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1.  花とアリス〈劇場版〉 《ネタバレ》 
同じ脚本、出演者、スタッフを使っても、岩井俊二でなければこの映画は撮れないと思います。  こういうのがオンリーワンの才能というのでしょう。  ただただ脱帽でございます。
[DVD(邦画)] 10点(2017-05-31 00:11:00)
2.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
脚本のお手本として語り継がれる時を超えた名作。構図から人物設定、話の流れなど文句のつけようがありません。初めて見たとき、雨上がりの階段を降りるヘンリー・フォンダの清々しい姿に民主主義の素晴らしさを感じました。正義を貫き、偏見を打破した正義の人といった印象。ところが時を経て再見してみるとまったく印象が変わりました。冒頭でヘンリー・フォンダは、もっと議論が必要だからと無罪に一票を投じます。その後の投票でも、皆が有罪なら自分も有罪で良いとまで言います。少年の無罪を信じているわけでもなく、正義の人でもない。単に自分が気にかかることが見過ごせない神経質な男が議論をふっかけただけ。なのですが、話の流れで嫌みな人間や、頑固な人間、偏見を持った人間といった対立軸ができ、持ち前の弁舌で相手を叩き、巧みに有罪の証拠の信憑性を揺らがせていく中で、相対的に正義の人といった印象が強くなっていく。最後まで抵抗を続けた男が折れた瞬間の、やった、と手を叩きたくなるような爽快感。多数派の同調圧力に従おうとしない人間を叩きつぶした快感。あれこそが民主主義の持つ危うさなのだと改めて思い直しました。優れた扇動家の怖さを感じてしまった映画です。
[DVD(字幕)] 10点(2015-01-25 22:39:58)(良:1票)
3.  ダークナイト(2008)
私のハリウッド感をめためたに打ちのめした映画です。大味で粗野、観客に粗に目をつむることを強制するようなイメージが今までのハリウッドにはありました。ましてや原作がアメコミです。敵はことごとく間抜けで、大がかりで中身のない犯罪計画を立て、ヒーローを追いつめてもぐだぐだと裏事情を説明し、無駄に大げさな処刑装置でヒーローが危機を脱出する機会を作らなければならない。悪人鉄の掟などと馬鹿にしていましたが、見事にひっくり返りました。今までのヒーロー物と思って見に行ったら大火傷をします。子ども連れはお勧めできません。現在の社会情勢を写し取った部分はもちろんある。ただそれをプロパガンダだなんだかんだと穿った見方をして悦に入っている人も見受けられますが、そんな見方しか出来ずこの映画を楽しめないのは損をしていると思う。脚本、演出、役者などすべてが完璧な映画です。私はBDを持っていませんが、ダークナイトのBDが発売されたらレコーダーと同時に購入しようと思う。それほどパワーのある作品です。見終わった後、立ち上がるのが辛いほど精神的・肉体的負担は大きい。それでも公開期間中、後二回は見に行こうと思っています。
[映画館(字幕)] 10点(2008-08-15 11:28:19)
4.  アベンジャーズ/エンドゲーム 《ネタバレ》 
スタッフ、出演者に3000回のありがとうを言いたい。  はっきり言ってしまえば、脚本に無理や齟齬などは多々あります。 そこを踏まえても、これだけの熱量を持つ映画を観たのは久しぶり。  どれだけの人が、どれだけの熱意を持って取り組んで作り上げた映画なのか。 エンドロールに付された人々の名前の膨大な数には、圧倒されざるを得ません。  ただひと言、素晴らしい。  これこそ映画館で観るべき映画です。  素晴らしい映画を作ってくれた人々に感謝
[映画館(字幕)] 9点(2019-04-30 11:48:29)(良:1票)
5.  七人の侍 《ネタバレ》 
何度も観ている映画 (これからも繰り返し観るであろう映画)です。  内容について散々語り尽くされているので省略。  今回観ていて感じたのは、侍達/野武士達は、侍らしい死に場を 求めて合戦に参加したのであろう、ということ。  もはや侍の時代にあらず、時代遅れの侍という存在でありながら、 そこから抜け出せない悲哀。戦場で死ぬことも適わず、素浪人として 仕官先を求め各地を転々とする生活-そんな人々が冒頭、町に溢れていました。  野武士達も同様に、仕官先の見つからなかったが故に 野武士に身をやつしたものもいるのでしょう。  そんな環境で、ふいに現れた侍らしい死に場を 素通りできない不器用な男達だったのかなと。  この合戦でも死ぬことの出来なかった勘兵衛らは 死に場所を求めてこの後も彷徨うのでしょう。  まだまだこの先何度も観たいと思っているので 新たな発見への期待を込めて10点でなくこの点数で。
[DVD(邦画)] 9点(2018-04-04 23:52:53)(良:1票)
