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ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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1.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
ゴジラに敵対する凶悪な怪獣や、スーパーXやモゲラと言ったステキ兵器とのバトルが無い点は、『VS』シリーズで育った私としてはいささか物足りなさを感じてしまった。 しかし、それに関しては予告の時点で初代を意識した作品になることは想定していたし、むしろ思っていた以上に娯楽性があり個人的には良かった。 序盤の政治家たちがゴジラ出現で右往左往するシーンは、本人たちは至って真面目だが端から見ているとどこかドタバタコメディを髣髴させると言った、劇パトを思い起こされるような印象を受けた。 また、登場人物の行動もどこか『アニメっぽい』印象を受けながらそれでいて無理やり感も無く、ここらへんはアニメと実写両方の監督をしている庵野さんの経験が上手く活かされていると感じた。 CGに関しては素晴らしいの一言。特に都心部に現れたゴジラは、これまで私が見たどのシリーズよりも『ゴジラが本当に東京にいる』感が出ていた。アングルや演出も、過去のミニチュアセットやCG技術では難しかったようなものも随所に見られ、とことんシンゴジラの勇姿(?)を堪能できた。 ゴジラの代名詞たる熱線も、最初はただの炎の奔流からバーナーの如く徐々に収束していき、最後はレーザーへと変貌していく様子は実に格好良い。 ストーリーに関して言えば『エヴァや陽電子砲と言った超兵器が無いネルフの皆さんが、ゴジラ相手に知恵を絞ってがんばる』と言った、悪く言えば『ヤシマ作戦の焼き直し』だが、『ヤシマ作戦の演出を対ゴジラ用に上手く落とし込んでいる』と言えなくもなく、不必要且つ過度に類似した演出を加えていることから、庵野さんも確信犯なのだろう。。 後半になるにつれて、シリアスさを増しつつもバラバラだった登場人物達が少しずつまとまっていくので、ドラマパートが多いにも関わらず退屈しなかった。  総評 多少エヴァ成分が強めなのが気になるが、それでも決して独りよがりな演出や話になることなく、どの世代のゴジラファンでも最低限は楽しめる作品に仕上がっており、実際は違うかもしれないが、ゴジラだけでなく、ゴジラファンに対しての気遣いのような庵野さんの愛を感じられる作品だった。 少なくとも、私の人生で数少ない『恐らく全力で殴っても罪悪感を感じなさそうな人』にカテゴライズされている某監督の『ゴジラの名を借りた駄アクション映画』とは比べるだけで失礼に当たる程の良出来であり、そしてその『最終蜥蜴合戦』以降止まっていたゴジラ(日本製)の歴史を進めてくれた庵野さんには筆舌し難い感謝の念しかない。もう10年掛かろうが未完で終わろうが構わないので、お体に気をつけてゆっくりもう一方も製作してください。待ってます。
[映画館(邦画)] 10点(2016-07-30 00:28:11)(良:3票)
2.  カーズ 《ネタバレ》 
私の中でピクサーを最高位の制作会社に決定づけた作品。    『才能はピカイチだがわがままジコチューな主人公が本当に大事なモノに気付く』と言う王道展開ながら相変わらず丁寧に作られている・・・・のだがこの『丁寧』具合が半端無い。    『陽気なお馬鹿さん♪』『過去の大偉人』『主人公の本作で見せた成長を既に終えたヒロイン』『既にいた友人』と言った登場人物、序盤知り合いに『友達』の話題を振られ表情が曇り、何かしらの『寂しさ』を感じている等、主人公が無理なく成長出来る要素がしっかり用意されている。    舞台となる町も開発の煽りを受けてさびれたとベタだが、『速い事が何より大事』と思い込み、大切な何かを忘れている主人公の現状を『町』を介することで視覚的に分かりやすく表現する事に成功している。    『登場人物みんな車』と言う設定も本作のメッセージにマッチしており、『無表情な物』が動くことで多少オーバーなリアクションをしてもクドく感じず且つ彼らの性格や心境の変化をすごく分かりやすく感じることが出来る。結果中盤のツーリングや序・終盤のレース等『車が本人』だからこそ画になるようなシーンも多いし、演出的にも『車→ドライバーのハンドル操作→また車』と言うレース映画によく見られるカットを一纏めにできるので新鮮かつ尺の節約にもなっている。    CGも相変わらず、冒頭のレースに感震。  本作のオチなんて20分も見れば誰でも想像付くが、そこに至るまでのメッセージ性、CG、設定、演出、構成等全てがパズルのピースのようにキッチリ隙間なく見事に組み上げられておりもはや芸術レベル。だからこそラストのゴールシーンも『あざといな!』なんて感情微塵もわかず『なんて良い奴なんだ!』と素直に感動できた。いやぁ泣いたわ。  吹き替えのキャスティングも完璧。特に主人公が成長するに従い少しずつ話し方やトーンを優しく変化させている土田さんの演技は流石役者。  ほめ過ぎかもしれないがごめん、良い所しか見つからない、文句無しの傑作。
