余って最前列から落ちそうになったりするのが何度も繰り返し出てくるのが可笑しくて、一人で盛り上がって物を投げたり放水したりするのも見ていて楽しいです。 一方の金持ちチャップリンは同じ最前列でも楽団とは目と鼻の先の距離。指揮者のリアクションがチャップリン並みの大胆な指揮だったのが面白かったですし、チャップリンもそれに対して応戦したりして、周りの客が「オイ!コラ!」とばかりに一斉に立ち上がったりするシーンでも思わず吹いてしまいました。 後半は数々の曲芸師のオンパレード。 太っちょ女や蛇使いに凸凹コンビなど、チャップリンが舞台袖からちょっかい出していましたが、面白かったのは曲芸師の方よりも、むしろステージ前の楽団員の人が蛇に驚いた時に良いリアクションを取っていたのが笑えました。
[映画館(字幕)] 6点(2012-11-04 16:34:21)
6.  チャップリンの掃除夫 《ネタバレ》 
道に落ちているごみを拾いながら仕事に向かうチャップリン。 作業着に着替えて、さぁ仕事・・・っとと、ちょっと待てぃ!何で金庫の中に着替えが入っとんのじゃ?しかも、扉のレバーもクルクル回りすぎだし。 前半の掃除のシーンはいつものドタバタコメディーで、チャップリンに長いものを持たせたらそれだけでもう危険なニオイが漂ってきます。 とまぁ、そんな事はどうでもよく、この映画の肝心要のストーリーは初期の作品では非常に珍しい極上のメロドラマ。 人違いから生まれる淡く切ないストーリーは、後の「街の灯」にも劣らないほどの隠れた名作と言えるでしょう。 片思いのエドナに捨てられてしまった花をごみ箱から拾い大切に抱き抱える姿や、もう一人のチャーリーが締めているネクタイを寂しそうに見つめる眼差しなどは、ドタバタや格闘シーンが大半の中で一段と輝いていたシーンです。 夢に出てきた出来事も、上手くハッピーエンドになったところで現実に戻ったりと、作品自体にペーソス感がよく出ていて「街の灯」の源流をこの映画で見た気がして、とても嬉しかったです。★通算400レビュー★
[映画館(字幕)] 8点(2012-11-04 15:53:03)
7.  チャップリンの女装 《ネタバレ》 
かくれんぼをして遊んでいた男を池まで連れて来たところで、これはいつものパターンだなと思って油断していたら、いきなり背負い投げを繰り出してビックリ!しかも、一人目を突き飛ばすところからの長回しということもあって、2度ビックリなシーンです。 チャップリンが女装をするシーンでは、スカートのホックを外す時に正面からマネキンの腰に手を回して外していたのがちょっとヤラシかったですね。 やはり女装をしてもチャップリンはチャップリンで、仕草は女性らしさを出してはいるものの、人をおちょくったりからかってみたりというアクションは健在。 にしてもこのオヤジ、オープニングで奥さんをベンチにほったらかしにしてエドナについて行っちゃうし、女装したチャップリンにも抱きついちゃうし、このオヤジも相当女癖悪そう。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-30 00:58:24)
8.  アルコール先生 海水浴の巻 《ネタバレ》 
これは完全に邦題で損をしているパターン。だって、海水浴してないし。 それどころか、帽子が風で飛ばされて取り合いをしているシーンのあの舞台のショボさが気になってしまいました。 ストーリーも、チャップリンがいつものごとく相手に絡んでいってるうちに他人を巻き込んだりというキーストン時代からのお決まりのパターンで、いい加減飽きてきた感じ。 途中、逆光にもかかわらず無理矢理撮っていたシーンがあったし、ラストも全員勢揃いでひっくり返って大団円・・・って、ちょっとアイディア不足であったような気がしました。
[映画館(字幕)] 5点(2012-10-23 00:23:03)
9.  チャップリンのお仕事 《ネタバレ》 
前半のリヤカーを引く一連のシーンが色んな工夫が凝らしてあって面白いです。 ショートカットしろと言われ線路を横切る時、異様な速さでスルスルっと通り抜けていたのはフレームの外から紐で引っ張っていたか、または撮る時にゆっくり電車を動かしておいて再生時に早回しをしたか、はたまた逆回しか、などといくつかの推測が可能だと思います。 また坂道を登るシーンもカメラを傾けて撮ったと思われますが、真横から撮らずに斜めから撮ったり、チャップリンが宙に浮いた瞬間にフレームの左外側から引っ張ったりといったトリックが織り交ぜられているのが興味深いところです。 後半は、いつものドタバタ劇で特に目新しいところは見いだせず、ペンキや糊で部屋の中がメチャメチャになっていたのはちょっといただけないかなぁと。 ガスコンロは何回爆発すれば気が済むんだ?って感じですしオチも微妙でしたが、チャップリンの創意工夫が見られるのはやっぱり楽しいですね。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-23 00:02:18)
10.  チャップリンの失恋 《ネタバレ》 
