1. 宇宙戦艦ヤマト 完結篇
《ネタバレ》 「ヤマトよ永遠に」と連続鑑賞。あっちもあっちですが、こちらは更にデキが悪いです。沖田艦長の復活(いっそ、「ヤマトよ永遠に」の敵方色男みたいにサイボーグという設定にしとけば、最後の居残りも納得いくのに)や自爆したはずなのに再浮上してくるヤマトの姿にうんざりしていたら、とどめに物語が事実上終了してから始まるエンディングの意味もなく長いこと長いこと。だらだらとイメージシーンみたいなのが続き、最後は仲代達矢の不似合いに重厚で思い入れたっぷりのナレーション。まだ終わらんのか、と最後は苦笑しながら見てました。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-06-08 11:07:06) |
2. ヤマトよ永遠に
「新たなる旅立ち」まではほぼリアルタイムで観ていて、約30年弱を隔てての続編鑑賞。登場人物や声優、音楽は懐かしかったです。けど、ストーリーはかなりダメで、2時間半の長さがとてももちません。もう少し細かいエピソードがあってもいいのでは。新艦長なんか、何のためにいるのかさえわからないし。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-06-07 16:40:03) |
3. 男はつらいよ ぼくの伯父さん
《ネタバレ》 寅さん元気無いですね。何を言われてもたいして怒るでもないし、芝居がすっかり静かになってしまってます。事実上の主役が満男にシフトしていることもあって、喜劇というより普通の青春映画していました。「旅に出ると人間何かを学んで帰る」というような博のセリフがありましたが、満男がこの旅で得たのは「変に親切にしてくる男には気をつけろ」という教訓と、自分がいかに幸せな立場にいるかという事実の再認識だったのでしょう。諸般の事情から、満男はこれに懲りることなくこの後もあちこちうろうろしまくるわけですが。最後、寅がくるまやに電話をかけてきて、みんなに電話越しに呼びかけられるシーン、ちょっとくどいけど好きです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-26 00:10:26) |
4. 火宅の人
困った、困った、長くて困った。 [DVD(邦画)] 5点(2007-02-24 20:22:16) |
5. レディ・ドール
サブリミナルな効果のあるライト・ポルノだと聞いて、どんなものかと鑑賞。そういう意味かい・・・何の映像がサンドイッチされていたかは書きません。気になるかも知れませんが、確かめようとは思わない方がいいです。映画自体は普通につまらんです。 [ビデオ(字幕)] 2点(2007-02-24 01:04:05) |
6. 男はつらいよ 寅次郎物語
《ネタバレ》 前作「知床慕情」に続いて良作。寅さんの昔のテキ屋仲間が死に、残された子供がとらやを訪ねてくるというのは以前にも挿話としてあったネタですが、今回はその少年の家出した母を探すために繰り広げられる寅さんと少年の道中と、その間の心の交流が軸になっていて、マドンナはその中の1エピソードとして絡んでくる程度です。だから、寅さんはマドンナと別れてもノーダメージでしたが、少年を母に渡した後はいつものように沈み込んで旅に出てしまうんですね。最後、寅さんが柴又へ戻ってからまた旅へ出て行くまでは、いいシーンいいセリフの連続でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-02-21 23:41:33) |
7. 男はつらいよ 知床慕情
《ネタバレ》 「男はつらいよ」の看板に隠れてしまってるけれど、三船敏郎晩年の代表作。人間関係に不器用な老医師が、もうこれ以上ないくらいハマリ役です。淡路恵子への告白シーンは、シリーズ名場面集に入れたいぐらいでした。良作であるのは違いないのですがそれはそれとして、この作品の寅さん恋してないですね。なんだか「全然そういうつもり無かったのに、いつのまにか惚れられてた事に気付いて慌てて去っていった」って感じに見えてしまいました。これは結構異色かも。今までは身を引くパターンでも、寅さんも確実に相手にベタ惚れしてたはずでした。異色といえば、夢のシーンが無い、寅さんが序盤にとらやを出て行って以来一度も戻らない(だから寅+マドンナ+さくら達という絡みが無い)などもそうですね。それらを含めた異色の中で一番不自然だったのが、「松竹映画」の社名タイトル画面にテーマ曲がかぶらなかったこと。自宅のテレビが消音になってるのかと思ってしまいました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-02-19 23:13:01) |
8. 男はつらいよ 幸福の青い鳥
