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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 551
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  遠すぎた橋 《ネタバレ》 
いや、決まったことなんで。 止めるってもう動いてるから無理なんだよ。もうこれ以上先延ばしにするのも嫌じゃん。きっと上手くいくって。 マーケット・ガーデン作戦。世界史ではあんまり学ばないけれどそんな作戦がかつてあった。ゲームの予習のために本作を見たけれど、まぁこの組織の体制の野暮ったさは今も昔も変わらない。  しかもなぜか鉢合わせちゃった機甲師団。しかもまぁ不運は重なるし、霧は出るし、無線は繋がらないし、で最悪の状況が生まれてしまった。意気揚々としたメインテーマとは裏腹に元気な若者たちが、ボロボロになっていく姿は辛い。 そんな戦いを超スケールの物量と豪華キャストで見せてくれるのが本作。無数のシャーマン戦車に無数の落下傘部隊。本当に戦争をやっているような物量には驚きだ。ショーン・コネリーの目力だけでドイツ軍を倒せそうだけど、本作はそうもいかない。ロバート・レッドフォードもかっこいいけど、彼だけではなんともならない。  そして最後。怒りが湧いてくるような司令官の言葉。そしてやり場のない虚しさと、悲壮感で本作は終わる。 今も昔も変わらない上層部と現場との違い、さまざまな人間の足りなさを見せてくれる映画でした。長かったけど見応えがありました。あとプライベートライアン以前の戦争映画はまだ少し楽に見れますね…。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2023-06-26 00:03:48)
2.  007/黄金銃を持つ男 《ネタバレ》 
ゲェッ!乳首が三つ! ボンドに殺人予告をしたのは謎の殺し屋フランシスコ・スカラマンガ!殺されちゃたまらん!こうなりゃ返り討ちだ! まぁそんな歴代007映画のワーストを飾る事の多い本作ですが、改めて見るとこれが面白楽しい。  もちろん変な映画です、しょっぱなからサイケな殺し屋バトル。そして謎の憎たらしい小男ニック・ナック。 そこからのボンドのアジア珍道中は山あり女あり力士ありで見応えたっぷり、バンコクで力士にボンドが苦しめられるんだから最高ですよ。なにも考えない方が良いです、きっと意味ないので。 更に敵方のボンド殺害のチャンスをみすみす空手道場で逃がすというざるっぷり。なにも考えない方が良いですよ、特に意味はないと思うので。さらにあの男の中の男ジェームズ・ボンドが子供に助けてもらったのに金を踏み倒し子供を川に投げ落とすというクズっぷりも披露。そりゃないよ…。 でもあの宙返りカースタントは本当に凄いですよね。何度も見たくなります。でもあのマヌケなSEは何故付けたのか…。  そしてスカラマンガことクリストファー・リーも何故こんな映画に出てしまったのかマジで謎ですが、ボンドに対抗するかの如く黄金銃を始め、空飛ぶ車にはビックリガジェットには驚きです。はじめに見た時は「なんてガキ臭いオモチャみたいな銃だ!」と思いましたが、今は欲しくてたまりません。 そして007映画の中でも純粋に007と戦いたくて仕方が無い男というのも珍しいですよね。(ただそれまでの過程がいらなかったんじゃないかとも思いますが…。)  ただし本当の見せ場であるはずのスカラマンガvsボンドの戦いが意外とショボいのが残念。ビックリハウスのギミックが冒頭と同じというのがなんとも頂けない。トドメの一撃も一流の殺し屋スカラマンガならなんとかなったんじゃないかと思わせてしまうあっけなさ。 そしてスカラマンガを倒した以外の今回のボンドの活躍は背中を何度も狙われ、変装はバレ、力士たちの戦いには負けて捕まり、追跡には失敗し、ほとんど上手く行っていない。