[DVD(吹替)] 10点(2011-08-14 10:05:44)(良:1票)
3.  機動警察パトレイバー2 the Movie 《ネタバレ》 
 実写アニメ問わず、『見直してる作品ランキング』で間違いなく5指には入っている、それくらい魅了されました。  相対ではなく絶対評価で採点してるので前作にも10点をつけてますが、個人的にはこちらの方が好き。  相変わらずプロローグの出来は秀逸、作画はTV版どころか前劇場版と比べてもかなり異なっているが、それが時が経ちバラバラになってしまった元特車二課達の『哀愁』を上手く表現している。しかし、何処に行っても相変わらず元気な太田さんは、そんな彼らを見た視聴者の気持ちが沈みすぎないよう良い緩和剤となっている。  たった一発のミサイルから日本が内戦一歩手前まで追い込まれていく構成と、それを完全に表現しきっている演出と音楽の結果作品全体から異様なまでの緊張感が伝わってくる、これが本当に凄く、通勤している会社員のすぐ近くや公園内に戦車が陣取っているシーン等は感動すら覚えた。  話の展開上、ご都合主義とまではいかないが上手く行き過ぎている感は無くもないが、100分の作品一本で完結していると考えれば十二分に許容範囲。  途中で入る『正義の戦争と不正義の平和』に関しては・・・・正直よく分からないが、直前のシーンがかなり緊迫感があったので休憩と考えればそこまで説教臭いとは感じないでしょう。  ただ前作以上にドンパチシーンが少なく内容としてはアクションと言うよりはサスペンスに近く、作画の大幅変更など苦手だったり受け付けない方がいるかもしれません。  網羅はしていないが、これまで見た押井作品の中でも、いや、これまで見てきて全ての映画の中でも屈指の傑作。
[DVD(邦画)] 10点(2011-08-06 09:24:17)
4.  機動警察パトレイバー 《ネタバレ》 
 この監督の別作品でも述べましたが、何よりもテンポが好き。  ストーリーの肝を見せつつ謎を孕ませたプロローグから始まり、レイバー戦を交えつつ現在町で起こっている『異変』を『事件』に結びつけるまでのプロセス。途中箸休め的に入る捜査活動。そして全てが確信に変わり怒涛のアクションへと雪崩れ込む。  ・・・と言う、初期のウルトラマンシリーズ的な展開がとにかくツボ。  設定や脚本、演出等にも荒が無く(あるかもしれないが、気にならない位他に魅力がある)。  時代背景はそこまで詳しくありませんが、放映当時で『サイバー犯罪』と言うテーマは中々先見性もあると思います。  当時の私のように原作(アニメや漫画)を見てなくても序盤で簡単な世界観説明をしてくれるので、本作からパトレイバーの世界に入っても問題なく視聴できます(原作を知っていればより楽しめます)。
[DVD(邦画)] 10点(2011-08-06 09:04:16)
5.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
『ご都合展開やツッコミ要素があろうがアクション映画なんだからアクションが完璧なら面白い!』と言う力技を見事に成し得た傑作。 確かに突っ込み所はあるが、『宇宙人がこれまで電子戦の経験が無い』や『デヴィッドは超天才』『宇宙人は脆弱』『破壊光線は射程短い』等多少自己補完が必要だが割と理由付けはしてあると思う。 そして大迫力のUFO出現から『壊滅→試行錯誤→ことごとく徒労→勝利の鍵→最後の反撃→勝利』と言う展開に箸休め的な戦略(日常)パートや、立ち場の異なる複数のカップルの暮らしを丁寧に入れ込みながらあの尺にまとめた能力は十分評価できると思います。 エンタメ作品としても十分及第点以上のできだが、10点の理由としては何と言っても私に『映画館で映画を見る楽しみ』を教えてくれたことへの感謝。 当時中学生で映画館に行く言えばせいぜい『ドラえもん』か『ゴジラ』位で後はビデオだったが、雲から姿を現すUFOや破壊光線、大統領の演説(内容がアレだとか言ってる人もいるが、絶望的な決戦を前にした人を思えばあれ位大げさな方がいいだろう)そしてラストの壮大な空中戦と決死の特攻、映画館で見るからこそ味わえる素晴らしさを教えてくれたことにはとにかく感謝。 もちろん映画館ならでわの楽しみは他にもあるが、一番分かりやすい『迫力』を味わえたと言う意味でも運が良かったと思う。
