1. お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方
ネタバレ 橋爪さんが主人公で、橋爪さんのための映画かと思っていたらもう一人の主人公がいたんですね。水野勝くん演じる菅野涼太くん。母の死が原因で疎遠になっていた父と和解するという流れはとても良かったと思います。大原家と出会い、なんだかんだで50年も連れ添ってきた夫婦を見て、愛とは寛容であることを学び、そこから父と和解するという流れはとてもスムーズに感じられました。 失礼ながら、剛力彩芽さんが思いのほか良かった。 葬儀屋が遺族にたいして、ご愁傷様でした、ではなく、大変でございました、て言っているのが印象深く、この映画でそういう言い方もあることを知りました。お恥ずかしい...。でもためになりました。 金婚式のスピーチで石橋蓮司さんの言った、夫婦とは人生という名の舞台の共演者である、がめっちゃ刺さりました。 アジフライの伏線回収がお見事で、味があってすごく好きなシーンでした(*⌒―⌒*) 観る年代によって捉え方の変わる映画だと思います。人生折り返した私にはスーっと入ってきて心地よかったです。ただ映画としては可もなく不可もない印象、かな。 でも続編もとても楽しみです。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-06-15 19:46:51)★《新規》★ |
2. エグザム
ネタバレ 密室サスペンスの可能性がまだまだあることを示してくれた意欲作にして傑作。 頭脳明晰さだけでなく人間性も試される試験だったみたいだが、もし仮にホワイトがあのメガネのトリックに気がついていたら、それで最終的に合格していたら、それでもホワイトは雇われるのだろうか?はたまたそれまでの行動を見ていたから不採用とするのだろうか?この映画ではたまたま良心のあるブロンドがメガネのトリックに気付いたからああなったけどそうじゃなかった可能性もあるわけで、また結局メガネのトリックに気付かないていうこともありえたわけで、そう考えるとかなりせっかくの優秀な人材たちを誰も雇えなくなることもあるわけですよね。 あ!もしかしたらトリックに気付けなかったとしても人間性を見抜いてその人物を雇うのかな?わからんけど。 てかCEOにして薬の開発者である彼。絶対に政府関係や軍やテロリストにめっちゃ狙われるじゃん。 でもよくよく考えれば結局は、とんち、だったわけで試験管の最初の「質問は?」に気付けないのは、最終試験まで残ったエリートたちにしてはちょっとないかもですよね。あれだけ試験管の言葉を何度も何度も思い起こしていたんだからなおのことです。 リアルに考えちゃうと色々とハテナも浮かんできちゃいもしますが、なんだかんだでエンタメ映画としては十分楽しめました。はい。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-06-15 14:23:17)★《新規》★ |
3. 変な家
ネタバレ 左手の儀式はわかったんだけど、じゃあ父親の死の真相は?本家に送られてきた2本目の左手は誰が?とか、まあ結局解決されてないものもあるわけで、そこはあれこれと推理を巡らせてみてください、ていうやつだとしてもな~んか巡らせてみたい気持ちにならないんですよね。 それと姉夫婦は結局殺人は犯していないて言ってたけど、じゃああの発見されたバラバラ死体とか、変な家にあった血の跡(何事もなく普通に暮らしてればああならないし、そもそもなんで拭き取らんのよ)とか、色々辻褄が合わなさすぎるよな~...て思ってたら最後の最後に実はやっていたんじゃないかと匂わせるから、じゃあやっていたとしてだ殺人を、いくらなんでも殺しのプロでもないド素人がそんなことをして警察に全くマークされることもなく逃れるなんてありえないでしょ。日本の警察は優秀なんだよ。悔しいけど(笑) それと本家の当主が主人公じゃなくって親族を殺しちゃったのもわけわからん。あとなかなかショットガンぶっぱなさないのもなんだかな~だった。極めつけは「悪魔のはらわた」よろしくチェーンソー振り回して登場したお婆ちゃん。あそこは笑うところですよね?(笑) あああ!!!! そういえば!!!! 本家の儀式から逃げ出して開かずの扉の空間に身を潜めてた時、それまで泣いてた赤ちゃん全然泣かなくなったのあれ不思議やねん!www ツッコミどころ満載ではあるけれど、まあまあ妥協してこの点数です。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-06-14 19:39:38)《新規》 |
