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ワンス・モアさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 13
性別 男性
年齢 64歳
自己紹介 日本映画、この頃やるじゃない!と思っている映画ファン歴約30年の男。
大抵の映画はそこそこの点(5~7点)になるので、期待以上の作品やがっかりした作品に
ついてのレビューが多くなると思います。

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1.  ALWAYS 三丁目の夕日‘64 《ネタバレ》 
堀北真希が森山未来との「一泊バカンス」に承諾したのはちょっとショックだったなぁ。まあ、そういうことではなかったということが分る仕掛けになっているわけだけど、「そのつもり」でOKしたわけだろうから、今までの六ちゃんの姿からみたら、軽く扱われた感じがしてしまうのは残念。また、「続」の時に、薬師丸ひろ子の昔のあこがれの人の存在をにおわせる場面があったが、今回は全くスルーでだったのも私としては残念。また、今回は、いわゆる嫌な奴(例えば前作で言えば、生意気な女の子)が全く出てこないというのも、観ていて奥行きの浅さを感じてしまうのです。出来は、やはり、第一作が一番良かった。
[DVD(邦画)] 5点(2012-10-14 23:28:55)
2.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》 
水泳部のリレーでのフライングが重要な伏線になっているが、後輩のミスを あれだけ責めるか?真の先輩・スポーツマンなら、「何言ってんだ、お前のおかげでここまでこれたんじゃないか!」位言え。あ、それじゃこのドラマにならないか。ちょっと浅いんだよな、全体的にも。
[DVD(邦画)] 5点(2012-10-14 23:05:41)
3.  ヒミズ 《ネタバレ》 
圧倒された!これは映画館で観るべき映画。明るい部屋で、明るい画面で観ないほうがいい。しかも、トイレに行かず一気に見るべし。そして、画面の中の強い風、雨、津波を思わせる重低音を体で体験することが、あのラストの「叫び」をよりリアルに受け止めることになるだろう。 絶望して死を選ぶことは、ある意味で簡単だし、客観的に説明もつく。でも、不条理の中で生き続けることは楽ではない、全くしんどいこと。そこには理屈なんかないし、そんなものはいらない。あの教師の語った空しい言葉たち(「お前はたった一つの花なんだ」とか「ガンバレ!」)が、ラスト、全く違う光の中で激しく、熱く、台風のように迫って来るとは!! ラストのラスト、あの瓦礫の光景にこだまする叫びは、不条理の中を生きようとするすべての者に対する、絶望を知った者からのエールだ。二階堂ふみが本当にスゴイ。今年、これを超えられる邦画は出るか?
[映画館(邦画)] 10点(2012-01-23 01:06:20)
4.  奇跡(2011) 《ネタバレ》 
是枝監督は本当に「人間」が好きなんだなぁ、と思わせる素晴らしい映画。「桜島、噴火してんじゃん、みんな平気なんて、意味わからん」と前田(兄)がつぶやくその大きな桜島にかぶせて「奇跡」というタイトルが出る。これはなかなか意味深だ。彼はこの映画の最後には、その桜島の灰の中で生きていくことをいつの間にか受け入れている。普通「奇跡」を願うというのは、「一瞬」にして、自分にとってしんどい現実が変わってくれることを願うものだと思う。だからその「一瞬」=新幹線の一番列車が交差するという「瞬間」に向かってドラマは進む。しかし、都合良くその瞬間に願い通りのことは起こらない。桜島は爆発しないし、死んだ愛犬もよみがえらない。しかしその時、「家族がまた一緒に暮らせますように」ではなく、オダギリ・ジョーの言葉を借りれば「世界」を選んでしまうことが、自分の心の深い所で起こってしまった前田(兄)の表情はどうだろう!あの表情がこの映画の正にハイライト。一人の人間としてすごい体験を(思わず)してしまった説明がつかない顔だ。だから、彼は鹿児島中央駅に戻って来た時に言うのだ。「ただいま」と。そして自分の家へと走って行く。灰が降る街で、灰と共に軽やかに、また逞しく「泳いで」行くために。(この兄弟がスイミング教室に通っているというのも暗示的だ)。「奇跡」は一瞬ではなく、むしろ、厄介な「日常」の中を生きていく勇気が生れていくことなのではないか。九州新幹線が全線開通したのが今年の3月の12日。あの東日本大震災の翌日だということろに、この映画の公開の何か不思議なめぐり合わせを感じる。自分では変えられない現実を、それを受け入れながら生きる人間たちへの愛とエール。この年のこの映画の公開の意味は小さくないと感じる。(今のところの今年のベスト映画。)しかしそれにしても、この映画の一番重要と思えるなセリフを、あの情けない父の姿が良く似合うオダギリ・ジョーに言わせているところが実に面白い。
