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1.  こんにちは、母さん 《ネタバレ》 
演技と思われない自然な振る舞いをさまざまな撮り方で映像を見せていくのが普通の映画だが、この映画は典型的な舞台演劇の場面場面をつなぎ合わせて映画にしたという雰囲気。端的にいうと演技がすごく大袈裟でこっけいなくらいだ。吉永小百合も年齢を考えると滑舌の良さや身のこなしの鋭さは不老不死の化け物かと思えるくらいなキレだが、大袈裟なくらいハキハキとしてセリフの言い方。 そういった舞台演劇を映画で見たい方には唯一無二の作品であろう。 映画の主題は人生ペーソスもので特に目新しいものは皆無で吉永さゆりが牧師にフラれるところが起承転結の転、大泉と吉永と娘が一緒に仲良く暮らすというエンディングは結とすればこれは予定調和というか大概の人にはそれしかないやろーというくらい想像が容易い。 男にはつまらない映画かな。 女性はなんとなく見て安心して映画館を後にするだろう。 しかしこの家族の10年後はまた悲惨な結末が待っていそうではある。
[映画館(邦画)] 6点(2023-09-14 23:10:18)
2.  哭悲/THE SADNESS 《ネタバレ》 
質が低い。 まず血液だ。血液というのは噴出したときは動脈血なので鮮紅色だ。できれば生ぬるい感じの温かさを感じさせ、生きているという拍動を伴って噴出させるとよい。最初はプシューっと次第に弱弱しく。 そして色の次は粘度だ。血液というのは噴出したら秒単位で凝固していくのだ。だからスプラッタの場面描写としては凝固して黒っぽくぜりーのように粘度を増した血液が辺りに相当量分布していなくてはならない。衣服についた血液はピンクではだめだ。黒っぽくなっていなければ血液とは本能的に感じられない。絵具みたいな色の血液を見て「ああ、これはきっと血液なんだろうな」と観客はそれを血液の記号として認識しているにすぎず、映像をみて本能的に血液とは感じ取っていないんだよ。 それからヒトの組織の描写だ。肉片とか。これは「痛そう」でなければだめなんだよ。 エログロのエロのところは懲りずぎ。デブの眼窩で変態がイクって描写はルーマニアかどこかの日本人留学生が殺される過程でされたらしいが、そこはぐりぐりと眼窩にペニスを出し入れする場面をしっかり描写しないと全然わからんし、描写しないんなら使うなそんな設定。 場面は台湾だろ。暑いよな。だったらハエくらいたくさんいるだろ。ハエを出せよ、死んだ死体にあっというまに群がるように。 この監督は俺が一から残酷描写を指導しないと全然だめだと思うよ。
[映画館(字幕)] 4点(2022-07-15 08:06:59)
3.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
庵野監督と同世代のやつしか共感出来ない部分はあるよこの映画。俺は庵野の世代だからわかる。 昭和40年頃にあったウルトラマンというテレビ番組は現代までおよそ50年の長きにわたり語り継がれてきた。月日の流れる間にウルトラマンというコンテンツはウルトラマンをウルトラマンたらしめる因子が抽出濃縮デフォルメされ、単なる子供向け怪獣映画とは異なる存在として現代まで生きて在り続けてきた。 このシン・ウルトラマンはそう、その現代に存在する人々のイメージ、もうセピア色に色褪せているはずなのに今も生き生きと身近に在るその姿を忠実に映像化したものと言えるだろう。 変にオリジナリティや改編を施すことなく、語り継がれ変化した現代の標準的イメージ、「おまえらこういうイメージだろ?」というポイントを突き詰めて制作したに違いない。 詳細を挙げればキリがなくなるが、 例えばゼットンは当時は普通に登場したカミキリムシの怪獣に過ぎず、しかし唐突にウルトラマンは負けてしまったのだ。ゼットンが強かったわけではなく何故か唐突にウルトラマンは敗け、井出隊員の作成した冗談みたいにチャチなペンシル爆弾であっさりやっつけたというのが正直なところであろう。しかし長い年月を経てゼットンはその本来の映像から変わっていき、ある意味神格化された存在にまで成り上がって今日がある。 この映画のゼットンはまさにその神格化された存在としての描写にこだわっていた。ゼットンと言えば今や”一兆度の火球”なのであるが、当時そんなスペックが注目されたことはなかったよ。映画では一兆度の火球という単語をきちんと投入していた。 現代のウルトラマン像はでは一体どうやって調査したのかと考えれば、それはやはり庵野だろうね。