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役者の魂さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 鑑賞した映画を批評する為というより作品の評判を知る事と見方・感じ方・批評の仕方を学ぶ目的で参加させてもらっております。『見る価値無し。』だの『つまらん。』だの、『別に見たくも無い映画だったが誘われて仕方なく見てやった』だのいう、子供じみたくだらない、ご覧いただいた方や映画自体にも無礼で不快になる様な書かない方がマシなレビューにならない様に心がけてます。 1本120分平均の映画を1000本以上も見て書いた人も大勢いて驚きです。毎日1本以上映画見る人って凄いね…。

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1.  ルパン三世 カリオストロの城 《ネタバレ》 
言わずもがなの不朽の名作。当時のTV番組の方は荒唐無稽すぎて敬遠していたけれど(何百メートル先のどんな小さな的にでも無補給で何十発でもヒットできる次元とか、2~3回くらい刀を振れば数メートル離れた軍用機でも自分に発射された銃弾でも斬撃できる五右衛門とか)、この作品では違和感無い行動で見事にドラマを作ってました。その社会で礼儀正しく生きてる少女が自分と同じ目線で共闘してくれる少年と異世界で大冒険を繰り広げて幸せをつかむ物語は、コナンから始まって、この作品でステップして、ナウシカやらラピュタでジャンプアップして、後々までの繁栄になる流れか。楽しい作品でした。ま、ここでは場違いですが、冒頭シーンにて、偽札を掴まされたルパンが怪盗のプライドから大量破棄したのに、ラストシーンでは不二子がせしめた偽札の原版を欲しがっていたのは何故なんだろう?。今もって解らん私です。笑っておくんなまし。
[地上波(邦画)] 9点(2024-01-25 05:14:37)
2.  狂い咲きサンダーロード 《ネタバレ》 
『全部ぶっ壊してやる』。『みんなブッ〇してやる』。  あーハイハイ。内側からのエネルギー溢れて制御できない若い頃はそういう事ありますよね。うん。 そういう世界観の切り抜きも【作品】なら有りでしょう。  一般道を車で走行するように、一般社会で生きるには自分の感情と欲望は一時停止して先に世間と世界と先人の考えや行動を知るのが大切と解った、二次効果のあった作品。  【コケ具合を誰かに言いたい。】の3点を献上。
[ビデオ(邦画)] 3点(2024-01-19 05:50:58)
3.  宇宙大怪獣ギララ 《ネタバレ》 
心底氣に入ってしまい通算6回観て6回泣いてしまったゴジラ/-1.0。本日はマイナスカラーを観てまた泣いて、レビューしようとしたら当サイトにこの【ギララ】という作品の変更を書いた方がおられて。何氣なく動画検索したら当該作品があげられてたので、私が幼児期に制作されたこの作品を謹んで拝見しました。   うーむ。これは凄い(絶句)。    G/-1.0/cで流した涙をさし置いてでもこちらのレビューを書きたくなってしまいました。この堪え性の無さは年のせいかしら。   ストーリーやら主題歌やらは他のレビュワーさんに追従しますが。なんかあの、エービーガンマとかいう宇宙船ってどっかの観光地の遊覧船にありましたよね?ああいう形。乗組員も氣楽に椅子をくるくる回して会話したりバインダーのメモ用紙をすっ飛ばして慌てたりと楽しげ(制作スタッフは安全な宇宙船航行は観光地の遊覧の延長と考えてたんでしょう)。月面基地もさ、どっかの観光ホテルか旅館みたいですよね。通信室はフロントみたいな作りだし木造の風呂とか。基地には飲み屋あるしダンスしましょ?なんつってくつろぐし。指令室ではタバコ喫い放題。コーヒー無料(制作スタッフは安全な宇宙基地での寛ぎとは社員旅行でホテルや旅館で休息する感覚なのでしょう)。そんなこんなの楽しい宇宙バカンスに本編の50分近くも費やされてもう何の映画だかわけ解らなくなったタイミングでギララ登場。  登場するとき、箱根の火山(?)の炎と煙に巻き込まれて熱そうだぞギララ(笑)。  で、怪獣なので登場したからには取敢えず暴れて町を壊すんですが、可愛い顔つきもあって何か、子供が駄々こねるみたいな破壊。 戦闘機も戦車も、ドえらい数量を次から次へと投入する自衛隊。もちろん怪獣には通常兵器は通用せず。  あっ!ギララがタンカーをぶん投げた!。山崎監督はここをG-1.0でパロったか!?…んなわけは無いか。 ああっ!戦闘機がギララの頭部に特攻した!!。山崎監督はここを(以下自粛)。  あとはもう、なんだっけ?【ギララニュウム】。ってカタカナ書きされた箱を持ってジープで疾走して逃げる隊員と、それをよこせとばかりに追いかけて迫るギララの爆走。   