[映画館(字幕)] 10点(2011-05-17 18:34:40)
6.  映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち 《ネタバレ》 
 リルルの急激な心境の変化はしずかちゃんとの絡みを増やし人の『優しさ』に気付き、ほぼ戦闘要員だった男子陣はピッポと最初険悪な関係から徐々に『友情』を結ぶ事で、旧で気になっていた演出を見直しつつオリキャラ2人を差別化させていて素晴らしい。また、二人が親友と言う設定も、敵である自分達に優しくする理由に対するのび太達の台詞を、昔壊れたピッポを治したリルルとの会話と同じにすることで人とロボットは同じである事に気付く。本当にここの演出が丁寧で、二人の行動(人間を守る)に説得力を持たせ感情移入ができる。  作画演出も日常、ギャグ、戦闘どれも及第点以上。世論的にカットされそうだったリルルの『治療、尋問』も描かれていた。  特に『尋問』はより過激になり、頑なに逆らうリルルのけなげさと敵の残虐性が強く印象付けられる結果になっている。世論的には問題になりそうだが、暗にふせいない方が物語のシリアス性が増すと感じる。  『戦闘の尺減』『ミクロス早々退場』『リルルが最初から良い人のため救出後の葛藤する印象が弱かった』等あるが、代わりに加えられた要素が十二分にそれらを補填している。  ただリルル達の優しさに関しては、ロボットが温かい心を『持たない』旧作から『忘れた』事に変更してあるので説得力はあり、人間とロボットをより紙一重の存在にすることで理由付けしつつメッセージ性も強める事に成功している。  他にも『決戦時泣くスネ夫を慰めるジャイアン達の遠くから姿を現す鉄人兵団が旧作以上に絶望を感じさせる』『ラストのリルルに影を落とすことで神秘的な魅力を引き出している』等々見所満載。  残念なのが、のび太がリルルを撃てるのに撃てなかったことを証明する『手錠』部分がカットされていた。救出演出は良いので、加えて敵のミサイルを全機撃墜するみたいなシーンが欲しかった。  アニヲタ的にも雰囲気を壊さずニヤリとできるネタがあったのも良かった。  ラスト、自身の運命を知りながらアムとイムをプログラミングするリルルと、祖国を裏切り絶望的な状況の中『ありがとう』と微笑み鉄人兵団に戦いを挑み、ボロボロになり、それでものび太達を守ろうとするピッポ、そして全てが終わり消えていく二人に嗚咽漏らして大号泣。  旧作で感じた欠点を見事に補完し、さらに『ロボットと人の絆と心』と言うドラマ性を強めたこれぞ文句無しのリメイク。もう劇場版スタッフはこれで固定してくれ。
[映画館(邦画)] 10点(2011-03-05 11:45:07)(良:4票)
7.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 
 この前にも先にも本作(三部作込みで)を超える作品はたぶん無いと言えるエンターテイメントの最高傑作。  最初はゆっくりとしたテンポで作品の世界に引き込み、序盤で大きな山場(マーティーがデロリアンでタイムトラベルする所)を迎えた後は再びゆっくりと進行。そして最後は息もつかせぬハラハラドキドキの展開で一気にラストと言う、私が好きなペースの基になった作品でもあります。  ストーリ―、音楽、メカニック、キャスト、映像技術等何を引き合いに出しても間違いなくトップに立てる作品。  語る必要無しの10点満点。  これを観て幼年時代『あの時代に戻りたい!!』と140キロを出すベく直線の坂道をチャリで全力疾走したのは私だけではないはず。
[地上波(吹替)] 10点(2010-03-04 11:42:23)
8.  ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強 《ネタバレ》 
