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1.  テキサス・チェーンソー 《ネタバレ》 
 直球って、こういうことを言うんですね(笑)  何の予備要素も無く、ただ“怖がらす”ことだけを考えて作られたホラー映画。  「主人公とヒロイン2人が生き残る」というホラー映画の鉄則を破って、ヒーローキャラをあっけなく(しかも残虐に)殺してしまうのは凄いですね。    『悪魔のいけにえ』も観ましたが、精神的恐怖は『悪魔のいけにえ』のほうが上ですね。ですが、擬似的な肉体的苦痛は本作のほうが強い。  フックに背中を突き刺すシーンの痛み表現は本作のほうがキツい。  しかも本作の製作側は、刺さった状態を持ち上げてもう一度下ろす(つまり傷口に再びフックを突き刺す)というシーンまで作り出してしまうんだから、悪趣味極まりない。  最初のフック突き刺しシーンより、後半に登場する、名付けて“やめろっつってんだろ”シーンのほうが観てて辛い。  「そりゃ痛い~!」と口をひん曲げてしまいました(笑)  原作ではちょびっとした映らなかったフックシーンをここまで膨らませるのは、やはりニスペル監督×マイケル・ベイ パワーかな、と思います。   徹底的にグロい+息できないほど怖いホラーが見たいなら、何を差し置いても本作をオススメします。  男性諸君にとっては、ジェシカ・ビールの素晴らしいスタイルも見所じゃないですかね(笑)
[DVD(字幕)] 9点(2009-03-09 14:53:47)(良:1票)
2.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 
『SAW ソウ』や『CUBE』等で流行中のソリッド・シチュエーション・スリラー系かと思いきや、実は普通のサスペンス映画だったりして。 序盤から中盤にかけては、殺伐とした雰囲気が面白そうな予感を醸し出していたんですが、ヒロインが頻繁に映るようになってきてからは興醒めの連続。 絶対、このヒロイン要らないでしょう。 彼が実験に参加した理由に関係しているなら別ですが、大して関係ないようですし。 「映画だからヒロインを入れよう」みたいに考えて投入したのならば、製作側のミスですね。  映画としてのクオリティは高いけど、観客が期待する部分(展開)には行き届いていないように感じました。 過度な期待をせず、暇つぶしに観ようというのであれば、オススメできるかな。
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-09 14:41:24)
3.  ネバー・サレンダー 肉弾凶器 《ネタバレ》 
 プロレス団体 WWEが製作総指揮を務め、その団体内のスターであるジョン・シナ主演の超直球型のアクション映画。 少なくとも“単純明快なストーリーと大迫力のアクション”という点で見たら、今までで最高のアクション映画だと思います。ストーリーがつまらないので、映画としては面白くないんですが。 また、キャストも魅力です。アーノルド・シュワルツェネッガー並のバルクを誇るジョン・シナ、『ターミネーター2』で観客を恐怖に凍りつかせたロバート・パトリック。  正直、プロレスファンではないのでジョン・シナなんて名前すら知らなかったんですが、名優 ロバート・パトリックと渡り合っても消えうせない存在感があるので、ザ・ロックといい、つくづくアメリカのプロレスラーって度胸あるな、と思いましたよ。    アクションシーンは、流石に大迫力です。 ジョン・シナの格闘・ガンアクションはもはや王道的な行動・攻撃パターンなので見飽きたものですが、なんといっても爆破が凄まじい。車一台吹き飛ばしただけで、高層ビルも崩れ落ちそうな爆風が起きます。炎も半端じゃない立ち上がり。 「リアルじゃない」「あんな爆発ありえない」といわれたら絶対言い返せない、超誇大爆発です。   監督がCM界の重役 ジョン・ボニートなので、MTVノリのアクション映画だと思っていましたが、最新型の映像の中に、『コマンドー』のようなクラシック・アクションの風味があり、割と嫌えない作品です。まるで『コマンドー』のリメイクか続編のような作品。  「最近のアクション映画はいろいろと込み入りすぎてシンプルさが欠けている」とお嘆きのアクション映画ファンは一見の価値アリです。 久しぶりに、アーノルド・シュワルツェネッガーに匹敵する肉体の持ち主を見ました(笑) ジョン・シナは、これからも映画界で活動していくつもりなのであれば、是非シュワルツェネッガー2世のような活躍を見せてほしいものですね。
