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プロフィール
口コミ数 2378
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  パディントン2 ネタバレ 
 前作同様、美しくかわいい映像が見ているだけで楽しませてくれます。  なかでも特に素晴らしかったのが『ロンドンの飛び出す絵本』。  この本を開いたパディントンは、またたくまに想像の翼を広げます。  パディントンが描いた空想の世界は絵本の世界。絵本の中で、自分とルーシーおばさんが再会します。2人で紙細工で出来た本物より美しいロンドンを見て回ります。なんて夢のある映像体験なんでしょう。このシーンだけでも見る価値があります。  今作はすでにパディントンが街に溶け込んでいるシーンからスタート。  オープニングで、当然のように自転車の女性の後部座席に座るパディントン。お礼にサンドイッチをわけてあげます。近所のおじさんに『鍵忘れないでー』と声をかけ、ごみ収集車に当たり前のように便乗させてもらう。いろんな人と仲良くなっているのが一目でわかる最高のシーンです。  劇中窓ふきの仕事をしているパディントンが、『ウチはいい。窓を拭いても金は出さんぞ』と冷たくあしらわれます。  ところが、『わかりました。でも汚れているから拭いておきますね。』と無償で窓を拭いてあげるパディントン。  そしてこの窓ふきが、ひとつの恋を成就させるきっかけになるのです。  なるほど、こーゆー感じで、他の人たちとも仲良くなったんだろーなー、と感じさせてくれる一幕。  パディントン本人には『人に親切にしてあげた』なんて自覚もないまま、出会ったひとたちを最後には幸せにしてきたんだろーなと。  そして結果自分も周りから親切にしてもらって。でも自分がなにかしてあげたなんて思ってないから、『ロンドンの人たちは親切です』なんて感想にいきつくんでしょうね~。  「1」では描けない、続編ならではのこの多幸感はたまらないですね~。  ヒュー・グラントがパディントンに罪を着せてのうのうとしていたり。パディントンが無実の罪で簡単に投獄されちゃったり。ナックルズたちがパディントンをだまして脱獄しちゃったり。ジョナサンが勝手に汽車を走らせちゃったり。  この辺りのモラルの無さや違法性に若干の居心地の悪さを感じながらも、ラストのサプライズではしっかり感動しちゃいました。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2025-06-25 06:58:05)★《新規》★
2.  キングスマン: ゴールデン・サークル ネタバレ 
 言いたいことはいっぱいありますが、まずロキシー殺しちゃだめでしょ。ってゆーか、どー考えてもロキシーをヒロインにすべきでしょう。なんであんな年増のおばさんがヒロインなん?キャスティングがそもそもおかしい。前作のラストのネタ的要素ならまだ許せました。本作まで引き継いで、こんなにがっつりヒロインの座に居座るとは思ってもみませんでした。  そもそもロキシーを殺すな。どーーーーーーしても、ストーリーの構成上退場せざるをえないとしても、あんなモブキャラ同然の扱いはひどすぎ。マーリンも同様です。あんな油断で踏んだ地雷を、エグジーの身代わりになって爆死って。ロキシーにしろマーリンにしろ、こんな退場のさせ方をして、前作のファンが喜ぶと思いますか?  ハリーの復活は嬉しいサプライズではありますが、一度リタイアしたキャラを復活させるくらいなら、今いるキャラをもっと大切にしてください。  それにハリーと再会してから、ハリーが復活するまでが長すぎ。  記憶喪失を回復するのにひと悶着。  本来の能力を取り戻すのにもうひと悶着。  もたもたもたもた。  ロキシーやマーリン、さらに大御所ジュリアン・ムーアの最期は、おどろくほどあっさりと片づけるくせに・・・。  大事なところがおざなりで、どーでもいいところに尺をとる。  作り手側がひとりよがりになっちゃってるダメ映画の典型。  新キャラのテキーラとウイスキーの扱いもひどい。  登場シーンで、エグジーとマーリンの2人を同時にあしらうテキーラ。これからの活躍を期待させてくれるじゃなーい。  と思ったら、早々に毒に侵され氷漬け。終盤には復帰するのかと思ったら、最後まで氷漬け。  なにそれ。そんなんだったら最初から出てこなくていーよ。  選手交代で出てきたウイスキーはレーザーウィップみたいな魅力的な武器を使い、グフみたいな戦い方をしてくれます。  でも登場が後半だから、ザ・脇キャラのイメージをぬぐえぬまま、なんと裏切られちゃいます。しかも最後こそ裏切ったけど、それまでは何度もピンチを救ってくれた仲間だよ。なのにあんな殺し方して良かったの?仲間だった人をミキサーでミンチにして、顔色一つ変えないエグジーとハリー。犬を撃つことさえ躊躇していた優しい主人公はどこいった?  だからテキーラとウイスキー、どちらか一人で良かったんですよ。  どっちも中途半端な使い方して、どっちも印象薄くなってんじゃん。  
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2025-06-22 23:20:34)《新規》
3.  パディントン ネタバレ 