庵野氏の中にある今のウルトラマンを描いたんだろう。 彼と私で異なると感じたのは、ザラブ星人とメフィラス星人のキャラかな。そこはちょっと違うんじゃねって感じ。ザラブ、メフィラス出すならさ、あれよりもさ、そこはダダでしょ。ダダ。あとバルタン星人。 冒頭のウルトラQのゴメスあたりの導入はなかなか良かったよ、懐かしくて。 効果音も当時のものに似せてあったね。 俺はウルトラマンのリアルでテレビ見てた世代だからよーくわかってるんだけど、そういう世代じゃないとピンとはこないかもなあ。 ゴジラはもっと普遍的に全世代に親しまれていたわけだから映画評価はウルトラマンのほうが低めになるんだろうなあ。
[映画館(邦画)] 10点(2022-05-19 00:14:02)
4.  裏切りのサーカス 《ネタバレ》 
予めあらすじ把握してからの鑑賞推奨。凝ったストーリーは映画だけでは無理だ。映画は映像と音のためだと割り切れ。 映画では「イギリス人らしさ」を強調する小道具としてのロンドン文化が端々に登場する。 しかしフィッシュアンドチップスとかいう下賤な食物は登場しない。薄切りでカリッと焼いたトーストを「親ロンドン」を強調するロシアスパイがブダペストで食べ、イギリスのスパイ部門トップがロンドンで食べる。 ロンドン市内にある自然池でMI6の面々は水泳を日常的に楽しむ。 まあそういったロンドンらしさを散りばめた描写を楽しむべきか。  しかしラストシーンは「ラメール」というフランス懐メロが飾る。しかもフリオイグレシアスのライブ録音を使っている。 ラメールというのは海を描写した歌だが、時の流れにより朽ちる海小屋(スパイとの闘いで散った人々かな)や永遠に変わらない海の美しさや偉大さを(イギリス、MI6)を敬う哲学的な内容を含む歌であり、監督がこの物語をどう捉えて描いたかが伝わってくる選曲である。
[インターネット(字幕)] 9点(2022-02-28 07:29:55)(良:1票)
5.  ハミングバード 《ネタバレ》 
渋い。世界のあらゆる悪、それも大きな悪のために罪なき人の命を奪うに至ったのだが、その過去を背負ってこれからも生きていく主人公。 様々な悪を主人公の視点で描写紹介し、それと対比するように浮き彫りにされていく主人公のピュアな心。教会のシスターとの関係を描く中で自然にその葛藤が伝えられていく。 まさにハードボイルドだろう。現代のカサブランカと言って良い。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-12-17 22:07:11)
6.  スペース・カウボーイ 《ネタバレ》 
宇宙モノじゃないんだよ。これの主題は「老い」。  いつかは誰しも歳を取り老いて死んでゆく。死に際に美学、こう歳をとり死んでいきたいっていう願いや希望を描いた映画だね。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-11-15 00:24:03)
7.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 
老けたなあ。じいじと孫娘かと思ったぜい。なんつーかセクスィーさが無いんだよねえ、キレもねえし。ボンドガールも鳩胸チッパイ決して美形じゃないし。 アクションだって半端なカーチェイスと銃撃戦とダンスみたいな格闘っていう非常にありふれた、どこかでみたような映像ばかり。 おまけにあの長さはなんだよっ!は?3時間くらい映画の部屋にいたぞお!尻が痛くなってしまうじゃないか。 で、一番許せないのは勝手に007終わらせるんじゃないよ全く。007は永遠に続くんだよサザエさんみたいに。っったく。 映画ってのは映像で魅せてくれよ。 長い長いセリフを延々と、哲学の授業じゃないんだからさ、止まったような画像で俳優に喋らせてばかりで、007の絵本版かと思ったぜ。
[映画館(字幕)] 3点(2021-10-06 23:33:44)
8.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 
ポランスキーのナインスゲートとタランティーノのパルプフィクションは好きな映画だ。 ポランスキーは少女淫行事件で米国入国したら収監されちゃう身。この映画の中でそれをパロッてたのはポランスキーをバカにしているのかそれともポランスキーはハメられて罪はないのだと言いたいのか、よくわからなかったが、 隣のポランスキーの奥さんシャロンテートに、ヒッピーを痛快に惨殺した後に招かれる場面はやっぱりタランティーノはポランスキーが好きなんだなと。 西海岸の雰囲気がよく描かれていた。