6.  アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 《ネタバレ》 
まさにマーベルユニバース10年の総まとめ。 このスケールの大きさは中々観られないもの。 宇宙戦争というに相応しいスケールの大きさです。  しかし、この一作だけでは評価の出来ない映画でもあります。 二部作とのことで、二作目でどのような決着をつけるのか。 見事にまとめきればロードオブザリングと並ぶ超大作になるかもしれません。 失敗すれば勢いだけの駄作と称される可能性も大いにあります。  サノス(ボス)について。 宇宙の均衡を保つため、生物の半分を消滅させ、種の保全を図る、という 敵役にしてはしっかりとした目的をもつ人物です。  その主張の根底にあるのは、増えすぎた種によって生存競争が起こり、 激化する闘争の末に絶滅に瀕したサノス自身の母星。その経験にあります。  強い種による一方的な虐殺ではなく、強い種も弱い種も、均等に負担を担う ことで淘汰を免れ、種の繁栄を図ろうというもの。  そのためにあえて悪の汚名を被る覚悟をもったのがサノスという人物です。 実際、愛娘を捧げて種の保全に必要なストーンを得る。覚悟の深さが伺える シーンです。  サノスに対し、アベンジャーズはどのような答えで応えるのか。 二作目が今から待ち遠しい作品です。
[映画館(字幕)] 8点(2018-06-16 23:08:39)
7.  リメンバー・ミー(2017) 《ネタバレ》 
さすがピクサーと言いたくなるほど しっかり作られた良作です。  子供向けだからこそ、手抜きをせずにきっちり丁寧に作られています。 王道でシンプルな話の筋と、それでいて主張をしっかり盛り込む。 それらを美麗なCGと愛着の湧くキャラクターでコーティングする。  音楽からCG,脚本に至るまで手抜きは一切ありません。 どれだけ労力をかけられて作られたのか、想像もつきません。  「子供向け」と「子供だまし」はまったく違うことが良く解ります。
[映画館(字幕)] 8点(2018-05-23 21:13:50)
8.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
生活感溢れる、脂まみれの台所を覗いているような感覚こそが 韓国映画の持ち味だと思います。  この映画に関してもまさにそう。 ギトギトに脂ぎっていて、下手に触れたら手が脂まみれになりそう。 手を洗ってもしばらくは脂臭さが抜けないような、不快感さえ感じて しまいそうな映画です。  この感覚は、黒澤映画の「天国と地獄」で感じたものと同じです。 しっかりと「人」と「時代」が描けているからこそこのように感じるのでしょう。  この監督の映画を観ていると、名監督独特のリズムを感じる絵造りや、 脚本、演出が感じられ、緩急自在に映画全体を監督が支配していることが 感じられます。  それに加え、やはり俳優陣の名演技。 俳優が俳優として見事な仕事をしています。 特に主演のソン・ガンホ。牧歌的なおじさんという見た目ながら、 演技の鬼とでもいうべき熱演から目を離す事が出来ませんでした。  この韓国映画独自の持ち味は貴重。 見ておくべき映画のひとつです。
[インターネット(字幕)] 8点(2018-02-10 22:49:27)
9.  アマデウス ディレクターズカット 《ネタバレ》 
人は生まれながらにして不平等である、というお話です。  サリエリは秀才。 人生の全てを音楽に捧げ、禁欲的な生活を送りつつ、 曲の一節一節が出来るごとに深々と頭を垂れ、神に感謝を捧げる。 血の滲む努力が認められ、宮廷作曲家の位置まで上り詰めた努力の人。  対してモーツァルトは天才。 下卑た馬鹿、遊び好きな小男にも関わらず、音楽に関しては真の天才。 サリエリが自らの血で描くように紡ぎ上げた音楽を、まるで遊んでいる かのように無邪気に不備な点を指摘したばかりか、あろうことかサリエリの雇い主 である皇帝の前でちょいちょいと手を加え完璧な物に仕上げてみせる。 息をするように素晴らしい音楽を紡ぎ上げる、天与の才能の持ち主。  対照的な2人の人生が交わったことが悲劇の始まり。 サリエリという秀才は、天与の才能の代わりに身につけた権謀術数を駆使し、 真の天才であるモーツァルトを陥れることで、不平等な世界を生み出した神に復讐を遂げようとする、というお話。  凡人側であることが身につまされ、しんどい気持ちになる映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2017-10-08 16:22:22)
10.  花とアリス殺人事件 《ネタバレ》 