ここね、怪獣に追い詰められる恐怖の場面だと思うんですけど、なんか昔のコントであった【おまわりさんと泥棒】みたいな構図で撮られてるので思わず爆笑してしまう迷場面になっちゃってんですよ(笑)。もしご覧になられるならここのシーンは【ハチャトゥリアン : 剣の舞】をBGMにしながら見ると絶妙に合います(笑)。  けっきょくなんだかわからないけれどギララはスムージーみたいになって。 さらに何だかわからないけどラストは、なぜか金髪姉ちゃん隊員が日本人のお姉ちゃん隊員に負けたわとか言って角刈り男の隊員に失恋して、   【終】  でした。   いや待て。なぜこの映画の〆が失恋話になるのよ(―▽ ̄)?とか言ってはいけないかも知れない雰囲気。(笑)   いやいや、正直言うと、月面基地の宴会(20分経過)時点から2倍速で見て、それでももうおなか一杯でした。 G-1.0の後に観たという間の悪さ。  でも、【自分の意に反して観えてしまっただけの映画】というには相応しい。和める作品でした。あー面白かった。当サイトの採点基準、(なかなか面白い作品。 他人に薦められなくもない。)の7点を献上させていただきます。   どことなく【男はつらいよ】の雰囲気あると思ったら同じ制作会社と知り、二度楽しめましたとさ。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-01-15 21:35:05)(笑:1票)
4.  ゴジラ-1.0
【24.3.12.追記】アカデミー賞・視覚効果賞受賞おめでとうございます。 個人的には『そうだろうな』と思い、また、『ストーリーも役者さんたちの演技も監督はじめスタッフ全員の心意氣からして最高ですよ』と言いたい作品ですが(笑)。  【以下、レビュー原文】  このレビューを書いているこの時期。全国各地でクマが人間を襲う事件が頻発している事に感情が重なりました。 もちろん現実の猛獣による恐ろしく痛ましい事件と、フィクションのSF映画を同列には語るつもりではありませんが、【人間には叶わない猛獣が明らかな殺害目的で目前まで追い詰めに来る恐怖】が、ふと連想されたわけです。  猛獣に命を奪われる痛みと恐怖が、過去作品と比べて抜きんでている今作。それに留まらず、心身に傷を負っても尚、生きる人々を描けている。それぞれの立場で生き残ったり、逃げて生き永らえたり、生きなきゃならなかったりした人々が描けている。役者さんたちは皆、本当に見事な演技。キャラクター皆に共感できる。  この映画、登場人物もストーリーも闘いも生き方もゴジラも(ゴジラは戦闘力凄過ぎですが脇役にすぎません)、全てにおいて、観客の心に【肉迫】する映画です。  人間がどう生きるか。どう生きたか。【とにかく生きる人間】とか【それでも生きる人間】をまざまざと描いた芝居(≒ドラマ≒映画)は激烈に大好きでして。それが作り手にでも役者にでも見えれば9点。そこから突き抜ければ10点満点というのが私の採点基準。 これ以上の出来は無理だろうから映画館に行けば良かったと後悔した前作・シンゴジラの反省を踏まえて本作を映画館鑑賞したわけですが、  10点としか言いようがない。
[地上波(邦画)] 10点(2023-11-06 17:53:51)(良:2票)
5.  白い巨塔
ああこういうの、よくありますね。どこにでもよくある、日常の光景。 ほんと、よくある出来事です。これ。 男どもが所かまわずタバコ喫いまくる状況以外は。 それと、大河内教授や里見助教授みたいな清廉潔白の士なんてまずいないし。  本作品をご覧になった方は災難を防ぐ意味で、主治医は心して選びましょう。 人間としての尊厳を忘れずに人生を全うしましょう。  それとこの頃の女優さんて詩の朗読みたいなステレオタイプな台詞回しなのね。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-09-29 15:39:51)
6.  アラバマ物語
1人の女性が子供のころに体験した、差別社会の非情さと、差別されても純粋さを失わなかった大人との触れ合いの物語。 大人になってから振り返る美談としては良いです。ただ当然ですが、時代背景も人心も移り変わります。個人的に得た教訓としては、  【信頼関係に無い他人を迂闊に信じては危険】   と、  【人を見下す人間は見放される】    かな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-06-21 15:26:19)
7.  湯を沸かすほどの熱い愛
