1. ドッペルゲンガー
当然フライシャー「絞殺魔」を観ていなければこの作品の真価は到底分からないのだけれど、それにも増してこのサスペンスフルな緊張と、笑ってしまうほどめちゃくちゃな展開には度肝を抜かれる。一つ一つのショットが洗練されており、ハンマーでの「ゴンッ」という音や、突き落とすときのタイミング、ユーモラスなドッペルゲンガーなど、素晴らしいカットには枚挙に暇が無い。ラストのロードムービー的な展開は黄金時代のハリウッドを意識しているに違いない。踊りながら海に落ちていくロボットとそれを後ろで見つめる男女。素晴らしい構図だ。男と女と車がいれば映画ができる。ロボットが居ても映画はできるということを黒沢清は証明した。 [DVD(邦画)] 8点(2014-08-18 20:09:50) |
2. アワーミュージック
無感動なゴダール。オルガの映像を観てもいないし、ほとんど覚えていないし、関心もない。滑るように動く路面電車がただただ美しい。 [DVD(字幕)] 7点(2013-09-16 14:51:01) |
3. エリ・エリ・レマ・サバクタニ
なじゃこりゃ。 [DVD(邦画)] 7点(2013-09-05 23:38:14) |
4. ムカデ人間
普通につまらない映画でした。アイディアは確かに面白い気がするのですが。 [DVD(字幕)] 5点(2013-08-18 19:57:07) |
5. モンスターズ・インク
素晴らしい。 [DVD(字幕)] 7点(2013-07-20 23:37:33) |
6. 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
評価が難しい映画は観た直後の点数を。 [DVD(邦画)] 6点(2013-07-16 23:22:47) |
7. きっと、うまくいく
かなり面白い。笑いあり涙あり音楽あり歌ありダンスあり、謎あり、どんでん返しあり、とインド映画の特徴をきっちり踏襲しながらそのそれぞれにおいて最高といってよいレベル。キャラクターも素晴らしく、言葉遣いに難がある部分もあったが、会話も気が利いており、インド映画ではなくあらゆる映画の中で近年出色の出来。 [映画館(字幕)] 9点(2013-06-28 21:22:52) |
8. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
これはキューブリック。 [DVD(字幕)] 6点(2013-06-24 22:17:12) |
9. サマリア
いまひとつ。ありがちなシーンのつなぎ合わせにしか見えず、残念。特に前半は見飽きたような光景。中盤以降盛り上がるが、どうも乗り切れず…。監督はロマンチストなんだろうが、ややついていけないと感じる。 [映画館(字幕)] 6点(2013-05-30 11:31:23) |
10. うつせみ
コメディ的要素もありながら、不思議な感覚にさせてくれる。緊張感のあるシーンが多く、息を呑むような美しさも散見。民家に勝手に入って昼寝をするシーンが素晴らしかった。最後の体重計も一瞬で言いたいことを表現しており、むしろモノローグが余計。 [映画館(字幕)] 7点(2013-05-30 11:29:40) |
11. バッテリー
子役は重要ですね。滝田監督らしいシーンは随所にありましたが、どうしても子供向け。 [DVD(邦画)] 4点(2013-03-28 19:24:22) |
12. 川の底からこんにちは
大きな夢を持つのではなく、中の下であることを自覚し、そう思い通りにならないことも自覚し、「にも関わらず」あるいは「だからこそ」がんばる、がんばるという接続詞を描いた映画。字面の悲壮さにも関わらずこの映画は明るい。満島ひかりの割り切った感じからの爆発が心地よいのだ。 [DVD(邦画)] 7点(2013-03-27 00:14:59) |
13. 南極料理人
ネタバレ ラストのファストフードであるハンバーガーを食べて「うまっ!」と言うシーンは、やたらとハイブラウなものに対する強烈なアンチテーゼを感じたし、爽快だった。しかしこれは不思議な映画だ。食に関する映画かというとそうでもない気もするし、人間を描いているかというとそうでもない気がする。だからといって面白くないかというと、そうでもない。 [DVD(邦画)] 7点(2013-03-26 23:58:55)(良:1票) |
14. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
三作通常版、三作エクステンデッドエディションを観ましたが、これだけ時間かけて10点つけないとなんだか自分を納得させられません。というのは冗談半分ですが、最高峰のファンタジー(ハリーポッターシリーズとは段違いでしょう)ですので妥当ですね。エクステンデッドはどこが通常版でカットされたのかが分かり、興味深いです。さらにドラマ要素が高まります。 [DVD(字幕)] 10点(2013-02-19 23:10:37) |
15. おとうと(2009)
古すぎるでしょう。山田洋次の旧体質な感じが合わない。 [DVD(邦画)] 5点(2013-02-12 23:28:43) |
16. SR サイタマノラッパー
ラッパーの話なのに肝心のラップを聞き取りづらかったのが痛い。かなり良くなりそうで、結局ならなかった。みひろの使い方や仲間たちとの関係など消化不良が目立ったが、めがねも帽子もヘッドホンも取り去った主人公の赤裸々さのような、恥ずかしいまでの純粋さ、とはいえ自分でもそれに無理があることはうすうす感づいている(何しろバイトを始めたくらいだし)後ろめたさのようなラストの場面は非常に良かった。日本版8マイル? 悪くない映画だ。 [DVD(邦画)] 6点(2013-02-12 23:23:25) |
17. マルタのやさしい刺繍
村人がランジェリーに対して寛容になるその一瞬がどうもわからなくて、説得力に欠ける。特に誉めるところもけなすところもない。老人ものとしても凡作。 [DVD(字幕)] 5点(2013-02-08 12:05:04) |
18. 白いリボン
不穏な空気をかもし出すのはハネケの十八番です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-02-06 01:32:59) |
19. 僕らのミライへ逆回転
映画愛に溢れていてとても好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-02 15:16:24) |
20. サマータイムマシン・ブルース
ラストのセリフが最も素晴らしいことは言うまでもない。 [DVD(邦画)] 8点(2012-12-24 22:15:01) |