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プロフィール
コメント数 1
性別 男性
ホームページ http://www.zerryzweb.com/
年齢 47歳
メールアドレス zerry1@me.com
自己紹介 広告制作会社でアートディレクターとして働いています。映画鑑賞・写真撮影・立体イラスト・音楽制作等が主な趣味です。SFのエッセンスを脚本や画づくりに感じられる映画が好きです。洋画・邦画でいうと洋画の方が好きですが、新しい視点や発見のある映画であれば、国を問わず、大作から低予算の作品まで何でも観たいと思っています。自分が今様々なものづくりをしている原点は、幼少期に映画を通して体験した壮大な世界に感動したことにあります。

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1.  第9地区 《ネタバレ》 
現実世界には起きそうにない特異な状況を設定することで、逆に現実世界に起きている人種差別問題などの残酷な状況を比喩的に描いているという点で、王道のサイエンスフィクション映画だと感じた。伝えたいテーマと描きたいビジュアルの両方が高いレベルで成立している傑作。エイリアン文明の機械を動かすための燃料を地球人が浴びると、DNAが変化してエイリアン化してしまうことなどをはじめ、細かい部分を詳細に突っ込み出すとキリがないが、そういった複数の点を補って余りあるほどの様々な演出手法やエンタテインメントが詰まっている。エイリアン側の主人公に対して地球人達がいい加減につけていた通称名が「Christopher Johnson」であることと、地球人側の主人公がエイリアンに頼らざるを得ない状況に追い込まれた時に、絶望しながら本当に小さな声で「Oh, Christ… (おぉ、神よ…)」と呟くことは、それまで見下していた者と見下されていた者の立場の劇的な変化を描くという意味で、とても象徴的だった。地中に埋められていたエイリアンの司令船のフォルムが十字架の形に類似していることと、それが天上のエイリアン母船からの光によって地上から引っ張り上げられていくシーンの描き方、エイリアン側の主人公が「一度去るが、必ず帰ってくる」と地球人側の主人公に約束した際の期日が「3」年であったことなども、深い絶望があった時につい神の存在や宗教にすがってしまう、地球人の文明の脆弱さを皮肉っていると考えることが出来るかも知れない。何度も視点を変えて鑑賞したくなる作品。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-08-20 13:19:50)
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