 私の中で『銀河ぎりぎり』と双璧をなすDB傑作作品。  序盤に悟空の活躍少々、中盤はそれ以外のZ戦士(ピッコロや悟飯等)の活躍、そしてラストは悟空総取り・・・と思いきやピッコロが締めと構成は文句なし。  時間軸的に見ても、『人造人間偏までの3年間』『キャンプなのでピッコロは別行動』『悟飯は髪が長かったので切った・・・で、三年後また伸びた』『尻尾も切った』『トランクスと会った時自由にスーパーサイヤ人になれると言っていたが、戦闘中はまだ無理だった』と(強引に)考えれば矛盾は無い・・・・よね?  クウラ最終形態は格好良いし、戦闘演出も無駄なく熱い。界王拳使っても歯が立たず、距離をとったと思ったら後ろに回り込まれてたときのあの絶望感ったら無い(ここで攻撃せずただ立ってる(飛んでる?)だけってのもニクイ演出)。  ただ、個人的に一番気に入ってるのはスーパーサイヤ人になった悟空が放った一言。『貴様はもう謝っても許さねぇぞ、このクズ野郎!!』。確かにフリーザに言った台詞を繋ぎ合わせただけですが、言い放った瞬間の悟空のキレ具合。そして、クウラが変身前に『お前がどんなに泣き叫ぼうが俺は容赦しない』と全く同じ意味合いで事前に振っており、『自分が言った台詞をそのまま返されて倒される』と言う構成とあいまって、原作・劇場版・TV版全ての中で一番気に入っている台詞になりました。  以上、格好良すぎて10点!!
[ビデオ(邦画)] 10点(2009-10-31 16:05:25)(良:1票)
9.  イノセンス 《ネタバレ》 
 甲殻に関しては正直この人の作品(映画)しか観てません。  ほぼすべての作品に言えるが、この監督のテンポの取り方がすごく好きです。序盤でグッと盛り上え、次はゆっくり静かな展開・・・・で激しい銃撃戦そして・・・この流れが自分の中でマッチして集中して最後まで観れます。  内容としても、作品に込められたメッセージ性などは分かりませんが、それを差っ引いても近未来刑事ドラマとしては面白いと思います。穴が無いわけではない(それか私が設定を知らないだけ?)がそれでも先が気になりました。  映像もキレイ(祭よりは車のシーンが好きです)ですし、銃撃戦も格好良い!途中長ったらしい話がありますが、まぁハマーン様と竹中さんの美声を楽しむと思って聞きましょう。  あと細かく言えば『本作ではバトーとトグサが大好きで、その二人を組ませてくれた』『ついでに次くらいに好きなイシカワも結構出る』『ヘリと潜水艦がイカス』『犬がたまらなくカワイイ』等  総合は文句なしの10点。欲を言えばもうチョイ長くても良かったっかな?   ちなみにこの作品を見た大学時代の先生が、終盤のハッキングするシーンを『ハッキンッグの経過を視覚的に上手く描写できており素晴らしい』と褒めてました。
[映画館(邦画)] 10点(2009-10-23 22:41:41)
10.  カードキャプターさくら 封印されたカード 《ネタバレ》 
甘酸っぺぇ~~~~っ!!
[ビデオ(邦画)] 10点(2009-10-23 22:21:33)
11.  新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇 《ネタバレ》 
 ちょっとだけTV版の感想も。  初めて『ガンダム』と言うものをしっかり見た作品、VとGは飛び飛びでしか見れませんでした。内容も戦闘員としては完成した主人公たちが人間として別の意味で成長する過程が当時非常に新鮮で、ガンダムの格好良さやストーリーの深さ(異議が出ると思いますが、当時はDBや幽白みたいなのしか見てなかったので)と相まって現在でも私の中で2番人気のガンダムとなっています。  そんな私の中の全米が感動したTV版の後日談的作品。今更話すことでもないですが、話としてはジジィと小娘をダシにして『真の平和』へと人類を歩きださせるとでも言えばいいのでしょうか?元々OVA全3巻なので、尺の割には良くまとまっていると思います。  デュオ、カトル、トロワの三人は相変わらずで五飛は欲求不満に、ヒイロはスパッツを脱ぎ捨て少し丸くなってました。  五人の昔話が聞けたり戦闘シーンが気合入っているのは嬉しいですが、『真のオペレーションメテオの説明いる(ある意味TV版否定)?』とか『サーペントってビルゴより弱そう』等不満点も。  おまけに内容はほぼOVA版なので、ほかの方も言っていますが劇場版にする意味とこれに金払う意義が少ないのも事実。  しかし私はそれを差し引いても10を付けます!物語中盤のウイングガンダムゼロカスタム(私の中のNo.1 MS)出撃シーン。OVAでは何とも思いませんでしたが、劇場版のテーマ曲である『LAST IMPRESSION』をBGMにしただけで鳥肌ものの映像に!ラストでヒイロがリリーナの護衛(OVA)から町の雑踏に消えていくシーンに変えたのも、自分の能力を使わずに、平和に暮らし始めたと考えれば評価できます。   デュオファンの方には、エンディングで値切りしている彼のおさげが犬の尻尾のようにフリフリしているのがグッと来るとだけ言っておきましょう。   細かいことをダラダラと申し訳ありませんでしたが、最後に一言。ラシードとグラサン!工事現場ではヘルメットしろ!!同業者として見てられん!!
