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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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1.  サウンド・オブ・ミュージック
昔学生の頃音楽好きの友人に勧められ、何の予備知識もなくこの映画を見た。なんと映画の中で歌っている! ドレミの歌がある! ミュージカルというものをまったく知らなかった私にとっては、大変な驚きだった。 映画のストーリーもさることながら、ジュリー・アンドリュースの歌唱力のすばらしさには参ってしまった。 さっそく、映画のサントラレコードを買い、文字通りレコードがすりきれるくらい聴きまくった。おかげで、ほとんどの曲を英語で歌えるようになった。まさに、私とミュージカル映画の劇的な出会いであった。 ちなみにこの映画が初公開されたのは、1965年私が高校3年生の1学期期末テスト前だった。秀才の友人にえらく余裕があるなと言ったことを覚えている。(自分も見たのだが)
[映画館(字幕)] 10点(2011-02-20 07:35:58)(良:2票)
2.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 
ポーカーのゲームが終わっても結婚式の続きがあった。それが終わってもなお・・・。ポール・ニューマンのスティングを思い出させる鮮やかさだった。(こちらの映画が古いのだが) さすがポーカー、だますゲームには違いないのだが、天井知らずの掛け金無制限ルールでは、一番金を持っている者が勝つ決まっているのだが、銀行家が一枚加わったことにより一変してしまう。脚本がすばらしく、おもしろさ抜群。
[DVD(字幕)] 9点(2013-07-23 05:55:45)
3.  野のユリ
昔から知ってはいたが、今まで見てなかったのが悔やまれるくらいの心に残る良い映画だ。お人好しの黒人青年と、すべては神の思し召しというマザー・マリアの心の通い合いは、ユーモラスで微笑ましい。エイメンのコーラスは元祖天使にラブソングであり、見た後の爽快感は何とも言えない。
[DVD(字幕)] 9点(2013-05-05 07:52:42)
4.  いいかげん馬鹿
「馬鹿まるだし」に続いて本作を見たが、こっちの方がずっと山田洋次らしい人情喜劇で断然好き。クレージーキャッツと言えば、当時は無責任男の植木等ばかりが目立っていたけれど、ハナ肇の人情味のある男っぷり(馬鹿さ加減)に感服。岩下志摩はほれぼれするような美しさだし、子役の弓子と安吉もほほえましかった。うさぎ追いしの「故郷」の歌も室生犀星の「ふるさとは遠きにありて」の詩も心に残った。
[映画館(邦画)] 9点(2013-02-16 12:57:48)(良:1票)
5.  赤い天使
戦場では人間が人間でなくなる、これほどまでに強烈な映画はめったにはないだろう。麻酔が不十分なまま手足を切断する場面もとても衝撃的だし、モルヒネの力を借りてでも行わねば正気が保てない極限の状態もわかるような気がする。そして伝染病、それでも退去できない上部の命令、戦争の醜さを否応なく見せられてしまう。そういう極限で性的なことを迫られても、ほんの些細なことにさえ思えるくらいだ。
[DVD(邦画)] 9点(2012-06-24 20:15:34)
6.  未知への飛行
一つ間違えは世界戦争、地球崩壊になりかねないだけの原水爆がボタン1つで乱れ飛ぶ、そういう恐ろしさを後世に伝える映画である。映画は低予算のモノクロ映画でありながら、迫真迫る演技と演出によって、その怖さを見事に描いている。 同年に製作されたキューブリック映画とは違い、正真正銘、正攻法1本のシリアスな映画だ。特に大統領と通訳二人だけ(相手は見えない)のシーンがすばらしい。 この映画は同年に制作されたキューブリック映画とは違い、日本公開が18年も遅れてしまったが、被爆国日本としてはそれほど強烈な影響を与える映画だったからかもしれない。
[映画館(字幕)] 9点(2012-05-10 21:32:03)(良:1票)
7.  切腹
原作が凄いのか、脚本がすばらしいのか、はたまた映画監督や役者が抜きんでた才能があったのか、いずれにしても最高峰に値する時代劇である。 切腹という究極の武士道精神なのだが、それを少しも格好良いものではなく、腹切りという現実の自殺として扱う。なぜ切腹しなければならなくなったかを、朗々と言って聞かせるあたり並のものではない。 映画を見た当初は知らなかったが、人間の条件を描いた監督であり、その主役の仲代達矢である。それがそのまま、この映画で反映されているかのようにも改めて思う。
[DVD(邦画)] 9点(2012-01-16 20:59:27)
8.  人間の條件 第六部 曠野の彷徨
ソ連の捕虜となっても、過酷な運命は続いていく。そして最後は壮絶な死、予想できていた結末とはいえ、人間が人間として扱われる条件とは何かを突き詰めさせられる。 見終わった後DVD特典で撮影の様子を知り、改めて大変な映画だったことを感じる。