4. それだけが、僕の世界
ネタバレ 話自体はベタではあるんですが、いかんせん年もとってきて色々と自分の過去と重なり合う部分もあって、ウルッときちゃいました。ただなんていうかピアノのシーンは圧巻ではあるんですが、もうちょっとコンパクトにしても良かったかな。あと母親が嘘をついて入院していたことが分かった途端、急にピアノを壊してカナダへ行こうとしたあの展開はどうしても分からなかった。なんで急にそうなるのって。 ピアノの演奏シーン、どう見ても本人が弾いてるよな、て気になって鑑賞後に調べたらなんとオ・ジンテ役のパク・ジョンミンさんが撮影の3ヶ月前に猛特訓して習得したそうで、いやはや恐れ入りました。 それと主演のイ・ビョンホンだけど、彼の映画でアクション映画じゃないのは「コンクリートユートピア」を入れてこれで2本目。ハッキリ言って素晴らしい!母親に見捨てられて中学生から一人で生きてきた、ていう過去をわざわざ説明しなくてもその母親と再会した瞬間に見せた全ての動作、行動、表情で物語っていた。それと誤解で母親に怒られている時のなんとも言えぬ表情がほんとうにたまらなかったです。 映画の評価としては可もなく不可もなくの5点ですが、彼の演技でプラス1点ですね。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-06-08 20:26:42) |
5. トラペジウム
ネタバレ アイドルを夢見る少女の甘酸っぱくも爽やかな青春映画...鑑賞前はそう思ってました。ところが始まってみるとこの主人公、東ゆうちゃんはとんでもなく自分勝手で、今まで散々オーディションに落ちてきたことでアイドルになるための周到な作戦を考え、その作戦を成功させるために大胆かつ巧妙で姑息なやり方を実行していきます。その彼女の行動がとにかく結果的に誰かのためではなく自分のためなので、物事がちょっとでも思うように進んでいかなくなるとすぐに舌打ちしたりイライラしてきます。もうこれが本当に主人公とはとても思えないんです。はい。 ところがこれが不思議なことにそんな主人公、東ゆうちゃんの何とも危ういその性格が逆に何か起きそうな緊張感を生み出し、ついつい映画の世界に引き込まれちゃってました。だって彼女、常に地雷と隣り合わせでいつ踏んでもおかしくないから、もう見てられないのよ...ん?あれ?見てられない?いえいえ、映画はちゃんと観てますんで。はい(^_^;) で、ついにその地雷を踏んじゃうんですよね。まあ正確には何度か触れちゃってはいたんですが。北の亀井美嘉ちゃんに彼氏がいたことが発覚した時、そして口パク・歌詞宿題事件へと・・・最終的には大河くるみちゃんに限界がきて職場放棄・・・で、アイドル、アイドルとしての夢はここで終わる・・・。4人の少女それぞれの考え方が違うから「アイドル」という「象徴」「偶像」に対する考え方も違っているのがとても面白くもあった。一人は圧倒的で輝く存在。一人は運命として流れに身を任せる。一人は恩人であり親友との繋がりの場所。一人は人前が苦手で夢よりも現実的。三者三様とは言ったもんだが四者四様ですね。この4人がじつに見事に混ざり合ってるようで混ざり合っていない危うさがこの映画大の魅力。 そんな4人の少女たちの中で一歩距離を置いて見守る少年、工藤真司くん。実は彼が最終的にこの物語のキーマンになるわけなんですが、その1枚の写真の中に写っている性格の全く違う4人の少女たちの笑顔は、アイドルとしての笑顔ではなく、穢れのない純粋な笑顔。それこそが、トラペジウム、決してキレイで完璧でなくてもその純さこそが生きる、生の喜びなんでしょう。 本当に素晴らしい作品でした。「アイドル」という題材をこういった切り口で見せてくれたことに驚きと感動です。ありがとうございました。 余談ですが、東西南北が所属する事務所の外観・・・1階にたい焼き屋があるんですがあれってハロプロのオフィシャルショップのある外観と似ていて、もしかしたら狙ってますかね?w [インターネット(邦画)] 7点(2025-06-08 16:16:51) |