[DVD(邦画)] 10点(2009-10-17 16:38:05)
12.  ゴジラVSスペースゴジラ 《ネタバレ》 
 いい加減な設定?ちゃちなセット?OK認めよう。でも好きだ!ゴジラ映画で一番好きだ!!  モゲラ最高過ぎるゼ!!!  外見は不細工で若干古臭いがそこが良い。いや、あの力士そっくりな図体を基にここまでエッジの効いたデザインに直した事はむしろ賛美に値する!!  武装も無駄に多くない必要最低限とシンプルな上、『プラズマメーサーキャノン』、『スパイラルグレネードミサイル』等少年心をズキュズキュ刺激しまくるイカスネーミングセンス。  そして分離!そして地底潜航能力!!そして合体!!!そしてローラーダッシュ!!!!そしてド・リ・ル!!!!!(合体は構造的に無理?だからなんだ!)  こんなにも浪漫と夢を一杯詰め込んだスーパーロボットを実写で見れることはもはや涙ものです。  細かいところでは、BGMも軍隊っぽくて好きですし、空中戦での背中からのカメラアングルは迫力があってかなり良かったです。   人間関係のストーリーも個人的には詰らなくはなかったです。  でもなんといっても福岡での最終決戦もう熱い熱い.モゲラ対スペースゴジラ、ゴジラ参戦、分離攻撃、タワー破壊&スペースゴジラ苦戦、モゲラ大破、ゴジラパワーアップ&トドメと目白押し。何度心の中で『キタキタキタ!』と叫んだことか。  全ゴジラシリーズで一番見直してますし今も見ます。  『レフトハンド破損っ!!』『構わんっ!!』激戦でボロボロになりながら(またここまでの戦いの演出がも~~~~~っ!!(割愛))も意地の一発を叩き込むモゲラの雄姿に感涙。パイロット三人の俳優さんの見事なまでのスパロボパイロットっぷりに敬礼。  激アツなスパーロボットのノリが好きな方ならゴジラ好きじゃなくても楽しめるかと。  バトル演出もスペゴジが挑戦状を叩き付ける(ここではエネルギー残量の関係か何かで止めは刺せないと思ったのでしょう。きっと!)→怒りに燃えるゴジラを迎え撃つため福岡タワーを占領→ゴジラも最初は直接戦闘→流石に不利と考えタワーや結晶体破壊に切り替えたりと一応物語性がある。何気に接近戦も多いので熱線撃ち合いだけじゃないので面白い。 最初に書いたマイナス点を差し引いても映画史上屈指のスーパーバトル(注:独断的誇張表現あり)に10点を献上。  99.999・・・%あり得ないが、バンプレストさんが『何とかしてくれる』事を切に願いつつ筆了。
[映画館(邦画)] 10点(2009-05-31 12:43:51)(良:1票)
13.  スカイ・クロラ The Sky Crawlers 《ネタバレ》 
 これ程作品に込められたメッセージに共感できたのは初めてでした。  毎日会社に行き、定時に帰り、映画やゲームをして寝てまた明日会社に行く。やっていることは同じだが、乗る電車の車両や映画やゲームの内容も違う、だから『今日』は『昨日』と違う・・・・と言う日常を『戦争』に置き換えることでエンタメ映画として迫力の空中戦と、グロい映像を挿入することでその繰り返しに対する『嫌悪感』を表現していた。  主人公は上記のような日常で良かった、だがヒロインは違った。その繰り返される日常の中に愛する人の死が含まれていることに耐えられず、でもどうすれば良いか分からず泣き出す。   そして主人公は戦う、『確実に負ける』と言う『当たり前』を具現化した敵機に。それで変わる保証はないが、変わるかもしれない、それをただ信じて。  現実世界でも『大人の事情』やら『常識』、『圧力』といった多くの壁があり、決してそういった繰り返される日常を脱することは容易ではない。そう言った圧倒的な壁を『子供』と『大人』と言う図式で表現されているあたりも非常に分かりやすかった。  それでも主人公は戦う、諦めたり逃げたりする人が多い中戦った。最後の戦いでスロットルレバーを目一杯押し込むシーンで彼の健気さと決意が伝わり涙が出た。  結局彼自身は負けるが、間違いなく変化をもたらすきっかけにはなった。ここら辺も人と人との絆を表す意味では良かった。  かなり分かりにくく書いてしまい、監督の伝えたい内容とは異なるかもしれないが、とにかく自分の感じたことを書きたかったので申し訳ない。 
