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1.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 
This is mission control. Are you an effective team? We are an effective team. I'll buy you two a round of drinks when you get up here... 冒頭から妙に不自然…でもなぜか安心感を強調した本部との会話が、この物語の本質を物語っている。結末まで観て、何度も繰り返し思い起こすと、物語としての表現が細部に至るまで熟慮・精査されている点に感服する。描写が荒かったり短すぎたり矛盾があったり、細かい突っ込みどころはあるかも知れない。でもそれはあくまで表層部分であり、サイエンス・フィクション映画という設定を借りてプロデューサー陣の世界観を表現するという、極めてアーティスティックな作品だと感じた。昨今のSF作品で既に陳腐化してしまったエイリアンやAIの設定や描写に、全く新しい視点を見せてくれた点でも評価に値する。「エイリアンが本当に地球を乗っ取るなら、きっとこんな戦略をとっただろう…」そんな風に思わせてくれ、思い起こせばおこすほどに深みのでるSF作品だ。トロン・レガシーから見事に熟成しこれからが楽しみなコシンスキー監督に乾杯!
[映画館(字幕)] 10点(2013-06-10 02:53:10)
2.  K-20 怪人二十面相・伝
マトリックスやスパイダーマン、ヴェンデッタなど、斬新との評価を得た洋画のエッセンスを上手くコピーし取り込んだ秀逸な作品。日本のコピー技術はこうあるべき! ニコラ・テスラの肖像写真から始まり、スチームパンク風の世界観の中にテスラコイルを位置づけ発展させていく展開が面白い。「もし彼の技術が完成していたら・・・」は、もし「太平洋戦争が無かったならば・・・」と同期している。パラレルワールドでこんな世界が実在してもおかしくないと思わせるような、不思議な映像体験だ。 邦画特有の謙虚なウィットの中で展開される演出には好感が持てる。キャスティングも素晴らしく、それに十分に応えた役者陣の好演に拍手喝采! ちょっと甘いかもですが、久々に観た邦画の中でダントツの出来なので、最高点を献上!(^_-)-☆
[地上波(邦画)] 10点(2012-05-11 18:40:07)
3.  ガタカ
芸術的な近未来の映像と流麗な音楽に心酔。For whatever it's worth..., I'm here to tell you that it is possible. と諭す主人公の言葉がすべてを物語っています。現実を見つめ自身の限界を超えようとする主人公に対して、過去の栄光に囚われたまま不運を呪う「もと」エリート。クールな取引で出会ったふたりの関係が、次第に尊敬と友情に発展していく様が見事です。自身の不運を呪うのではなく素直に受け入れること、そんな人生についての示唆に富んだ作品となっています。ジュード・ロウがタバコを吸うシーンが妙に美しく、ユマ・サーマンの、後の作品では見られないゴージャスな美しさも魅力です。
[DVD(字幕)] 10点(2009-11-04 06:45:09)
4.  グラディエーター 《ネタバレ》 
マキシマスの迫力を見事に演じたラッセル・クロウ、コンモドゥスの卑屈な強さとシスター・コンプレックスを巧妙に演技したホアキン・フェニックス、ルッシラの高貴な美しさをそのまま体現したコニー・ニールセン・・・ その他の配役も、子役に至るまで、見事にハマっています。冒頭のシステマチックなローマ軍 vs. 根性だけの相手軍・・・ 最初から勝敗を示唆しているような雰囲気づくりが見事です。兵士たちに信頼の視線を送るマキシマスに痺れました。美しい音楽をバックに、とにかく、最初から最後までいいです!