 しゃべる熊。このしゃべる熊がロンドンに来たら大パニックに・・・ならない。なんなら、帽子を取って挨拶をする子熊を無視する人々。あ、そんな感じなのね。なるほど。世界観がわかりました。  ・・・うわー。この世界観に慣れるかな~。大丈夫かな~。  ・・・5分で慣れましたww  最初のうちはパディントンの迷惑行動の数々にイライラ。悪気がないとはいってもねぇ。  ファミレスでテーブルの上に上がってしっちゃかめっちゃか。さらっと流されてましたけど、こーゆーのであんま笑えないんですよね。大人げないとは思いながらも、イライラしてしまったものは仕方が無い。  ブラウンさんちに行ってからも、洗面所のものを知ったかぶりで勝手に使うし、バスルームは壊しちゃうし。  もちろん、何も教えずパディントンを放置しているブラウン家にも問題ありあり。  いや、わかってます。ここは広い心で楽しむコメディなんだと。わかっているんですが、なんか『もの壊しまくってウケる~』という価値観が自分の中にないんです。眉をひそめちゃうんです。だから私と同じタイプの人は受け付けないんじゃないかと。  正直、この辺りまではつまらないと思っていたんですが、中盤くらいから映画の風向きが変わり始めます。   パディントンがスリの常習犯を捕まえ、一躍ヒーローに。パディントンを毛嫌いしていた姉の心をわしづかみに。  あれあれ?ちょっと面白くなってきたじゃない・・。  更にはブラウンパパとも少しずつうちとけ、忘れた頃に今作の悪役ニコール・キッドマン登場。  パディントンを剥製にしようと誘拐し、それをブラウン一家が助ける物語。  動物系ファミリー映画の王道中の王道。  だから面白いかと問われると、そりゃこの歳になったら面白くはないですよ。  面白くはないけれど、ミッション・インポッシブルのパロディがちょっとウケるとか、ダッフルコート着たパディントンが超かわいいとか、なんか良いところもあるんです。  ちなみに、字幕で見た後吹き替えで見返してみたのですが、吹き替えだったら6~7点。吹き替えのほうが断然オススメ。  特にパディントンの声が吹き替えのほうがあってます。  
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2025-06-22 04:26:05)(良:1票) 《新規》
4.  ヒロイン失格 ネタバレ 
 桐谷美玲が出ている作品はいくつか見たことがあります。女子ーズとか。  その中でも、群を抜いて今作の桐谷美玲は魅力的。  まずこんな美人が、こんな振り切った演技をすることに拍手を送りたいです。  めっちゃ変顔しまくるし。変顔通り越してめっちゃブスだし。でもそんな顔を惜しげもなくさらしちゃう、その役者魂みたいなものになんだかすごく好感がもてます。  今までまったく興味がなかった女優さんだったんですが、俄然これからの出演作を見るのが楽しみになりました。  リタは最初のうちこそ、くっそイケメンだったんですが、後半になるとイケメンバブルがはじけちゃった感じ。  安達を不良から助けたり、偏見を持たずに安達と仲良くしたりすんのは、すごい印象が良かったんですけどね。  後半になるとあっちにフラフラ、こっちにフラフラ。ヒロイン失格のまえに、主人公失格でしょ、こんなの。  登場シーンこそ軽薄大王チャラ仙人の弘光君、後半は中身もメッチャイケメンに。弘光くんのほうが、よほど印象良かったですよ。  弘光くんが、安達さんやリタに『悪いやつだねー、』のはいりで痛いとこつくシーンめっちゃ好き。  『はとりさんのこと本当に思うんだったら、別れてやりなよ』は名台詞。  映画そのものの構成は、前半コメディ、後半王道ラブストーリーって感じ。  クソ寒いはとりの暴走コントで埋め尽くされる前半。めっちゃバカ映画の体を成しておきながら、要所要所をシリアスにしめる。終盤は完全にガチ恋愛モード。そのぶん、笑いのレベルはゼロになり、・・・ちょっとだけ退屈に・・・。  これ、前半とのギャップでいくと、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に匹敵するレベルです。  でもそのギャップがこの映画に限って言えば、なんかうまい隠し味になっちゃって。  あんだけおばかモード全開だったくせに、後半は乙女モードになって、ギャップで萌えさせるずるい映画。  あまりに過剰すぎる演出にちょっとだけ減点。  でも最後の『心地よいありきたりハッピーエンド』は悪くないです。  
[DVD(邦画)] 6点(2025-06-20 03:02:05)《新規》
5.  グッドナイト・マミー(2014) ネタバレ 