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-13 08:16:34)(良:1票)
4.  スクリーム(1996) 《ネタバレ》 
 レンタルビデオ屋に行くといつも『ラストサマー』と対を成すように置かれている作品です。 確かに内容も似ています。ティーンエイジャー数人が集まった場で殺戮が起こる。 先日、ようやく『ラストサマー』を鑑賞し、その後一緒に借りていた『スクリーム』も観ましたが、私は断然こちらのほうが面白いと思いました。  『ラストサマー』よりホラー感があります。それでいて、随所にコメディ要素もある。 何より、恐ろしい存在であるはずの殺人鬼が弱い。女の子に蹴られて派手にスッ転ぶ殺人鬼って、あんま見かけないですよね(笑) でも、殺るべきところはしっかり殺るから怖い。というか、スッ転びながらようやくグサッといったときは「イェーイ!」と歓声を上げてしまいました(笑) 怖いけど、なんだか応援したくなる殺人鬼です。まぁ、ラスト、殺人鬼の正体がわかった以後は、応援なんてしたくなくなるんですけどね……。  全編、ホラーとコメディが上手く組み合わさっているので、純粋なホラー映画を観るよりは肩の力を抜いて観る事ができます。もちろん、音響や映像でビクッと驚かすシーンもあるので、油断は禁物。   さまざまなシーンで「映画みたい」や「これがホラー映画だったら……」などと、映画に関する台詞が登場したり、ホラー映画のお決まりの行動を避けようとするのも面白いです。 ホラー映画にお決まりなシーンが続出ですが、それを逆手にとってコメディ要素にしてしまう手腕には恐れ入ります。 続編が何作かあるみたいなので、是非見てみようと思いました。 ホラーのドキドキ恐怖感が好きだけど、怖いだけのものは嫌、というわがままな人にピッタリな作品です。 怖くて笑える。 オチもなかなか衝撃度高く、かの『SAW ソウ』ほどではありませんが、「えーっ!?」と声をあげたくなるものですよ。 純粋に、オススメ。
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-13 08:13:56)
5.  ラストサマー 《ネタバレ》 
 高校最後の夏に、友人と海辺で飲んだ帰り、人を轢いてしまった主人公たち。警察に捕まり、人生が台無しになることを恐れた彼らは、その“事”を互いに墓場まで持って行くことを誓い合う。 一年後、大学生になったももの、いまだに例の“事”を気にして過ごしているジュリー(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット)。故郷に戻った彼女を待っていたのは、一枚の手紙だった。 “I KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER(去年の夏、何をしたか知っているぞ)”    非常に完成度が良く、綺麗にまとまった感のあるホラー映画ですね。  ただ残念なのが、無関係者が殺人鬼に殺されるシーンは胸にカギヅメが突き刺さったり、喉を掻っ切られるなど、残虐な描写が割とモロに描かれているのに、いよいよ主人公らが一人ひとり殺されていく場面は、いまいち死んだのか(殺されたのか)わからない描かれ方をしていること。 カギヅメが突き刺さる音と悲鳴だけ。まぁ最終的にその疑問は解明するように出来ているわけですが、あのシーンを観る限りでは「もしかしたら横の壁に刺さってるだけかも?」と思ってしまいます。    『ラストサマー2』はまだ観ていないので、本作のラストを観たあとで続編のキャストを見て、ジェニファー・ラヴ・ヒューイットが続投していることを不思議に思いました。どう考えてもこのラストは、続編作れそうにないんですけど……。    この映画は音楽も良いですね! 全編、BGMに、ヴォーカル付のロックなどが流れています。大抵、映画のBGMってインストゥルメンタルが多いので、珍しいと思いました。 ティーンエイジャー映画らしく、爽やかな曲が多いのも新鮮。まぁ、ホラー映画という点で見たら、ミスマッチな感じしますけどね……(笑)    青春映画が苦手な人は微妙に楽しみにくいかもしれませんが、殺人鬼系のホラー映画として観ると結構面白いです。設定や展開も丁寧で作りこまれています。  どうでもいいけど、この映画を観ていて『ケープ・フィアー』を思い出しました(笑)   かなり飽きやすいので、DVDを買おうと思っている人は考え直して、レンタルにしたほうがいいですよ。ジェニファー・ラヴ・ヒューイットのファンだというなら別ですが。
