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プロフィール
口コミ数 2106
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  ボルベール/帰郷 ネタバレ 
三世代の女同士のつながりで展開されるスペインの「カムカムエブリバディ」。でも日本の朝ドラと違って言葉はキツイし遵法精神は危ういし警察とかちゃんと機能してんのかいな、とツッコミどころ満載のメチャクチャぶりである。 だけどパワフル。力技すぎるきらいもあるけど、落としどころが愛だという意外性あふれるラストが鮮やか。 スペインぽく派手で強い。ストーリーも色彩も。女が4人集まると服の色が4種の原色で画面を彩る。そしてその色味の強さに押し負けしないペネロペの美貌の強烈なこと。昭和の百貨店で店頭を飾っていたマネキンみたいだと思った。八頭身で頭部が小さくて目鼻くっきり、本当にああいう作ったみたいな人種っているんだなあ。 その大きい瞳に涙をためて母だったり娘だったりの表情を演じ分けたペネロペ。彼女の演技に初めて見入りました。 このお話の続きを考えると心配なのは14歳の娘に出生の真実を話すのかな、ということ。明かすにはキツイ事実だけれど、彼女らの生命力の強さがあれば乗り越えられる気もするな。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2025-04-26 23:22:37)
2.  ビフォア・サンセット ネタバレ 
まさかの9年経ってからの「半年後」の答え合わせとは。いやあ・・、そうだったんだ。 9年分の熟成効果と言いますか、前作よりも渋みが増して良い仕上がり。もう「知らないカップル」ではないからかもしれない。 時を経てジェシーは“倦怠期気味の家庭持ち”になってるしセリーヌは独身をこじらせ気味。二人とも実年齢どおりに顔に年齢が刻まれているのが説得力半端なかった。 前作は一日あった二人の時間が今回はなんと1時間もない。そんな短尺を一本の映画にするにはイベントが少なすぎるのでは、という心配はもちろん無い。今作も会話のみだから。そして聞き入ってしまった彼と彼女の物語に。9年前綺麗だった二人がそのあとの年月をどう過ごしてきたのか。今どう暮らしているのか。気持ちは親戚のおばさん。 9年前に再会できていたらこの二人の関係はどうなっていたでしょうね?映画観た皆に聞いてみたい。 そしてまたもドラマの続きについてボールをパスされちゃった。上手いなあ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2025-04-10 23:38:38)
3.  ザ・コンテンダー ネタバレ 
陰謀ありスキャンダルありのポリティカルドラマ。伏線の張り方とか終盤にヒールをやっつける展開とか、よくできた娯楽作ではあるけど。でもちょっとあちこちすとん、と落ちなくて楽しめなかった。 第一にあんな「ポルノな映像」(出演者の弁)が出たら、それも自身が無関係ならまず否定するべきでは?「男だったら在学中に何人もの女と寝ても問題にならない」から、女である自分もあえて問題化しないという姿勢でしたが。いやあれが男だとしても有権者は嫌悪感を抱くと思うけど? それに冒頭からこの副大統領候補議員のひと、職場のデスクで夫と行為に及んでるんだけど。(夫が)尻出した格好で電話取ってる画ヅラにもうドン引きしました。アメリカってこうなんですか。ブリッジスの大統領役も品が無くてなんだかなと思ったけど、現実にはトランプが再選してるんだなこれが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2025-02-13 23:26:40)
4.  レッド・ドラゴン(2002) ネタバレ 