 冒頭5分。母親とエリアスとルーカスのファーストコンタクト。  食卓での一幕。ここで、『あ、これはルーカスは存在していないな・・・』と気付かされます。だってあまりにも不自然だし。  で、そーゆー目線でそこから先を見てしまうと、母がルーカスの発言に一切反応していないことがわかります。この時点でほぼ確定。  そーすると、頭がおかしくなっているのは、母親ではなく子供のほうということになっちゃいます。  ミステリーはミステリーでなくなり、母は怖い存在ではなくなります。  本当は、『母親はいったいどうなってしまったんだろう・・・』というのを、子供目線で見ながら心理的な恐怖を感じるミステリーホラーなんだと思います。ところが真相に気づいてしまえば、もうちっとも怖くない。茶番でしかないわけです。  だから最初の1時間くらいが退屈で仕方ありませんでした。  ところがラスト30分、映画は息を吹き返します。  『これは本当のママじゃない。』と思い込んだエリアス、あろうことか母を監禁。両手両足をベッドに拘束。動けない状態にして、『本当のママはどこだ。』と尋問を始めます。『私がママよ。』と訴えても、『本当のママであることを証明しろ。』と言い返されちゃいます。本当のママであることの証明・・・いや、結構難しいぞ、これ。  そして証明できない母親は、口やら目やら髪やらを接着剤でとめられちゃいます。しかも一度接着剤で閉じた口をはさみ切り開かれるっていうね。これがもう視覚的に痛いのなんのって。おびただしい出血に目を背けます。虫眼鏡で火傷させたり、子供ならではの発想で、工夫を凝らした拷問の数々。  こんな感じのラスト30分。『ハラハラドキドキ、無事に脱出できるかな?』のゲームが展開されて、それなりに見ごたえがありました。  でも、母親助かってほしかったなぁ・・。事故で最愛の子供を一人失った挙句、残されたもう一人から拷問されて殺されちゃうなんて、後味悪すぎ。
[DVD(字幕)] 5点(2025-06-18 13:05:52)
6.  イニシエーション・ラブ ネタバレ 
 『あなたはきっと2回観る』とか、『みんな騙される』とか、『あなたはすでに騙されている』とか、予告で言っちゃだめぢゃない?  そんな大風呂敷広げられたら、身構えちゃいますよ。知らずに観たら気付かなかったかもしれませんが、アンテナびんびんで観ちゃいましたから。  見始めて15分で、『あれ?今違う男の名前呼びそうになってごまかした・・・?』と気付いちゃう羽目に。もしかしてよくある身代わり系?いやいや、あれだけ大風呂敷広げといて、そんな安直な・・・。そもそもこんなヘタクソな誤魔化しかたで、あんな堂々と『騙される系ですよ!』なんて言わないでしょ。  『夕樹だから、タッくんって呼ぶね!』  ・・おいおい、まさか、そんな、ほんとに身代わり系なんですか?  『ねえ、この服どっちが似合う?』  がーん。決定的じゃないですか~。それ、バーに着てきた服~。もう2人のタッくんが別人で、時系列がずれているのは明らか~。  なんてこったです。オチまで完璧に予想通り。  だいたい瘦せたからってここまで別人になるわけないし。  残りの時間は答え合わせに延々と費やしましたよ。『積み重ねられた本』『なくなったルビーの指輪』『なぜか違う大学の学科』。  ヒントがこれでもかっていうほど盛り沢山。  で、早い段階で真相がわかってしまうと、中盤がすごく退屈。  なにせ松田翔太のほうのタッくんは眉をひそめるほどのクズっぷり。なぜこんな男に、美女が2人もなびくのか。やっぱ結局男も女の顔なのか?そりゃそうか・・・。正直クズタッくんとまゆこが別れるまでは胸糞悪くて全然楽しくない。子供を堕ろさせたのはドン引き。どうせなら、ここもまゆこの狂言だったら良かったのに。  鈴木夕樹のほうのタッくんは好感が持てたので、序盤は楽しかった。  そんで、80年代のなにやら懐かしい感じが色々楽しめたのも良かったです。
[DVD(邦画)] 4点(2025-06-18 02:22:07)
7.  キングスマン ネタバレ 
 オープニングが2つありまして。  1つめはハリーが主人公エグジーの父親に助けられるエピソード。  ここでハリーとエグジーに個人的な結びつきができます。なるほど、ハリーを守って父親は命を落としたのか。ドラマチックな映画になりそうだ・・・。  そしてシーンは変わり、現在。ある山荘に囚われているアーノルド教授をランスロットが助ける2つめのオープニングが始まります。  これがすごい。ランスロットがまたたくまに敵部隊をせん滅してしまいます。スタイリッシュに。エレガントに。もうめちゃくちゃかっこいいんです。フィニッシュにウイスキーのグラスを掴むとこまで完璧です。  で、その直後、圧倒的な強さのランスロットが、まさかの真っ二つ。瞬殺です。もう茫然。これには度肝を抜かれました。  こいつはどえらい映画だぞと思ったものです。期待値爆上がりです。  そう、この映画、オープニングがあまりに良すぎて、自分で自分の首を絞めちゃっているところがあります。  なにせ、このオープニングより驚かされることはこれ以降なかったからです。  もちろん、スパイの選考試験とか、スパイグッズの数々とか、面白いんですよ。  面白いんですけど、なにせずいぶんと期待値が上がっちゃったからなぁ・・・。  いろいろ選考テスト(水責め、パラシュート、線路自白、愛犬撃てるかな?)はしていましたけど、訓練らしい訓練のシーンってありましたっけ?エグジーがあまりにも簡単に強くなりすぎのような気がします。  シリアスに始まり、後半になるにつれコメディ色が強くなる映画。  サミュエル・Ⅼ・ジャクソンも何企んでるのかと思ったら、すげーくだらないことだし。  それから、キングスマンのボスのアーサーがヴァレンタインに買収されていましたって、それは違うんじゃない?  そんなことしたら、キングスマンって組織がもう全然魅力的じゃなくなっちゃう。  前半ですごく魅力的に描いたキングスマンという組織を、後半自らの手で貶めちゃってます。  後半もテンポは良いし、飽きずに楽しめたからそれはいいんですけど、なんかもったいないです。  