[DVD(字幕)] 6点(2008-12-08 18:31:30)(良:2票)
6.  クライモリ デッド・エンド 《ネタバレ》 
 非常に作りの良いスプラッター映画だった前作『クライモリ』に感動し、レンタルで前作を観た二日後にまたレンタルして観た続編『クライモリ デッドエンド』  冒頭から血を騒がせてくれます。今時風ネーチャンが唇を食いちぎられ、全身を脳天から真っ二つにされます。「唇を食いちぎられる」なんて、今まで見たことがなかったので、なかなか興味深いシーンでした。おかげで、その後の展開への期待が一気に増幅しました(笑)  その後は、前作の設定をベースにしながらも、独自の展開で物語が進みます。ストーリーとしては、サバイバル娯楽番組の撮影のために"例の森"を訪れた番組スタッフとキャスト。  まさか怪人が棲み付いているとは知らず、その森でゲームをしてしまう。キャストそれぞれが思い思いに森を進む中、一人、また一人と姿を消してゆく……というもの。  いろいろな作品の影響を受けているであろう、センスの良いスプラッター描写と演出は、見ていて気持ちよいほどです。  特に、中盤に登場する、宙吊り男女の眼球を一本の矢で貫くシーンは見事すぎる。ああいうアイデアが浮かぶというのは、経験の豊富さでしょうね。  さらに、スプラッター映画にも関わらず、ランボー気取りの最強ムキムキマンが登場。彼の繰り出すアクションシーンもまたセンス○です。    スプラッター映画マニアはもちろん、前作を観て高評価した人は是非観てみて下さい。胃がムカつくようなグロシーンの連続に、きっと感動する事でしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-08 18:25:28)(良:1票)
7.  グラディエーター 《ネタバレ》 
 名匠 リドリー・スコット監督が描き出す、至高のエンターテインメント作品。 彼の監督作の中でも随一の完成度を誇る本作は、タイトルからして名作の威風を感じさせる。 通常の映画と言うのは、序盤は静かに始まり、徐々に徐々に展開のスピードをアップさせていくものだが、この作品は一味違う。冒頭、戦前に何思うがゆえの哀愁漂うラッセル・クロウの表情にシビれ、その内に戦闘シーンが始まる。 映画の始まりのお決まりともいえる退屈さを全く感じさせないところが、スコット監督らしい。 序盤の戦闘シーンの迫力も大したもので、効果的にスローモーションを取り入れることで、逆にスピード感を出している。『ロード・オブ・ザ・リング』顔負けの混戦状態を見事に描き、マキシマスの英雄ぶりを上手く見せた。  ラッセル・クロウといえば、本作でアカデミー主演男優賞を受賞しているが、それもそのはず。ホアキン・フェニックス、オリヴァー・リード、リチャード・ハリスら実力派の名優たちに囲まれても全く埋もれる事のない圧倒的な存在感で、ワンシーンワンシーンをきっちり引き締めているのだから、アカデミーでも受賞しないとおかしいほどの役者だ。 クロウは『L.A.コンフィデンシャル』で映画マニアの心を掴み、『インサイダー』で現代映画界最高の名優とされるアル・パチーノと共演、本作後も『プルーフ・オブ・ライフ』『マスター・アンド・コマンダー』『アメリカン・ギャングスター』など、傑作に次々出演し大活躍している。アル・パチーノと共演したのだから、次は是非ロバート・デ・ニーロと共演を果たしてほしいもの(笑)  作品の話からズレてしまったが、これからこの作品を観ようと思っている人は、是非インターネット、もしくは図書館などで、コンモドゥスの暴虐な政治やグラディエーター(剣闘士)について調べてみて欲しい。本作の背景であるこれらを学び良く知った上で観れば、より一層映画が楽しめるのではないかと思います。  誰がどのように批判しようが、本作が名作であるということはゆるぎない事実。映画ファンなら一度は観てみて下さい。オススメです。ラッセル・クロウとホアキン・フェニックスの演技合戦、熱くなりますよ。
[DVD(字幕)] 9点(2008-04-04 22:46:50)