6. ブルービートル
ネタバレ この映画のテーマは「家族」なんですね。ヒーローものには珍しい。ヒーローってどっちかっていうと孤高なイメージが多いから。で、その「家族」が主人公サイドはお金はないけど家族があって、敵対する側にはお金はあっても家族の愛がない、と非常に分かりやすい設定になっていて、見やすくなっている。それと主人公の父親がめちゃくちゃ人格者で、そのおかげで濃密なドラマにもなっていて、父親の言葉の意味を紐解いていくとそこには幸せとは何かが見えてくる。単なるヒーロー映画ではないですね。 蹴っ飛ばしてスイッチを入れるアナログさは大好き。 ばあちゃんかっけぇぇぇぇ!!!!!! え!? E.T.!? (笑) ただめっちゃ大事なスカラベだっけ?がむき出しのまま置いてあるのって何かないないない!でしたね。もっと厳重に保管してるだろ普通は。 全体的にとても見やすい作りになっているのは良かったけれど、主人公サイドは誰も殺さないを貫いて欲しかったのと(あの飛行物体で踏んづけてたよね)それとアクションシーンにもうちょっとだけ迫力が欲しかったかな。 続編があるような終わり方だったけど視聴後に調べたら単体での続編はないみたいで、その代わり新しく始まる予定のD.C.ユニバースには再登場(役者も同一人物)であるみたいです。 もうすぐ公開される「スーパーマン」でなにか分かるかも。とにかく楽しみが増えました。 [インターネット(吹替)] 6点(2025-06-01 09:53:39) |
7. ショウタイムセブン
ネタバレ オリジナルの韓国映画「テロ、ライブ」は観ていないけれど、最後まで引き込まれて面白く観れた。 最後の放送中のニュースに速報ニュースが被って、そっちのネタの方が注目度的に大きいと放送中のよりもそっちにシフトチェンジされるのがなんとも皮肉で、さらにその後にアイドルの新曲披露って・・・まぁこれがずっと、テレビが放送し続けている事実なんですよね。 テレビなんて、いや、マスメディアなんて所詮エンタメだと思って向き合ってなきゃあ、おかしくなっちゃいますよ。 あ!そうそう。人が死んだかもしれないのに救急にも連絡せず、脈を測ったりして死んだかの確認もしないのはちょっと無理がありますね。 あと警察の行動が雑すぎるw [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-31 15:22:35)(良:1票) |
8. ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング
ネタバレ パラシュートはないぞ!絶体絶命か!? どんな機転で切り抜けるんだ!! て、おい!あるやんけ!パラシュート!(笑) ルーサーが急に病気になってたけど、元々だっのか?でも前作の「デッド・レコニング」ではそんな素振り見せてなかったよな〜…シリーズのどこかでそうなっていたとしても忘れてるよそんなの。そこんとこの配慮がほしかったな〜…。 今にも世界が滅びるかもしれないというのに、終始ガブリエル、ガブリエルで、ちょっと変化球がなさすぎるのがやや単調に感じてしまう。期待していたのはA.I.との頭脳戦みたいなやつ。なのにガブリエルばっか追いかけ捕まり逃げて追いかけで意外性がなさすぎる。それに核爆弾をああも簡単にホイ!て用意出来ちゃうのって反則やん!おかしいやん!ガブリエルくん、あんた本当に何者よ!というかガブリエルくん、世界中の核ミサイルが発射されそうな状況なのに、なに呑気にフライトしてるねん。あんたも死んじゃうんだよ。この人は分かってんのか今の状況を┐(´д`)┌ヤレヤレ てかそんな宿敵ガブリエルくんの死に方が…あそこは笑う所なの? 深海・潜水艦でのシーンはたしかにハラハラドキドキはするんだけれど、この映画のウリがトム自身によるマジのスタントだから、CGやセットでの撮影は若干だけどそのハラハラドキドキの熱量が下がるのよね。 トムとヒロインがイチャイチャ関係にならなかったのは個人的には◎まる。あそこまで密着しているにも関わらずなのがまた良い。この映画で唯一の意外な展開でしたね。 このシリーズもこれで終わりなのかな?トムも年だし…でもチーム、リニューアルされたんだよな〜…う〜む…スリのスゴ技あるし戦闘のプロもいるしテクノロジー分野のスペシャリストもいるから、この新チームでの活躍もうちょっとだけ観たいかも。 [映画館(字幕)] 5点(2025-05-29 15:16:46) |
9. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
ネタバレ アクションは凄いし、特にラストの落下していく列車のシーンは圧巻で、ストーリーもシンプルで分かりやすいんだけど、登場人物たちのごく当たり前のような旧知の仲のような立ち振る舞いのせいで、誰が誰なんだかもうさっぱりで、今一つ物語に入り込みにくかったです。はい。だって前作からもう5年も経ってるんですよ。おさらいでもしない限り思い出せんとですよ。こちとらいいオッサンなんだし。それとこのシリーズに出てくるヒロインはみななぜか似たような容姿が多いのは気のせいかしら?(笑)キリリとした顔立ちにスタイリッシュな出で立ち。それとロングヘア。トムの好みなの?知らんけど(;´∀`) とにかくまあアクション映画としては楽しめました。ただこいつ誰やねん!? は否めなかったです。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-05-23 22:39:02) |
10. お母さんが一緒
ネタバレ 原作者のペヤンヌマキさんの舞台劇を、監督の橋口亮輔さんが脚色して映画にした作品。母親への誕生日プレゼントととして三姉妹が温泉へとやってくる。現在は三女の清美だけが今も母親と暮らし、長女の弥生と次女の愛美は独身でそれぞれ一人暮らし。なのでこの温泉旅行が三姉妹が久しぶりに会うこととなる。母親への誕生プレゼントの温泉旅行で楽しくなるはずだったが、日頃から溜まりに溜まったストレスと、過去からの因縁などが引き金となり、とにかく口喧嘩が止まらなくなる。映画が始まって終わるまでほぼずーーーーっと喧嘩。本当ならそこまでやられると飽きるし疲れてもいいのに、全くそんなこともなく、この口喧嘩についつい引き込まれていってしまう。というのも、その口喧嘩が次から次へと手を変え品を変えでよくまあこれだけネタを思いついたもんだと感心もし、なおかつ兄弟・姉妹のある人なら分かるあるあるもあって共感も出来てしまう。本当に見事な脚本。また三姉妹の、江口のりこさん(長女)、内田滋さん(次女)、古川琴音さん(三女)の演技がずば抜けて素晴らしくって、怒ったり泣いたり笑ったり喜んだりとその喜怒哀楽の変化をこの作品で全てさらけ出して、それもめっちゃ自然体なのが本当に素晴らしかったです。また唯一の部外者であり三女の恋人役のタカヒロを演じたお笑い芸人の青山フォール勝ちさんも、役にピッタリ当てはまっていてとても良かったです。彼がまたこの作品のキーマンにもなるので、そんな大役をナチュラルな感じで演じられてて、失礼なが驚いちゃいました。ほんと、とても良かったです。 とにかく終始喧嘩をしているので最後どうやって終わるんだろう、とエンディングを迎えた時にあ!そっか!それか!ととあるアイテムの伏線回収がお見事すぎて感動しちゃいました。 もしかしたら人を選ぶ映画かもしれないけれど私にはめっちゃ刺さりました。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-14 05:05:41)(良:1票) |
11. 母性
ネタバレ 原作は未読。でも湊かなえさんの本は何冊か読んだことがあったので、映画を観ていかにも湊かなえワールドだな~て思えた。 父と息子とは違って母と娘の関係性ってそこに「命」が深く関わってくることだと思う。この映画でも「命」を紡いでいくことの尊さが表現されてました。それと劇中にほとんど出てこない永野芽郁さんの役名が最後に出てくるけれど、あそここそ名前=命だとそう感じずにはいられませんでした。 とても重々しくも観ていて吸い込まれていく吸引力のある重厚な映画だな~、て思っていたら最後の最後に主題曲が流れ出して安っぽいテレビドラマみたくなってしまって残念でした。それもなんか急に爽やかな感じに...。それまでの全てが台無しです。日本アカデミー賞で優秀助演女優賞を受賞された永野芽郁さんの演技も素晴らしかったんですが、彼女の少女時代を演じた落井実結子ちゃんも本当に素晴らしかった。特にキティちゃんのシーンは圧巻でした。 恐らく自分とは一生関わることないであろう世界の異質な人たちの物語として、傍観者的な感覚で眺めるように視聴いたしました。ま、こんなんもあるよね。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-11 16:38:12) |