[映画館(邦画)] 10点(2011-07-18 12:55:03)
5.  孤高のメス 《ネタバレ》 
これは素晴らしい映画です!数多い「生と死」をめぐる人間ドラマを描いた 映画の中でも、終始真摯な姿勢で描かれている傑出した作品ではないでしょうか。一昨年の『おくりびと』よりも私はこの作品にアカデミー外国語映画賞を贈りたい。 この映画では堤真一演じる天才医師・当麻鉄彦は脇役だと捕えたらいいのではないかと思いました。聖書の「よきサマリヤ人」のように、今環境が整わなくても、現実に目の前で苦しんでいる患者を放ってはおけない当麻の存在は、大病院の医師たちからはやっかみを買うが、一地方都市であるさざなみ市の病院を変え、その町の人たちの心さえも温かく変えていく。その中心に描かれているのがナース・中村浪子だ。このナースは多分若い頃離婚して、ひとり息子を働きながら育て上げ、その後50才半ば位(?)で心筋梗塞で死んでいく、という決して恵まれた人生ではないのだが、その当麻医師との出会いによって、果たして人間にとって真の幸福とは何なのか、働くという誇りはどこから生まれるのか、をある意味地味な生活の中で深めていく。その過程を生きるナースを演じる夏川結衣が本当に素晴らしい。抑えた演技ながら移り行く心の機微を見事に表現している。これは夏川結衣の代表作となるでしょう。 また、クライマックスの肝臓移植の手術の場面で、都はるみの演歌が術中BGMとして流れ、その緊迫した進行と共に、歌詞のない子供たちの合唱(歌詞がないというところがいい!)にかぶり、そして、実は子供たちの合唱を指導しているのはあの(詳しくはあえて言わない)余貴美子であるというところは、その映像と音楽の流れが実に映画的であり素晴らしかった。医療ドラマという点では模範的すぎるというか、リアリティにやや欠けるかもしれないが、観終わった後の何とも言えない幸福感は比類がない。
[映画館(邦画)] 9点(2010-07-24 21:32:16)(良:1票)
6.  告白(2010) 《ネタバレ》 
『告白』は今年の日本映画界の「事件」だ。完全に心を捕えられた。 あとで興味を持って原作も読んだが、湊かなえ氏が心の深い所で抱えながら 文章では描ききれなかったかもしれない、その凄まじいほどの「熱」を この映像は見事に描いてみせた。 原作もショッキングな内容であるため、いくらでもおどろおどろしく描くことが出来たに違いない。或いは「少年法」云々…という社会性の強いメッセージが残るようなリアリティーのある表現法を用いることも出来たはず。しかし中島監督の関心は恐らくそんなところにはなかったのだろう。驚いたことに中島監督はこの『告白』を、ほとんどファンタジーとして描いた。「報復」というテーマをそのままリアルに描いたところで、それは偽善的か偽悪的にしか多分ならないし、報復を「Yes」や「No」で描くことはいずれでも人間を絶望させてしまうだろう。しかし詩的でさえある卓越した映像表現(そして、予測がつかないような見事な音楽表現)によって、観る者の心に自由に語り、観る者を信頼して委ねている、そんな完成度の高いファンタジックな作品だ。 そしてその根っこに見えてくるのは、中島監督の、人間に対する熱い熱い「愛」だ。特に「逆回転時計」(原作ではそれほど多く言及されない)をクライマックスに持ってくる映像には息を呑んだ。「時」は絶対に元に戻らない。そこに人間の悲劇がある。「あの時、あんなことがなかったなら!」と、人は何度過去を呪ったり、後悔したりすることだろう。そんな人間に対して「時よ、戻れ!」と中島監督はやってみせた!スローモーションの多用も、残酷な「時」の流れに対して「待った!」をかけているとも言えるのではないか。また、時折挟み込まれる、空の映像も印象的だ。いつも太陽が隠れている。希望が見えにくい人間の現実。しかし最後の最後、エンドタイトルで、太陽が雲から現れようとしているようにも見える!これは監督の祈りにも似た思いのようにも思えた。他にも、カーブミラーを効果的に用いることによって、自らの姿を相対化して見ることへの促しと、大きな者(神)の存在に映る視座さえも感じる。  松たか子は意外なほど登場している時間は短いが、その存在は圧倒的。ああ、今年も主演女優賞(キネマ旬報等)は松たか子か。だとしたら、去年はぺ・ドゥナ(『空気人形』)に取って貰いたかった!