8.  レオン(1994) 《ネタバレ》 
 『ニキータ』のリュック・ベッソン監督による、純愛アクション・ラブストーリー。 孤高な殺し屋 レオンと、孤独な少女 マチルダの不可思議な純愛を描いた物語で、独特の世界観が話題を呼んだ。 ベッソン監督の作品を観るのは本作が初だが、大衆向けのエンターテイメント作品と、そうでないマニアックな作品の両方を扱える実力を持った監督だな、と思いました。 といっても本人が監督を務めた作品はほとんどマニアックな作品ばかりで、大衆向け作品は全てプロデュースに回っている。『Taxi』シリーズや『トランスポーター』シリーズなどなど…。  主演のジャン・レノは本当に良い俳優だ。冒頭、店でミルクを飲みながら“仕事”の話をするレオンや、“仕事中”のレオンを見ると、かなり冷酷で凄腕の殺し屋だ、と感じるが、マチルダに出会ってから徐々に変わっていく。彼の性格も、暮らしも、全て。そんな変化を、実にナチュラルに演じている。多くのファンが言っていることだが、本当に、レオンの役はレノ以外ありえなかっただろう。殺し屋といえば私はシルヴェスター・スタローンの鋭い眼光やトム・ベレンジャー、チョウ・ユンファのカリスマ性が浮かぶが、彼らがレオンを演じていたら絶対にヒットしなかったし、名作にもなり得なかったでしょう。  リュック・ベッソン×ジャン・レノ+ナタリー・ポートマンだからこそ完成した、至高のラブストーリーです。
[DVD(字幕)] 9点(2008-04-03 23:26:17)
9.  トリプルX
 『ワイルド・スピード』のロブ・コーエン監督による、ド迫力のアンチヒーロー・アクション。 作品の質は『ワイルド・スピード』に似ているが、アクションにはアーノルド・シュワルツェネッガー主演作『コマンドー』などに通じる“ありえない”豪快さがある。ヒーロー・アクションにはお決まりの「主人公には決して弾は当たらない」「最初は反抗的な女が、最後は主人公に惚れる」などのルールをしっかり守った上で、それまでのヒーロー像を覆すヒーローを創り上げているところが、コーエン監督らしく、また凄い。  主演のヴィン・ディーゼルも、控えめな演技でアンチヒーローの渋みを出している。またアクションシーンも、「スタントを楽しんでやった」と公言するように、非常に生き生きとスタントしているよう。往年の肉体派名優 シュワルツェネッガーやスタローンでもスタントマンに任せてしまうような派手で危険なシーンも、自分でやってしまうというのだから驚き。DVDに収録しているメイキングを見ればわかると思うが、本当に楽しんでいる。 恐れや危険からくるスリルがたまらないというザンダー・ケイジ役は、まさにヴィン・ディーゼルのためにあるような役だと感じた。“危ないこと”を純粋に楽しむ、子供のようなディーゼル自身が垣間見える一作だ。
[DVD(字幕)] 7点(2008-04-03 23:00:22)
10.  食人族 《ネタバレ》 
これを“映画”と呼ぶ事自体嫌で、ホントはレビューを書くのも汚らわしくて嫌なんですが…フと頭にこれが浮かんだので書きます。 まず、このような映像を撮ろうと思ったルッジェロ・デオダート監督は、人間として最低ではないか。 人間を食べるシーンは偽物なので良いし、それを主題とした映画を作る事は別に悪くないと思う。しかし、そのためだけに生きている亀を殺す行為は許しがたい。監督は「現地では皆食糧にしている」と反論したそうだが、それは生きていくための手段として、やむを得ず殺し食べているわけである。しかし彼のした行為は、映画という娯楽を創るというため。これが許せない。生きるために殺すのは仕方ないが、別に殺す必要ないのに殺すのは許せない。 「撮影後、ちゃんと食べた」と言っている様だが、食べればいいというものではない。  私は興味本位で本作を観たが、観た事を今でも後悔しているし、自分の中の映画史に最低の汚点をつけてしまったと、思い出すだけで憤りを感じる。観なければよかった。このような映像が存在をすることを、知らないでいたほうがよかった。まぁ映画を観続けていく上で、いずれは存在を知っただろうが…。 これから本作を観ようと思っている人に一言。やめておいたほうがいい。 こういう映画が大好きな人、本物のマニアなどは観るだろうし、観ても楽しめてしまったりするだろうが、ちょっと興味本位で観てみよう、と思っている学生などは、鑑賞しないでおくことをオススメする。 過激なシーンがあるとか、そういったレベルではない。この映像を観てしまうと、一人の人間としての価値が少し薄れてしまう気がする。それほど、最低な映画。
