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おーるさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 307
性別
自己紹介 基本的に評価は甘め。
9点は映画としてほぼ文句の付けようの無い映画。
そして10点は多少アラが有ろうと個人的なツボに入り、人生に影響を与えた程の映画。
0点の映画は逆に怒りを通り越し尊敬の念さえ覚える映画。

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  冷血(1967)
原作既読。内容は出来る限り原作に忠実に作られているのだが、映画版は収録時間の関係もあってか表面的な部分しか語られていない。それにより時代風化を免れない、ありふれたノンフィクション・サスペンス映画になってしまっている。改めてカポーティの鋭い切り口、深い描写力を実感させられた。
[DVD(字幕)] 5点(2010-12-28 10:32:22)
2.  猿の惑星 《ネタバレ》 
運良く前情報ゼロでこの映画に臨めたからか、オチには唸らされてしまいました。 異性人の猿達が普通に英語を喋る事など、多くの設定に違和感を覚えながら鑑賞していましたが、ラストを見て全て納得。全てが前フリだったのだと認識して再鑑賞すると、完成度の高い脚本、設定だったということに驚かされました。 この映画が、人種差別、核兵器問題への痛烈な批判であり、アメリカを始め「命を奪い合う」人間全てへの警告であることは明らかです。人間同様のヒエラルキーが存在しても、猿たちは同種族間で殺し合うことはしません。殺し合う人間たちを「危険で、愚かだ」と言っています。危機的状況にも関わらずやたらと好戦的な主人公の行動も、人間が危険であるということを暗示しているのでしょう。 絶望的かつ凄まじい印象を残すエンディングを含め、設定がとても良かっただけに中盤の中だるみが惜しいところです。テンションの高いシーンが何度も何度も続き、そのパターンがあまり変わり映えのしないものなので、終盤にさしかかるまでは正直退屈でした。 とはいえ、一度は見ておくべき映画であり、運良く前情報無しで見れるならばかなり楽しめる映画であることは間違いありません。7.5点献上。 
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-17 14:00:00)
3.  卒業(1967)
有名なラストシーンだけ知っていたせいで、自分の苦手な「恋愛モノ」と決め付け今まで見ていませんでした。 フタを開けてみたらもうビックリ。あまりの無秩序っぷりに、中盤からもう爆笑でした。 主人公ベンは最初からずっとトチ狂いっぱなし。後半ストーカーになってからの加速っぷりったらもう正気の沙汰じゃないです。 ユダヤ人が主役になった、セックス描写、カウンター・カルチャーの象徴が随所に見られる・・など、 ニューシネマ的な見解なんかどうでもいいのです。 とにかく暴れ狂うベンを楽しむべき映画だと思います。 こんなに面白いのに全く共感出来ない映画もなかなか無いです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-16 18:13:39)(良:1票)
4.  イージー・ライダー 《ネタバレ》 
「アメリカン・ニューシネマの傑作」としてではなく、あくまで現在のいち映画ファンとしての感想です。 まずオープニング、エンディングのカッコ良さは現在でも色褪せない輝きを放つものとなっており、特にほぼ台詞無しで引っ張りに引っ張ったうえでのオープニングの開放感は素晴らしいです。 特に大きな起伏無く物語は進んで行きますが、ジャック・ニコルソンが出てくると映画がギュッと引き締まった印象がありました。そのジャックがハッパを吸うシーンは実は「本物」をキメて演技していたという事を後に知り、大いに驚かされました。 大胆な映像の加工が随所随所に見られますが、個人的に場面切り替わり時のフラッシュ・フォワードは少しやり過ぎに感じました。ただ、LSDシーンの執拗な、強烈な演出はサイケで良いです。 存在の保証が無い「自由」を求めてひた走る2人、どこまでも大きな自然、雰囲気を決定付ける音楽。ロードムービーとして最高に美しい瞬間が何度もこの映画にはあります。 音楽は単なるBGMではなく、歌詞は主人公たちの心情を代弁しており、音楽はこの映画の最も重要な要素に成り得ています。 映画のテーマとして、製作当時の深刻な問題を扱ってはいるものの、やはり全体の印象は「ドラッギーなロードムービー」となるでしょう。 いかにこの雰囲気に浸れるか、酔えるか、で好みの分かれる作品であると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-16 17:37:08)