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2025-06-16 03:31:42)(良:1票)
8.  アーロと少年 ネタバレ 
 映像はもうほんと、ものすごい。  実写を超えてんじゃねーか、っていうくらい自然の描写がすさまじい。草木もそうですが、特に『水』の描写がすばらしい。  あるいは、この大自然をアニメーションで表現したかっただけで、ストーリーなんて何でも良かったんじゃないかとすら思わせます。  首長竜のアーロと、おそらく人間の子供のスポット。この2人の交流のみの90分。一応事件やイベントはちょこちょこありますが、とにかく中身がないのでかったるいのは否めない。  序盤は結構好きでした。序盤は恐竜家族の物語。長男、長女の成長。2人に対し、どうしても見劣りする末っ子アーロ。そんなアーロをなんとかしようとする父親とのドラマ。このあたりまでは王道ながらも地に足のついたプロットでわかりやすい。物語にも入りやすい。そしてここからアーロが成長し、家族を驚かせていくんじゃないかという期待感もあります。でもそうはならない。物語は思いもよらないい方向へと転がっていきます。正直、お父さんを死なす必要はなかったんじゃないかと思います。  父親離脱後のアーロのバディはスポットに。  ですが、肝心のスポットがなぜアーロになつくのか、追いかけまわされていたのになぜアーロを助けたのか、その理由がわかりません。スポットが出てきてからは、良くも悪くも『出たとこ勝負』『行き当たりばったり』の90分。  ・・・まあ、映像だけで楽しめるので、お子様には良いのかもしれません。  ですが恐竜好きの私としては、子供が見るには間違った情報満載なのが気になり始めます。  肉食恐竜と草食恐竜が仲良くしたり。  人類と恐竜が同時期に生きていたり。  ちなみに本作では知性があり、言葉を話すのは恐竜のほう。  人類代表スポットは、言葉は話せないし、恐竜よりめちゃめちゃ野生。  アーロとスポットの関係は、まるで猿の惑星みたいでした。    
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2025-06-15 07:46:48)
9.  海にかかる霧 ネタバレ 
 まったく予備知識なしでの鑑賞。  なんとなく社会派サスペンスなのかと思っていましたが、ゴリゴリのシチュエーションスリラーじゃないですか。  しかも全員もとは『普通の人』だったのが恐ろしい。  歯車が狂っただけで、同じ釜で飯を食う仲間同士で殺しあうことになるなんて。  これはほとんどホラー映画。人間の性(サガ)と狂気を描かせたら韓国映画の右に出るものはいませんね。  ストーリーは単純。  不況と不漁にあえぐ漁村。  船と船員の生活を守るため、カン船長は密入国という犯罪に手を出してしまいます。  予定通り海上で密航者を受け入れます。船の上で、密航者たちの不満から多少のもめごとが起きますが、カン船長が力づくでねじふせます。  そこへ巡視船が。見つかると捕まってしまいます。密航者たちはいったん魚艙のなかへ。  巡視船が去ったあと、密航者たちを外に出します。あれ?様子がおかしい・・・。誰も返事をしない。ぴくりとも動かない。  密航者たちは、魚艙の中で全員死んでいました。原因は冷凍庫の故障により漏れ出したガスによる窒息死か中毒死。  ここから物語は大きく動き出します。  こっから先はずっとホラーです。  覚悟を決めたカン船長も恐ろしいのですが、完全にモラルを失ったチャンウクと、もともとモラルの無いギョングが個人的に恐ろしかったですね。特にチャンウク。チャンウクがギョングを殺してしまったときに、『ああ、この人たちは密航者をばらばらにして海に捨てたときに、人としてのタガが外れてしまったのだな・・・。』と感じました。  この人たちも、元はただの漁師だったことを考えると、恐ろしさを通り超えてやりきれない気持ちに。  ドンシクとホンメだけでも助かったことは、希望の残る終わり方でしたが・・。  最後のオチは切なかったですね。  ドンシクは失うものばかりで、結局ホンメとは結ばれず。  ラストに女性の顔を映さなかったのはナイスです。  オチのつけ方もうまいですよね、韓国映画は。  序盤がどうしても退屈だったのと、好みの面からやや減点。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2025-06-13 02:58:30)(良:1票)
10.  ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ> ネタバレ 