[インターネット(字幕)] 0点(2008-01-27 16:14:08)(良:2票)
11.  きっと忘れない 《ネタバレ》 
久しぶりに観た正統派の感動ドラマで、泣きこそしなかったものの、とても素晴らしかった。 正統派ということで、今観るにはありきたりな感じがするが、ピュアな心を持っている人なら絶対に泣けるはず。ピュアな心を失くしてしまった人は、それを取り戻すための1ピースを見つけることができるかもしれない。 主演は『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』のブレンダン・フレイザー、『グッドフェローズ』のジョー・ペシ。 ブレンダンはけっこういつも通りの演技をしていたように感じられました。もともと真面目そうな顔だちなので、学生役は意外と似合ってるかも。ジョー・ペシも、小さい体にやや太めということで、一般大衆が持つホームレスのイメージにピッタリだと思った(笑) TSUTAYAなどへ行くと、ラブストーリーのコーナーに置いてある事が多いが、どちらかといえば本作はドラマに近い。 恋愛も含まれているが、メインではないような。メインはブレンダンとジョーが打ち出す人間ドラマ。  しかし、それにしても、感動すべきシーンがいくつもあるにも関わらず、それぞれがあまりに短いカットなため、泣くになけない。涙腺を揺さぶり、涙が…!というところでシーンが変わる。まさに「もうちょっとだったのに!」 90分なんて短く終わらせずに、もうちょっと各シーンを長くし、せめて100分越えはしてほしかった。  時間的な不満は幾つもあるが、とりあえず清々しい感動を得たいという人にオススメの映画です。またはブレンダン・フレイザー、ジョー・ペシのファンにオススメ。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-24 23:17:45)
12.  ケープ・フィアー 《ネタバレ》 
他レビューサイト等で本作のレビューを見てみると、ほとんどの人が「怖い」としか言っておらず、デ・ニーロのファンも他の映画のレビューは長く書いてあるのに、本作だけ文が短い。なぜだろう?と思っていたが、いざ観てみてわかった。 「怖い」 本当に、この一言に尽きる作品です。何が怖いって、ロバート・デ・ニーロ演じるマックスという異常者の狂気がその場の空気を埋め尽くしていて、ニック・ノルティ演じるサム、その妻のレイ、娘のダニエル…だれかが画面に登場すると、もう緊張感で空気がピリピリ。そして登場するマックス。狂気剥き出しで吠えまくるラストも凄かったですが、ロバート得意の妙なニヤけ顔連発で大して何もしない前半-中盤のほうが、怖かった。ロバートのニコニコ顔はあまり良い兆候ではない。そう思って観ていました。 そしてロバートが醸し出す映像面の恐怖をさらに盛り立ててくれるのが、バーナード・ハーマンの音楽。もう完全なる恐怖映画の音楽で、私はロバート主演のホラー映画でも観ているんじゃないかと思いました。すごく秀逸な音楽だけど、スコセッシ映画特有の雰囲気もしっかり出している。バーナードの履歴を読んでみると、『市民ケーン』『知りすぎていた男』『めまい』などなど、古き良き名作を多数担当していた事がわかった。そして本作の原作となる『恐怖の岬』も、担当していたようで、どーりで凄いわけだ。 でも一番凄いのは、この映画を撮影したマーティン・スコセッシ。原案・原作があったとはいえ、そのリメイクでここまでの映画を創れるのは、監督として一流だから。つい最近も、『ディパーテッド』で賞を獲ったそうで、これからも第一線で活躍していってくれることを切に願います。そしてまたマーティン×ロバートコンビが観られる事を、ファンとして期待する。  『ミッドナイト・ラン』や『ミート・ザ・ペアレンツ』など、明るいロバートばかりを観ている人にとっては相当ギャップが生じると思いますが、まさにアカデミー助演男優賞級の演技、是非観てもらいたいものです。 アクションもこなしていて、91年の映画なので今のロバートとは違いますが、彼の凄さを改めて思い知った。 オススメ!
[DVD(字幕)] 9点(2008-01-22 23:28:03)
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