12. ブラッドショット
ネタバレ もうまるでターミネーター(笑) SFやアクション映画が大好きな私ですが、この映画は完全にノーマークでした。なので観てビックリ!おったまげ!めっちゃ面白かった!最初は最新テクノロジーで蘇った男の復讐劇かと思っていたら、とある科学者の復讐のために全てコントロールされていたのには(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-となった。とにかくテンポもいいしムダが少ないのもいい。ヒロインのKTとのラブラブ展開がなかったのもいい。アクションシーンはどれも見所があってオリジナリティも加味されているからほんと面白い。特にやっぱり顔や体が傷ついたり吹っ飛ばされたりしても蘇生するシーンはほんとターミネーターだった(笑) あとラストのエレベーターでの死闘はめっちゃ面白かった。それにあのアームはスパイダーマンやビランのドクター・オクトパスを彷彿とさせてくれた。目の悪い彼はちょっと可哀想だったな~...。 とにかく全くのノーマーク映画だったので、めっちゃ拾い物感があって特した気分になれました。 これはシリーズ化出来るんじゃないかと鑑賞後に色々検索してみたら、当初はこの主人公で2作品作って、他のアメコミキャラの作品も作って後にコラボさせる、いわゆるMCUみたいなことをする予定だったそうで、でも権利を売ってしまったのでそのままお蔵入りしてしまったみたい。はぁ~...残念。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-05-10 09:10:00) |
13. スクール・オブ・ロック
ネタバレ まさにロック!まさに痛快!気分をスカッ!とさせたい映画を探していて、この映画が目に止まったので鑑賞したけど、これは大正解でした。 細かいことは気にせずに気楽に楽しめる映画でした。何よりも実際に子供たちが演奏しているのがすごい。それぞれがそれぞれのポジションで活躍するのもまた良い。ただもう少し各生徒を掘り下げられてたらな~...とも。まあそれをやったら無駄に長くなっちゃうかも。 とにかく楽しい映画でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-05-08 20:01:10) |
14. 君たちはどう生きるか(2023)
ネタバレ 初めから「難解」とか「不評」とかまあそれなりに心の準備は出来ていたし、ある程度ネット上で色々と情報も得てしまっていたので、宮崎監督の想いや、またいろんな方の評価等を加味した上での鑑賞となりました。何よりも地上波放送で無料で視聴(ノーカットかはわからないけど)できたので気楽に観ることができました。で、まあ確かに色々と言われることは理解できた。でも個人的にはそこまで酷いとは思はなかったし、そこまで難解とも思はなかった。まずとにかくアニメーションとして色彩が綺麗で動きが本当に滑らかでうっとりです。そして宮崎駿監督の言いたいことも伝えたいことも理解はできた...はず。世の中には色々な形の悪がある。その悪とどう向き合いどう対処していくのか。この映画では人を死に追いやる兵器の一部を作る父親がいる。その父親が死んだ母親の妹と再婚。その妹が叔母さんから義理の母へとなることへの抵抗感と受け入れにくさ。優しく接してくれるのに心の中では認めきれないというジレンマ。そのジレンマが自分自身を悪としてしまう。戦争という世界的な悪も、己の中にある醜い悪もどちらともどう向き合っていくのか。どう生きていくのか。それをこの映画は問うていると思いました。そして今は戦時中でもなく豊かで便利な時代となった。その代わりに様々な形の悪が生まれてしまった。