[DVD(字幕)] 10点(2009-11-04 05:55:26)
5.  マトリックス
公開当時の衝撃は今も忘れない。全く新しい映画が公開された感じ。ワイヤーを駆使した宙吊り映像は、人間不在のCGがSF映画を制覇するかと思われた動向に一石を投じた。オープニング間もなく、トリニティが宙に浮くところから不思議な世界が始まる。ウィリアム・ギブソンが「ニューロマンサー」で描くサイバーパンクの世界が、解り易く面白く描かれている。  マトリックスは、この初作に尽きる。10年に一度は、こういったショッキングな作品に登場して欲しい・・・ 2作目以降のリローデッドやレボリューションズなどはまるで茶番劇、アホらしくて観ていられません。
[映画館(字幕)] 10点(2009-09-02 20:50:29)
6.  ターミネーター2 《ネタバレ》 
これまで観たサイエンスフィクション映画の中では、1~2を争うトップクラスの作品です。映画アビスで確立した液体のCGレンダリング技術を、本作品のプロットに合わせながら巧妙に活用したILMの技術と想像力には感服。ターミネーターが床に化けたり液体窒素で冷凍漬けにされるシーンなど、意表をつくギミックが満載です。  だが、そんな「見せ場」はあくまで脇役。観客を楽しませる映像づくりに終始せず、最初から最後までピシッと筋が通ったメッセージが見事です。メッセージを伝える道具としてビジュアルを効果的に無駄なく散りばめていくところに、制作者たちの品格を感じます。  サラ役のリンダハミルトンが実にカッコいい。鍛え上げた肉体は見事に「女戦士」を表現し、そんな母親の暴走を諭す子役のジョンも、妙に大人びたところが将来の「大物」を感じさせます。  強靭な風貌のシュワちゃんも、いくつかのコミカルなシーンが功を奏してか優しさが滲み出ています。ジョンを父親のように見守り、命を投げ出して戦う・・・マシンできるなら、人間にできないはずはない・・・そう呟くサラの言葉が身にしみる。  SF映画における架空の科学技術はあくまで道具であり、「何でもあり」ではありません。確固たる世界観を鋭く伝える綿密なプロット無くしては、単なる見せ物になってしまうでしょう。生命の価値を物語るエンディングも秀逸。全体が見事に美しくまとまった、アート作品です。
[映画館(字幕)] 10点(2009-08-02 17:47:18)(良:2票)
7.  エイリアン 《ネタバレ》 
文句なしに最高のSF映画です。  斬新でリアルな設定には脱帽。それまでのピカピカ無機質な宇宙船の常識を破る、まるで戦艦のような「貨物」宇宙船ノストラモスに始まり、シグナルを受信して調査に向かうという設定も自然で、そこで出会う文明の跡と不思議な物体は、観る者をグイグイと物語に引き込んでいきます。その後に続くショッキングな事件、そして漏水がしたたり落ちる薄暗い艦内で、仲間が次々と殺され孤立していく主人公・・・ 観客の恐怖を煽り立てる数々の古典的技法が、SFの舞台を借りて実に巧妙に活用されているのです。  そしてテーマは生命力。生きるためにあらゆる無駄を削ぎ落とした究極の生物の凄さを実感させます。自己の生存と種の継承を至上の命題としたとき、生物はこういった形態をとるのではないかと納得しました。  マザーやアッシュのキャラ(^^)設定も見事。特にアッシュがエイリアンを絶賛するシーンは圧巻。「感情に流される人間どもよ、お前らは迷いのない究極の生物エイリアンには勝てるはずもない」といった強力なメッセージです。こうした凶暴な生命体を前にした時、個体としての我々人間はあまりに非力です。遠い昔、マンモスに打ち勝った人類の唯一最強の武器は組織力だったということを再確認させてくれる、不朽の名作です。
[映画館(字幕)] 10点(2009-08-02 15:05:39)(良:1票)
8.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 
往年のオールスターに大満足でしたが、EP7〜9を通じ新世代のキャラを十分に熟成させずバトンタッチしなかったのは、これでもう終わりにしようという意図だったのでしょう。最後の「私はレイ・スカイウォーカー」という言葉が心に残りました。パルパティーンでなくて良かった! 今後は、こんな続編に期待します(^_-)-☆ →「STAR PEACE/もう戦わない♡」
[映画館(字幕)] 9点(2020-01-01 18:34:39)
9.  アリー/スター誕生 《ネタバレ》 
とにかくガガ様の歌声が素晴らしく、それに肉薄するブラッドリー・クーパーの歌声とルーカス・ネルソンによるギターが文句なしに格好良かったです。ガガ様がバイト先を辞めてコンサート会場に招かれるシーンのオープニング・ソング Out Of Time が最高! まるでジミ・ヘンドリックスを思わせるようなエレキギター・サウンドが炸裂します。本作はオリジナルから3回リメイクされていますが、前作のバーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソンという希代のシンガーによる合作に勝るとも劣らない音楽性に感服です。それを忠実に現代風にアレンジし、ガガ様の魅力を最大限に引き出したクーパーの監督としての手腕に脱帽!
[映画館(吹替)] 9点(2019-09-17 01:36:21)
10.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
CG 技術の見本とするべき作品ですが、それにも増して、キャプテン・アメリカ、カッコいい! ヨハンセン、いい! これぞ、映画の原点!^^
[映画館(字幕)] 9点(2014-05-04 02:13:15)
11.  ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》 
期待を遙かに上回った久々の秀作。何といってもカメラワークが美しい。中国の町並みや自然をバックに、異国の生活と時間が子供の目線で描かれており、観客を子供時代の思い出にタイムスリップさせる。限りなくアメリカンな感性と父親を彷彿とさせる柔軟な身体能力など、ジェイデン・スミスの魅力が炸裂! あと、天然なお母さんや、ジャッキーチェン演じる渋い管理人、そして1万人からオーディション選別されたという対戦相手も、すべてがハマリ役。平凡な動作の繰り返しが実は基本の習得であったことを悟らせるシーンや、車のヘッドライトに浮かび上がる二人のシルエットなど、映像的にも見所が満載。 それにしても、中国の子供たちのカンフー能力たるや恐るべし。誰もが自身をブルースリーと思い込んでいる!
