1. 牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(188分版)
《ネタバレ》 おそろししいほどスタイリッシュな青春映画。 ラジオから、合格者名が延々と読み上げられるだけの、つめたく突き放したようなラストのクレジットロールもいい。 主人公の男子中学生を、破滅に導く「運命の女」である女子中学生が、実に目立たない、地味少女であるのもリアル。 [DVD(字幕)] 10点(2017-09-18 02:39:21) |
2. 鏡
シャッフルしすぎて分かりずらくなってはいるが、要するに、ある家族を中心としたロシア・ソ連史。そして、Jホラーの源流。 [DVD(字幕)] 10点(2016-12-28 21:49:51) |
3. 上海から来た女
凡庸な犯罪小説が、こんなに見事なフィルム・ノワールに変身しました。 [DVD(字幕)] 10点(2007-09-15 01:08:02) |
4. ベリッシマ
殺しても死にそうにないパワフルなアンナ・マニャーニに唖然。マニャーニに絡む、これ又こゆ~いおばちゃん、おばあちゃんたちに呆然。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-08-17 08:09:54) |
5. フェリーニのローマ
新旧ローマ市内観光できます。但しツアコンはフェリーニなのでご用心。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-27 05:57:09) |
6. 山猫
サリナ公爵、そうとう腹黒い男と見た。政局が不安定なイタリアの議員になるより、甥の義父に恩を売った方が得だと計算したんだな。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-26 18:06:34) |
7. 郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)
《ネタバレ》 後年、ヴィスコンティ自身が、何故この映画の脚本が検閲をパスしたのか”謎”だと語っているけれど、、、ファシスト政権下で、第二次大戦中に作られた映画ですよ、、、自称バレリーナの売春婦の客引きを詳細に描いてみせるし、、、ジーノは「俺を助けたのは体が目的だったんだな」とスペイン人をなじるし、、、やはり、イタリアの検閲官は脚本を読まずにパスさせたんではないでしょうか、ヴィスコンティ様。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-26 17:54:34) |
8. 山の音
夜の営みをいやがる妻を持ってしまった、かわいそうな男の話。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-26 16:58:13) |
9. 戦艦ポチョムキン
最後の応援船がくるあたりは、まるで西部劇でした。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-26 12:39:44) |
10. 市民ケーン
はじめて日本盤(IVC版)を見たが、画質の恐るべき劣悪さに唖然となった。これでは全然別の映画ですね。いやぁ、本当にびっくりした。 評価はワーナーブラザース盤の評価のままです。 [DVD(字幕)] 10点(2007-07-13 02:12:38) |
11. メリー・ポピンズ
やはり、ミュージカル映画はオリジナル物にかぎりますね。原作があるとはいえ、映画用に企画されているので、舞台の映画化とはちがい、構成にも無理がありません。また、佳曲揃いのナンバー、人工的な美しいセット、アニメとの合成場面はじめアナログ感たっぷりのSFX、面構えからしてイギリス的なしぶいキャスト、と見どころも多数で、単純に楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-06-20 00:47:17) |
12. 女が階段を上る時
《ネタバレ》 一度きり寝ただけの男の、転勤の見送りに行き、男から貰った株券をその男の嫁さんに手渡す女、こわいです。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-27 05:17:21)(良:1票) |
13. マーズ・アタック!
ちゃんとまじめに、馬鹿馬鹿しいことをやってるのが気持ちよい。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-26 15:54:09) |
14. パリの恋人
アヴェドン、ジバンシー以下を動員した、おしゃれなパラマウント・シネ・ミュージカル。 [DVD(字幕)] 8点(2007-04-11 01:13:49) |
15. 宇宙戦争(2005)
無駄に長い映画が多い中、話がシンプルで、さくさく進んでさっさと終わってしまうのがいい。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-17 07:44:03) |
16. マルクス兄弟 オペラは踊る
日本語字幕が酷くて、言葉のギャグで笑えないという、ホントに笑えないお粗末。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-17 07:23:42) |
17. 悪魔のシスター
昔、たまたま入った映画館で、何の予備知識もなしに見たときは、本当に驚いた。ヴァディムの「血とバラ」をごっそり引用するなんて。 [DVD(字幕)] 6点(2015-04-11 19:19:50) |
18. 恋する女たち(1969)
ひさびさに見直したら、そんなに悪い映画ではないと思えてきた。脚本もうまくまとめているし、役者もそろってる。難点はケン・ラッセルの演出かな。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-07 00:10:51) |
19. リプリー
《ネタバレ》 根っからの悪党であるリプリーが、最後に、金と身の安全までをも手に入れてしまうという、ハイスミスの原作通りだったらよかったのに。 [DVD(字幕)] 4点(2007-07-26 15:48:05) |
20. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 怪我した脚では、ピアノのペダルを、ちゃんと踏めないでしょ?細部の手抜かりがリアリティの欠如を生む。 [DVD(字幕)] 3点(2007-09-15 00:53:11) |