SNSによる誹謗中傷。ハラスメント、セクハラ、モンスターペアレンツ、ネット詐欺、あおり運転、ながらスマフォ、ポイ捨て、盗撮盗聴、そして最近現れはじめたAIによる犯罪。こういった多様化していく悪に対してあなたたちはどう生きていくんですか?そんなメッセージがこの映画にはあると感じました。 正直世の中は理不尽なことだらけ。それでも生きていかなければならない。そんな理不尽にイライラする自分の中にある悪意とも向き合いながら・・・。 おっと!なんか随分と大げさなことを言ってしまいましたが、でも別にそこまでこの作品をめっちゃ評価しているわけではないんです。はい。すいません。もしも事前に情報を得ておらず真っ新な状態で観ていたら恐らくなんじゃこりゃ!? だったとは思います。さらに何回も観たくはなりませんから...(;´∀`) [地上波(邦画)] 5点(2025-05-04 19:34:24) |
15. サンダーボルツ*
ネタバレ 正直アクション映画としてはそれほど見応えのあるようなシーンはそれほどなく、盛り上がるのは騙されてお互いに戦いあうシーンと、セントリーとのバトルシーンくらいかな...。それでもやっぱり少ないですね。てかタスクマスターが呆気なく退場しちゃったのにはビックリ。で、アクションは抑え目でどちらかといえば各キャラのトラウマや贖罪がテーマになっているわけで、特に今作のヒロインでありほぼ主役のエレーナに焦点が当てられていて、それとクロスオーバーするかのように新キャラのセントリー(ボブ)の過去と絡んでいくわけなんですが、そういった苦悩や葛藤はナターシャ(ブラック・ウィドウ)によって表現済みだし、贖罪に関してはウィンターソルジャーことバッキーでこれでもかと丁寧に描かれてきた。なので今さら感や二番煎じ感は否めません。 ただ比較されがちなDCの「スーサイド・スクワット」に対してサンダーボルツの面々は全員が根っからの悪党ではなく、色んな事情によって裏側へと堕ちてしまっただけなので、ヒーローへの憧れは多少なりともあったわけで、それゆえに人間的な魅力に溢れていて各キャラのぶつかり合いはヒューマンドラマとして十分見れるものにはなっていました。なんか人間臭さが滲み出ていて、そういったところは良かったです。はい。 それにしてもセントリーくん・・・規格外の強さすぎて今後彼をどう扱っていくのかが気になる~。 ここ最近のMCUの中ではまあまあな方だったかな。次は「ファンタスティック4」・・・なのか? てかエンドロール後に出てきちゃって胸熱!!でした!! [映画館(字幕)] 5点(2025-05-03 14:51:46)(良:1票) |
16. バービー(2023)
ネタバレ ただのノー天気なおバカ映画かと思っていたらあらま!意外にも芯にはしっかりとしたテーマがあったんですね。ちょっと驚きでした。 ピンクを基調としたバービーワールドの映像美は最高でした。 OPの「2001年宇宙の旅」のパロディはめっちゃ面白かったんだけれど、それ以降の笑いどころがどうにも響いてこなかった。これがお国の違いってやつですかね。 男尊女卑なんて遠い昔の話で、今や時代は女性が男性を同等あるいは尻に敷く時代。草食男子が増え男は2次元やアイドルに理想を追い求め、その代わりに女性が強くたくましくなり、まさにバービーワールドそのもの。もしかしたらバービーの世界観ってこうなることを予見していたのかも。でもまあ元々女性は男性よりも精神面では強い!という認識は昔からあったようにも思えるから、そういうことも踏まえてのバービーなのかも。 この映画で初めて人魚や車椅子のバービーがいることを知ったけど、まさか妊婦までいたとは・・・Σ(*゚◇゚*)。 多種多様で個々の個性がより大切なんだというこの時代だからこそまさに「バービー」という題材はうってつけだったんですね。ただ映画としてはやはり限りなく及第点に近い出来でした。テーマやメッセージとファンタジーでぶっ飛んだ設定のさじ加減がどうにもバラスよくいってない気がしてならなかった。それと、ラストでバービーが人間になりたがる理由もなんか急展開すぎて、え!? でした。ただケン同士によるバトルは面白かったかな。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-04-27 18:31:38)(良:1票) |