[DVD(字幕)] 9点(2011-02-02 10:14:26)
12.  バーレスク
久々に満足のいくミュージカル映画を観た。ミュージカルには「見せるシーン」と「聴かせるシーン」が必須。それに観客が酔い痺れるからこそ、役者と一緒に映画の中のストーリーを体感できる。音楽に合わせて台詞を言うなどの従来の慣習を完全に無視し、冒頭のミュージック・パフォーマンスで観客の度肝を抜く。クラシックなセッティングを上手く活用し、小手先の編集テクニックに頼った最近の作品を嘲笑うかのように、ミュージカル映画を現代に蘇らせる秀逸な作品だ。
[映画館(字幕)] 9点(2011-01-01 19:33:14)(良:1票)
13.  噂のアゲメンに恋をした!
ここでの不評ぶりをみて鑑賞をためらったが、観て正解だった。結構、面白い。アメリカのジョークは日本人には下品とうつるかも知れないが、ドライに笑い飛ばすのがミソ。登場人物もバラエティー豊かで、それぞれに人間味がある。コメントから、身勝手なプレイボーイと想像していた主人公、実は真面目で純情なあたりが微笑ましい。少しでも平均点が上がるよう、祈りを込めて9点!
[DVD(字幕)] 9点(2010-07-23 15:45:52)(良:1票)
14.  アバター(2009)
立体視による埋没効果を云々する前に、映画の制作方法において、エポックメイキングな作品であると思う。モーションキャプチャした俳優の動きや表情が、3D-CG で構築されたパンドラの世界にリアルタイムで投影されるという撮影現場は巨大なVR環境で、それ自体が現代最高峰のゲームマシンとも言える。  俳優の動きによって生命を吹き込まれるナヴィ人たちは、映画のプロットにおけるアバターそのもので、仮想世界でのシーンに合わせ動きを自在に調整しながら演技できる。個別のテクノロジーは目新しくないものの、全てをこの次元で組み合わせひとつの作品にまとめ上げた力量には頭が下がる。  ジェームズ・キャメロンは、他の作品同様、技術の限界を非常によく心得ている。俳優を排除した全編CGなどの作品に手を染めることはせず、この作品ではまず俳優とCGをシームレスに接続した。俳優はもはや容姿などの物理的制約から解放され、動きや表情や声や間合いのみで評価される時代の到来をも予感させる。  3D-CG を乱用した薄っぺらな合成 VFX に飽き飽きし始めた視聴者にとって、リアルとバーチャルのそれぞれの強みを見事に融合した本作品は、高い芸術性を感じさせる新鮮な映像体験だった。1950年代から何度も制作されては失敗してきた立体視映画が、やっと成熟してきた他の技術と融合された結果、単なる珍しさを超え初めて大衆に受け入れられたと言える。 3D-CG との混同を避けるためあえて立体視と呼ぶが、立体視でなくとも十二分に楽しめる作品に仕上がっている。
[映画館(字幕)] 9点(2010-01-02 12:59:47)
15.  僕の彼女はサイボーグ 《ネタバレ》 
この作品をSFと位置づけるなら、まさにSF映画のお手本級。CGやワイヤー技術に頼り「見せるだけ」の作品が多い中、当作品では人の心がきっちりと描かれています。  タイムパラドックスが云々、時代描写が云々、などの批判もありますが、SFの架空設定やCGは所詮作り物。無理にリアルに見せるのではなく、逆に想像力をかき立てるための道具として利用している点に、監督の映画手腕を感じます。ドキュメンタリーではないのですから、たとえ昭和三十年代に見えようが「懐かしい子供時代」を十二分に連想させる映像にも納得です。  別れた後に再会して何となくハッピーエンドかと思いきや、その後に2度も予想外の出来事が起こります。ここぞとばかりにCGを駆使した災害描写は、誇張が誇張と思えないほど綿密に計算され、無駄がありません。まだ続くの?と思わせるそのあとの展開では、最初からずうっと感じていた疑問を紐解いていき、最後は暖かい気持ちで包まれる・・・うまい作りです。  表情と動きが注目される難しい役柄を、見事に演じきった綾瀬はるかさんに乾杯!
