1. エル(1952)
ネタバレ はたから見ると独占欲と猜疑心が強過ぎて頭のおかしなオッサンなんだけども、よくよく考えてみると一人の女を真剣に愛するが故の奇行であって、これは究極の純愛物語なんだと気付かされる。 しかし脚に対するフェティシズムは見事になまでに凄いな。 ハイヒールにストッキングに細い脚。 確かに分かるけどね。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-07-16 09:36:56)★《新規》★ |
2. ゆきてかへらぬ
ネタバレ 自分の感覚と合わなかったみたいで、全体的に緩慢に感じた。 広瀬すずの性的なシーンも、いかにも狙った感があっていただけない。 木戸大聖という俳優も苦手だ。 大好きな『狂った果実』から44年、根岸吉太郎監督も枯れたかな。 [インターネット(邦画)] 4点(2025-07-15 19:16:04)★《新規》★ |
3. ロミオとジュリエット(1954)
ネタバレ 世界一有名な恋物語『ロミオとジュリエット』を見てみようの第三弾、レナート・カステラーニ監督版(1954)を鑑賞した。 1936年版や1968年版と比較して、ジュリエットの住むお屋敷の造りが厳かで美しい。 階段一つをとってもすごい。 その他の面においても芸術性が高く、この1954年版はコミカルな部分や人間臭い部分は削ぎ落とされているように思う。 さてロミオとジュリエットを三連続で見たことになるが、さすがに最後は飽きがきた。 またいつもの映画生活に戻ることにする。 さようなら、ロミオとジュリエット。 [DVD(字幕)] 6点(2025-07-14 08:02:38)《更新》 |
4. 紅葉狩
ネタバレ 日本人が撮影したものとしては現存する最古の映像とのこと。 「江戸時代生まれの人たち」が動きまわる映像を目の当たりにして、なんとも言えぬ不思議な感動に見舞われた。 歌舞伎の様子をおさめた記録映画なのだが、歌舞伎というものが実に歴史のあるものであり、脈々と受け継がれてきた伝統芸能であることを改めて感じた次第。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-07-14 07:15:35)《更新》 |
5. 海燕ホテル・ブルー
ネタバレ 若松孝二の名に惹かれ鑑賞。 ファム・ファタールが仏頂面。 ファム・ファタールってなに? まずまず良さげな雰囲気で進行していくんだけど、最後のオバケはねーよなー。 そこまで真剣に見てたのを裏切られた気分だ。 オバケでした!は、夢オチと同じくらいの反則技。 そもそもそこまで「いい女」でもないだろ。 なんだか垂れてて、たるんでるし(ケツでか、たれチチ)。 だいいち愛嬌がねーよ。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-07-13 20:29:25)《更新》 |
6. ロミオとジュリエット(1968)
ネタバレ 世界一有名な恋物語『ロミオとジュリエット』を見てみようの第二弾、フランコ・ゼフィレッリ監督版(1968)を鑑賞した。 1936年版と比べると、ロミオもジュリエットも見た目の美しさが格段に向上している。 1936年版は特にロミオの方のビジュアルに問題があった。 ストーリーは不思議なくらいにほぼ同じだが、この1968年版はラストがより分かりやすくシンプルに仕上がっている。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-07-13 12:43:22)《新規》 |
7. ロミオとジュリエット(1936)
ネタバレ 世界一有名な恋物語『ロミオとジュリエット』を見てみようの第一弾、ジョージ・キューカー監督版(1936)を鑑賞した。 独特のセリフ回しで拒否反応は出たが、さすがは名作と呼ばれるだけあって危なげのない盤石のストーリーだった。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-07-13 07:16:35)《更新》 |
8. 早乙女カナコの場合は