[DVD(邦画)] 9点(2011-12-18 14:59:03)
9.  黒い画集 第二話 寒流
これは凄い。好きな松本清張の映画を次々とあさっているうちにぶち当たった作品なのだが、原作未読の清張の中で最高傑作だと思った。 脚本がすばらしく良くできているし、登場人物の心理描写も実に見事、すさまじい緊迫感である。それと銀行内部のスキャンダルを赤裸々に描いて、社会派サスペンスの深さを感じる。 ただひとつ嫌なシーンは、丹波哲郎の子分たちが次々に○○部長で前科○犯という自己紹介をするところ、実に醜い。
[DVD(邦画)] 9点(2011-10-30 07:38:01)
10.  シベールの日曜日 《ネタバレ》 
「孤独な男女の純粋無垢な魂の交わり」などと表現すると大げさだろうか。ピエールと同棲していたマドレーヌは、とまどいながらも二人を見守るうち良き理解者となった。しかし残念なことに相談する相手を間違えてしまったと私は思う。 端から見るとピエールはロリコンとか変質者としか見えないのだろう。それが世間一般の常識だ。ナイフを持ったまま女の子に近づけば、結果は当然予想ができる。しかしそれがどんなに悲しいことか。ラストのシベールの叫びは、教会音楽の「ミゼレレ」と重なって、深く心に突き刺さる。 二人が会っていた湖の景色が美しかった。
[DVD(字幕)] 9点(2011-10-08 22:55:12)
11.  ドクトル・ジバゴ(1965)
大作の多いデヴィッド・リーン監督の映画だが、その中でも最も好きな映画。学生の時見た感動は決して忘れることができない。 何といってもモーリス・ジャールの音楽がすばらしい。「ラーラのテーマ」を聞くといつも涙が出てしまう。戦争と革命によって翻弄された人々、なかでもユーリとラーラが戦争のない世の中で出会っていたらと語り合うシーンは心をうつ。不倫と言うのはあまりにも酷、運命のいたずらと言ってほしいもの。 ロシアの大自然は実に壮大だ。映像も音楽もすべてが美しい。
[映画館(字幕)] 9点(2011-09-24 22:52:37)
12.  裸の島(1960)
これはすごい、台詞がないことで見事な映像詩になっている。それを支えているのは、林光の音楽、実に効果的だ。単純な作業のくり返しが少しも苦にならない。まったく思い切ったことをやらかしたものだ。 最初見たときは、誰もいない島になぜ一家族だけがいるのかとか、何もない島なのに生活ができるかと余計なことを考えてしまった。その後もう一度、余計なことを全く考えないで映像と音楽だけに集中して見た。そのあと日を改めて、監督と林光氏の対談を聞きながら3度目を見る。乙羽さんと殿山さんだけが俳優さんで、その他は皆地元の人と知りまたびっくり。
[DVD(邦画)] 9点(2011-09-15 22:53:36)
13.  五瓣の椿 《ネタバレ》 
学生の頃見た日本映画、時代劇の中で一番印象に残っている映画である。この映画の岩下志麻は非常に美しい、いや本当に飾る言葉を見つけるのが困難なくらい美しい。私はぞっこん参ってしまった。 彼女は当時23歳だったと思うが、清純派女優のイメージは一変してしまった、大人の演技力、怖いほどの迫力、松本清張「鬼畜」のあのすさまじさは、すでにここに始まっていた。 貞淑なお嬢さんから悪女まで、有りとあらゆる女性を演じられる演技派女優は、今現在彼女をおいてどれだけいることだろう。 次々と殺されていった男たちの側には、一輪のまっ赤な五瓣の椿。これが実に絵になっていた。 この映画は単なる復讐劇でも捕り物劇でもない。それは加藤剛扮する奉行所与力とのやりとりとなって現れる。そして一番肝心なのが、岩下志麻が捕らえられてから、逆に日に日にすがすがしくなっていくことである。 この映画は決して長くない。そのすがすがしい岩下志摩を見届けるためには、絶対に必要な長さだと思う。
[映画館(邦画)] 9点(2011-05-19 23:38:05)(良:1票)
14.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 
映画の初めの方こそ、出世のために自分の部屋を上司に貸すなんてひどい奴と思ったが、徐々に惹きつけられていった。この映画はコメディであるにもかかわらず、実に丁寧に作られた映画であり、ラブロマンスとしても優秀だと思う。 笑いの中に細かな細かな心遣い配慮があり、それが積み重なって、ラストのフランがバドの元へ走るシーンにつながってくるのだと思う。いやあ、めでたしめでたし。監督のビリー・ワイルダーは脚本家としてもすばらしい。
[DVD(字幕)] 9点(2011-04-20 17:31:41)
15.  男はつらいよ
この第一作があったればこそ、日本映画史上に輝く寅さんシリーズ「男はつらいよ」があったのだと思う。亡き渥美清と日本の人情映画第一人者の山田洋次監督に敬意を表したい。 当初は通俗な娯楽映画と決めつけ敬遠していた私だったが、柴又慕情、寅次郎夢枕あたりから再々見ることになった。 この第一作はしばらく経ってビデオで見たのだが、さすがに映画のできが良く、登場人物すべてが良い人間だということがわかる。結婚式での志村喬の演技は特に印象深かった。