17. かくしごと(2023)
ネタバレ 少年が実は記憶喪失じゃないっていうのはまあなんとな~く分かっていたので、そこまで最後の種明かしには驚きはしなかったけれど、おそらくこの作品の狙いはそれよりももっと深いものだと思う。ただその深いものは分かるっちゃあ分かるんだけど、いかんせん設定がぶっ飛びすぎちゃってるんであまりリアリティは感じにくかったですね。 認知症の父親と記憶を失った少年というコラボそのものは悪くはないと思うんですけど。 役者さんたちの演技力の素晴らしさにこの点数にしました。 まあどうでもいいかもだけど、もしあのまま少年を育てていくことができたとして、学校はどうしてたんだろう...(;´∀`) それといくら田舎町とはいえ一般市民が当たり前のように飲酒運転しちゃうのもね(^_^;)これじゃあ恐らく地上波では放送できないかも(笑) [インターネット(邦画)] 5点(2025-04-27 08:42:17) |
18. 9人の翻訳家 囚われたベストセラー
ネタバレ 最後の最後でオチや伏線回収が分かって(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-とはなったんだけど、じゃあ全体として面白かったかっていうとちょっと微妙。他の人もコメントしてたけど9人である意味てなんだったのかていうのもあるし、普通に考えて出版社の社長さん、脅迫されてからあそこまでやってるのって完全に犯罪行為ですからね。警備の連中だって共犯者ですよ。だから真犯人云々よりもコイツらもう犯罪者じゃん!が先にきちゃって物語への集中力が散漫になっちゃいました。 あとミステリーとしてミスリードや仕掛けが弱すぎるのも難点ですね。レベッカを犯人と思わせるのも弱かった~。メールもどうせ自動送信だって分かっちゃうレベルだし。 ただまあ復讐劇だったっていうあのオチそのものは嫌いじゃなかったです。作り方次第でもっと傑作になれてたかも。はい。 日本語翻訳はないんかーい!← これすっげぇ思っちゃいましたw [インターネット(字幕)] 5点(2025-04-20 16:37:51) |
19. カラオケ行こ!
ネタバレ 原作の漫画は未読。ただその原作の漫画が面白いという評判は伝わっていました。たしかにカラオケを通してのヤクザと中学生という異色のコンビは面白い。それ自体はいいのだけれども、やっぱりリアルに考えちゃうとありえないしファンタジーなお話。そもそも歌が上手くなりたいのならこのネット社会、いくらでも探せば手段や方法はありそうなものだし、それに狂児は元々カラオケ店でバイトをしていたんだから歌の上手い知り合いくらいいそうなもの。それと聡実くんも狂児に声をかけられてなんで簡単にカラオケ店に行っちゃうんだかわからない。原作ではその辺りの流れは丁寧に描かれていたのかな?映画だと省略されててなんで?てなってしまった。狂児の性格から推測するとどうしても脅したり無理やりって感じはしないんですよね。だからこそ尚の事なんで?でした。 それとどうしても、ヤクザ=おバカ、みたいな設定をしてしまうステレオタイプはなんとかならないものかと。まあでもそもそもが、ありえない、を大前提にしているわけだから、それらもひっくるめてさっきも言ったようにもはやファンタジー、ということなんですね。まあなのでこの映画はファンタジーとして捉えればまあまあ楽しむことは出来ました。てか結局親分さんの誕生日カラオケ大会の結果はどうなったんだ?すごく気になる~・・・(笑) 綾野剛さんの内に秘めたる殺気と気迫はさすがでした。それと聡実役の齋藤潤くんの「紅」はめっちゃ熱かったです。最高でした。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-04-12 17:45:45) |
20. 湯道
ネタバレ 題材もテーマもいいのにムダに長い。もっとコンパクトにまとめてればな~...。長湯は禁物ですね。あ!もしかして、豪華俳優陣にそれぞれの見せ場を作るために長くなっちゃったのかな? 湯ナイテッドステーツのダダスベリのインパクト強w [インターネット(邦画)] 4点(2025-03-22 20:04:15) |