[映画館(邦画)] 10点(2008-08-02 23:54:01)
14.  プロメア 《ネタバレ》 
こいつドリル積んでそう。こいつが今回のドリルメカか。ドリルっぽい装備だけどドリルじゃないな。今回の戦闘ではドリルはお預けか。なるほどコレはドリルへの伏線だな。ここらへんはドリルの匂いがしないなぁ。おお、こいつが真のドリルメカか。ああ、ますますドリルを持ってそうに。絶対ドリル出すだろこいつ。敵もドリルっぽいの出てきた。なるほど開拓ドリル・・・は無し?なるほど竜が集まってドリルに・・・ならない。ええ、ドリル無いの?やっぱりこいつがドリル持ちだったのか。ナイスドリル!あれ、ドリルもう終わり?ドリルは少なかったけど面白かった。こんな感じです。
[映画館(邦画)] 9点(2019-05-25 13:03:25)
15.  インサイド・ヘッド 《ネタバレ》 
『頭の中が色々なキャラクターや建物が存在する町になっている』と言う古典的な設定を見事に使いこなしている。 そもそもガチガチの専門家ですらよく解明されていない頭の中を良く再現しており、小さいころは『楽しい思い出』『悲しい思い出』等単純なものから『悲しかったけど良い思い出』『いい想い出だからこそ思い出すと悲しくなる』と言う心の多様化(成長)が劇中全体を通してとても丁寧に画かれている。 細かいところでは思い出の保管庫(ボーリング玉をしまっておく棚みたいなの)が脳のシワを表していたり。 ただ何といっても素晴らしいと感じたのが、主人公である少女の体験と頭の中のキャラクターの成長がシンクロしているところ。 この手の内容の場合、例えばギャグ作品とかだと頭の中がグチャグチャになった結果、登場人物がハチャメチャな行動をとってしまうというのが良くある(決してそれが悪いとは言わない)が、本作の場合『ヨロコビ(キャラクター)と、少女の人格を形成している『大切な思い出』が行方不明になっていしまう』と言う事件の結果、少女に起こってしまう心境の変化を『引越しで不安になり何もかも上手くいかない』と言う実生活でもありうつイベントで無理なく表現しており、『頭の中の事件で主人がおかしくなる』と言うよりは『生活している上で起こる心の不安定と言った『化学反応のようなもの』を、『頭の中の事件(擬人化?)』として表現する』と言う逆説のような演出が非常に素晴らしい。まぁこういった演出も無くはないが、なんと表現していいのか分からないが、片方の演出が強すぎてもう片方が引っ張られること無く、非常に滑らかにお互いが干渉し合っているのが凄い。 所々のギャグもピクサー作品の中では好きな部類で、私の父親も人の話を利かなかったり、意味も無く『ポリンキーのCM曲』が無限ループしてしまう、と言った部分の理由がものすごく共感して笑ってしまった。
[ブルーレイ(吹替)] 9点(2016-01-02 20:00:12)(良:1票)
16.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
とにかく映像の密度が半端なく、2時間以上の尺でそのほとんどが主人公をメインに描かれていながら、その全てに彼の心境の変化と言った意味が込められており、全くダレる事が無かった。 加えてそれらを台詞等と言った分かりやすい演出に頼らず、視聴者が能動的に理解したくなるように工夫されているのも見事で、だからこそ彼に十二分な感情移入ができ、ラストからクレジットが流れている間ただただ胸が痛かった。 単純なアクション映画としても、ドラマ(米、イラク)と戦闘シーンのバランスが良く、銃撃戦も1つ1つ戦局が異なるので飽きなかった。 内容としては、「力あるものが負うべき責任と苦悩」と言う、アメコミ系ヒーローのお約束的な内容を極限までリアルに描かれている。 元から持ち合わせていた正義感にプラスして「番犬になれ」と言う父親からの脅迫に近い教えから軍隊に入りイラクへ。 