やっぱり思い出してしまいますよね 比べてしまいますよね「羊たちの沈黙」と。 賢いけれど未熟な新米FBI捜査官クラリスと老獪なサイコパス・レクター博士とのつかず離れずの絶妙な距離感。全編しっとりと湿度高めの映像美。予期せぬ展開とJ・フォスター、A・ホプキンス両氏の名演技。 愛してやまないこれらの要素は「ハンニバル」も本作も残念ながら半減しており、続編のハードルの高さをつくづく思います。 豪華絢爛なスター俳優をずらりと並べて、その良くない副作用が出てますね。本作の主人公て誰になるんでしょうか。 レクター博士は何もしてくれないし、個人的にはファインズよりハーヴェイ・カイテルの方を長く観ていたかったし、安定の演技を見せてくれてたP・S・ホフマンはあんな使われ方で早めに焼死してしまうし。 一家惨殺事件をちゃんとメインに据える描き方をしてないせいか「この事件どうなるんだろう?」という興味が続かないんですよね。話題があっちこっちに飛ぶので。 お話自体は悪くはないと思う。羊の前日譚としては。でも満足にはちょっと遠い出来。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-01-26 13:06:17)
5.  ディファイアンス ネタバレ 
大戦中に森で生き延びたユダヤ人が1200人もいたとは初めて聞くお話でした。 文明生活をしてきた人間が森の中でゼロから暮らすなど、想像を超える大変さであったろうと思います。人が大勢になると意見も割れるし、食糧をめぐる諍いは相当に厄介な問題であったことでしょう。 困難な状況下で皆をまとめるD・クレイグは筋力も思慮もあるリーダーとして説得力のあるキャスティング。命の危険と隣り合わせの生活の中であっても、若い男女の結婚式は淡い雪の降る中にロマンチックに撮られていて素敵な演出でした。 リアルな潜伏生活を掘り下げたドキュメントタッチであっても十分に見ごたえのあるドラマになり得たと思う。後半の銃撃戦などは映画的盛り上げの意図が丸見えで作為的なことに逆に興を削がれてしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-10-21 23:45:39)
6.  ダニー・ザ・ドッグ ネタバレ 
まったくリアリティゼロな劇画調の話なので、そこらへんの世界観を受け入れられるか否かが楽しめるかどうかのポイント。 あまりにも強すぎるジェット・リー。首輪ひとつでスイッチ入るので、始めのうちはアンドロイドなのかと思った。だから劣悪な環境下でも強さを維持できてるんだろうと。しかし彼は人間でした・・リアリティゼロ。 さらに驚いちゃうのはボスであるボブ・ホスキンスの不死身っぷり。ここまでくると笑っちゃうくらい死なないの。 可もなく不可もない善人サイドを演じるは突然の大物M・フリーマン父娘。良い人たちすぎてこれまたリアリティゼロ。 典型的な悪役と、良き人たちにより人間性を取り戻す主人公といった構図がベタすぎる。もう完全にマンガです。リーのアクションは見事ですが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-09-21 22:48:59)
7.  アンブレイカブル ネタバレ 
かの「サイン」の次作ともなれば厳しい評価を受けるのも仕方ないのかも。オチの驚きは前作の鮮やかさとは比べるべくもないし。 B・ウィリスのおっさんがアメコミ的超人ヒーローだったからってどうだっていうんだよ、と公開当時に観ていたらそう思っただろう。 やはりこの作品は三部作の第一章として鑑賞するのが正解。(もっとも第二部まで15年はさすがに空きすぎ) 「スプリット」「ミスター・ガラス」と続けて観ると、アメコミの世界線に監督が注いだ情熱が結構な熱量でもって伝わってきます。 「ミスター・ガラス」の公開にあたってもう一度本作を観に戻ってこられてはいかがでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-25 22:16:48)
8.  ブラッド・ダイヤモンド ネタバレ 
常々ディカプリオへの点が辛いわたしがほおーこれは、と思ったのが本作のアーチャー役。これぞハマった、というべき説得力ある造形を披露していると思います。 不条理で暴力が横行する内戦下でしたたかに生き延びる傭兵としてのその顔つき身体つき、走る姿のキレ、攻撃する際のスピード、やー見事でした。 地頭が良くて抜け目なく、出し抜く術に長けている。ディカプリオ自身がそんな人格なのだろう多分、と思わしむる出来でした。 おかげですっかり話に没入できましたし、ラストシーンは泣けました。諦めが早いぞアーチャー、馬鹿、ダイヤを手に入れて人生を変えるんだろう?と画面に訴える自分がいました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-05-07 23:08:45)