[DVD(邦画)] 9点(2009-10-02 14:52:11)
16.  アイアンマン 《ネタバレ》 
フツ~の男の子なら、これは、ハマるでしょう! 少年心をくすぐるメカとチャレンジの連続、Apple のシネマディスプレイが並んだハイテク工房、着々と作業をこなす従順なロボットや人工知能など、大人の駆け引きや人間関係とは無縁なピュアな世界が広がります。  一方で、トニー・スタークが少年時代のビルゲイツの隣りに写っている合成写真や、オバディアがスティーブ・バルマーに妙に似ているあたりなど、大企業化したマイクロソフトをさりげなく皮肉ったあたりが笑えます。  アンチ・エスタブリッシュメントを表す冒頭の AC/DC の曲に始まり、型にはめられるのが大嫌いな主人公の子供のような心が、小気味良く描かれています。ラリった経験がないと、こんな味は出せません。まさに、ロバート・ダウニー・ジュニアのハマリ役です(^^)
[DVD(字幕)] 9点(2009-09-13 20:30:45)
17.  それでもボクはやってない
司法、つまり法律を司るという行為が、実は真実の究明とは無縁であるという事実を、見事に表現した秀逸な作品です。日本という土壌を考慮してたまたま痴漢事件がテーマとなっていますが、映画「J.F.K.」にも匹敵する迫真の実証過程は物語としても面白く、ハリウッド映画の人気裁判ものと互角に戦えます。日本映画界を応援して10点をつけたかったのですが、新旧裁判官の演技がいかにも白々しく、マイナス1デス(^^)。
[DVD(字幕)] 9点(2009-09-02 20:25:43)
18.  ディボース・ショウ
離婚裁判をテーマに、「金が全て」というアメリカ常識をおもしろ可笑しく描いた秀作で、随所で思わずニヤリとさせてくれます。こんな離婚劇も超リッチ層の間では日常茶飯事なのですが、アメリカ文化に馴染んでいない人には評価が低いかもしれません^^  クルーニーが徹底的に自分の歯並びに拘るのが見事、ゼタジョーンズのファッションや犬も素敵です。「金で買えないものはない」と吹聴する日本の成金たちも、ここまでオシャレで豪快になって欲しいものです。セレブ達の優雅な生活を垣間見ながら、ゼタジョーンズとクルーニーのコミカルな駆け引きを楽しめます。  クルーニーのスピーチは最高の見せ場で、ついつい大笑い(^^)。それに対して「愛だと? We serve the law, we honor the law !」と諭す法律事務所の老社長の迫力がスゴイです! 他にもコミカルなギミック満載。最高です!
[DVD(字幕)] 9点(2009-08-19 21:44:40)
19.  ジョン・デロリアン 《ネタバレ》 
長身のリー・ペイスが演じるジョン・デロリアンが、とにかくカッコイイ。夢のスポーツカーを創るという彼の壮大なビジョンは、古巣のGMという巨大企業のインフラ無くしては困難を極めたであろうが、その詳細は語られない。それどころか、終始、彼の隣人であり麻薬取引の仲介をしたというジェームズ・ホフマンの視点で映画が進む。  南カリフォルニアの美しい背景を舞台に、1980年初頭の音楽や流行をノスタルジックに描いた作風に心酔する。難局をスルリとすり抜ける捉えどころの無いホフマンを、ジェイソン・サダキスが魅力的に演じている。ホフマンが証人として法廷に向かうシーンから始まり、途中で何度か証人喚問のシーンを挟み、最後はデロリアンがホフマンをじっと見つめる。デロリアン無罪の決め手となった、ホフマンの最後の証言が見事!  後日、デロリアンとホフマンがカフェで再会。プレゼントされた輝く DMC-12 に、少しだけオチを加えたシーンが映画の最後を飾り、心を和ませてくれる。  上映劇場が限られていたために叶わなかったが、大スクリーンで鑑賞したかった。
[映画館(字幕)] 8点(2019-12-22 16:11:31)
20.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 
感情表現が全開のディカプリオ。現実を冷静に眺め適応するブラピ。それぞれが得意とする役柄が、見事に劇中のキャラにマッピングされて、非常に魅力的な作品に仕上がっています。南カリフォルニアの明るい日差しと樹木が香るドライな夜など、羨ましいほどまでに恵まれたハリウッドの自然の中で、物語はサスペンス調に進行していきます。歴史の結末を知っている視聴者にとっては、最後までどうなるかハラハラの展開ですが、史実を脚色して痛快な結末に仕上げ、ある種の爽快感を私たちに残してくれた監督の手腕はさすがです。こんなことができる映画、やっぱり大好きだなぁと改めて感じさせてくれる逸作でした。ディカプリオとブラピの境遇の差、全盛期を懐かしむディカプリオ、そして汚れたスポーツカーを楽しそうに運転するブラピが印象的でした。ヒッピーの奔放・軟弱な生活とブラピの強靱な肉体を対比する中、最後は意外な結末を迎えます。こんな時代があったなぁ・・・確かにワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド。何から何まで最高でした!
[映画館(字幕)] 8点(2019-09-16 20:17:44)
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