 続編ということで、オープニングから4人の躍動感あふれるアクションが見られるのは最高。  前作でもそうでしたが、立体的な空間映像がすごくて、奥行きが半端ない。  冒頭の『バスケ会場に行くまで』のシークエンスなんかエゲつない臨場感です。このオープニングだけでも見る価値があります。  そこからはシュレッダー脱獄まで流れるようなノンストップアクション。タートルズがみんな楽しそうでなにより。つかみはばっちりでしょう。  前作には『雪山下り』という大きな見所がありました。  今作では『飛行機ダイブ』『飛行機バトル』『急流下り』がそれにあたるのでしょう。  もちろん、大変楽しい見せ場満載のアトラクションです。ただ、前作の『雪山下り』を超えるものではなかったかな・・・。  今作で悲しかったのは、なんかシュレッダー変っちゃった?小者感漂うビジュになっちゃって・・・。前作のラスボスだったのに・・・。今作ではただのパシり・・・。最後はあっというまに無力化されて、見せ場なし。いいのか、それで、シュレッダー・・・!  それに対し良かったのは、エイプリルやヴァーンが今作でも登場してくれたこと。  とくに序盤のエイプリルはミッションインポッシブルみたいなことやってて楽しい。ヴァーンも前作で割を食ったまま終わっていたので、なんかうまいこと甘い汁吸わせてもらってるみたいで安心しましたww。調子に乗りすぎなのはどうかと思うがww。  ラストで敵勢力のモブキャラが全然出てこなくなったのは物足りないです。他の惑星から侵略しにくるはずなのに、なんか要塞兵器の部品だけの転送って・・・。クランゲが来れたんだったら、他の仲間も来れたはず。クランゲ以外のモブキャラをまずタートルズが圧倒するシーンをいれないと。なんか盛りあがりに欠けます。  『タートルズVSクランゲ』『サイ&イノシシVSホッケーマン』を同時進行で見せたのは良かったですが。  警察とタートルズを、それほどもめることもなく協力体制にもっていったのは良かったと思います。  ここグズグズされても、テンポが悪くなるだけだろーし。  終盤になるにつれて、警察の女局長が良いひとになっていくのが、ほっこりできて良かったです。    
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2025-06-11 02:21:52)
11.  ミュータント・タートルズ(2014) ネタバレ 
 お手本のようなアトラクションムービー。  見所はなんと言っても映画後半の『雪山下り』。  このシーンのためだけにある映画と言っても過言ではないくらいに凄い。楽しい。最高のアトラクション。  そしてこの『雪山下り』にしろ、ラストの屋上バトルにしろ、明るいお日様のもとでアクションしてくれたのが嬉しい。  やっぱりアメコミヒーローものは、明るい場所で派手に、楽しく、大活躍してくれないとね。  アクションでスローを使われるのは本来あまり好きではないんですが、今作での使われ方は良かったです。  ここぞというところで効果的に使ってくれてます。  特に強敵シュレッダーとの戦い。1対1ではまるで歯が立たないほどの強さを誇るシュレッダー。そのシュレッダー相手に、4人の大技『バケツ落し』が炸裂。その連携技で使われるスロー。ヒーローが奥の手を出すときのワクワク感が感じられて最高に良かったです。  それにしても、4人が束になってようやく一矢報いることができたシュレッダー。こいつを相手にタイマンでめっちゃ良い勝負をしていたネズミのスプリンター先生。さすが先生。先生と言われるだけあります。めっちゃ強い。そりゃ4人が言うこと聞くわけです。  スプリンターVSシュレッダーのバトルも良かったですね。  スプリンターが無事で本当に良かった。  最後にヴァーンの新車がミサイルでふきとばされるオチはいらないです。  かわいそうで笑えない。  ヴァーンだってすごい頑張ったのに。会社の車だってつぶしたのに。銃で撃たれて負傷までしたのに。  そーいやエイプリルも仕事失ったまま。  ヴァーンとエイプリルの仕事とプライベートもうまくいきましたとさ、ちゃんちゃん♪  までやって、ほんとのハッピーエンドでしょ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2025-06-09 02:39:09)
12.  幸せへのまわり道(2019) ネタバレ 
 なんでしょうね、これは。  スピリチュアル映画とでも言いましょうか。  カウンセリング映画とでも言いましょうか。  まるで自己啓発本を読まされているような感覚でした。  ただ全編通してずーーーっっとそのノリだと、正直申し上げて退屈極まりないです。  それにロイドが父親に怒るのは当然じゃないですか?  病気の妻と子供たちを置いて家を出ていったのは父親のほうでしょ?  出ていった理由が致し方ない事情ならまだしも、『女遊び』って。  え?そんな親でも許さにゃいかんの?死にかけてるから?死にかけている妻はほったらかして、自分は女遊びしていたのに?まったくもって共感できないんですけど。  そしてただでさえかったるい映画なのに、『子供向け番組』が劇中劇として挿入されるもんだから、恐ろしいほどのテンポの悪さ。  どっかで面白くなるかもしれないと思って頑張って最後まで見たけどサ。  エンターテイメントを求めている自分にとって、心動かされることがないドラマを延々と見せられる時間は苦痛でしかありませんでした。最後ピアノばーんってやってたけど、いや、それやりたいのこっちだよ。  ただ劇中、2カ所好きなシーンがありまして。  1つはロイドとロジャースが地下鉄に乗るシーン。ロジャースに気づいた乗客たちが、歌を歌い始めます。  もう1つはラスト。家族が集まっているところに、ロジャースが訪れるシーン。  このあたりは、幸せな気持ちに浸れたので良かったかなと。  ロイドの記事が高く評価されたのも良かったです。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2025-06-08 19:34:53)