[映画館(邦画)] 10点(2010-06-27 21:21:18)
7.  空気人形 《ネタバレ》 
映画館で約一カ月空けて2度観た。ある意味「映画」の枠を超えた素晴らしい映画だ。 ストーリーを追おうとしたり、リアルさをどこかで求めようとしたらこの映画は全く奇妙な映画だろう。でも、この映画は全編ほとんど「詩」のようである。それは、人間という、儚く、自分では解決できない弱さをいっぱい抱えているこの存在に対する限りないオマージュを、空気人形の目を通して描いた、映像による「詩」である。 しかもなんとぺ・ドゥナは、チャーミングなのだろう!! 特に、ARATAに心を寄せるようになった直後の、あの抑えられないような表情は、音楽の素晴らしさも相まって何と美しいことか。ここには、「心」を与えられた者の歓喜がある。そして「ハッピー・バースディ」である。自分で自分のいのちの誕生を祝うのではなく、「他者」がこの自分の存在を祝福して祝ってくれている。思えばこれが「ハッピー・バースディ」の歌だ。そして、それがあのラストシーンの「息」につながっていく!是枝監督、脱帽です!ここには監督の「祈り」にも似た思いを感じないではいられない。 原作本も読んだが、それをリスペクトしながらよくぞこのような作品へと再創造してくれたと思う。きっと、見る毎に思いが深められると思います。
[映画館(邦画)] 9点(2010-03-22 10:32:40)(良:1票)
8.  劔岳 点の記
監督は一体この映画で何を伝えたかったのだろう。険しい山の美しさ、苛酷さ?或は 人間、あきらめちゃいけないということ?はたまた山の上で生まれる友情?夫婦愛?親子の和解? 多分いろんな要素を取り込もうとしたのだろうけれども、どれもみんな薄っぺらく感じてしまうのはなぜ? 人間ドラマがそれこそ「風景」のようで、ズシンとくるものがないのは非常に残念。 あと、音楽の使い方があまりにもお粗末なのではないでしょうか。風の音や雪渓の上を黙々と歩を刻む音だけで十分なのに、うるさい位「バロック音楽名曲集」を聞かされてしまうと、映像の物語性、 内面性を助けるどころか、音楽が主役になっちゃうよ。ご自慢の映像が泣きます。クラシック音楽は それが有名であればあるほどその用い方は良く吟味しないととんでもないことになる。その点、やはり キューブリックは凄かった。
[DVD(邦画)] 3点(2010-03-01 03:09:16)(良:1票)
9.  闇の子供たち 《ネタバレ》 
この重たいテーマを映画化しようとした真摯な姿勢は素晴らしいと思う。ただ、う~ん、ドキュメンタリーならいざ知らず、「映画」化には無理があったのではないかという印象を持った。映画化の場合、どうしてもエンタテイン性とストーリー性が皆無では成り立たず、それを強引に?作り上げるがため、脚本が稚拙になった。「訴えたいこと」があり、またそれぞれの登場人物に弱さや問題を秘めているという視点はよく分かるように思うのですが、それがまるでパッチワークのようにつぎはぎの感があって、結果的に心揺さぶられない。特に最後の15分位は展開に無理がある。ここで思いめぐらせることは人間の罪の問題であり、新聞記者の個人的なエピソードが最後に残ってしまうと問題を特別なものにしてしまいかねない。オープニング(闇に浮かぶ光の星)が良かっただけに残念。日本人スタッフの演技もとても自然体とは思えないのは、脚本のせいでもあると思う。頑張りすぎる宮崎あおいは逆に一番合っていたかも。タイの子供たちは、演技を超え、目で訴えるものがあって素晴らしいと思うが、いま一つ映画の<素材>となっていて、本当に生かし切れていないと思った。普段映画館にそれほど足を運ばないだろうと思われる中高年の人たちも多く、問題提起という点では価値がある。
[映画館(邦画)] 4点(2008-09-01 21:48:59)
