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1.  第三の男 《ネタバレ》 
 第二次世界大戦後のウィーンの街、その地政学的な状況がひとつの大きな背景であり、そしてもうひとつ、アントン・カラスのツィターの音楽もまた、決定的な背景を形成している。   さいしょにオーソン・ウェルズがその顔を見せる場面は、「シャイニング」のジャック・ニコルソンぐらいの、あるいはそれ以上のインパクトがあるかなあ。映画史の中の名シーン。地下水道の追跡(ここは短いカットの積み重ね)、そしてあのラストシーン(長回しだ)などもすっばらしいんだけれども、わたしはアンナ役のアリダ・ヴァリが、警察に連行されてのシーンの演出が好き。「おお、映画やなあ」と、うならされる。   前半の叙述が今の映画とはずいぶんと異なる感じで、そういうところでは現在の映画文法でリメイクされたものを観てみたい気もする。監督は、そりゃあデヴィッド・フィンチャーに決まってる。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-11-22 12:30:52)
2.  父ありき
絶妙の編集と、その編集を支える演出のすばらしさ。
[DVD(邦画)] 7点(2014-02-23 09:02:44)
3.  三十四丁目の奇蹟(1947) 《ネタバレ》 
‥‥こんな点数をつけると、「なんて心の貧しいヤツ」とかいわれてしまうそうだけれども、イヤな映画、だった。単に、資本主義の論理、ヒエラルキーを補強するために「伝説」を利用しているだけではないのか。まあクリスマスというものがどうして今のようなかたち(商業的に利用されるだけ)になってしまったのかという、その根本のところは理解出来るようではある。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2013-12-29 09:42:01)
4.  哀愁
こういう、恋人や夫が戦死したと思い込み、女性が身を持ち崩してしまう悲劇は、この日本でもいっぱいいっぱいあったらしい。この「哀愁」の、日本での翻案もの「君の名は」が、ここまでのド悲劇にしなかったのは、日本だとあまりにリアルになり過ぎてしまうからだったんではないか。<br> この「哀愁」では、登場する男性陣はみな大甘で、ヒロインのことにあまりに寛容。これと対象的に、女性の眼は厳しい。まずはバレエ団を取り仕切る教師だかの存在。恋愛にうつつをぬかし規則を守らないヒロインをバレエ団から放逐する。これは考えれば当然ではないかという面もある。相手の男も、彼女のことをもっと思いやるべきだ。次に、その男の母親の厳しい眼の前に、ヒロインは何も隠せないことを悟る。母親は彼女をとがめ立てたりはしていないのだけれども、ヒロインに、その過去を決して捨て去ることは出来ないと認識させる「現実性」を持っている。この母親の視点は、おそらくはこの映画を観ている、観客の視線ではないのか。観客も彼女の幸福を願うけれども、過去の過誤は彼女をこれからもずっと責め苛むのではないのか、男もいつか彼女の過去を知ってしまうのではないのか、そう思いながら画面を見ているだろう。ヒロインは、そういう視線にさらされることで、忌わしい過去をごまかして生きていくことは出来ないと悟るのではないだろうか。その観客の眼の中にこそ、メロドラマを構成するひとつのポイントが、厳として光っている。そんな観客の加担ゆえに、このメロドラマはいっそうその悲劇性を観客に際立たせる。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-25 23:15:25)(良:3票)
5.  忘れじの面影(1948) 《ネタバレ》 
ミュージシャンのちょう落の原因のひとつに、慢心によるファンの軽視という事項をあげることができると想像出来る。この古い作品もそのように、例えば現代のポップやロック系のアーティストと、そのすぐに忘れ去られるファンの女性との関係を描いたものと捉えれば、ぐっと身近な物語と思えてしまったりするだろう。 この作品は、そういうミュージシャンとファンの関係を、男性ミュージシャンからの視点ではなく、ファンである女性からの手紙による回想としたことで、単にミュージシャンの不実をなじるのではなく、美しかった一夜の思い出を究極までに美化することになる。つまり、より美しい思い出は、悲劇の悲しみをいっそう増大させる。 ここでは、すべてを記憶してすべてを承知であるかに見える執事が、男に手紙を渡す。そのタイミングにこそ、女の名前も憶えていない男への告発を、死せる女性の代理で行っているという意識を感じさせられる。  単純な恋愛ドラマではないこの奥深さ、ビターさが、この「忘れじの面影」を、忘れじの作品たらしめているに違いない。 (しかしながら、今ではロックスターの死後に「実はこの子はあの人の子なの」と訴え出てくる女性は数多く、あんまり非難されるような事柄でもなくなって来ちゃってますけれどもね)
[DVD(字幕)] 8点(2010-01-23 13:40:44)
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