9.  南極料理人 ネタバレ 
”特に何も起こらないお話”というのが嫌いではありません。好感を抱くその手の話は愛すべきキャラクターがいたり、人物らに共感できて分かるわあー、となったりします。 本作は愛すべきキャラとしてラーメン大好き隊長のきたろうがその役を担っていて、まあ彼とラーメンエピソードのとこぐらいでした良かったのは。 どうも細部のところどころが、個人的に監督のセンスと合わなかった。日本で待ってる人たちって、あんなに冷たいもんかな。国内の単身赴任とだいぶ違いませんか南極に家族がいるってのは。普通にもっと心配してそうなものだけど。隊員たちのごはんの食べ方もがっついていて「食べることだけが楽しみ」な演技をさせられているみたいで稚拙な演出に感じる。 宇梶さんのくだりは笑うとこなんだろうか。あまりに可哀想であんな風にさらっと流せなかった。 極めつけは西村くんの娘。お父さんを足で蹴るなんて何事ですか。これはだめです。作品としても役者にそんなことをさせるのも。 まったりとしてシュールな作風で雰囲気は良いんだけど、引っかかるとこが多すぎました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-04-26 23:29:09)
10.  小説家を見つけたら ネタバレ 
良さげな話なんですが、あいにく類似テーマの先達作品らがすでに感動の輝きを残しているので、この手のネタで勝負するのは分が悪い。それに実際出来も今一つです。 まず主人公の高校生がスーパー過ぎる。詩作の能力もバスケットの才能も大学推薦を軽く得られるレベルで、その才能を幸運にも見出されている。家族・友人とも関係は良好。この時点で彼に悩みなど無いでしょう。‶グッド・ウィル・ハンティング”のマット・デイモンとは環境が違いすぎる。 そして師の役割であるフォレスター氏。彼がジャマール・ウォレスに与えた薫陶がどんなものだったのか、描写足らずに感じます。‶セント・オブ・ウーマン”のアル・パチーノが己の生き様を丸ごと叩きつける形で若い世代に強い影響を与えたような、そういった印象を残すやりとりが老作家と高校生の間でほとんど見られなかったです。ただの仲良しです。 つまるところこの映画は‶セント・オブ~”と‶グッド・ウィル~”と ‶アマデウス”(奇しくもサリエリ氏のF・M・エイブラハムではありませんか)等のエッセンスをうすーく伸ばしてブレンドした、雰囲気映画と思います。S・コネリーの佇まいは良かったですが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-31 23:38:20)
11.  マッチスティック・メン ネタバレ 
面白かった!軽快にトントンと乗せられ、すっかり監督の掌で転がされました。リドリー・スコットのイメージと大分違うテイストなので驚きました。言われてみれば奥行きのある画の切り取り方とか、視ることにストレスを感じさせない映像のクリア感はこの人ならではな気もします。 主演三人とも達者な演技を見せてくれます。アリソン・ローマンの実年齢を聞いてびっくり。童顔とはいっても全身で幼さを表出できてんのがもう、すごい。 いつでも上手いニコジーは今作潔癖症で精神病んでるうえ、最終的には裏切りに遭うわ身ぐるみ剥がされるわで気の毒な主人公。フランクに裏切られたことより‶娘”を失ったことのダメージが大きいのは一目瞭然。だけどこのお話苦いまま終わらないのが素敵なところで。次元の違う幸福にたどり着いたロイはある日”娘”との和解を果たし、その成長を見届けることができましたとさ。めでたしめでたし、です。 ところで、何故にキャシーとヘザーをあんなにそっくりの女優でキャスティングしたのかしら。若干の混乱をきたしたのは私だけではないと思う。メローラ・ウォルターズはクレジットにもいなかったよね?なぜ?