狙撃兵としての高い能力ゆえに多くの敵兵を殺し(劇中では敵を悪と断定しストレスを感じていないように述べているが、2度現れる子供兵への対応を見ると一概にそうとは言えないように感じた)、賞金首として敵から狙われ、仲間の死を目の当たりにして徐々に心身がボロボロになりながらも、上述した「呪縛」に近い信念や「凄腕の狙撃兵」と言う強大な悪、そして自分をヒーローとして慕う仲間達などで何度も戦場に戻ることになる。この行為に対しても弟と言う比較対象が現れることで彼の異常さを際立たせている。 冒頭述べたが、ここら辺の描写が非常に丁寧で、ちょっとした1シーンも後半のちょっとした複線になっている。 除隊後の生活に関しては尺は短めだが、エピローグと考えれば十分すぎるほ程理解できたし、全く前情報を得ていなかったためラストには絶句した。 総評 予告を見て私が期待していた「ハート・ロ。カー」そのものだった。出来れば可能な限り本作を見るにあたり前情報は仕入れないほうが楽しめると思う。
[映画館(字幕)] 9点(2015-02-27 16:04:14)
17.  Avalon アヴァロン 《ネタバレ》 
 映像演出だけでも観る価値あり。  『こんなFPSやってみてぇ!!』と思うのですが作ってくれませんね。  映像は凄くリアルなのに所々入るアナログゲーム的演出(爆炎が2D、死亡時はドット的にバラバラ崩壊等)が面白く且つ『同じ戦闘シーンでも戦争映画のような登場人物が生死を掛けた戦いではなくゲームでしかない』と言う印象をもたせることにもなっている。  他にも『映像にフィルターを掛け虚実感を増す』『窓を開けると壁』等隅々まで手が込んでおり、またマトリックスが本作にも影響受けているのが分かり、それだけでも個人的には嬉しい。  話に関しては、押井さんが好きな『現実と虚像の融合』的演出が他作品と比べて一番分かりやすかった。  『ゲーム世界でのクセで拳銃を抜こうとする』『旧友の下品な飯の食い方(リアルな生活観)を見て嫌悪感を抱く』等ゲーム世界への依存度が強まり境界線が無くなりかけている主人公の心境を上手く表現できていると思った。シチューに関しては現実世界でも『楽しい事(料理や食事)』を見つけたかったと言う事なのでしょうか?  そして後半に出てくる『クラス・リアル』、この世界に来た時にフィルターを外し、また長々と電車やコーラスのシーンを入れ『リアルな面倒臭さ』みたいのを演出し、ここが実はリアル世界なのではと視聴者に錯覚されるようになっており、これこそ『アニメじゃなく実写であるからこそ出来る演出』だと感じた(これまたマトリックスでもフィルター演出で世界の変化を演出してる)。  ところが結局『クラス・リアル』も現実世界ではないのだが、『劇中冒頭の現実世界も、犬が突然いなくなったり、映像を繰り返したり等意図的におかしな演出があり、『じゃあどっちが現実なの?』と言う何とも煩わ心地良い刺激が残る。  まぁ結局オチもあやふやだし、『映画世界の話なので現実なんてありませんよ』と言うニュアンスにも取れるので、そこは視聴者任せと言う事なんでしょうか。  そう言った演出は嫌いではないですし、ゲーム好きに対する『こんな難しいゲームをクリアしてもまだ満足しないの?だったら超難しい『現実世界』をプレイしよう!現実だからレベルも1だよ!』的な皮肉が効いてて面白い。  ただ相当独創的な作品なので人を選ぶのは間違いないですね。
[DVD(字幕)] 9点(2011-07-18 18:07:20)(良:1票)
18.  リベリオン 《ネタバレ》 