(※すみません。貶します。バッドボタンの代わりに(笑)をいくつでも押してくださって構いません)  えーとこれ、女子中学生くらいの女の子が原作し脚本書いたみたいな映画だと思いました。タイトルからして【愛】とか。イの一番の関心事でしょうし。長ったらしくするセンスとか。或いは脚本サークル?。こんなエピって受けるよねー。ここでイケメン出しとこうよ。キャーこれ泣けるーとか考えたのかと。  私の悪癖でくどくど書きたいけど手短にしますが、出来事がなんもかも安直で。 いかにも中学生くらいの年ごろのオンナのコが関心持ちそうな悲劇のてんこ盛りで。  何も悪い事してないのにクラスで意地悪されたり仲直りできたり。何も努力しないのに人畜無害なイケメンが出現して癒してくれたり。不治の病とか出生の秘密とか。で、最後は血の繋がりより心だよねーとかの流れで家族の絆で乗り越えましたとか。  まあ、スイーツ食べる感覚の映画なのでオッサンが文句言うのは場違いでしょう多分。  にしても、日常の出来事を題材にする邦画って、どうしてこう、状況を薄暗くして視認し難くし、役者のセリフ回しをボソボソと聞き取り難く撮るんだろうか。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2023-04-25 15:52:03)
8.  ナイト&デイ
【平凡に暮らしてた一般人のお姉ちゃんが、ある日突然、謎のイケメンと遭遇し、訳も分からないまま襲われ逃げて守られて、どこの誰だかさっぱり解らぬ悪党相手に切った張ったの大冒険。逃走劇と激闘の果てに大どんでん返し。でも最後はイケメンゲットでハッピーエンドで、平凡から脱したシンデレラストーリーでした】。  …という、古今東西どこでも何度でも使える王道活劇。 でもまあこれって料理に例えるならカレーライスみたいなもんで、作り方に手抜きしても大して不味くならず、材料の質から手間暇もかけて作れば充分美味くなるものなので。えーとまあ、良いと思いました。  ※毎度の蛇足…  令和5年の今現在、この手の映画を作るなら【お姉ちゃん】の役はやっぱり、アクションこなせて文句は言わない綾瀬はるかかな。 数年後なら、アクション抜きで芦田愛菜かな。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2023-04-24 15:15:04)
9.  ツインズ 《ネタバレ》 
可も無く不可も無いハッピーストーリー。シュワちゃんがデビューしたててアイドル状態だった頃の作品なので、こういう感じでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-01-17 14:53:04)
10.  アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
part1のレビューで『驕り高ぶって何でも支配して悦ぶ人間どもに自然界が罰を下す物語が好き』と書いた私ですが今作を鑑賞してその想いが倍になりました。もう、何もかもが前作のスケールアップ。空中⇔地上戦ならまだ何とか隠れたり逃走したりもできるけど、海上⇔海底戦では移動速度も範囲も限られるし窒息の危険もあるだけ緊迫感が増してる。そして何より今作では、家族も部族も含めた人間関係とその役割、信頼関係の構築に焦点を当てている(敵も味方も)ので、人間ドラマとして見応えありました。ほぼCG構成なのに大自然と野生の生き物たちの美しさと尊さを感じさせてくれる世界観が最高です。また箇条書き。  ①夫・父親・部族の長となってゆくジェイクの自覚と責任感の重さが現れ、重厚で深みあるキャラになってるのがイイ。  ②あれこんな奴part1にいたっけか?と思わせるスパイダー君。中盤のあたりから出自が解り終盤で存在意義も解る。  ③もしこの映画が日本制作なら芦田愛菜あたりが演じたと思われるアイドルポジションのジェイクの長女。1人アイデンティティに悩み人間関係に奥手だけど、1人だけ異様なほど海に順応していたからもしや開戦したら……と思ったら、やっぱり。  ④スケールアップしたのは敵の鬼畜米英、もとい、人間どもも同じで、前作以上に狡猾で陰湿で陰惨で汚いやり口と兵器で攻めてくる。パンドラ部族が勝てるのか!?とハラハラするが(以下自粛)  ⑤自分のコピー作ってまで復讐しようとする大佐。目覚めた時点からキ〇ガイっぷりを発揮。その後ジェイクを探す手口も非道。ほんと悪魔だなコイツ。  ⑥ 前作で『最高にイイ女』と評したネイティリは、妻・母・女王の自覚と責任感の重さが現れ、もっとイイ女になってました。父と故郷の思いを大切にしたり、危機から救われると先ず神に感謝するあたりも良く、クライマックスでは彼女の言う所の悪魔(≒人間)にブチ切れて大暴れする姿は胸が空くほど最高でした。  3Dで観たゆえにCGとはいえ空と海の美しさも堪能でき、今年最後に観て本当に良かった作品でした。   …いつもの蛇足…   え?コイツ助けるの? てことはpart3の伏線?
