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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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【製作年 : 1930年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  第3逃亡者 《ネタバレ》 
ヒッチコック得意の巻き込まれ型サスペンスだが、ロバートの飄々としたキャラでラブストーリーが並行し、重苦しいモードにはならない。 冒頭の男女のいざこざで犯人がその男だということは示唆されているので、見所は無実の罪を着せられた男がどうやってそれを証明するか。 最後は犯人の瞬きするクセで見つかるものの、そこに至るまでに粗い点がチラホラ目につく。 ロバートが法廷から簡単に逃げ出せたり、犯人が手がかりとなるようなホテルのマッチをコートに残すほど杜撰だったり。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-03-24 09:26:28)
2.  サボタージュ(1936) 《ネタバレ》 
金に困ってテロに加担する男とそれを内偵する主人公、そこに男の妻と主人公のロマンスが絡んだサスペンス。 今ではサスペンスでもいたいけな子供は死なないというのは暗黙の了解のようになっているが、ヒッチコックがそこに囚われていない点はいい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-24 09:24:57)
3.  ゲームの規則 《ネタバレ》 
巨匠ジャン・ルノアール監督の代表作と呼ばれるモノクロ映画。 おフランスの上流階級での痴情恋愛ゲーム。 そこのルールにそぐわない一途な若者が最終的には排除される。 シニカルに描いた悲喜劇は世間的な評価も高く名作とされているが、もう肌に合わないとしか言いようがない。 だいたいフランス映画の昔の名作とは、どうも相性が悪い気がする。 最後まで見るのが苦痛だったが、狩りのシーンだけは退屈しなかった。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2018-01-17 00:46:19)
4.  暗黒街の顔役(1932) 《ネタバレ》 
トニーのような破滅型は、どの道殺されるしか終わりが見えない。 ギャングに無関心な政府を告発するために作ったとの冒頭メッセージがやけに不自然に感じたけれど、映倫の審査を通す苦肉の策だったようだ。 トニーの妹への異常な溺愛と干渉も、近親相姦的なニュアンスがあったとなれば納得がいく。 モノクロ映像の古い映画だが、後のギャング映画にかなりの影響を与えているのがわかる。 当時としては大きなインパクトがあったに違いない。 ただ、やっぱり撮影技術や演技などいろんな面での進歩がうかがえるリメイク版のアル・パチーノ主演「スカーフェイス」のほうが楽しめた。
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-29 00:51:55)
5.  三十九夜 《ネタバレ》 
ヒッチコックの巻き込まれ型サスペンスだが、期待はずれ。スパイが持ち出そうとする軍事機密が文書ではなくスーパー記憶男だというワンアイデアのみで強引に作られた感がある。なので、リアリティがまったくない。ハネイにステージ中の記憶男が「39階段とは何か」と質問されてペラペラ真相を暴露するに至っては、口あんぐり。そりゃあ撃たれるでしょうに。そんなバカなことをするわけがない。 ただ、サスペンスの巨匠ヒッチコックだけに引っ張り方は心得たもの。引っ張って期待させられた分、結末がこれかと拍子抜けしたけれど。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-09-07 20:07:37)
6.  汚れた顔の天使 《ネタバレ》 
悪ガキどものヒーローとなってしまったロッキー。 死刑執行前に親友である神父から頼まれたことは、最もやりたくないことだったに違いない。 面子やプライドは人一倍強い上に、最後にはそれしか持っていないものを捨てるのだから。 臆病者の汚名を背負って死んだ男の真意を知るものは、神父と神だけ。 そこに漢の美学の哀愁が漂う。 ただ、タイトルでオチが完全にネタバレしてしまうのが、なんとももったいない。 せっかくの究極の選択も、天使の行動をするのがわかってしまうので感動が薄らいでしまった。 ロッキーが逮捕されてからローリーの登場がなかったが、少しは触れてほしかった気もする。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-22 21:08:48)
7.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 《ネタバレ》 