でもまぁ終わりよければ全て良しなのが007映画。あと最後のニック・ナックとの戦いは完全に蛇足ですね…。  しかし本作はただただ、面白おかしいだけではない、悲しき運命のボンドガールであるスカラマンガの愛人アンドレアの存在、そして彼女の最後がなんとも悲しい。サブになるボンドガールの運命だがその中でもただただ気の毒である。 それに比べメインボンドガールであるグッドナイトのなんと能天気な事か…。  そんな真面目な一面もありつつ、全体に漂う異様な雰囲気と、世界存亡の危機を全く感じず、ペッパー保安官の罵声が飛び交う…やっぱり変な映画でした。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-11-12 22:40:33)
3.  ゴジラ対メガロ 《ネタバレ》 
最近なにかと話題のジェットジャガー。そんな彼の原点を知る為に視聴。 まぁこんな見た目の奴が出る時点で相当キてるゴジラ作品と覚悟していましたが、結構退屈せずに見る事が出来ました。というか個人的には平成ゴジラよりこっちのほうが好みなんですよね。  初っぱなから核実験で初っぱなからお顔がシリーズの中でもかなり可愛いゴジラが登場。 今回の敵シートピアの見た目はアホみたいだけれど、人間の核実験に怒った海底人類達。完全に人類は加害者である。ここだけは核による人類の罪というゴジラらしさが伺える。(ウルトラセブンでもそんな話しあった気がしなくもないけど気にしない。) まぁツッコミ所は言い出したらキリが無いので、面白かった所と言えばまずは中盤の異様に気合の入ったカーチェイス。 まさか階段下りまでやるとは思わずここだけでも相当面白いです。ゴジラ関係ないですが。  特撮のダムの決壊シーンもかなり気合が入っていて素晴らしいですが、見せ場の怪獣バトルはてんやわんや。 ガイガンもやってきて、ジェットジャガーが巨大化して、援軍と言わんばかりにゴジラも登場、お互い煽り合いながらの怪獣達の可愛らしい喧嘩の有様はなんともかんとも、これはこれでコミカルで面白さはあるけれどチンピラの喧嘩にも見えなくもない。メガロにドロップキックをかます様は完全にリンチである。まぁ見た目がシュールなんで面白いですが。  しかし終わってみれば、人類と海底人類との関係は何も解決せずに終わるラストにモヤモヤしつつも、ジェットジャガーの不思議さ、スケールの小ささが妙に絵本的でこれはこれでアリな気がしなくもない気がしてきます。 そういえばこの作品、シートピアにいる踊り子以外女性のキャラクターがいないんですよね。
[インターネット(邦画)] 5点(2021-04-12 03:14:06)
4.  大空港 《ネタバレ》 
イカすオープニング曲から入る本作は墜落パニックかとずっと思っていたのですがなんとグランドホテル方式の群像劇でした。 というかここから有象無象渦巻く跳梁跋扈のエアポートシリーズ(本家は四作のみ)が始まったんですね。 様々な人間の感情と思惑が交錯する70年代大空港の一大事はモダンなカットインたっぷりのライトな雰囲気。 策士すぎる無賃乗車おばあちゃん(この人金は持っていて楽しんでやってるタイプだ)との攻防や、妊娠してしまった彼女に対して今後を悩むパイロットなど…ここまではとても軽い雰囲気であったが、なにせ一つのミスが大惨事を招くのが映画内での空港と飛行機の運命。  ここでなにか事故が起きて…と思ったら非常に気の毒な夫妻の登場。 爆弾魔の妻思いは良いのですが多くの人を巻き込む流れはなんとも微妙な気分にさせられます。最後取り残され降りてきた乗客に謝罪してしまう奥さんが非常に痛ましい。気の毒すぎる。  しかし爆弾があると推理するシーンもなかなか一人の税関員の直感から導かれているのがプロの仕事というか超能力じみていてあまり説得力がないのがちょっと残念。 仕事に熱心すぎて家族を放り投げてしまった空港長はそのまま仕事と嫁を放り投げる最後がなんともかんとも。 あと被害に遭った乗務員のお姉さんと赤ちゃんがどうなってしまったのかも気になります。  一人一人のストーリーを紐解くとそこまでの話はないのですが、劇中の人々の絡まり合いがとてもバランス良く出来ておりいろんな化学反応を出しており、グランドホテル方式の映画としてはかなり成功しているものと感じられます。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-11 14:38:44)(良:1票)