[3D(字幕)] 9点(2022-12-31 15:02:41)
11.  おくりびと 《ネタバレ》 
良さと面白さが、大腿予想通りの作品。  望んだ高みに届かなかった主人公が拾った偶然で開花するとか、その拾い物を誰に貶されても貫ける信念も芽生えるとか、その拾い物の熟練者が手出しも口出しも最小限なわりには強固なる後ろ盾になってくれるとか、ね。モッくんがチェロに懸けてた役どころなので、クライマックスにはBGMになるんだろうという予想も当たり。いや、悪い意味とか貶すつもりじゃなくて、王道と言っていいストーリー運びの作品でした。でも一つ氣になるところは、劇中の一般人の、この仕事の認識。旧友が『挨拶なんていらねぇ』・『マシな仕事しろや』と吐き捨てたり、恋女房が『汚らわしいから触らないで!』って嫌悪するような扱いって、一般的な感覚なんですかね?作品内のままに、感激するほど感謝される業務なのは、当方、医療従事者なので知っていましたが…。アドリブの帝王・山崎勉さんに全キャストが振り回されるかと思いきや纏まった出来栄えでした。ここは余貴美子さん・山田辰夫さん・笹野高史さんのような、役を憑依させる超・ベテラン俳優が脇を固めてたのが功を奏したと思います。御遺体を見た事が無い方には予備知識となる良い作品だと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-11-28 15:34:28)
12.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
いつもは字幕で映画を放送する番組が、この作品に限って吹き替えになっていたので怪訝に思っていましたが見始めて数分で納得。この作品を字幕にしたら、誰が発したどの台詞かの字幕まで記述する文字の多さと忙しなさになり、無限に広大な宇宙空間を映してもスクリーンが狭苦しくなって見栄えしなくなるからではと推測しました。登場人物は実質2人しかいないんですけど、台詞だけの人間はあっちこっちにおられますので。  結論として面白い映画、そこそこ感動もできました。  宇宙空間に取り残されてからの生還劇。ネバーギブアップ精神で新な希望を見出して勝利(無事生還のこと)を掴むというドラマはありきたりではあるものの、この映画はとにかくストーリー運びと画とアクシデントの作りが上手い。  私も含め人類の多くを占める一般人は宇宙に行った事が無くステーションに乗ったことも無いのに、まるで宇宙空間を体験できているようなカメラワーク。自分が生きてる空間の中の、しかも自分の目前で次々と勃発する、確実に死に至る事故やら災害。思いっきり目視確認できてしまった仲間の死(←閲覧注意レベル)。それでも強引なほど希望を持たせてくれた仲間(←良い漢です)。  画面から一時も目が離せないという映画には久々に出会えました。ラストシーンは感動的ですらあるので、『あれ?帰還した宇宙飛行士って重力に慣れず自力で立てないはずだろ?』なんてツッコミは野暮なので止しましょう(笑)。  良い映画でした。      【毎度おなじみの蛇足】   『ロシアの衛星がミサイルで破壊された!』 ←どこの国の仕業か知らんが、これって開戦ものの大暴挙では?