5.  俺たちに明日はない
アメリカン・ニューシネマの先駆けとして、本作が当時の映画ファンに与えた影響は凄まじいものだったであろう。  タブーへのチャレンジがこれでもかと繰り返される。セックスの隠喩、過激なバイオレンス描写、犯罪者(アウトロー)をカッコ良く描き、警官(権力)を悪役のように描くなど。あらゆるものへの反抗精神が随所に見られる。  ただ、当時はかなり刺激的な作品だったのだろうけれど、さすがに今見ると「普通に面白い映画」という感じ。「ニューシネマの代表作」ということを念頭に置いて、その歴史的価値を噛み締めて見るべき映画だと思う。  ボニー役のフェイ・ダナウェイが凄くハマっていた。それに対し、ウォーレン・ビーティがどうも全く悪人に見えない、というかクライドという役を美化し過ぎているように感じてしまった。まあ、あまりにもリアルな悪人を描くと観客が全く感情移入できなくなるから仕方なかったのかもしれないが。 やたら喚きまくるブランチに終始イライラ・・でもイライラさせられるって事は、それだけ役になり切った素晴らしい演技をしていたという事なのだろう。   暴力的でありながらも、美しく儚い有名なラストシーンは、この映画に相応しい最高のラスト。この映画が当時、生まれるべくして生まれたものであるということを物語っている。作品の内容においても、製作者の心情においても、本作は紛れも無い「青春映画」と言えるのではないだろうか。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-11 14:39:07)(良:1票)
6.  まごころを君に
原作既読。主演俳優の好演と原作とは違った形のエンディングは良いが、映画全体の出来で見ると、特に心に残るものの無い平凡なものであると感じた。心情描写がとにかく深みに欠けており、強引な展開と感じてしまう場面も多かった。 本作を観てからでも、原作を読む価値は充分にある。原作は、周囲の人間関係、チャーリイの生い立ち、心の動きが驚くほど緻密に書かれており、本作よりずっとずっと切ない気持ちにさせられる素晴らしい作品だ。 原作が大好きなだけに、期待はずれな本作だった。 邦題がなぜ「まごころを君に」なのか分からないが、それにならって別モノとして観た方が良いかもしれない。
[DVD(字幕)] 3点(2010-08-23 18:31:28)
7.  荒野の用心棒
ツッコミどころ満載ですが、若きクリントがかっこよすぎるので良しです。 同じ「用心棒」でも、こっちは少し緊迫感が薄い。 やっぱり刀なんですよ。銃じゃなく。 
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-08 01:31:16)
8.  悪い奴ほどよく眠る 《ネタバレ》 
見事に予想を裏切る展開に脱帽。 森雅之の家庭での良きパパっぷりを後から振り返ると、何ともおぞましい人間だろうと唸らされた。しかしラストシーンではそんな彼でさえ実は頭を下げる身分で、上には限りなく、悪が存在している事を示唆する。  腐敗した権力に対する描き方は「生きる」に通じるものを感じたが、黒澤映画の素晴らしいところは、どの映画でもその主題以外の要素を絶妙に絡めて、作品に厚みを出すことに成功していること。 どの登場人物の人間描写にも手抜かりが無いから、じっくり感情移入出来る。  「天国と地獄」もそうだが、当時こんなに重厚なサスペンスを邦画として観る事が出来た日本人は誇らしかっただろうなぁ。
[DVD(字幕)] 8点(2010-01-25 08:20:59)(良:1票)
9.  座頭市物語 《ネタバレ》 
闇夜の斬り合いの場面、市が提灯の灯を重心を下げて 「ふっ」  と消してからの、緊迫感。 個人的にはあの場面がシビれました。  斬り合いが少ないことでかえって作品全体の緊迫感が高まっている。  ストーリーも無駄が無く、ベストな長さ。  これにシビれないヤツは男じゃない。