10.  スカイ・クロラ The Sky Crawlers
NHKでも特集されていましたし割と評価が高かったので、レイトショーで見に行きましたが、私には合いませんでした。キルドレがただ「ショーのための戦争」のために存在しているとしても(だったらなおさら?)、自分の存在の根拠をさぐる葛藤と言うか、内面の揺れ動きを伝えて欲しい。しかも「子ども」と言うよりは簡単にセックスしたり、いつもタバコを吸っていたり、やや疲れた大人みたいで、こういう描写で作者は何を伝えたかったのでしょうか。そして意図的だと思いますが、全体にトーンが暗すぎる。作者の「哲学」はある種感じるが、生きることの喜びや勇気にはつながりません。音楽は評価出来ます。また、主人公の外観が、コブクロの小渕さんに見えてしょうがなかった。 
[映画館(邦画)] 4点(2008-08-28 23:46:38)
11.  きみの友だち
今年の邦画の中でも出色の作品ではないかと思います。原作者の重松清さんは私の好きな作家ですが、作品がよくてもあまり映画化が成功していなかったように思います。(「仰げば尊し」はそれなりに良かったですが)。でも、これは良かった!映像化された作品を見られて重松さんが廣木監督に思わず抱きついたとパンフに書いてありましたが、それ位いい映画になっています。制服の中学生の女の子が二人で空を仰いでいる絵から、女の子の友情だけの映画と思ったらもったいないですよ。ここには人の弱さ、無器用さ、病気、また強がりなどを軸として、その中でさまざまな愛の中で生かされていく人間の心を自然体に描いているように思います。石橋安奈、北浦愛、吉高由里子の3人がそれぞれにとてもいいですね。あまり多くの映画館にかからないのが残念です。一つだけ「ちょっと?」と思ったのは、大人になった主人公が運転する車は、ローバーミニではカッコよすぎかも。ミラとかワゴンR位が個人的にはこの映画には合っていたように思います。
[映画館(邦画)] 9点(2008-08-28 17:25:34)
12.  歩いても 歩いても
実に美しい映画である。私はこんなにも映像のひとコマひとコマに「愛」が注がれている映画を見たことがない気がする。人間はそんなに簡単には他者と分ち合える者ではないのだろう。身近な者だからこそ、尊大な態度を取ることもあるし、照れのゆえに無関心な態度を取り、あえて言うべきことを言わないこともある(日本人的?)。しかし、計算など出来ない、何気ないひと言や出来ごと(食事も)の中に、あぁ、私たちは不思議にも、何ものかによって結び合わされているのだと、何とも言えない温かな感情を抱くことがある。そんな人間のいのちの不思議さ、哀しさ、いとおしさが、ドキュメンタリーではない、映画という作品によって表現され尽くされるとは!是枝監督がいる限り、これからの日本映画は大いに期待できます。 俳優陣はみな見事ですが、自分としては、YOUがあまりにも空気が妹とそっくりなのでビックリでした。あと、ゴンチチのギターが、この映像に優しくいのちを吹き込んで素晴らしい。当然といえば当然ですが、ラストにJポップなどを使わないところもさすがです。
[映画館(邦画)] 10点(2008-07-05 23:16:53)
13.  ありがとう (2006)
惜しい。音楽が時に押し付けがましく、「こってり」しすぎ。主人公もふさわしい配役だとは思いますが、終始一貫してポジティブに描かれているのが感動をうすくしている。二人の娘ももうちょっと奥行きのある描き方がほしい。見終わった印象は悪くない。ゴルフのキャディって、時に人生を決定付けるほどのすごい役割なのですね。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2007-09-17 08:23:16)
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