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-22 23:20:23)
12.  トゥー・ウィークス・ノーティス
ちょっとこっぱずかしいほどにベタなラブコメだけど、役者がハマるとまあまあ出来の良い作品になるという見本。 サンドラもヒュー・グラントもセルフキャラを盛り気味ですが。 冒頭に出てくる幼い頃の写真までこの役のイメージに合ってるとはこれ如何に。二人とも実家のアルバムをひっくり返して持ってきたのかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-01-26 23:12:40)
13.  ディナーラッシュ ネタバレ 
舞台であるイタリアンレストランと、そこにいる人たちがとても魅力的な群像劇。 お店は監督の有する本物だそうで、だからこそのリアリティなのですね。フレンチのように気取らず賑やかで、でも心が落ち着く種類のざわめきで満たされている。粋なバーテンが場を回すミニ・バーの心躍る空気。地下厨房からキビキビと上がってくる一皿一皿がしっかり美味しそうなイタリアン。舞台装置が素敵に整っているうえ、そこに配置された個性的な人間たちの日々のドラマも興味を引きます。 ギャングとの駆け引きが文字通り命がけのオーナー。女にだらしないけれど腕の立つ料理人の跡取りシェフ。ギャンブル依存で首が回らなくなってるサブシェフと、男女のあれこれ。 皆しょってる人生が濃いなあ。アーティストを目指すウェイトレスや、厨房内でちょっぴり格上げになった若手料理人とか脇役の者たちも存在感があって単なるモブではないです。一人ひとりに目配りの効いている脚本だからこそと思う。出時間の少ない料理評論家のおばさん二人のインパクトの強さをごらんあれ。もう忘れ難い。 なんてことない一日を切り取った形であっても観られる作品になったでしょうけど、どっこい終幕に向けて驚きの伏線回収も見せてくれます。ちょっとしたカタルシスも得られて、とても面白かったです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-12-29 14:21:21)
14.  ボーダータウン 報道されない殺人者
もう、なんというか「現実は映画より酷なり」とでも言いたくなるような鑑賞後の徒労感。 フアレスに限らず、治安の激悪な舞台の話はいつもその残酷さ、人間性の無さには言葉を失う思いがする。 実話の持つ負のエネルギーが創作を圧倒している為に映画作品としての評価がしづらいのだけど、そうだなジェニロペの演技がやや一本調子なのが気になるのと、裁判に向けて話を集中させるべき脚本力が今一つ弱くて平板な印象を与えてしまうのがマイナス点でしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-12-25 23:07:35)
15.  アドレナリン(2006) ネタバレ 
スピード感のあるバカ映画。バカといっても微笑ましい奴なら生暖かく見守ろうという気持ちも湧くけど、この映画はセンスが悪すぎる。ステイサムも仕事を選ぶべき。 ショッピングモールを車で破壊しながら突っ切る、というのは‶ブルース・ブラザーズ(80`s)”の時代なら演出としてアリだったし笑えたけど、テロが頻発している今はなんか違う。 中東系の運転手を衆人の前でアルカイダ呼ばわりして暴行を受けさせるのも引くし、ましてや街中の人ごみの中での性行為ってAVじゃあるまいし。 ちょっと思ったんだけど中華街でのこのシーンて、設定がマンハッタンとか西ヨーロッパの都市だったら撮らなかったんじゃないですかね。アジア人の前でなら白人の行為の下品さや非常識が薄まるとでも思ってないだろうか。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2023-10-09 00:14:48)
16.  ジーパーズ・クリーパーズ ネタバレ 
見たことない役者ばかりで見るからにB級ホラー。なのにコッポラの名前が製作総指揮(まあこのポジションて名前貸しのことが多いけど)に据えられてるじゃないですか。それに釣られた数多の客のうちの一人になってしまった。 つまんなかったなあ。実際の事件から思いついた(らしい)アイデアを色んなホラーやスリラーから拝借してツギハギに仕上げてるので既視感だらけ。後ろからトラックで煽られるとか、逃げたくても必ずエンジンのかかりが悪いとか、事件のひとつは警察署内で起こるとか、他作品をパクってばかりの演出にうんざりしました。 また主役2人の行動に理性も整合性も無いんだ。「あなたダリーね!」と突然現れる霊能者のオバサンはタイミング良すぎでコントみたいだし。 まあ主演の二人がカップルでなく姉弟なのが目新しいかな。でもこれだって必然性はないし。コウモリ男の扱いや造りも雑でクリーチャーに対する愛も感じられないや。どうにも脚本も志も偏差値の低いなんじゃこりゃな作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2023-09-21 00:02:46)