日常系というのでしょうか、ふわふわとしたシャボン玉の中を覗いているような、不思議な浮遊感のある映画でした。 猪突猛進タイプのアリス。ひねくれていながらも純真な花。キラキラと輝く彼女たちを取り巻く軽やかな日常の表現が見事。 サブエピソードも愛おしいものばかり。  特に平泉成演じるおじさんとアリスのやりとり。 「40年、短かったなぁ」 「長いよ」 「そうか。そうだなぁ」 この2人の感覚の違い、どちらも解るだけに妙にもの悲しく、微笑ましい。  いつまでもこの世界に浸っていたいと思えるほど、素敵な空気に満ちた映画です。
[DVD(邦画)] 8点(2017-01-19 14:56:49)
11.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
「スパイがデス・スターの設計図を手に入れた」本編ではたったの一行で流された出来事。その出来事を描いたのが本映画。スターウォーズをコンサートに例えれば、ルーク達を歌手(主演)としたら、こちらは裏方のお話。デス・スターの設計図奪取というサブ的なエピソードなので、本編の世界観を踏まえた上で、どれだけ捨て石となった人々の意地を描けるのか? がお話のキモ。これが意外といっては失礼ですが、「弁慶の立ち往生」も含め、お見事なお話でした。本編は伝統のお伽噺そのものですが、こちらは最近映画で流行のダークでシリアス路線です。本編との毛色の違いを出しつつも、新しいスターウォーズとして作り上げられた本作。その毛色の違いも含めて本編よりもこちらの方が好みです。あえてフォースを持たない人々を描くことで、逆説的に「生きようとする強い意志。その意志が生み出す奇跡」こそがフォースである。誰にでもフォースは宿っている、と語らせたことも見事。決してep7のように不思議パワーとしてのフォースは描かれていません。帝国軍やダース・ベイダーも恐怖の象徴として圧倒的な悪の存在感を醸し出しています。特にダース・ベイダーに関しては白眉。本編すべて含めても、シスの暗黒卿の恐怖すら感じるような圧倒的な強さがこれだけ見事に表現されている映像は皆無ではないでしょうか。ただし、人物や背景紹介としての前編は退屈。ドニー・イェンが出てくるまではちと見るのがきつかったです。
[映画館(字幕)] 8点(2016-12-19 13:59:47)
12.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 
V8を讃えよ。この映画のエッセンスの全てがこのひと言に。シンプルな筋と新鮮なアクション、それにヒャッハーな人々のオンパレード。ギターマンなんて漫画から出てきたかのよう。この世界観を作れるのはやはり元祖の監督だからでしょうか。余計な説明はまるでなし。その代わりに映像で説明する。長年映画人としてやってきた年期が感じられる名作です。
[映画館(字幕)] 8点(2015-08-15 00:18:41)
13.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
シシー・スペイセクに尽きますね。豚の血に染まった姿で体育館の中を歩く姿のおぞましくも神々しいことといったら。鈍くさいいじめられっ子から、はにかんだ自信なさげな美しいプロムの絶頂期。母に救いを求める哀れな子供の演技まで。この人以外にこの役はこなせないと思います。お話自体は善意が招いた悲劇でしょうか。体育教師は良かれと思い、キャリーを虐めた生徒を締め付ける。その反発が惨劇の引き金を引いてしまう。スーがボーイフレンドを貸したのも、贖罪と言うよりも持てる者が持たざる者への施し。狂った歯車が偶然かみ合ってあの惨劇へと。それで終わるのかと思えばさらに悲惨な末路が待っている。一度は見ておくべき名作です。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-05-19 11:33:53)
14.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
淡々とクリス・カイルという人間が壊れていく様を映し出す映画でした。冒頭のテロリストの母子を撃つシーンから星条旗に見送られる最後のシーンまで余すことなく異様な緊張感が漲っています。この映画から何を感じるかは個々人の感性で。イーストウッド監督は大なたを振るうように余計なシーンをそぎ取っているので、言いたいことが解らないという感想もまたその人の感性だと思います。深く考えさせられる映画でした。
[映画館(字幕)] 8点(2015-03-16 14:47:52)
15.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 
覇王別姫という芝居を、人生で体現してしまった役者の物語でした。それが悲劇なのか、それとも蝶衣の望みが叶ったと観るかは難しい問題。女形になることを頑なに拒み続ける少年時代の蝶衣。有力者の前で覇王別姫を演じるにあたって、石頭によってキセルを口に咥えさせられて強引に女形であることを受け入れさせられる。あれは処女喪失の暗喩で、あの瞬間から蝶衣は女になってしまったのでしょう。そこから始まる愛憎入り交じった大河ドラマは見応えのあるものでした。