この時代にこのテンポとセンス、山中監督が夭折の天才と惜しまれるのがよくわかる作品。 左膳と女将の二人とも天邪鬼で、仲良くケンカするそのかけあいが間も絶妙で実におもしろい。 しっかりと芯のある王道の人情コメディとなっていて、本作をお手本にしている邦画やコントも少なくないような気がする。 子供にきついことを言いながら、次に場面が変わると実はとても可愛がっている様子がわかるような描写。 こうしたフリ、省略、オチのパターンは今の作品でも見かける手法だ。 ただセリフの聞き取りにくいのが難点。
[DVD(邦画)] 7点(2013-10-01 21:52:01)
8.  バルカン超特急(1938) 《ネタバレ》 
列車から消えた婦人の真相を追ってヒッチコック得意のサスペンス性で引っ張られるけど、ネタばらしとなってもあんまり「してやられた感」がない。 突っ込みどころが多くて、スパイをめぐって逃げる方も追う方も手口が回りくどいし手際が悪い。 婦人はいなかったというウソの証言が揃ったのも、面倒事に巻き込まれたくない等の幾つかの異なる理由がたまたま重なったというのでは都合がよすぎる。 説得力に欠けるのでどうしても消化不良の印象が残ってしまう。 それでもところどころさすがと思わせる描写もあって、窓の指文字が浮かび上がるあたりはお手本のよう。 ユーモアがあちこちに散りばめられており、他のヒッチコック作品とは印象が違った。 今見るとさほどインパクトはないが、この時代に作ったことは立派で、後の作品にも本作の影響を受けたようなものを見かける。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-01 20:12:23)
9.  グランド・ホテル
シチュエーションドラマのパイオニア的存在として、グランドホテル形式と名づけられるほどに有名。 だが、そうした価値を脇に置いてみると今観てもそれほど惹かれるものはない。 当時としてはその形式が斬新だったろうけど、並行するストーリーにもう一つ魅力が欲しかった。 この形式でもっと完成度の高い作品が映画や舞台で幾つも出ているので、どうしても少し物足りなく感じてしまう。
[DVD(字幕)] 5点(2013-08-21 20:44:52)
10.  スミス都へ行く 《ネタバレ》 
いかにもアメリカ映画らしい内容。 巨悪に立ち向かう田舎出の誠実な青年。 純真な子供たちも青年の力になる。 主人公をバカにしていた秘書がその誠実さにうたれてサポートするようになるというロマンスも。 大逆転で正義が勝ってハッピーエンド。 アメリカ人好みのアイテムがテンコ盛り。 大逆転したのは最後のペインの自白というのが都合がよすぎて物足りない。 それでもこれほどストレートに理想主義で迫られると、その流れに身を委ねて楽しめる。 そんなにうまくいくかよと意固地になるのも窮屈なので。 議長が中立を保ちつつ大人の包容力を醸し出していたのが印象に残った。
[DVD(字幕)] 8点(2013-08-01 22:59:40)(良:1票)
11.  キング・コング(1933) 《ネタバレ》 
1933年の公開当時は、衝撃的な映画の出現だったに違いない。 ただ今観ると、さすがに特撮技術のレベルはいかんともしがたく古く感じる。 動きがカクカクしてるのもあって怖さや凄さよりもひたすらかわいく、時に滑稽にさえ見えてしまう。 それでもアイデアとストーリーは秀逸で、だからこそ繰り返しリメイクされる名作となった。 オリジナルはコングの殺戮が容赦なく、アンがコングに好感を持つこともない。 全般的にテンポが良く歯切れがいいが、テンポが良すぎてジャックのアンへの愛の告白が唐突に感じた。 ラストは驕る王者が倒される悲哀がたっぷり。 製作年やエポックメイキング的な価値を加味すれば評価は高くなるが、そうしたことを考慮に入れなければリメイク版のほうが見やすくて好き。 先にリメイク版を観ていたのでインパクトが薄れてしまったし、特撮技術の差はあまりにも大きく、コングとアンの交流も欲しかった。
[DVD(字幕)] 5点(2013-06-23 00:16:40)
12.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 
工場で機械の一部としてネジ締めばかりの単純作業をコント風にチクリと風刺を効かせて描くのが、いかにもチャップリンらしい。 さらに仕事効率を上げるための自動給食マシンの実験もそう。 労働者の人間性を無視した資本主義社会への痛烈な皮肉になっている。 拾った赤旗を振っていたことから、デモ隊のリーダーと間違われて逮捕されるまでの流れがユーモアたっぷり。 デパートでの転落しそうなローラースケートは見もの。 チキンをダンスの群れでテーブルに届けられないシーンは絶品。 店で初披露したデタラメな歌と軽妙なダンスもたまらない。 チャップリンの動きはアートの域だ。 サイレント時代にセリフのない分、動きでの表現が磨きぬかれたためだろう。 ただ、歯車に挟まれた親方に食事を与えるシーンは、チャップリンが歯車に挟まったり給食マシンで酷い目に遭うシーンと被るので少しくどい印象になってしまった。  ブラック企業やワーキングプアが取り沙汰される現代にも通じる作品。 ただの風刺映画には終わらず、ちゃんとラブストーリーにもなっている。 ラストのスマイルも前向きで感動的。 太陽を背にした状態から太陽に向かって歩む二人の影は、希望とともに時間の経過を表すなど芸も細かい。 納得できないと何十回でも撮り直しをする完璧主義者のチャップリンだけに、影が反対になっているのが単純ミスとは考えにくい。 チャップリンが初めてスクリーンで肉声を発したトーキー映画としても、観る価値がある。