おそらく、チャップリン映画史上初のメロドラマなのでは。チャップリンの後ろ姿で幕を閉じるラストシーンは久しぶりに見た気がします。 それだけでなく、画面上のチャップリンも以前は全身のフルショットが大半で小さく映っていたシーンが多かったのですが、1915年のエッサネイ社移籍後はバストショットでの彼がふんだんに出て表情まではっきりと読み取れることが多くなったように思えますし、敵の倒し方も後ろからケツを蹴ったりラリアットを見舞うくらいしか手がなかったところに、今回は相手の正面から突っ込んでいったりと新たな技が加わったように思えました(笑)。 ストーリーの途中、農作業のシーンが若干長くとられ少々寄り道が過ぎたような感じになってしまったのと、エドナのフィアンセが突然現れたのが余り良くなかったと思いますが、卵を籠一杯に抱えているシーンなんかは幸せな雰囲気がとてもよく出ていて、こういった描写も一皮剥けたチャップリンを感じる事が出来て良いですね。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-21 03:24:47)
11.  チャップリンの駆け落ち 《ネタバレ》 
いつもは荒々しい食事のシーンばかりのチャップリン。今回は珍しく上品に食事をしている・・・と思いきや、やっぱり変なことやっていて可笑しい。 見どころは後半のカーチェイスのシーンだと思いますが、固定カメラで撮っているシーンや走っている車を真横から撮ったシーンの他にチャップリンの乗った車を前から撮影し後ろから追いかけてくる車も一緒に映るように撮ったショットなど、撮り方のバリエーションがいろいろと出てきたなぁという印象。 最初車に乗ったとき、エドナからチャップリンに運転を代わったので、オイオイ大丈夫かよ?とか思いながら見ていたのですが、意外と普通に運転していましたね。 途中で車を止めて道に落ちているレンガを拾っていましたが、チャップリン映画って本当にちょうど良いタイミングで上手い具合にレンガが落ちていますし、どう見ても届かなそうな距離なのにテキトーに投げてもちゃんと相手に命中しちゃう。まぁ、コメディだからいいんだけど。
[映画館(字幕)] 7点(2012-10-20 23:09:19)
12.  アルコール先生 公園の巻 《ネタバレ》 
冒頭のスリとのワンシーンがアホらしくて笑っちゃう。 舞台は言うまでもなく公園。人ごみに紛れているわけでもなく、1対1であんなに堂々とスリをする方もする方だし、される方もされる方で、余りの馬鹿馬鹿しさに妙にウケてしまいました。 その後でまた同じ人が出てきますが、チャップリンが杖の先で取った水筒みたいなのは何だったんろう。水筒もらってそんなに喜ぶかなぁとか思いながら見ていましたが・・・。 終盤で水辺のシーンになると、これはもうほぼ100%誰かが落ちるんだろうなということが予測できてしまうのですが、自殺志願者がお尻を突き出して蹴られるのを待っているっていうのもこれまた馬鹿っぽい。 この頃のエドナはちょっとぽっちゃりしていましたが、それはそれでまた可愛くて良いです。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-20 22:22:12)
13.  多忙な一日(つらあて) 《ネタバレ》 
最初出て来た時はただの女の人かと思っていたら少しずつ挙動が荒くなってきて、チャップリンが女装をしている事に気づくまでちょっと時間がかかりました。 映画の内容は、女装したチャップリンが他人にちょっかい出したりしながら乱闘に発展していくといういつもながらの展開。 どこが「多忙な一日」なのかはわかりませんが、喧嘩して海に落っこちておしまいという、それだけの映画という気がします。 海に落ちる直前もチャップリンの背後を映したりして、落ちることが予測できてしまうようなカメラワークだったことも減点対象。 まぁ、「自動車競走の巻」も「身替り運転」への布石ような位置付けの作品だったこともあり、この映画もきっと何かの作品へのステップのようなものとして撮ったのかもしれない・・・と思いたいです。 序盤で、カメラを手で回しているシーンが見れたことが唯一の見どころ。
[映画館(字幕)] 4点(2012-10-18 22:19:25)
14.  にわか雨 《ネタバレ》 
これはちゃんとストーリーがよく練られ流れが出来ていて良いです。 ギャグシーンは、公園のカップルにちょっかい出したり、部屋を間違えたりといったお馴染みのギャグがほとんどですが、一発ギャグの寄せ集めで繋いでいくのではなく、ストーリーの中で生まれるギャグって感じ。 階段を滑り降りるシーンを見るに、1914年の時点で早くもチャップリンの身体能力の高さを垣間見ることができます(笑)。 夢遊病者の行動に振り回されたりするのも面白いですが、ちょうど良いタイミングで目を覚ますのもお約束のパターンでしょう。 よくよく考えたら、映画の中のチャップリンって食いもん投げたりとか靴食ったりとか、夢遊病者みたいな事ばかりやってるよなぁ~
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-18 00:15:05)
15.  恋の20分間 《ネタバレ》 
