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空耳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 180
性別 男性
自己紹介 「刑事コロンボ」旧作全作品批評終了。
「チャップリン長編映画(一時間を越える本人登場作品のみ)」全作品批評終了。
「名探偵コナン」映画……15作品のうち14作品終了。
「黒沢映画」……まだまだ

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【製作年 : 1930年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 
人間には二種類ある。どん底を経験すると人間性まで落ちてしまう人間と、かえって人間的に成長し温かみや豊かさを増す人間である。チャップリンのすばらしいところはどんなに深刻な内容でもそれを見事な喜劇にして表現できることにある。この主題だっていくらでも深刻な劇にしようと思えばできるのに反対に最高に笑わせる映画になっている。何もかも失って「死にたい」というヒロインに「死ぬなんて言わないで」というラストの暖かさはどうだろう。決して希望を捨ててはならぬ……チャップリンが言いたかったのは文明風刺よりもむしろこちらの方だろう。人生で繰り返し鑑賞したい映画の一本である。
[DVD(字幕)] 8点(2011-10-13 11:45:27)(良:2票)
2.  街の灯(1931) 《ネタバレ》 
この映画の主題はなんだろうか。はっきりとはわからないが、一つには人間の二面性を描きたかったのだと思う。例えばあの酔っぱらい紳士。酔っているときはチャーリーを恩人だと思い(実際恩人なのだが)金でもなんでも惜しまないくせに、シラフになると途端にチャーリーを忘れて追い出してしまう。そしてもちろん最後の場面、自分を助けてくれた親切なお金持ちが実は目の前の見すぼらしい小男だとわかって、ヒロインは「あなたなの……?」とつぶやく。いろいろ解釈が分かれる場面であるが、男の格好など一切かまわず抱きついて涙してもいいぐらいの場面であることを考えると、やはりヒロインはチャーリーに対して冷めてしまったのだと私は思う。結局はシラフになった紳士と同じなのである。チャーリーは人間の残酷さを知っている。だから正体を知られずに立ち去ろうとしたのだが、映画は二人を再会させる。 だから私はこの映画を悲劇であると見る。冒頭の演説の場面、ボクシングの場面など笑える場面が満載でありながらその笑いの中に人間の持つ歪んだ一面を描いたものであると見る。チャーリーの無償とも思える愛情と比べてその対比が余りにも見事なので、この映画は今後さらに年月が経過しても古くならないだろう。
[地上波(字幕)] 10点(2008-08-22 06:09:00)(良:4票)
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