1. 猿の惑星
ネタバレ もう何度もTVで観て、放送されるたびにまた観てしまう映画です。この映画、オチがわかっていてもなぜ何度観ても面白いのでしょうか。映画の感想よりもそちらの方が気になるくらいです。ありえない話だけれども、ひょっとしたらあり得るかもという「ゾンビ」に近い世界観への憧れというのが自分の中にあるのかもしれません。最期のテイラーの叫びは「人間の愚かさの代弁」ですが、このシーンは現代の世界状況を見ていると絵空事ではない気がしてきます。 [CS・衛星(吹替)] 10点(2017-09-25 15:43:39) |
2. 荒野の七人
ネタバレ 昔から何度も観ていますが、何度観ても「いや~面白い!」には変りないです。それぞれのキャストが男から見てもかっこいいです。このかっこ良さに圧倒されて「映画って面白いなぁ」と何度も思った自分です。しかしいい大人になって、この映画を見直してみると、それぞれの登場人物の台詞、考え方がとても身にしみて自分と重ね合わせてしまいます。「家庭を持って家族を養うために汗水たらして働くということは、とても勇気がいることだ」。まさにそのとおりです。この映画の農民は私のような一般的なサラリーマンなのでしょう。では七人のガンマンは現代に当てはめると何なのでしょうか?自信は無いですが「一つの仕事に対する責任感・向上心」かな?最後に長老が「あなたの戦いは終わったが、農民は毎日が戦いだ」という言葉がそれを表しているように思います。まあ、硬い話は抜きにして、とにかく面白い映画です。 [地上波(吹替)] 9点(2017-05-01 22:12:26) |
3. 回転
ネタバレ 昔から観たいと思っていた映画で、やっと観ることができました。先に同じ原作を元にした「妖精たちの森」を観ていたので同じような感じかなと予想していたのですが、こちらはかなりオカルト色が濃かったです。どちらかと言うと「ヘルハウス」「チェンジリング」などの家が舞台のオカルトホラーという感じでした。白黒、闇、たたずんでいるだけの幽霊など恐怖演出が古いですが、かなり怖かったです。むしろ最近の脅かしアトラクション的なホラー映画よりも怖さが後に引きます。あと、少年の演技がとても不気味でした。あのすべてを悟っているかのようなうす笑い、日本の子役では誰も想像できないです。 [DVD(字幕)] 8点(2016-05-07 14:48:18)(良:1票) |
4. 最後の航海
ネタバレ 昔、TVで観ました。「ポセイドンアドベンチャー」を観て以来、海洋パニック映画好きになって、この映画を知るきっかけになりました。物語は非常にゆっくりと進んでいくのですが、事故が起きてからは急にスリリングな展開に変貌します。実際の船を沈めながら撮影したそうです。その事実を知ってから見直すと、確かに出演者の顔もひきつっているのが余計に気になりました。メインキャストをしぼりこんでいるので小粒な印象を受けますが、その分「絆」「思いやり」を描いており非常に好印象な映画です。是非ソフト化して多くの人に観てもらいたいお勧めの映画です。 [地上波(吹替)] 10点(2015-01-16 22:57:48) |
5. ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生
ネタバレ これはホラー映画というより恐怖映画です。観たのは「ゾンビ」よりあとですが、派手さは無い分じわじわと襲ってくる恐怖がとても印象に残っています。あの小さな空間と少ない登場人物の中に大きな社会風刺が描かれているのがすごいです。家族・兄弟・人種・恋人同士の入り乱れたドラマもうまく生かした設定となっています。最後主人公が打たれましたが、間違えられたのか、それとも黒人だからなのか、という両方の解釈も時代背景をうまく取り込んだ投げかけだと思います。 [ビデオ(字幕)] 9点(2014-12-29 22:01:06) |
6. 007は二度死ぬ
ネタバレ いいなあ、この映画。番外編のような感じですが、「ゴジラ」「ウルトラマン」のようなワクワク感が満ちています。子供のころに戻れるような感じです。なんと言ってもあの実物大のセットはすごいです。雰囲気は「サンダーバード」のようですが、デザインがなんともモダンでシャープです。また最後の団体戦の銃撃戦がさらに子供心をくすぐります。ブロフェルドも貫禄があります。 [DVD(字幕)] 9点(2014-12-23 16:50:13) |
7. 007/ドクター・ノオ
ネタバレ シリーズNo.1は「私を愛したスパイ」ですが、No.2は?と聞かれると、この映画です。私の世代から見てもこの映画はかなり古い映画ですが、シリーズ全部観終わって思い出すと気になってまた観てしまいます。基本設定がこの映画で完成されているからでしょうか。荒削りですが、その分味がよく出てます。この映画で不思議なのは前半と後半で別の映画を観ているような感覚になることです。観終わったあと、2本の映画を観たような満足感に浸れます。 [DVD(字幕)] 9点(2014-12-23 16:32:17) |