[ビデオ(邦画)] 9点(2011-04-13 14:38:23)
16.  奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 
三重苦の困難を乗り越え社会福祉に身を捧げたヘレン・ケラーを、日本では「奇跡の人」と言う。しかし映画の奇跡の人(The Miracle Worker)は、奇跡を起こした人すなわちヘレン・ケラーを教育したアン・サリバンである。 ヘレン・ケラーは少年少女の偉人伝にも出てくる大変有名な人だが、どのようにして三重苦を克服したかはさほど知られてはない。家庭教師アン・サリバンという名前は知っていても、彼女自身が目の病気で障害者だったことは、私もこの映画を見て初めて知った。 映画を見ればすぐわかるが、ヘレン・ケラーという少女は三重苦である上に、わがまま放題で育てられたためどれほど教育が困難だったが手に取るようにわかる。食事の躾シーンなどすさまじい闘いである。 これだけすさまじい闘いだったからこそ、ヘレンが物にはすべて名前があることを理解した井戸のシーンは大変すばらしかった。三重苦になる前のわずかな記憶が蘇ったのである。まさに感激のドラマだった。 この映画は私が子どものとき、大きな期待を持ってみた映画である。ヘレンを演じたパティ・デュークは私とほぼ同じ年、私たち少年の大変な憧れの的であった。 このパティ・デュークとアン・バンクロフト、どちらもアカデミー賞の主演・助演の女優賞を取ったのも当然と言える。 蛇足だが、ヘレン・ケラーは日本訪問を何度も行い、日本と非常に縁の深い人だったことを忘れてはいけないだろう。
[映画館(字幕)] 9点(2011-03-08 22:36:51)
17.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 
1960年代は、「サウンド・オブ・ミュージック」から始まって、ミュージカル映画が日本で上映されると逃さず見たものです。 この映画もその一つ、フランスのミュージカルということで期待して見に行ったのですが、びっくりすることばかりでした。 まずはオープニング、雨の歩道にカラフルな雨傘、流れる主題歌、もうたまりせんね、なんとお洒落なのでしょう。 そして台詞がすべて歌ということでびっくり、カトリーヌ・ドヌーブさんはすばらしい歌手だと思ったら、すべて吹き替えだったということで、またびっくりでした。 後に私の好きな「ふたりの天使」を歌ったダニエル・リカーリさんとわかって、またまたびっくりしたものです。 
[映画館(字幕)] 9点(2011-02-21 08:09:48)(良:2票)
18.  質屋
収容所時代の壮絶きわまる過去を封印しひたすら質屋業を営むユダヤ人ソル・ナザーマンだが、中年の社会福祉事業家マリリンとの出会いをきっかけに、昔の記憶がフラッシュバックとなって蘇る。その過程がロッド・スタイガーの名演技でみごとに描かれる。そして衝撃のラストはあまりにも痛々しい。救いはあるのだろうか。ホロコーストを扱った数多くの映画のなかでも秀逸。
[DVD(字幕)] 8点(2018-05-28 09:53:48)
19.  傷だらけの山河
山村聡といえば我々年代からすると、ホームドラマの理解ある良き父親というイメージが強い。だから、大勢の女を妾に持つ悪党役にはおよそ不向きと思っていた。ところがどうだろう、この映画ではぴったりなのだ。金の力にものをいわせ次から次へと事業を拡大しまくる手法があくどいを通り越してご立派。何もない安い土地を買い占め、電車を走らせる噂を流し地価を高騰させ、その土地の半分を売って線路を敷く資金を作る。駅もまた何もないところに作って新しい街作りをする。それは私利私欲のためではなく、多くの人々の暮らしが良くなるためだという持論は、ある意味すごく納得がいく。高度成長期の事業家は皆似た者だっただろう。その裏側にあるものを、主人公は考えることができなかったということだろう。
[DVD(邦画)] 8点(2018-04-24 11:39:02)
20.  ねえ!キスしてよ
「アパートの鍵貸します」をはじめとして、ビリー・ワイルダー監督と脚本家I・A・L・ダイアモンドがコンビを組んだ映画はどれもおもしろい。色気があって風紀的には「ん?」と思えるシチュエーションでも、明るくユーモアたっぷりに描いているからだ。この映画は知名度は劣るかもしれないが、やはり外れではなかった。練り上げられたストーリーの上に出演者の演技がとてもいい。本妻と一日妻が入れ替わった夜に何事もなかったのか気にはなったが、DVD特典の未公開映像を見て安心した。
[DVD(字幕)] 8点(2017-06-06 14:50:45)
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