ネタバレ 普通に楽しめたけど、後半は間延びした感があった。 恋愛映画なのにワクワク感やドキドキ感がなかったからかも。 こんなのある!みたいなアルアル感もなかったので感情移入しきれず、どこか第三者的な目線で淡々と見た感じもある。 山田杏奈はいい味だしてたけどね。 臼田あさ美の女々しいキャラはきつかったな。 エンドロールは個性が光っていて、とても良かった。 エンドロールは絶対見る派なもんで。 やっぱり、エンドロールまで含めて一本の映画だよね。 ジャン・ユスターシュのネタが出てきただけでも嬉しかったし、しかも一番に出てきた作品名が『ぼくの小さな恋人たち』だったので加点。 ふるえるほど美しい作品だからね。 『ぼくの小さな恋人たち』の作品名が出てこなかったら6点かな。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-07-12 13:06:26)《更新》 |
9. 天国への階段
ネタバレ かなり奇想天外だし、天国で理屈くさい裁判ってのも違和感はあるが、愛こそすべてという結論は悪くない。 [DVD(字幕)] 6点(2025-07-12 13:00:03)《新規》 |
10. 花を摘む少女と虫を殺す少女
矢崎仁司監督が放った大長編。 その尺、実に236分。 しかも休憩がなかった。 途中でトイレに向かう人たちが多い中、私はなんとか我慢した。 題名にあまりリンクしない内容で、つかみづらかったというのが第一印象。 しかも、ほとんどが字幕なので、読むだけでも相当疲れた。 本作を観た印象として、まっさきに思い浮かんだ作品が、ジャン・ユスターシュの大長編『ママと娼婦』。 エピソードを積み重ねていき、長い尺でもって、登場人物たちのキャラクターや関連性が浮き彫りになるという仕掛け。 しかし、その『ママと娼婦』と比べると、本作は予想以上につまらない。 結局、断片的な映像の数々が、まとまっていない。 映画を観終えた後、喫煙所で監督本人に遭遇したので書きづらいが、この時分の矢崎監督って、まだ何か挑戦中で、自分の作品の型が定まっていなかったんじゃないかと思う。 何故なら、最近の矢崎作品は面白いものが多く、矢崎カラーみたいものが一つまとまった形で感じられるからだ。 発展途上にあった矢崎監督の、貴重な大長編。 期待には遠く及ばなかったのが残念だ。 [映画館(邦画)] 3点(2025-07-12 08:07:34)《更新》 |
11. アイアン・ホース
ネタバレ レンタルDVDで探したけど見つからず、仕方ないので買おうと思い調べていたら、セルDVDよりセルVHSの方が安価だったため、VHSのアイアン・ホースを購入した。 クローゼットの上に置いてあった埃だらけのビデオデッキを降臨させてまで鑑賞したが、極めて退屈な内容だった。 確かにレールが一つにつながってしまえば東も西もないは名言だけどね。 [ビデオ(字幕)] 2点(2025-07-09 21:09:45) |
12. 燃ゆる女の肖像
ネタバレ ラストシーンに尽きる。 彼女はこちらを見ない、だけど嗚咽している。 許されざる関係の悲しみを端的に現した珠玉のワンシーン。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-07-08 06:02:56) |
13. ZACO
ネタバレ 愛すべき小品。 かなり好きかも。 主演は辻凪子、肩書きはコメディエンヌらしい。 コメディエンヌってなに? 倉庫で働いたことがあるのでかなり身近に感じたしリアリティもあった。 辻凪子はいつに増して冴えない役柄。 でも意外と積極的。 これだけ積極的なら問題ないよ、夏祭りデートにこぎつけたのは必然だね。 監督は渡部健人という方みたいなんだけど、調べても他の作品が見つからない。 この人の他の作品も見てみたいんだけどなあ。 [インターネット(邦画)] 8点(2025-07-06 23:59:50) |
14. 若き獅子たち
ネタバレ 重厚なストーリーで丁寧に描かれている。 マーロン・ブランドのナチスに対する心の葛藤もよく伝わってきた。 ただ意識が遠のくほど尺が長いのがネック。 終わる頃にはこの長編を見た満足感より、この長編から解放される安堵感の方が優っていた。 つまり、長い尺を意識させないほどの面白さではなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2025-07-06 17:34:32) |