13.  グッドライアー 偽りのゲーム ネタバレ 
 似たようなお話を他の映画で見たことがあるせいで、かなり序盤で『これはヘレン姉さんに騙されてんだろ~な~』ということが読めてしまいます。  そもそもヘレン姉さんの存在がネタバレみたいなもんですから。  この人が人畜無害な役をやるわけないw。ましてや騙される側の人間で終わるわけがない。  圧倒的強者のオーラが出まくってます。  おそらく、スティーヴンは孫でもないだろーし、チョイ役で出てくる医者とか全部グルなんだろーなと。  ロイは自分がやってきたことが全部ブーメランになって返ってきちゃってます。  ロイは主役ながら人間のクズで、同情の余地はありません。  投資詐欺だけではなく、必要であれば暴力にも訴えるし、殺人も厭わない。  だからどんなメに遭おうと知ったこっちゃない。  ・・・・はずなんですけど、見ているとなぜかなぜかロイ目線になっちゃってる自分がいるわけです。  だから、最後にひどい目に遭ってどうせ全財産を失うのが目に見えていたので、正直見続けるのがなんかツラかったです。  どんなクズでも、老人が騙されるっていうのが、あまり好きではないのかもしれません。  しかも、最後にロイはベティのことほんとに好きになっちゃって、最後の最後で詐欺をやめようとするんですよね~。  でも時すでに遅し。覆水盆に返らず。  さて、実はベティとロイの因縁は、実はもっとずっと昔からある非常に根が深いものでした。  そしてその驚きの真相に対し、ラストのオチのつけ方はちょっとスマートさに欠けたのが残念。  こんな大御所2人にプロレスさせないでよ。  最後はヘレンは姿を見せないほうが良かったんじゃないかなー。  もぬけの殻になった家で、自分が騙され全財産を失ったことに気づいて終わりでも良かったんじゃ。  まあ、それだとどっかの映画のまるパクリになってしまいますが・・・。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2025-06-08 06:26:03)
14.  ジュラシック・アイランド(2014) ネタバレ 
 基本棒読み。  シーンはぶつ切り。  ストーリーはあってないようなもの。  ただ、映像だけはちょっと楽しめるっていう、お子様向けアトラクションみたいな映画。  大型肉食恐竜はほとんど出ません。  スペクタクルやパニックを期待すると落胆します。  でもアースロプレウラとかいう巨大ムカデ?それに巨大ウツボカズラなんかに襲われるのはちょっと楽しい。  ま、見所はそれくらいかな。  恐竜が好きなので、ちょっとこの映画見たくなって。  どうせ見るなら、レビュー書いとこうと思って。  登録されていなかったので、新規登録要望出しちゃって。  こんな映画の登録要望出しちゃったことが、今となってはちょっと恥ずかしい。  余程お暇でない限り、見る必要のない類の映画です。  もしどーしても鑑賞になる場合は、海より広い心でご覧ください・・・。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2025-06-07 08:45:26)
15.  幕が上がる ネタバレ 
 全然ダメというわけではありません。  例えば、百田夏菜子演じる高橋さおり。  吉岡先生の前でふてくされるシーン。心の中で悪態をつくシーン。そーいったものは自然な演技ですごく良かった。  一方、ちょっと長めの『語り』になると、途端に拙さが出ます。  『真面目なセリフ』『クサいセリフ』『自分語り』などは顕著に出ます。  そのセリフの中身の青臭さと、セリフ回しの拙さがあいまって、もうかゆくて見ていられないレベル。  また、脇を固める黒木華、ムロツヨシ、伊藤沙莉がうますぎて、実力差が悲しいほどに出ちゃってます。  一度それが気になりだしちゃうと、なかなか物語に入り込めないものですね。  他の高校の演劇シーンも挿入されるのですが、それがまた上手いわけです。  とてもももクロメンバーの演技力で全国は無理だったと思うので、県大会がスタートするところで終わらせたのは、タイミングとしてはベストだったと思います。また、映画のタイトルをここで最後の最後に入れてくるのは、ニクイ演出です。  また、有安杏果だけでなく、百田夏菜子やしおりんも舌っ足らず。あーりんは棒読みが多い。  そんななか、高城れに演じる『がるる』だけは、なんの違和感も感じませんでした。  もしかして、ももクロのなかじゃ一番演技がうまいのはれにちゃんなんじゃ・・。  退屈になりそーな映画を支えていた立役者の一人は、まちがいなくれにちゃんだと思います。  そしてなんと言っても黒木華演じる吉岡先生が素晴らしかった。  完全にももクロを食ってしまう、圧巻の演技力。吉岡先生が途中で離脱しちゃったときは、この映画の行く末どーなんのと、本気で心配してしまうくらい。本作は、黒木華にかなり助けられている印象です。
[DVD(邦画)] 5点(2025-06-07 01:36:37)
16.  ネスト(2014) ネタバレ 