[CS・衛星(吹替)] 8点(2022-07-22 04:41:44)
13.  映画 ビリギャル 《ネタバレ》 
実話だそうだが人間性善説に則るような脚色を施しているので、小学校高学年から中学生くらいの女の子を客層に狙った映画だと思えた。親御さんが安心して娘に見せられる少女漫画を映画にしたような感じ。夜中まで遊び歩いて睡眠時間を削っても成績が上昇してゆく主人公も凄いが、あーちゃん呼ばわりされる母ーちゃんはそんな娘を信じ援助するだけでなく怒りもせず、贅沢な服とコスメと時間を与え続けてるし、女房を奴隷・娘たちを空氣・息子を自分が操縦するロボット扱いした挙句、居酒屋で出くわした初対面の赤の他人(塾講師)の仕事ぶりを卑下するような糞親父が、突如として娘を希望と崇めて息子に謝罪する変貌もかなりのもの。塾講師は一人で何十人もの生徒の嗜好を学習して導くくらいの受験のプロなんだから、『冷たい缶コーヒーを受験当日に飲みます!』なんて言ってる生徒に利尿作用と峻下作用があるから時間を選びなさいくらい指導しないと。思春期なのに受験共闘する異性に興味も湧かず(十代が必死に生きるドラマなら省けない要素では?)、見事に合格を手にして旅立つ当日に主人公が、変貌親父に幼女の頃の様に抱き着いて家族が繋がりましたという展開に生暖かい感情が湧……かない事もない。重ねて言うが、アクシデントが全て丸く収まりハッピーエンドに落ち着く少女漫画のような映画であり、成長期の少女に安心して食べさせられる無添加の御子様ランチのような映画。これはこれで良いと思う。旅立つキャンパスは昨今いろいろと女子生徒が酷い目に遭わされる物騒なところだが、この後に売れ筋街道を爆進する主演女優さんのプロモーションとして見ても、生暖かく優しく見ましょうと思えた映画。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2022-07-16 04:51:04)
14.  トップガン マーヴェリック 《ネタバレ》 
世間の評価の高さに釣られ鑑賞。思いっきり納得させられました。  part1に関しては他のレビュワーさんと同様ですが、続編たる当該作品、登場人物たちが過ごした【あの時】からの人生の歩みと積み重ね、深さ、精神の昇華がもう、でかくて…。 例えとして適切かは解りませんがターミネーター1をリアルタイムで見た私がその数年後に2を見てスケールアップ具合が心に響くまで感動したのと同じ衝撃でした。  これまた他のレビュワーさんの言葉になりますが、これは後から配信やレンタルやロードショウで見れば良いような代物では到底無く、今、この時に劇場で味わう事がベストと断言します。  思った事ですが、とくに私も含めたアラフィフ後半世代の皆様へ、  身体も、アタマも、心も、精神も感性も、ガンガン鍛えましょう。ガンガンと。  もう遅いだの年だの無駄だの諦めただの、冷めたり達観したフリして自分を誤魔化して阿保らしく退屈な余生を過ごすのはまっぴらと、そんな氣持ちを蘇らせてくれる秀作です。自分の出番と戦いの時は、あるんです。一生。何度でも。  生きるのを辞めるのをヤメましょう。  思うにこの映画、ピート・ミッチェルの後半人生ドラマではあるけれど、トム・クルーズという役者の半生を表した形の一つだと思います。実際の彼も人生の折り返しで指導的立場になってもまだ現役の立ち位置から離れずトップを独走してるし。  良い作品を見せて貰いました!良い映画でした!!。    【またいつもの蛇足。ここからがネタバレ。まだ映画を鑑賞してない方は以下は見ない事をお勧めします】。       ①・嫌な奴キャラが、美味しい所を持っていく法則は健在。  ②・『感動して泣いた。ノックアウトされた。(TーT)』なんて思っていると、ダウンされたままで次の不意打ちを食らいます。  ③・挙句に、テロップでトドメも刺されます。 
[映画館(字幕)] 9点(2022-06-30 16:37:34)
15.  レインマン 《ネタバレ》 