[映画館(字幕)] 7点(2019-09-29 00:17:29)
9.  記憶にございません! 《ネタバレ》 
荒唐無稽な設定は舞台演劇ならまだ許されるが、映画においては流れる映像にはリアリティとか必然性とか辻褄とかが要ると思う。 この映画はそういったっものに関する配慮が全くなく、それならそれなりに面白いならばいいのだが、はっきりいってイマイチ。 このような脚本が面白い、うけると考えたのだろうが、私が老いたせいなのか、もはや私にはそれに対する感受性はない。 三谷幸喜だからと見たが、今後は期待できない。
[映画館(邦画)] 4点(2019-09-29 00:05:37)(良:1票)
10.  天気の子 《ネタバレ》 
若者には絶対的な時間的未来があり生物的若さもある。そして己の成長に後押しされた未来への可能性を強く感じ、様々な挑戦や冒険を本能的に行おうとする。それらは大人にとっては危険、無意味、無駄、迷惑、様々なネガティブな言葉で評されるもので、そういった若者の傾向を否定するし、社会は若者に適合を強いる。 しかし実際、若者の成長にはそういった無駄と思われる過程を経ることは必要なのでありそこに葛藤が生まれる。 こういったことを一言で「自我の目覚め」などと簡単に言ってしまうことを新海監督は嫌いなのでしょう。 おそらく監督が表現したいのはそのあたりだと推測されるが、しかしわかりにくい。これほどわかりにくいと絵が綺麗だなとか、表面をコーティングしている恋愛もの的な甘さだけを味わって終わりって話になりがちだ。 無理無駄、大人にわからないこと、人に理解されないことでも自分で命の炎を燃やし、自分で悩んで決めて自分で成し遂げたことを後悔せず自分の道として歩もうとする主人公の姿は爽やかで気持ち良いものではあった。 まあでも、ちょっと難解な青春文学だったなあ。 55歳だけど中学生に戻ったつもりで鑑賞しました。
[映画館(邦画)] 6点(2019-07-22 00:15:32)
11.  アラジン(2019) 《ネタバレ》 
いやあぁアラジンってこういう筋だったんだー、お父さんやっとわかったよ。娘がミュージカルのアラジンを彼氏に連れてってもらってから視線が宙をさまようというか夢見る少女みたいに変わっちゃって、まもなく結婚に相成った理由がなんとなく。 まさに夢と希望を与えてくれるような映画だった。 辛く嫌なことばかりな日常も心の持ちようで夢と希望を持って楽しく生きていける、そんな気分にさせてくれる、素敵な映画でした。
[映画館(字幕)] 8点(2019-06-22 23:46:16)
12.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 
ニッポン大応援団的な映画で最高。 シーシェパードとグリーンピース大っ嫌いなわけだけど、日本文化を否定し環境叫びすぎて逆にクジラ(巨大生物)増やし過ぎ、我々日本人の大事な環境資源「お魚」を減らしてしまうテロリスト環境団体シーシェパードを皮肉った設定が秀逸ですっ!!あいつらのせいで脳卒中や心筋梗塞に効果満点のω3が減っちゃって日本人が滅びたらどーすんだって話。 モスラぁ~ヤッ♫ ほぼ日本人しか気づけないオマージュを随所に散りばめ、(「猪四郎」とか)サービス満点。 ゴジラが日本のゴジラじゃない!ってお怒りの節もあるでしょうけど。そうですよねえ、確かに。首が太いゴジラ。アメフト選手。アメリカだもの。 ゴジラはもともと着ぐるみ設定で現代の顔認証的な「形状認証」みたいなことやればゴジラ=「ヒト」って識別がおそらくなされるわけで、代々「中に人がいる」ことを潜在的に感じるある種の安心感が根本にある。だからゴジラってイグアナとかが水爆でああなってっていうより、ウルトラマンのジャミラみたいに「ヒト」的なものを秘めているので、米国ゴジラはあれはあれでいいのではないでしょうか。 一方でキングギドラはどうかっていうと、この映画のなかではちょっと苦しい言い訳をしていて「古来の言い伝えとかに該当するものがない存在だから地球由来じゃない」ってことにしてる。まあでもこの解釈だけはダメですね。シーサペント、八岐大蛇あのあたりが出処なのは明白であって地球の神話や言い伝えが出処。でも、キングギドラが我々にとって本能的に恐怖感を抱かせるのは間違いがなく、その理由は「龍」すなわちヘビの仲間であるからで、この映画ではできればもう少し蛇的な気味の悪さを映像化してほしかったかな。