[DVD(邦画)] 9点(2009-12-03 09:39:27)
10.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
この年代にこんな切り口で風刺。まさにキューブリックにしか作れない映画。 皆さんお書きのようにピーター・セラーズの3役には全く気づきませんでした。 声質まで変えて・・凄い。 かなりドギツイブラックジョーク映画だし、みんな言ってることがメチャクチャなんだけど、絶妙に現実感があるのが恐ろしい。  会議中に愛人の秘書と電話で話しちゃう将軍や、ミサイルに乗って落ちて行っちゃうコング、兵士たちと上層部の疎通が全く取れてないところなど、とにかく戦争を痛快に、そして悪趣味にバカにしまくってる。  でも実際戦争なんて、本当に数人のキ○ガイが発端になっているんじゃないかと思う。 ラストは・・・立っちゃったね(笑)
[DVD(字幕)] 9点(2009-07-19 02:39:16)(良:1票)
11.  死霊の盆踊り
誰もが「クソ映画」というもんだから、「クソ映画ハードル」を自分なりにかなり上げて観賞。だがこの映画はそんなものラクラクと超え、宇宙の彼方まで突き抜けていました。 自分という人間のちっぽけさを痛感した。 この映画の前では我々の映画評論、いや言語表現すら、あまりに無力だ。  
[DVD(字幕)] 0点(2009-05-22 14:09:15)
12.  天国と地獄
前半部ではほぼ部屋の中だけの展開にもかかわらず、人間描写の巧みさ、キャストの力強い演技でぐいぐい引き込まれる。台詞が圧倒的に多いのに、全く複雑さや飽きを感じさせない演出は本当に見事。 現代のサスペンス映画に比べても全く劣らない、先が読めない緊迫した展開で、画面に釘付けになった。  山崎努の鬼気迫る演技、 三船はもちろん、警部役の仲代達矢の存在感も凄い。  映画の雰囲気、スケールともに、何だか日本映画というより海外の映画を観ているような気分にさせられた。国内外ともにこの映画が与えた影響ははかりしれないでしょう。  黒澤映画の中でも特に見応えがある部類だと思います。 
[DVD(字幕)] 10点(2009-04-21 07:00:31)
13.  赤ひげ
佐八のエピソード部分は少し助長に感じてしまったが、 おとよが登場してからはいいシーンが盛りだくさんだった。  心が壊れたおとよが廊下を拭き続けているシーンはとても悲しい。 その分回復した時の生き生きとした顔が凄く輝いて見えた。 お見事な演技でした。  赤ひげ先生が強すぎるのは多少気になりましたが(笑)、 三船はこの役もバッチリハマっていたと思います。  人間愛を感じる、素敵な映画。
[DVD(邦画)] 8点(2009-03-13 04:03:46)
14.  椿三十郎(1962)
ただただひたすらカッコイイ!!ストーリーは完全な娯楽映画で、テンポ良く進んでいく。 三船はもちろん志村喬、田中 邦衛をはじめ脇役の演技も素晴らしい。 でもやはり一番はラスト、仲代達矢との決闘でしょう。 とにかく爽快な映画ですね。  
[DVD(邦画)] 9点(2009-03-04 07:07:24)
15.  用心棒
細かいことは考えずに、ただただ楽しみましょう。どこを切り取っても絵になるカメラワーク。「あばよ」カックイイ~~! 仲代達也との決闘をもっとかっこ良く描いて欲しかった。
[DVD(邦画)] 7点(2009-02-03 09:13:39)
16.  2001年宇宙の旅
原作、映画ともに観ました。最近のCG無駄使い映画より、とんでもなく凄まじい映像、音楽。どの場面を切っても、一枚絵としての凄みがある。まさに「感じる」映画。見る側の感受性が試される映画なので、賛否あるのも無理はない。 しかし68年製作って・・。 後半のあまりに凄まじい展開に、底知れない恐怖と感動が押し寄せてくる。キューブリックのマスターピースであるこの映画はこれからもずっと語り継がれていくことでしょう。本作以上のSF映画、今後表れるのだろうか・・。
[DVD(字幕)] 10点(2009-01-20 07:37:46)
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