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1.  マッチポイント
放浪紳士チャーリーさんの書かれていた、「登場人物全員が愚鈍」にはたしかに!と激しく同意。全員が単細胞で、自己中心(というより自分+αしか見えない)。上流階級の余裕ゆえか、主役の二人の「上に上がりたい」「この人が欲しい」という強い欲望ゆえかはわかりませぬが。もっとも複雑なキャラ(と思われる)の主人公ですら、単純なアスホール。ヨハンソンは、かわいくてセクシーだけど頭は悪げで、アメリカから来たものの女優としては成功できそうにない(役)。観客に感情移入とかして欲しくない、意図的なアレンの演出なのだろうけど。  実際、やたらとモノローグやらキャラの顔アップなどで心情やら状況やらを説明し、感情移入を促すほとんどのアメリカ映画とは、一線を画しているとは思う。そんな中での数少ない冒頭のモノローグが、映画内でどう生かされていくのか・・・というのはネタバレになるのでアレだけど、私は最後の10分で、ウッディ・アレン、こう来たか・・とやられました。そして、観終わった後、実は124分という長さにびっくり。体感時間は100分くらいだったので。  ウッディ・アレンの他の作品で、もはや彼の作品を生理的に受け付けなくなりそうになっていた私ですが、この映画は楽しめた。もう70代なのね・・・。次の作品も、観たいって思わせてくれた。ちなみに、スカーレット・ヨハンソンには、後半のビッチ振りも含めて9.5点。アレンの次回作(Scoop)でも登場してますよ。鈍くさいメガネっ子役で! ※北米で映画館鑑賞
[映画館(字幕)] 8点(2006-08-14 18:11:53)
2.  月世界旅行
1895年に誕生し、現実の風景を記録する媒体として扱われていた映画が、空想・娯楽の媒体へ移行した偉大な作品。世界初の、1つ以上のシーンを持つ映画であり、世界初のSFであり、マジシャン出身のメリエスならではの愛すべきトリックの数々。カメラの前でいろいろ試しながら一喜一憂する姿が目に浮かぶ。原作はジュール・ヴェルヌの『月世界旅行』のはずなのに、微妙に脱線していく様がまたおもしろい。今見ると突っ込みどころ満載(特に科学的に)だけど、メリエスの想像力に脱帽です。  この映画で一躍有名になったメリエスですが、勢いに乗って自分のスタジオを作ったものの、その後どんどん目が肥えてきた観客に飽きられてしまい、1914年にはスタジオを売却して、また舞台でマジシャンをする生活に戻った、というのはとっても皮肉だと思う。  ※未見の方には、Kinoから出てるThe Landmarks of Early Filmでの鑑賞をオススメします。フレンチ訛りの英語の『月世界旅行』の朗読が入ってて雰囲気が素敵。
[DVD(字幕)] 9点(2006-07-03 17:54:38)
3.  マルホランド・ドライブ
このページのレビューを観て、「解読サイト」に頼っている人が多いことにまずびっくり。私もちらりと観てみたけど、あのサイトの「解読」自体ひとつの個人の解釈であって、正解ではないはず。そして、映画を観てわけがわからないと腹を立てる人が多いのにも多少びっくり。映画監督の仕事は、万人にわかる映画を作ることではなく(その映画が教育映画でない限り)、映画館に足を運ぶ、DVDを借りてみる、というのは事前情報を踏まえた上での自己責任の領域のはず。  ということはさておき、私はこの映画でリンチが用意したラビリンスに見事はまり、想像(妄想)し、解釈しようとしては覆され、ワッツの豹変振りに毎度驚嘆させられ、音楽と映像の美しさにもてあそばれ、最大限に楽しめた、かと。観るたびに印象変わるし、想像力使うし、女優陣きれいだし。そのために映画館に3回も行ってしまった(奴隷)。ストーリーはとっても切ないけど、観た後なんだか心が洗われる。あと10年は少なくとも楽しめる貴重な映画。私にとっては。
[DVD(字幕)] 10点(2006-06-29 19:46:48)(良:2票)
4.  カポーティ
日本ではまだ公開されていないので、ネタばれはなしで。  カポーティ役で各種主演男優賞を総なめにしたホフマンの演技はたしかに素晴らしい。この映画のカポーティは決して善人としては描かれていない。自分の小説のネタのために殺人事件の現場の片田舎に乗り込み、犯人との面会にこぎつけ、交流を重ね、彼の信頼を勝ち取る一方、取材協力者の幼馴染・ハーパー・リーには「彼は金脈だ」と鼻息を荒くする。NYでは連日バーで文壇関係者にちやほやされるのが大好き。列車のポーターにお世辞を言わせるためには大目のチップもいとわない。こんな人としてどうかというキャラクターに、徐々に感情移入させてしまうのが、ホフマンの演技の力だろう。そして、ホフマンが浮かないようにバランスをとっていたのが、アカデミー賞にもノミネートされていた、リー役キャサリーン・キーナーの抑制した演技だったと思う。そして、マイケル・ダナの静かで透明感のある、ピアノと弦楽器を主体とした音楽も、センチメンタル過ぎなくて心地よかったのでした。   ※北米で映画館で鑑賞
[映画館(字幕)] 8点(2006-06-29 18:58:15)
5.  ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー
リンチの『マルホランド・ドライブ』で30を過ぎてから脚光を浴びたナオミ・ワッツだからこそ、これだけ魅力的にエリーを演じられたのだろうと思う。「いい年」なのにいまいち夢を諦めきれない、たまに神経を逆なでする恋人でも誰もいないよりはいい。同じく女優志望の友達とはどっちが先に泣けるか対決したり、相当微妙な演技教室に通ったり。  映画自体は、撮影・音楽・演出、どれもよくできた低予算映画レベルと言ってしまうこともできるし、粗が目に付くこともある。しかし、それをカバーする脚本(おそらくワッツのアドリブ率高し)の勢いと、ワッツのコメディエンヌとしてのぶち切れぶりは観てて単純に楽しめた。なによりも、いきいきと楽しく等身大の女性の演技をしているワッツの姿が素敵。ワッツがプロデューサーをしていたこともあり、いい意味でも悪い意味でもワッツ依存率が高い作品。  ※北米版DVDで鑑賞
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-29 18:31:39)
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