[映画館(字幕)] 7点(2019-06-14 08:54:24)
13.  ヴェノム 《ネタバレ》 
何を一体面白がれというのか。何を見せたいのか。よくわからない。 ありきたりのアクション、ありきたりの筋書。幼稚とさえ感じる映画。 惑星からの物体Xみたいなスリリングな展開になるのかと期待しながら見ていたが、どんどん子供っぽい展開に落ち着いていき、 つまらないったらない。 劇場予告編で繰り返し見せ場を予め見せられて、何らの新鮮さもない。
[映画館(字幕)] 4点(2018-11-14 23:38:22)(良:1票)
14.  散り椿 《ネタバレ》 
つまらない。チャンバラ時代劇の範疇を出ていない。 おそらく原作ではもっとそれぞれの心情がよく描かれていたのだろう。小説の深みというか魅力というのは作家の様々なレトリックがあってはじめて読者の心にに訴えてくるものであり、時には行間に椿の花の香や時には濡れた落ち葉の匂いさえ加わって読者の脳に映像化されてくるもの。 そこをいかに映像化するかが映画作成に力量であるが、この映画はそういった意味では失敗しているとしか思えない。  追記 なぜ失敗なのか。 綺麗ではあるがどの場面でも漂う箱庭感、作り物感。これだ。江戸時代といえば人間がもっと良くも悪くも自然が身近にあって、夏は暑く、冬は厳しく、雨はぬかるみ、部屋の中と外の隔たりは薄く、やたら風通し良く、そういった環境で生きてきていたはずだ。 しかしこの映画ではいかにも人工的な映像で、雪もやたらおとなしく、地方で暮らしておそらく結核で亡くなったであろう場面も自然の厳しさは全く描かれておらず、どちらかといえば穏やかな気候のなかで幸せそうに暮らしていたようにも見えた。 そんな映像で幸薄く生きていただなんて、セリフでいくら言ったところで臨場感が全くない。  で、そういった映像になってしまった理由は、一つには綺麗にしっとり描こうとした監督のセンスのなさ。もっと具体的に言うと、「風」を感じない映像。 自然の厳しさは静かなたたずまいを見せていては映像としては見えない。空気の流れつまり風をもっと描写し、家屋の隙間風や場面に応じた天候の活用まで気を配ってほしかった。 厳しい場面では荒涼とした砂漠に風が吹くでしょう? いまさら西部劇じゃない?いやいや、かならずしもそうでなくても、ずっと同じ空気の流れ、気温感での場面の推移。これが致命的。
[映画館(邦画)] 5点(2018-10-04 00:00:44)
15.  スカイスクレイパー 《ネタバレ》 
スカイスクレイパー。摩天楼といったらやっぱ香港。ピークからの夜景は世界三大夜景だ。 実在する香港のビル群は直線的デザインののっぽビルから構成されているけれど、この映画のスカイスクレイパーは曲線的でなかなか意匠をこらした出来になっている。香港となりのマカオにありスタンレー・ホー氏のグランドリスボアの曲線イメージのほうが近い。もしかしたらスタンレー・ホーもモデルか。とにかくビルの発想、デザインはなかなかの出来だ。 で、香港といったらジャッキーチェン?いえいえ、その前にブルースリーです。ブルースリーの「燃えよドラゴン」!あれでもラスト、クライマックスの見せ場は鏡の間。もちろんこの場面は香港映画である「燃えよドラゴン」のオマージュに違いない。赤いドラゴンはビル管理システムのイメージマークにも使われてた。 ただし、鏡の間という意味では同じで大事なラストシーンで使うのも同じだけれど、緊迫感は燃えよドラゴンにはるかに劣る。 高所恐怖症の私は単にお尻のあたりのムズムズ感を期待して見に行っただけなので、その意味では全く期待通り。  ニューヨークステーキを食べようと思って店に入ったら、ステーキの舌になっていたところにいきなり中華アレンジの西洋中華折衷料理を押し込まれて憤慨しちゃう人、多いだろうな。
[映画館(字幕)] 8点(2018-10-03 23:47:15)
16.  SUNNY 強い気持ち・強い愛 《ネタバレ》 
現在30代後半の世代の高校生時代が舞台ということで、他の世代の人は「己の高校時代の思い出と己の現在」という風に一般化して鑑賞するだろう。そうするとあまりにも該当する世代が狭すぎて、共感できる人は少なくなってしまうかもしれないなあ。 このコギャル世代に該当しない、部下の24歳の女性が見に行って「良かった」と言っていたので、「じゃあ私が見てもいいかもしれない?」と尋ねたら、 私の白髪頭を見ながら「う~ん、え?ええ~??」とか言っていたのもうなずけた。
[映画館(邦画)] 6点(2018-09-23 23:55:59)