 シチュエーションはもろ『ミザリー』。  謎めいた2人の姉妹を中心とした物語。  サスペンスホラーというジャンルにはなりますが、突然大きな音で驚かしたりとか、そーいったお化け屋敷タイプの映画ではありません。ぞわぞわくる感じの、じっくり怖がらせてくれるタイプの正統派?ミステリー要素もあります。  姉モンセの雰囲気は確かに『エスター』に似ているかもしれませんが、あくまで雰囲気だけ。  あちらが確信犯的小悪魔なのに対し、モンセは病的な狂気。精神疾患があり、キレると何をするかわからない。予測不能な恐ろしさ。惨劇はすべて偶発的なものとして引き起こされます。その本質は『エスター』と似て非なるものでしょう。  ちなみに、ストーリーが動き出すのは、割と後半。序盤から中盤にかけては恐ろしく退屈です。  後半になると俄然面白くなります。すべては後半のため。それまでは眠気と戦いましょうww。  『ありきたりだけど、父親から性的虐待でも受けていたのかなぁ・・・。』  『姉妹にしてはだいぶ歳が離れているように見えるけど、もしかして・・・。』  こんな私の拙い予想が、ことごとく当たってしまいます。  そーすると、残念ながらサプライズがサプライズにならず。  モンセは超人でもなければ怪物でもありません。特殊な能力は何ひとつない、ただの人間。いや、それどころか『家から出られない』というとんでもないハンデを背負った病人です。  だからどうにでもなりそうなんですよね~。  モンセの犯罪が確定した時点で、妹はさっさと外にでて警察に通報すれば良かったのさ。そうすれば少なくとも、採寸に来た二人は殺されずに済んだんじゃないでしょうか。とばっちりで殺されちゃった、ほんとにかわいそうな2人。  死体をマネキンにしてドレスを着せちゃったり。  逃げられないように足の皮をシーツに縫い付けちゃったり。  なかなかお目にかかれない、猟奇的な映像は良かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2025-06-06 01:07:45)(良:1票)
17.  ファイティング・ダディ 怒りの除雪車 ネタバレ 
 淡々とした復讐劇。  淡々としすぎて、途中で中だるみしちゃう。  それでも、親父が息子のために、ヤップ、ロナルド、ストライクと順番に始末していく前半は良かったです。  絶対に復讐してやるという親父の気持ちが痛いほど伝わってきました。  もともと復讐ものは大好き。  弱者が強者に一泡ふかせるというシチュエーションも好き。  だから前半は良かったのです。  おかしくなったのは、『チャイナマン』とかいう殺し屋が出てきてから。  こいつに金を払って復讐を完了させようとします。  え?それは違うくない?復讐は自分で手を下してこそカタルシスを得られるってもんじゃないですか?  それに、ヤップ、ロナルド、ストライクまではちゃんと殺害シーンが出てきたのに、兄のウィングマンやチャイナマンは『死にましたよー』って報告されるだけ。  なにかの意図があって、そーゆー演出にしたのかもしれません。  でもなんか『親父の復讐』も『映画』もちょっと後半手抜きに見えてしまいました。  映画そのものが淡々としているから余計に。  それに、私はいちいち原題まで確認しません。  映画のタイトル『ファイティング・ダディ』『怒りの除雪車』ですよ?  もっと烈火のごとく怒り狂う父親を想像するじゃないですか。  親父の息子イングヴァルの遺体を駅のベンチに放置するシーンは静かながらなかなかの衝撃シーンでした。  だからこそ、親父の復讐が始まったときは不謹慎ながら胸躍ったものです。  それが終盤になるにつれ、なんか親父、くたびれて見えちゃって・・・。  どんどんこちらの期待とは違う流れに・・・。  中途半端なコメディテイストも個人的には邪魔でした。  それに後半人物の把握がわかりづらくなったのもマイナス。  ラストに死んだの誰ー?
[ビデオ(字幕)] 4点(2025-06-05 02:49:03)
18.  ラスト・クリスマス(2019) ネタバレ 
 エミリア・クラークはめっちゃかわいいんですけどね~。  ケイトは好きになれなかったな~。  ダメ人間が新しい人生を歩み始める後半は、確かに希望が感じられて良かったのですが。  前半のイメージ悪すぎ。  ケイトがビッチすぎ。  ケイトの貞操観念どうなってんの?  トムと出会った後にも、行きずりの男とヤッちゃってんじゃない。  誰に対しても悪口言いまくり。  不平不満いいまくり。  なのに被害者ヅラしすぎ。  友人にもお店にも迷惑かけすぎ。  お店の戸締りくらいちゃんとしなさいよ。責任感無さすぎでしょう。  と、驚くほど良いところがひとつもない主人公。  トムと出会い、自分を見つめなおしてからは多少持ち直しますが・・・個人的には時すでに遅しという感じです。  途中で、『トムはもしかして実在しないんじゃ・・・』となんとなく感じ取ってしまったのですが、やはりでしたね・・・。  まさかドナーだったとまでは気付きませんでしたが、よく思い返してみると、大ヒント伏線がありましたね。  映画自体は可もなく不可もなく。  後半、ハッピーエンドまでのラストスパートのスピード感と爽快感は素晴らしかった。  また、その最中、ふいに訪れる悲しい真相に心動かされたことも認めましょう。  そりゃケイトが生きている現在(いま)は、トムがあんなに行きたかった明日なんだから、不満なんか言ってほしくないですよね・・。  2人が絶対に結ばれることはない悲しい現実。ケイトの前半の人間性。中盤のちょっとダラダラ中だるみ。そして字幕はしょりすぎ。明らかに字幕つけられていない台詞が何度も出てくるので、そのたびに早戻しをしては吹き替えで確認する煩わしさ。  以上の理由から、ちょっと高得点はつけたくないです。  トムの『何者かになる必要なんてある?』のセリフは胸に突き刺さりました。