[DVD(字幕)] 8点(2013-06-18 23:54:03)
13.  人情紙風船 《ネタバレ》 
夭折の天才といわれた山中貞雄監督の現存する三つの作品の中のひとつで、原作が歌舞伎の「髪結新三」。 長屋での人間模様に当時の風情が生き生きと感じられる。 長屋の浪人の自殺、海野夫婦の無理心中、新三の殺害場面などは直接映像にはせず、間接的に余韻の残る描き方が印象的。 新三と海野というメインの二人が死ぬ悲劇的結末だが、悲惨なだけではない独特のペーソスが漂う。 渋みとわびさびを感じる、いかにも日本映画らしい作品。 でも、好みとしては「丹下左膳餘話 百萬両の壺」のほうが明るくていい。 古い映画なので、セリフが聞き取りづらいところのあるのが残念。
[DVD(邦画)] 6点(2013-05-23 00:21:05)
14.  街の灯(1931)
チャップリンの最高傑作で、チャップリンの才能がいっぱいに詰まった作品。 演技、間合い、ストーリー、すべてが計算尽くされ、オシャレに洗練されている。 セリフなしでこの表現力はまさに芸術品。 酔うと別人格になる金持ちとチャップリンのからみがおかしい。 そして、切なく余韻のあるラスト。 コミカルでハートウォーミングな名作で、後のコントやドラマ、映画にどれだけの影響を与えたかがうかがえる。 パイオニアとしての凄さも加味して満点で。
[DVD(字幕)] 10点(2013-02-16 19:51:06)
15.  或る夜の出来事 《ネタバレ》 
『素晴らしき哉、人生!』のフランク・キャプラ監督ということで期待して見た。 毛布一枚をジェリコの壁に見立てたエピソードがオシャレに効いている。 ラッパの音でジェリコの壁が崩れるラストもお見事。 モノクロの古い映画なのに、今見てもおもしろい。 強く反発しながら意地っ張りな二人が最後は結ばれるという極めてオーソドックスなパターン。 今でもこれに倣ったような映画やドラマは数多いので、ラブコメの元祖のような存在。  同じ古典の名作ラブストーリーとして『ローマの休日』が思い浮かぶ。 主人公が新聞記者で、ヒロインが身分違い(王女と大金持ちの娘)というのも共通点。 ただ、ヒロインがまったく違うキャラで、こちらはわがままなジャジャ馬娘。 容姿もオードリー・ヘプバーンとは違って全然かわいいとは思えなくて…。 それでもだんだんそれなりに見えてくるのが不思議。 なんでも金で解決しようとする父親もどうかと思っていたが、娘を思いやる気持ちにはほだされる。 父親もそうだが、嫌な編集長も終盤では粋なところ見せる。 映画も粋そのもので、ユーモアとウィットに富んでいる。 ヒッチハイクの場面もそうで、ここはとても好きなシーン。 クラーク・ゲーブルってレット・バトラーのイメージが強すぎたけど、こういうコミカルな演技もいい。  唯一気の毒すぎるのはヒロインに振り回されて結婚式から逃げ出される花婿かと思えば、金ですんなり解決したことから本当の愛情はなかったことがうかがえる。 すべて丸く収まった感じは予定調和でできすぎともいえるが、後味がよくて温かい気持ちになれる。
[DVD(字幕)] 8点(2013-02-09 21:15:46)(良:1票)
16.  駅馬車(1939) 《ネタバレ》 
ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演のコンビが贈る、西部劇の古典的名作。 駅馬車にたまたま乗り合わせた人間模様。 アパッチに狙われる移動の中で、それぞれの思惑が交錯する。 娼婦と脱獄犯のラブストーリーに発展するのがユニーク。 貴婦人の蔑視していた娼婦や酔いどれのヤブ医者が、緊急出産の危機を助けるのが小気味良い。 登場人物が魅力的で、キャラが立っている。 少し残念なのは、ヒロイン役のクレア・トレヴァーがあまり好みじゃないくらいか。 ストーリーは起伏があって最後まで引きつけられ、偏見や差別意識の細かい演出も巧み。 撮影のスケールもでかく、アパッチとの戦闘シーンは圧巻。 大衆娯楽作品としては、わかりやすくエキサイティングで非常によくできている。 本作や『風と共に去りぬ』が、第二次大戦の勃発した1939年の作品なのだから、アメリカに勝てるわけがなかった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2012-12-24 00:45:27)
17.  風と共に去りぬ
ビビアン・リー演じるスカーレット・オハラがハマり役で、その存在感がすごい。 このスカーレットがなんとも鼻持ちのならない女で、嫌悪感を覚えてしまう。 この時代にこれだけスケールの大きい映画を作ったのは驚嘆に値するし、ストーリーの面白さは認めるが、主人公を好きになれない映画は、どうしてものめりこめない。 こういう女性に惹かれる人にとっては、感情移入もできてすばらしい作品となるだろうけど。
[DVD(吹替)] 6点(2012-12-06 17:41:27)
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