17.  MEG ザ・モンスター 《ネタバレ》 
なかなか面白かった。こういうSF生物パニック物はびっくり箱のようにちょっと驚くような展開を連続的に見させていただくと飽きずに楽しめるもので、そういった意味ではこの映画は次々と細かい「転」が入ってよく練られていると感じた。 できればメガロドンの怖さをもう少し怖く描けなかったかなとも思う。 メガロドンの怖さというのは一つには「巨大さ」である。ダムが怖いというような巨大構造物恐怖症というのがあるように、もっと水の怖さ、深さを感覚的に表現してほしいな。メガロドンの大きさも全然迫力に欠ける。ジョーズと差が無い。大きさを強調するために、でかいサメを見せてさらにでかいサメを登場させるという工夫もみられるが、そういうのではなく、例えば魚体を近接でパンして見せるとか、映像とか撮り方の工夫でなんとかならなかったのかな。 登場人物で特筆すべきは女性博士。Li Bingbing ?つい検索しちゃったですよ。あまりに美人で。あれで45歳くらいだって?ちょっと信じられない美魔女ですわ。ただ彼女も水上の場面と研究室の場面であまりにも化粧が違いすぎて「え?だれこれ?」って思う場面もあったけどねえ。
[映画館(字幕)] 8点(2018-09-20 19:24:42)(良:1票)
18.  河童(1994) 《ネタバレ》 
「ペーソス」かなあ。水木しげる、鎌倉ものがたり、トトロ。ペーソスは哀愁と訳されるがそれとはちょっと違う。懐かしく寂しく哀しく感じられる事々。 万事移り行くのは世の常ではあるが、心の中で生き続ける思い出は時を経るごとに苦痛や嫌悪はそぎ落とされ、愛おしさや美しさだけが際立ってくるもの。 そういった事象を石井竜也なりの表現で映画にしたもの。 映像は主に少年時代の思い出。昭和20~30年代、いわゆる団塊世代からそれより少し前の世代の話だろうか。フィルターがかかった夏の映像は誰もが持っている「夏休み」の心象と重なる。父や祖父との死別から最後には自分と息子の死別。思い出(河童)との再会、別れ。 自分自身がこういった田舎の水辺で育ってきたこともあり、石井がおそらく伝えたかったことに深いところで共感ができたような気がする。 河童の具象化とか宇宙人とかは彼の子供の頃の思い出そのものであるが、その描き方にはきっと多くの人が違和感や稚拙さを感じるものと推測する。 子供のころ誰もが頭に描く妄想や空想の世界のことだと解釈してあげる必要がある。
[DVD(邦画)] 8点(2018-09-20 19:09:43)
19.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 
ブルーっての?灰白質を持つ恐竜なの?子犬みたいにヒトに慣れるという設定。わからない。私はこれが大っ嫌い。結局いつもそこが主題になっちゃって、幻滅。ETみたいなファンタジー路線にしないでほしいが、最近のハリウッド映画ってどうして揃いも揃って子供に媚を売るような映画ばかりなのか? 何か大きな力でも働いているのだろうか?米国は総白知化しつつあるのだろうか?移民が増えたりして。
[映画館(吹替)] 4点(2018-09-16 20:23:35)(良:1票)
20.  ザ・プレデター 《ネタバレ》 
プレデター観るのは最初の奴以来なので、なぜあのプレデターがいつからこのような「ホームドラマ」に変わり果ててしまったのか?については全くわからない。 アメリカの日常コミュニティを舞台にせねばならないなんらかの理由があったに違いない。それも子供が主役のおこちゃま&ファミリー夏休み上映用みたいな。 家族全員で鑑賞できるほうが売り上げがあがると読んだのか?後でテレビで放送するからこういう奴のほうがいいのか? とにかくファミリードラマにしちゃったせいで、着替え場面があるくせに、期待させておきながらB級映画お決まりのそういうシーンは皆無!!オジサンがっかりだよ、全く。 あと、やたらと銃が登場するね。全米ライフル協会協賛かね?もしかしたら。 米国は自分の身は自分で守るという文化で、この映画ではことさらそれを強調するような基調だ。 プレデターというモチーフのあまりの変貌ぶりは日本の映画ファンの理解と想像を超えていることだろうから、今後もうプレデターが日本で大ヒットすることはないだろうね。もったいない。
[映画館(字幕)] 4点(2018-09-16 20:14:31)
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