公開当時に話題になっていた作品でしたが何となく見送り、先ほどBS放送で何となく鑑賞しました。 詩的で優しい描き方をしていますが医療従事者として言わせていただければ、自分の生活とルールを強引に奪われた自閉症患者のパニックと逆上はあんな程度では済みません。同時に、自ら親との縁切りしていながら遺言に逆らい兄を(しかも精神障碍者を)誘拐して人質にして身代金を要求する息子を、兄と触れ合えて喜んだ好青年みたいに描かれており嫌です。現実にあれをやったらお兄さん、良くて症状悪化。最悪、信号無視の場面で轢かれるか撃たれています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-06-13 15:29:28)(良:1票)
16.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
※1当映画の監督様と同年代・同世代のであり第二期怪獣ブーム・変身ブームの洗礼を受けたオヤジである私です。 ※2当該作品に感激し高評価した諸兄方の反感と怒りを買うと思われます。バッドボタン代わりに【笑】をいくつでも頂く所存で書きます。以下、感想。  ⓪ OPクレジットでいきなり『え?違う映画?』と思わせられ驚き。本編進行につれ納得。同じ世界か。  ① 初登場から分離退場まで残ったままの疑問。「ウルトラマンさんは命を捨てても良いと思える程、地球人類全体を好きになってくれた理由って、神永の自己犠牲を一回見たから?それだけ?」。そりゃ、オマージュ元の初代マンさんは別にして、義理の弟たち(セブン・帰マン・A・太郎)はみんなそうしてきたけど、ストーリー進行と設定上、仕方ない流れだけど、ほんとにそれだけ?  ② というか、『自分が助けに行きます(キリッ(`・ω・´))。』と一言で対策本部を飛び出して現場まで走って行ってしまって良いの神永?。アンタ対策チームの一員だし仕事の真っ最中だし。  ③ なので、誰か一人くらい止めてよ禍特対。  ④ で、その禍特対の働き、現状況と禍威獣の分析と作戦指揮だけなら今そこにいる自衛官の精鋭部隊だけで良いような氣が。  ⑤ 【隊】ではなく【対】だけど、ウルトラマンさんと共闘するための超兵器が無いのはリアル路線なので止む無しか。でもウルトラマンさんと人類が力を合わせて勝てました!が魅力なのだが、と思ったらラスト(以下自粛)。  ⑥ 『まーた単独行動?』。いやだから、五人しかいない国家レベルの厄災の対策チーム内で無断欠席っていいのかと。変身ヒーローの宿命だからしょうがないけど。  ⑦ 国家レベルの対策チームはいつでも和やかな雰囲気。どこにでもいそうな兄ちゃん姉ちゃんの集まり。『人類じゃどうしようもない!』と泣かれても、それでも見ていて和やかそう。  ⑧ 『発展途上の未開人は私らが指導した方が幸せだし、逆らんなら私らの植民地にした方が全てにおいて良いでしょう』というザラブやメフィラスや像フィの言い分は、やられたくはないけど現実的。  ⑨ 何を話しかけても『ああそうだ。』『ああそうか。』的なぶっきらぼうな答え方は幼い人類への対応だろうけど、それでも何でも、人類の味方でいてくれるウルトラマンさんに感謝。  ⑩ 【最強】の異名に相応しいゼットンの【超】が付くほどの変貌ぶりが嬉しい。いや、人類全滅レベルのやばさなので嬉しくない。  ⑪ でも、ウルトラマンさんはやはり僕らを救ってくれた。ありがとー--っ!て、手を振りたかったんだけどなあ。  ⑫ ところで、何度も何度も映し出される【あのぬいぐるみ】、売店には無かったけど、どっかで買って欲しいのか?   以上。   【蛇足】  他のレビューでも書いてるけど、私と同年代の当該作品の監督さんは必ずカワイ子ちゃん(オヤジ語)をストーリーの根幹に据えて活躍させたがる。 で・昭和の特撮ヒロインたるカワイ子ちゃんのフォーマット的役割は、   ① 敵に捕まり柱に縛り付けられ人質にされる。  ② 敵に捕まり催眠術を掛けられ敵の先兵として悪さの片棒担ぎをさせられる。  ③ コスチュームはミニスカを常用で、格闘シーンで高々とキックして【見せる】アクションを命じられる    なのだが、私と同年代の監督は同年代のヒーローであるウルトラマンを制作したにあたって、同年代の御同輩へのサービスなのか②と③を実施してくれた。もっとも、昨今の変なコンプライアンスに配慮してかアングル的に【見せる】には至らせられなかったらしいが。  それでも言わせてもらう。  なぜかはわからないけど、人類を救ってくれてありがとうウルトラマン。 その氣持ちはよくわかるぞ!。同年代に配慮してくれてありがとう樋口監督。   あ、最後に一言。   ひろこ隊員が何度も『バディを何だと思ってる!』と怒っていたけど。 私はあなたを『ナイスバディ』だと思っている。     オヤジってやーねぇ(←きんどーさん風に)。