 アクションシーンで感動したのは初めてでした。  この作品最大の特徴としては『アクション映画では何故かヒーローの銃弾はバシバシ当り敵の銃弾は当らないのか』と言う主人公補正に理由を付けた『ガン=カタ』。  設定自体はそこまで深くなく『ふーん・・・』程度だが、それを圧倒的なまでのアクション演出で見事に説得力を持たせている。  『敵陣のど真ん中で一歩も動かずに全方向射撃』『敵の布陣や装備を見極め、あえて距離を詰めることで敵の攻撃を防ぎ一方的に攻撃』『拳銃による白兵戦』 等々、アクションシーンの数は多いがその全てにおいて主人公の戦法が異なっており全く飽きなかった。  『戦争の素である感情を薬で抑え、嗜好品(本や美術品等)を持つモノは厳罰』と言う世界観も悪くなかった。  ストーリーは『感情の素晴らしさに目覚めた主人公が反逆者になる』とストレートだが、子犬を見て微笑んだり、子供と分かり合えた所等結構良質なシーンもあった。  『反逆者と決めつけて自分の要塞に招き入れたのにもかかわらずボディチェックすらせず武器持ち込まれる』等突っ込み所は確かにあるし、『死別してるとは言え妻子持ちの主人公がオバハンに惚れるのは・・・』となかなかシュールなシーンもあるが、中にはあえて視聴者の想像に任せようとした演出とも取れる内容にはなっていたと思う。  設定や話に目新しさは無いがほぼ及第点、と言うかあのアクションの素晴らしさを考慮すれば十分過ぎる。  秩序が良い意味で崩壊し、パニックになる小学校の教室で一人笑みを浮かべながら勉強を再開する息子カッチョイイ!!
[DVD(吹替)] 9点(2011-07-18 12:33:41)(良:1票)
19.  人狼 JIN-ROH 《ネタバレ》 
 ケルベロスシリーズは『犬狼伝説』を読んだ位です。 昔VHSで見た時は内容が全然わからなかったが、それでも記憶に残っていた一作。  今巷で溢れている萌え萌えキュンキュンメロメロハッピーなアニメ(いや、これら全てが駄目とは言いませんよ)とは真逆な作品。 話、登場人物、作画、設定等全てが重い。だがそれらが織りなすハードボイルド的雰囲気がたまりません。  話も各組織間の派閥や牽制、行き過ぎた実力行使や馬鹿し合い等良く出来ており、正に大人向けのアニメと言った印象。  『近づいてきたヒロインがスパイ』等構成的にもベタな所はあるが、それに童話『赤ずきん』のエッセンスを加えることで非常に濃密で魅力的な内容になっている。  ラスト、ようやくおばあちゃん(心を許せる相手=主人公)に会えた赤ずきん(ヒロイン)であったが、実はそれは狼(ヒロインの裏に存在する組織をおびき出す為に騙されたふりをしていた)であった、と言うところまでは純粋な現代版へのアレンジだがそこから、赤ずきんと自分をダブらせたヒロインが『どうしておばあちゃんの目は、どうしておばあちゃんの耳はどうして・・・・』と叫ぶシーン。この時点では主人公はおばあちゃんにも狼にもなることができたはず(主人公も『それはお前が良く見える用にだよ』的なごまかしをせず沈黙し続けるのがその証拠かな?)、でも結局は狼であることを選んでしまった・・・・その後猟師は出ず、結局赤ずきんは食べられて終わり・・・ここのくだりがズシンときました。 
[ブルーレイ(邦画)] 9点(2011-07-09 15:12:05)(良:1票)
20.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~ 《ネタバレ》 
 初めて鷹の爪を劇場で観賞。相変わらず最高であんだけ劇場内に笑い声が聞こえたのは初めてでした。  コレまでに比べると、世界情勢パロはありながら全体的にアクションやアドベンチャー的展開多が多く、ある意味一番エンタメっぽかったです。  でも最高、2では触れなかったフィリップの幽霊ネタをここでブチ込んでくるとは。  ただ新キャラのジュリエットを演じた声優さんの演技がイマイチ。それとちょくちょく出てくる芸人はいらなかったな、面白くも無いし。  内容としては前2作と変わらないクォリティーでしたが、もう中学生が生理的に大嫌いなので毎回そのシーンに不快感を感じてしまうので-1点。  どこの馬鹿が命令したかは知りませんが、鷹の爪はそんな最近のブーム(芸人やアイドル起用)に乗らず我が道を突き進んでください、何処までもついてきますから!!  一日でも早くの『5』公開を楽しみにしています。
[映画館(邦画)] 9点(2010-12-04 18:45:55)
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