15. ジュリア
ネタバレ せわしなく時間軸を行ったり来たりが趣味に合わない。 ナチス関連の映画も見飽きた。 活動資金を帽子に隠して運ぶシーン、あの列車の中での緊張感だけは良かった。 [DVD(字幕)] 3点(2025-07-06 01:39:23) |
16. 三日月とネコ
ネタバレ 真っ当な内容だし、一本の映画として普通に成立していると思う。 だけどわたしはこの映画が気持ち悪くて仕方ない。 嫌悪感しかない。 この感覚は、例えば全く気の合わない人と雑談した時の感覚に似ている。 その相手が人間的に問題もなく、それほどおかしな人でもないのに、その人と話しているとやたらに気分が悪い。 その相手と何もかもが合わない、相性が悪い。 この映画を見ている間ずっとそれに似た気分だった。 理屈では語れない、とてつもなく合わない何かをこの映画から感じる。 気持ち悪い、とにかく嫌なのだ。 [インターネット(邦画)] 1点(2025-07-06 01:16:43) |
17. 原宿デニール
ネタバレ 武田梨奈の全盛期な魅力が炸裂しているので点数高めでいきたい。 原宿を歩いている女性のパンストのデニール数を当てるというエピソードから、作品名を『原宿デニール』としたセンスが好き。 武田梨奈がパンストを脱ぐシーンや、そのあとの生脚ポリスはヤバすぎる! 武田梨奈ポイントで8点! [インターネット(邦画)] 8点(2025-07-05 19:07:00) |
18. 木屋町DARUMA
ネタバレ 際どいシーン、汚いシーン、痛いシーン、色々ある。 だけど、ダルマにされるシーンが出てこなった。 もし出てきたら耐えられない自信があったが、さすがにヤバすぎたのかな? 制約がある中での製作なので、ダルマにされるシーンが出てこなかったのは、仕方ないのかもしれない。 だが、ヤバい映画として映画史に名を残すためには、必要なシーンだったように思う。 親の借金のカタに、風俗に売られ、シャブ漬けにされる女性を演じた武田梨奈さん、なかなかカワいいんだけど、あまりウブな感じに見えなかったかな。 むしろ、エロく見えた。 個人的に、この作品の最大の問題点はキャスティング。 特に、木村祐一は完全にミスキャスト。 全くヤクザのボスとしてのリアリティがない。 意外にも良かったのは、木下ほうか。 あのキレッキレの動き、凄いっす! 後で調べたら、やっぱりキックボクシングなどの格闘技経験があったんですね。 寺島進は、いつもの寺島進。 他の端役については、ややショボい感を拭えない。 総評として、作った側は満足だったかもしれないが、意外にも刺激が足りなかったこと。 社会的制約があるにせよ、どうせ作るなら、もっと際どくして欲しかった。 少なくとも、お笑い芸人を使う必要はなかったように思う。 武田梨奈ポイントで6点。 [DVD(邦画)] 6点(2025-07-05 14:19:48) |
19. いざなぎ暮れた。
ネタバレ 毎熊克哉の身体を張った演技、武田梨奈の美脚だけで満足。 二人の深い愛にお腹いっぱい。 どことなくチープな作り、無理矢理すぎる暗証番号の謎解き、魅力を感じない島根県の風景等ツッコミどころも多いが、なんとなく憎めないのは真剣にこの映画を作ったのが伝わってくるからだろう。 武田梨奈ポイントで7点。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-07-05 14:18:56) |
20. かぐらめ
ネタバレ 本作のamazon prime videoのサムネイルが、武田梨奈と黒川芽以の喪服ツーショットだったので、それに惹かれて見ることに。 しかしそんなヨコシマな動機は、見事に砕かれてしまった。 とにかく真っ直ぐで真面目な内容だった。 家族愛と地元愛、そして伝統を後世に伝えていこうという熱意に満ち溢れた素晴らしい作品だった。 つまり、私のヨコシマな期待は外れてしまった。 武田梨奈と黒川芽以の喪服姿を見たいだけの人には不向きなだけであって、映画としては非常に真っ当な内容かと。 武田梨奈ポイントで6点。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-07-05 14:18:22) |