[映画館(邦画)] 6点(2022-06-11 16:07:29)(笑:6票) (良:1票)
17.  ツイスター 《ネタバレ》 
高評価された方、すみません。貶します。バットボタン機能の無いサイトなので代わりに【笑】をいくつでも付けてくださいませ。   まあ、現代劇で災害を題材にした作品なので、これはシリアスか!救助ものか!いや復興を目指す人間賛歌だろう!!、と思い身構えて真面目に観るわけですよ。冒頭で平和な家族が無残に襲われてるから、対災害チームへの縋るような期待と希望が高まるんですよ(ちなみに私も下のレビュワーさんと同様に『わんこ助けろよ!よし助けたな許す。』と激怒したくち)。  ところがどっこい。次のシーンに出てきたおそらく主人公は気象の専門家だけど離婚がうまくいかない優男で。相手は離婚したくない美人の対災害専門家で。両者にまだ氣があるけどスレ違いが離婚の原因で。対策チーム自体はロック聞きながらヒャッハー・イェーイみたいな奴らで。  ああこりゃ竜巻という一過性の災害なんだからコイツらが揉めながらボロボロになっても作戦成功して快晴の天氣のしたで離婚やめる宣言してチューしてハッピーエンドで終わるんだろと予想できたしそうなっただけでした。以上です。    と思ったんですけど我慢したくないんでやっぱり言わせてもらいます。   ・気象衛星で発生が予測できるんなら広範囲に避難勧告だけじゃ足りないんでしょうか? ・方向や威力を計るってのは、車で接近してまでやらなきゃならない必要性の高いモノなんでしょうか? ・あんな、バケツを繋ぎ合わせたような?ロボコップ2の失敗警官みたいな?ブサイクな機械を命賭けで運び込む必要あるんでしょうか?(高性能でも置物なんだから風に飛ばされた物品がぶつかったら壊れるだろ。と思ったら本当にそうなってた)。 ・つーかそもそも、竜巻に接近しなきゃならないなら軍隊の装甲車みたいなの用意するならまだしも、どこまでも一般車両を使うって不用意かつ無謀そのものじゃないですかね? ・災害対策に命賭けならロックかけてヒャッハー!じゃねえだろと。真面目に仕事せえよと。真剣味ねーし。 ・それと竜巻っつーのは、接近どころか中央に、いわゆる【目】の部分に、入り込めるものなんですか?。入っても無事に済むもんなんでしょうか??。主人公の離婚おばさんが『中央に入れたのよおおお!!』って喜んでましたけど  もうこれ最初の30分ころから観るのが苦痛で。でも観ないとレビュー書けないルールなので、まあ観ました。 思ったけどこの映画、竜巻じゃなくて扱い方次第で馴れ合いになれる宇宙からきたクリーチャーとかで、こいつらが賞金稼ぎのアウトロー設定とかだったらしっくりきたと思います。 日本人は災害といえば地震台風、なにより先の大震災が想起され、とてもじゃないけど楽しく語ったり表現できないと思ってます。アメリカは違うのかな。  高得点評価のみなさん すみません。こんどこそ以上です。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2022-02-16 15:54:25)
18.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 
隔絶された状況の中に正体不明の殺人鬼が潜んで徐々に迫ってくるという設定は、簡単に作れる割には確実に観客を恐怖で釘付けにできる便利な手法。この手の作品をウケ狙いが心情の監督につくらせようモンなら言うまでもなく、乱痴氣騒ぎするカップルだの臆病風に吹かれて暴れる男だの金切り声を挙げて喚く女だので画面を騒々しくしてからお決まりの血飛沫の見せつけという軽薄作品になるのが定番だが、この作品ではキチンと品位を保ってる。まあ、観測隊員だからインテリだし有事の訓練も積んでる人たちだから当然だけど。 そういう設定のもとでのホラー&サスペンスなので、残骸となってるUFOも、アメリカ人お得意のスプラッター系統モンスターも、大人の鑑賞に応える純粋な恐怖の対象として映えてました。  あ、でも思ったんですが、観測隊(探検隊?)だから銃やダイナマイトを取り揃えてるのは解るけど何で火炎放射器が、しかもあんなに何丁も取り揃えてるんですかね?  (2013年3月25日 追記) 余談ですが、このページの【あらすじ】を書いた方、文章表現が物凄く上手いと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-12 20:39:56)