《ネタバレ》 シリーズもこれだけ続いてくると、演出も脚本もレギュラー陣の演技も大きな破綻は無くなってくるわけで、いつもの展開を期待してる分には普通に楽しめます。けど、今回は、それ以上のものはなかったかな。何より、志穂美と長渕の恋愛に寅さんたちがほとんど絡んでこないのがまずいんでは。ゲスト同士だけで長々話を進めるのなら、他の映画作ればいいことだしね。そもそも寅さんとの出会いのシーンからして、せっかく大空さゆりを出してファンをニヤリとさせてるのに「寅さん」と呼んじゃうのはないでしょ。「車せんせ」と呼ばせなきゃ違和感ありあり。あと、シリーズこのあたりの作品で一番光ってる美保純の出番が少ないのも残念です。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-02-01 00:36:33)(良:1票) |
9. 日本海大海戦 海ゆかば
《ネタバレ》 軍楽隊員を主人公にして、一兵士の目から見た日本海海戦を描きたかったのですよね。その意味では成功してます。戦いが始まって、バカバカ撃って撃たれて、知らないうちに勝ってました。一下級兵士の目から見たらそんなものでしょう。でも、それなら別に日本海海戦でなくてもよかったのでは? あの敵前回頭だって、絵でちらっと見せただけで何の説明も無いんでは、何のためにあんなことしたのかさっぱりわからんでしょ。とりあえず、戦闘場面のスプラッタ描写にはかなり力が入ってました。これまで見た邦画の戦争物では一番グロいかも。そこだけ見てると、もうほとんど負け戦。 [DVD(邦画)] 5点(2007-01-27 22:40:30)(良:1票) |
10. ねらわれた学園(1981)
大林監督の映画では見た目「ハウス」に近いですね。とにかく映像で遊びまくってます。楽しいというよりは、どうしても安っぽさを感じてしまいますが。まあ、星の魔王子(すごい役名)峰岸徹のとんでもない存在感と合わせて、記憶に残る映画にはなりました。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2007-01-25 01:29:43) |
11. 大日本帝国
《ネタバレ》 大作感たっぷりとはいえ、やっぱり180分は長すぎますね。国家上層部、三浦・あおい組、篠田・西郷組と3つのストーリーを盛り込んでいるので仕方が無い部分もあるのでしょうが、この3つが全然交わってこないのだから、南方戦線組はひとつにまとめて良かったかとも思います。5点くらいかなとも思うのですが、関根恵子のパワフルな女房熱演と、ラストを際立たせるためにあえて三浦・あおい組の話を一時間近くも放置する構成(主題歌の入るタイミングも絶妙)にそれぞれ1点ずつプラスしときます。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-01-21 01:35:20) |
12. ザ・トレイン
《ネタバレ》 金もアイディアも技術も無いのなら、無理に派手な画面作りをしようとしない方がいいんですけどね。カチカチ石を鳴らしながらゆっくりと悪魔教信者が迫ってくるあたりなんかは、割と不気味に撮れているんですから。 [ビデオ(字幕)] 2点(2007-01-15 00:41:33) |
13. 風の歌を聴け
《ネタバレ》 「もう無い」神戸行きドリーム号に乗っている「僕」をとらえたラストカットが好きです。 [映画館(邦画)] 7点(2007-01-08 16:55:36) |
14. ヒポクラテスたち
《ネタバレ》 温かいユーモアと、主人公たちへの距離を置いた視線が印象的な青春映画の傑作。臨床実習での様々なエピソードや学生寮内の描写など、多分監督自身が実際に見聞したであろう出来事が取り入れられているのでしょうね。主人公が何度か口にする「僕はまだ医者になると決まったわけじゃない」というセリフなど、大森監督が自分の迷いをそのまま言わせてるみたいに聞こえます。(この映画の製作時期と、監督の医科大学卒業はかぶってたと記憶してます)役者陣も総じて等身大の役を好演。(変わり果てた青影さんも出てました)中でも「むっつりスケベ」を体現した感じの柄本明がいいです。 [映画館(邦画)] 9点(2007-01-08 16:36:42) |
15. わるいやつら
《ネタバレ》 題の通りに主役の片岡孝夫を含めたほとんどの登場人物が「わるいやつ」。従って、色と欲がらみの騙しあいになるわけですが、そのほとんどが「嘘ついてた」とか「裏切った」レベルなので先の読めること読めること。感情移入できないキャラばかりで2時間強は、ちょっときつかったです。先が読めると書きましたが、佐分利信がこの役で出てくるとはまったく読めなかったので、サプライズに免じてプラス1点しときます。 [映画館(邦画)] 4点(2007-01-06 23:06:37) |