17.  インビクタス/負けざる者たち ネタバレ 
マンデラ大統領の激動の人生を、95年ラグビー南アW杯にスポットを当てて観易く仕上げた脚本力が見事だと思いました。スポーツイベントの持つフェアな爽やかさが、人種差別というえぐみを中和させる効果もあって心地よい仕上がりになりました。 キャスティングも超安定。フリーマン大統領とM・デイモンキャプテン。ハリウッドでもトップクラスの「信頼感を醸す」二人ですから、これはもう心の底から任せた、という気持ちになりますよね。 試合のシーンも良かった。もっと観ていたいと思わせるような臨場感がありました。 ラジオ実況を聞く白人のおっちゃんたちと黒人の子どもの連続一コマ劇場、いいなあこれ。見る度に縮まる距離と、いつの間にか買ってもらってるジュース。笑って泣きました。 ああ、ひとつだけ。低空飛行を演出したパイロットもとい航空会社は事前に警備および主催に連絡しとくべきだったとは強く思うな。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-09-10 19:06:59)
18.  ニューオーリンズ・トライアル ネタバレ 
娯楽作だけど、アメリカの陪審員制度のお勉強になる一本。そもそも陪審員制度って「自分たちの社会で起きたことは住民で裁決しよう」という米国の立国精神が元だったと記憶してるのですが、今やカネと脅しでその理念も風前の灯火だというお話。コレどの程度本当なのかな。 えげつない陪審コンサルタント(そんなのあるんだ?)G・ハックマンは安定の重厚演技。敗北を悟った瞬間の憤激で赤黒く染まった顔は赤鬼のようで大迫力でした。対する良心派D・ホフマンもはまり役ですし、不思議ちゃんを演らせたらピカ一のJ・キューザックもぬるっと掴みどころ無く好演してます。 ただねえ。キューザックが人心を操って票を左右し得るというのがね、魔術師じゃあるまいしあまり説得力のあるプロットを見せてくれなかったですね。プロのハックマンが素人の小娘の提案に呑まれるとも思えないし。 それに脇役に妙な力点を置く演出もどうなのかな。ホフマンの下に売り込みに来た志高い駆け出し弁護士くんや盲目の陪審団長など、展開におけるキーマンと匂わせておいて結果さほどの活躍もないとは。 驚いたことにクレジットを見たらジェニファー・ビールスがいるではないですか。え、どこに?とかつて一世風靡した彼女を探したら、陪審員の一人として男たちのウワサにされてるだけでした・・。台詞もないなんて。せめて原告の奥さん役でも与えられなかったのかしら、とハリウッドの栄枯盛衰を見る思いをしました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-09-03 18:03:58)
19.  ピッチブラック ネタバレ 
キャスティングされた面子を眺めても低予算だったのだろう(ヴィン・ディーゼルも駆け出しですしね)と窺えるこの手の映画。それならば、とこちらもB級作を鑑賞する心構えをもって作品に接するのですが、おやでも意外と作りは悪くないな、とまず思いました。 ぱっと見、若干ちゃちさを感じなくもない砂の惑星。でも3つある太陽光が角度により黄色だったり白っぽかったり、と異星の印象を強く訴えるし、砂地に巨木のごとくそびえるオブジェのような骨格や22年ぶりの日食が生み出す地平線の画など、こちらの想像を超えてくるバキバキのアートセンスは一見に値します。 だから暗くなってしまった後半は目で楽しむことが制限されてしまって魅力半減。 ディーゼル扮する犯罪者リディックが信頼できる奴なのかそうでないのか判断つきかねる、というサスペンス味を持たせたかったのかしら。個人的にはまっすぐ普通に頼れる奴、で良かったんじゃないかと思うけど。脱出時のタラップで船長に仲間を裏切れと口説く場面は余計に感じるけどな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-08-22 18:11:06)
20.  ゴーストライダー
うん、この手の映画はどういう基準をもって評価したら良いのかな。アメコミだけあってドクロやら(しかも火吹きっぱなし。何故)派手なバイクやら顔色悪い怪物とかの世界観は10歳の米国少年なら喜びそうだけど。 面白いかと聞かれると、悪をやっつける筋書きは定石通りでそんなに面白くもないです。 もっともわたしとて何でコレを観たかっていうと、出演作を選ばないオスカー俳優ニコジーの無節操ぶりを確認する、というだけの理由なんですけどね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-08-04 22:35:41)
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