19.  禁断の惑星 《ネタバレ》 
初回の東京オリンピックより前に作られた作品かー、テレビは普及したばかりで白黒画面の時代の作品かー、時代設定は一昨年かー人類はまだ他の星に進出はしてないなーと、自分が生まれる前に作られた作品に感慨深く見入ってしまいました。最大級に怖いモンスターは人間のエゴという設定は古来から何度でも使用できる訓戒ですね。ストーリーはもちろん、メカやファッションや人物像まで、60年以上も前の作品とは思えないスタイリッシュさを堪能できました。この路線はスタートレックに続き、日本ではウルトラセブンあたりが影響は濃いような氣がします。味わい深いSF映画です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-18 15:02:11)(良:1票)
20.  ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
素直に面白かったと言えるスピンオフ作品。アウトローの冒険活劇。 事前情報のスチールだけならいやこの人ハリソン・フォードに似てないよと思ってましたがどうしてどうして。本編が動き出した途端にハン・ソロの人生劇場開始!と納得できてしまうのはスタッフのオーデション眼力の確かさを感じさせます。サー・アレックギネスを40年若がえらせたらユアンマクレガーになりましたというEP1~3の納得にも匹敵。義理人情に厚く、どんな危機的状況にも知恵と度胸とユーモアを忘れず、裏切った相手に対してまで優しさを向けられる度量の広さがあり、アウトローを氣取っていても実は女性には紳士的で一途なハン・ソロという男の土台となる若きストーリーをきっちり描けています。本編は日本の時代劇をリスペクトしていますがスピンオフたる本作は純粋なアメリカンアドベンチャーですね。『流れモンにゃ女はいらねえぜ。』と無理する美学を貫く日本アウトローに対して『アウトローには愛するオマエが必要なんだよー俺と一緒に行こうぜー』と堂々と表現する欧米流れ者たちが素直でよろしい(笑)。本編を知ってる者には納得の、胸の透く冒険活劇でした。   ・登場した途端に『あーこりゃ悲恋のまま終わるキャラだわ泣く準備しなきゃ』と思わせるヒロイン・キーラ。ちょいと予想外のラストを飾って泣かせてくれてびっくり。てか、本編に繋がってないのでは。  ・厳しく冷たい世間で生きる過程で帝国軍入りしたハン。あれ?、某ファンサイトでは『帝国アカデミーを優秀な成績で卒業』とあるけど、優秀なわりには現場での扱いは酷くないすか?  ・オールドファン歓喜のレギュラーキャラとの馴れ初めの描き方も良し。忠誠心の高いウーキー族のチューイが、虐げられた同族を一目見た途端に作戦をガン無視して救助に命張って飛び込む姿はやっぱりね!と胸が熱くなる。  ・【戦士っぽく大活躍する姫様】が多い本編と比し【戦士に成らざるを得なかった悲しい過去を背負った一般女性たち】が大活躍。みんな人間味あり魅力的でした。個人的には一番人間らしく魅力的に思えたのが、人間では無い女性・L-3。いちいちの台詞も行動も最期も美しかったと思います。助演女優賞あげたいくらいだわ。  ・オールドファンを楽しませる設定やセリフも随所にあり。でも個人的には、ハンがランドに『オマエの大事な船だ。傷一つ付けず返すぜ』を言って欲しかったし、ハイパードライブが失敗したかに見えた時、『俺のせいじゃない!』を言って欲しかったです(笑)  ・なんだかんだでランドとの因縁ができ、ファルコンを手に入れたハン。再開時に殴りかかるところは本編の伏線と…そのためだったのね(これは言いません。笑)。   爽やかな印象の、良い映画でした。     【毎度お馴染みの蛇足】   L-3 『できるの』。    ↑想像できるが、想像したくない…
[地上波(吹替)] 8点(2021-10-29 05:31:45)
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