う~ん・・・ちょっとアイディアに欠ける感じはあったかなと。 ベンチでイチャついてるカップルの邪魔をする一連のコメディシークエンスは、本題に入る前の序章的な位置づけで出てくるのなら結構ですが、結局それのみで終わってしまう。 後から出てくるカップルとも同じようなパターンで、こっちでもチャップリンと一悶着。 恋敵も警察もまとめて池に落として女をゲット・・・って、ちょっと締め方も弱い。 他のアイディアと組み合わせるとかして、もう少し話を広げた方が良かったと思いました。
[映画館(字幕)] 5点(2012-10-16 21:35:39)
16.  メーベルの身替り運転 《ネタバレ》 
オープニングのワンショット。バイクに乗るチャップリンを後ろから捉えるカメラにちょっとした斬新さを感じます。 このころの映画はカメラを固定させて撮ったショットが大半を占めているので、フィックスにはフィックスの良さがあるものの、オープニングに力を入れた感じが伝わってきます。 さて、本作のチャップリンはいつもと様子が違う。よく見ると身なりもいつもと違っていて、どことなくワルの様相。 女に石は投げるわ、タイヤに穴は開けるわ、道にオイル撒くわで完全に悪役になりきっています。 爆弾を投げてレースの妨害をしたりしていましたが、最後は自分で投げた爆弾にひっくり返って悪役らしい終わり方。 一方のメーベルの方は普通にハッピーエンドで、ちょっとひねりが足りないかなぁという気がしますが、悪役のチャップリンが見れたのと自動車レースのアクションを撮った意欲は買いたいと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-16 00:15:15)
17.  幻燈会 《ネタバレ》 
映画前半の朝起きて食事をするところやテニスのシーンなどは特に面白いところは見当たらないのですが、後半からがこの映画のメインでしょう。 子供が遊び半分で撮った写真をスクリーンに映していると下宿の女将さんとイチャついている写真が出てきたりして、子供が大爆笑している傍らで観客が乱闘騒ぎになってしまうというアイディア一発で作った映画でしょう。 庭で子供が、そう言えば何か変な箱を持って遊んでるなぁと思ってみていたら、これが伏線だったという事。 初歩的でありながらも、伏線を張ってそれを回収するというストーリー構成がこの時代の映画にも行われていて、それが見られたのは貴重であり、良かったと思いました。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-15 00:59:52)
18.  他人の外套 《ネタバレ》 
この頃のチャップリンにしては珍しく、しっかりとストーリーが練られていて最後まで楽しく観れました。 他人を巻き込んでのドタバタはよく出てきますが、特に夫婦喧嘩というのは普通にやっていても余計に激しくやっているように見えてしまいます。 しかも、ダブルでやっているもんだから激しさも2倍! 中年夫婦の方も奥さんが強そうで好演でしたし、チャップリンの奥さんが背後で腕まくりをして筋肉モリモリってポーズをとっているシーンに笑いと戦慄を覚えます。 中年のおじさんが子供を抱きかかえて戻ってきた時に奥さんが卒倒してしまうシーンに大爆笑。 最後は、チャップリン夫婦の方は無事に外套が戻ってきてハッピーエンドでしたが、中年夫婦の方はまた新たな火種が舞い込んできたりして、普通は双方互いにハッピーエンドで締めくくられますが、これはこれでまた良いエンディングですね。
[映画館(字幕)] 7点(2012-09-30 12:30:36)
19.  アルコール先生 原始時代の巻 《ネタバレ》 
現代のチャップリンの寝ているベンチがヘタっているのと夢の中とで関連していないのが良くないんじゃないかな?帽子をかぶっていたりパイプをふかしていても夢の中だし、そこはご愛嬌。 女の奪い合いとその中の一人のヒロイン役とのやりとりがメインのストーリーでしたが、やや面白さに欠けていたのが致命的で、弓矢や石斧を使ったアクションも弱いし、オチもイマイチ。キートンなら大勢の女に追いかけられたりしただろうし、などと考えるとどうしてもこのくらいの点数になってしまいます。
[映画館(字幕)] 5点(2012-09-30 02:23:54)
20.  アルコール先生 ピアノの巻 《ネタバレ》 
ピアノが本物のピアノのように見えるのが良い(笑)。ちょっと使い込まれた感じが出ていて本物のような重厚感が出ていても軽々と床を滑りながら動くところが見ていて笑っちゃうし、そのピアノを一人で背負うチャップリンはそれだけで可笑しい。 ピアノを荷台に乗せて移動するシーンを合成なしで撮っているシーンがごく当たり前のようであるのだけど好き。 あと数十年後にこんなシーンが出て来たら人物と背景とを別々に撮って合成したりするケースがよくあるので、役者とカメラを現場に移動させるという労を惜しまない作業が嬉しく思えてきます。 ロバが宙に浮いてジタバタするところなんかは、チャップリン映画では珍しい動物の好演。何で後ろに傾いたのかは原因不明なんだけど(笑)。
[映画館(字幕)] 6点(2012-09-30 01:40:57)
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