[DVD(字幕)] 5点(2025-06-03 03:00:01)
19.  イエスタデイ(2019) ネタバレ 
 ああ、うん・・、面白いんですけど、何だろう、こんなに胸躍らないサクセスストーリーもあるんだなと。  もうずっと借り物の楽曲で成功しているっていうのがひっかかってしまって。いや、もちろんそんなこと言ったら身も蓋もないんですけど。  そして主人公ジャックが予想もできないスピードで、事態はどんどん大きくなります。そして遂には、彼のキャパを超えてしまいましたとサ・・・ちゃんちゃん♪  いや、あそこでカミングアウトする勇気があるのなら、もっと早い段階でできただろうと。  これだけ大勢の関係者を巻き込んだ挙句のカミングアウトは、もはや責任放棄では?  ジャックをプロデュースするのに、いったいどれだけの数の人間が動き、どれだけ巨額のマネーが動いたことでしょう。それなのに、『これ、ほんとは自分の曲じゃないんで、やめます。アップロードするんで、みなさん好きにダウンロードしてください。お金はとりません。』っておいおい。もう独断でそんなことできる立場じゃないでしょうに。  私には、終始主人公が『自分さえよければそれでいい』っていう無責任な人間にしか見えませんでした。  それにジャックは優しいというより、優柔不断なだけでしょう。  ジャックは意を決した顔をして、ホテルを飛び出す。エリーを追っかける。行ってしまう列車。かと思いきや、エリーは駅前のカフェに。さあいけ、ジャック、男を見せる時だ!  そんなこちらの期待を再三踏みにじるジャック。結局自分の意思を何一つ明確にできないまま、エリーを置いてロスに戻ったのは最低でした。  かと言ってエリーを擁護する気にもなれず。  教師に戻ろうとするジャックを引き留めて、半ば強引に音楽を続けさせてきたエリー。つまり、彼が売れることを何より真剣に考えていたはず。それなのにいざ売れて、ツアーの付き人をお願いされたら断るエリー。・・そんなことあります?だってマネージャーでしょ?  なんかもう、最初からエリーはついていく。事態が大きくなってびびるジャックがエリーに真相を打ち明ける。  エリーは言う。『私たちにはビートルズの楽曲を世界に届ける使命がある。2人で罪を背負っていきましょう。』  で、結局2人はそのまま結ばれちゃうし、アーティストとしても成功する。  それぐらい開き直った脚本のほうが、個人的にはよほど清々しいと感じます。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2025-06-02 03:31:29)(良:1票)
20.  ローン・レンジャー(2013) ネタバレ 
 大コケしたのがよくわかります。  まずはコメディとシリアスのバランスの悪さ。  このストーリーに笑いはいらないでしょう。もっと復讐に燃えてほしいのに、やたらとコメディ挟むもんだから、笑えないどころか不謹慎にすら感じてしまいます。  そもそものストーリーがなかなかの胸糞展開。  主人公の兄とその仲間のレンジャーたちは、まさかの仲間の裏切りによって全滅の憂き目にあいます。皆殺しです。しかもコリンズがなぜ裏切ったのか、その理由は語られません。  更に、中盤から終盤にかけて、何の罪もない先住民たちが皆殺しにされます。しかも『お、ここから逆転劇が始まるのか?』と期待させておいてから、まさかの近代兵器登場で一方的な虐殺です。胸糞です。  ちなみに回想シーンでもトントの故郷の村が皆殺しにされています。しかも助けてあげたブッチとコールの手によって。1つの作品内で、先住民たちを2回も皆殺しに。とてもDisney映画とは思えません。  コールとブッチが裏で手を組んでいて、『銀』とその『輸送手段』を手に入れるため、邪魔者を次々と消していたわけです。極悪人です。騎兵隊のキャプテン・フラーまで、自分の罪(先住民虐殺)を隠蔽するため、コール達の側に立ってしまいます。  こんなとんでも野郎たち相手なんだから、主役の2人は有無を言わさぬ活躍をしてほしいのに、もう終盤まではだらだらだらだら。  早く2人で力を合わせて立ち向かってほしいのに、いつまでたってもいがみあい。  極めつけは、ブッチに復讐できる最大のチャンスが訪れたのに、あろうことか唯一の味方であるトントをスコップで殴って気絶させ、ブッチを助けるジョン。正気の沙汰とは思えません。それがおまえの正義かよ。  そもそもこいつはたいした戦闘力もないくせに、ずーっと甘っちょろいこと言っていて、それがまた腹が立つ。  ディズニー映画なので、もしかすると大人向けではないのかもしれません。ずっといきあたりばったりだし。  かと言って、子供が見るにはストーリーも人間関係もごちゃごちゃしていてわかりづらい。  こんな、どの世代が見ても楽しめない映画、コケて当たり前です。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2025-06-01 22:20:23)
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