[DVD(字幕)] 8点(2015-03-12 14:42:19)
16.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
地元で沈殿している冒頭から、グループの核となる天才の加入。小さな問題はありつつもトントン拍子に成功の階段を上っていく中盤までは少々退屈でした。しかし中盤に差しかかると金にだらしないトミーの莫大な借金が発覚。実は成功の階段を上っていく最中にもトラブルは幾つも起こっていたことが明かされ、それが後々まで後を引くグループの存続を揺るがす問題へと発展してからはもう一気呵成。耳馴染みのある名曲に彩られた物語は情感たっぷりに描かれます。特にグループのなかでリンゴスターだったらどうする?という問いかけには思わず無言に。実際はメンバーの入れ替わりも激しく様々な問題を抱えたグループだったようですが、あくまで初期メンバーのみに絞って余計な部分はばっさりとカットする。大なたを振るって余計な部分をばっさりカットする作りがいかにもイーストウッドらしい力作でした。演劇版のキャストがそのまま映画版でも主要人物を演じているという、異例の作風にハリウッドの懐の深さを感じた次第。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-03-08 14:54:07)
17.  パピヨン(1973) 《ネタバレ》 
マックイーンのタフさに尽きる映画です。精神的にもタフなら、肉体的にもタフ。やせ衰え歯も抜け落ちたヨボヨボの爺になっても失わない眼光の鋭さは精神的なタフさに裏打ちされたもの。実際のパピヨンは集団脱走を手伝ったご褒美でついでに脱走に加えてもらうような、末端の末端が良く似合う人物だったようです。そういう脇役的な人物だからこそ、実際に会い、見聞きしたタフな囚人の話をミックスして理想のパピヨン像を作り上げたんでしょうね。年月を経ても色あせない名画です。
[DVD(字幕)] 8点(2015-02-09 19:12:50)
18.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 
所々挟まれるギャグシーンでクスっと笑うのと対照的に、物語は容赦なくダークな方向へと突き進んでいきます。映画や本をたくさん読んでいる人の裏をかくような数々の場面。美しい女性のパートナーが都合良く現れたり、探偵物で良くある犯人を前にしてトリックを暴くような場面まですべてが伏線の上にあるもの。緻密な場面設定とは裏腹に、どうでも良い部分や設定はばっさりと省く。ご都合主義な部分も気にならないのはその勢いのせいでしょうか。催眠術というのも120分という映画の枠に収めるための割り切りだと思います。原作の骨子を使いつつも、映画独自の練り上げられた脚本がまた見事。原作の動機の弱さが復讐内容と濃密に絡んだものへと昇華されています。原作の動機。自分が歌っているのを見て、相手が涙を流した。自分の中にある孤独を見透かされ、気づかされたことが復讐の原因というのは説得力を持たせるに厳しいかなと。血がにおうようなバイオレンス映画において、韓国は一歩も二歩も先に進んでいるように感じられました。
[DVD(字幕)] 8点(2015-01-24 00:08:40)
19.  用心棒 《ネタバレ》 
今更ですが面白いですね。二転三転、新たな人の乱入によって思わぬ方向に事態が転がっていき、最後は親子の情にほだされて袋だたきにされる三船敏郎。軒下を這いつくばって敵地から抜け出し、最後は泥臭く復讐を果たす。名作の誉れが感じられました。映画を見ながら誰かに似ていると思っていて、ようやく思い当たりました。この飄々としてひょっこりしたおっさん具合はロバート・ダウニー・Jrそのもの。リメイク作品を作るならぜひロバート・ダウニー・Jrを主演にしてもらいたい。
[DVD(邦画)] 8点(2015-01-03 22:45:20)
20.  ランボー 《ネタバレ》 
もう何度も見ている映画です。最初に見た時は幼かったこともあり、一方的に迫害を受けるランボーに感情移入しながら、ヒーロー映画のような視点で見ていました。もう少し成長してからみると保安官側の気持ちも解るようになり、さらにランボーという人間を使い捨てにしてきた戦争、アメリカという国の病根というものにも触れることが出来るようになりました。さらに原作を読むと、ランボーと同様に保安官も使い捨てにされた側の人間であることが解ります。ランボー、保安官共に失ってしまった誇りを取り戻すための戦争というものが物語の骨子でした。映画はもちろん、原作も素晴らしい。奇跡のような巡り合わせで出来た映画だと思います。
[地上波(吹替)] 8点(2014-10-27 23:57:30)
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