5.  惑星ソラリス 《ネタバレ》 
僕には早かった… たしかに絵的には面白いですがやっぱり冗長に見えてしまうのが僕の訓練の足りなさなのでしょうか。 噛み合ない会話、よくわからない状況、一体ソラリスとはなんなのか… ただこの不思議な世界で一体何が起こって行くのかは予想がつかず、蘇った元嫁が何を目を離していない隙になにをしでかすかわからないハラハラ感がずっとありました。液体窒素なんて飲むな! にしても最初に蘇った嫁をロケットで飛ばすなんてまるで古いアメリカのカートゥーンみたいでちょっと笑っちゃいました。 そんなこんなでこれから後数回は観る付き合いになりそうな本作。とりあえず初見ではこのくらいの点数です。
[DVD(字幕)] 5点(2020-03-28 20:43:31)
6.  犬神家の一族(1976) 《ネタバレ》 
名前は知っているし、音楽やあのシーンは知っているけれどそれ以外はどんなお話だが全然知らない犬神家 そんなことで今回見てみましたが驚くほど雰囲気がいいじゃないですか 鉄道も警察もいるのに、閉じた犬神家の人々の陸の孤島のような閉塞感がたまりません。 そこで起きる人間模様は殺人がなくても最悪の雰囲気でたまりません。
[インターネット(邦画)] 7点(2019-12-21 07:09:36)
7.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
奴は狡猾。奴は凶悪。容赦無し。 子供の頃ラストシーンを見て震え上がった。お馴染みの音楽に合わせて接近し、海を赤く染め上げ人々を恐怖のどん底に叩き落すジョーズに心底ビビった。 改めて見ると前半の姿を見せずとも女子供に容赦の無いジョーズの凶悪さにビビるし、市長達の怠慢にも腹が立つ。しかし中盤市長一家が海に入るシーンは死ぬより恐ろしい目にこれから遭うのではないかという表情と弱々しい背中をしているからかとても「ザマァみろ」とは思えない気の毒な気分になる。 後半の船での攻防はとにかく手に汗握る。姿は見せずとも浮上する樽がとにかく不気味だ。襲うジョーズの影は船から落ちたらそのまま死が待っているだけあって移動するだけのシーンもドキドキだ。 そしてこのテンポの良さは絶妙、船員が三人というのも余計なシーンが一切入り込まず三人の個性がとてもよく出ている。さすがにバットで無線機壊すのはやりすぎですが。 ラストもわかりやすいですが緊張感絶望感たっぷり。プライベートライアンもそうだけど赤い海水が噴き出すだけで何故あんなにも残酷に見えてしまうものか。 もう褒めるときりがないそれだけ素晴らしいし、恐ろしい。本作は言うまでもなく最高の鮫映画だ。 
[インターネット(吹替)] 8点(2018-10-10 23:31:33)
8.  アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレス 《ネタバレ》 
シュワの映画デビュー第一歩はこの作品から始まった。 ヘラクレスも人間界に憧れる、いやぁ神って勝手な連中ばかりですね。そんれでは興味が湧いたのでちょいとばかり下界へ。 そんでもって喧嘩したりデートしたり遊んだり、ちょっと危ない目にあったりとニューヨークをこれでもかと満喫するヘラクレス。 それを天空で連れ戻すために監視するゼウス一同も意見が別れてさぁ大変…とまぁ何ともユルい神様お騒がせ映画です。 見所はやはりシュワの超スーパー筋肉マッスルダイナマイトボディ。ボディビル現役ということもあってもうムキムキ加減がいつもよりハンパじゃないですね。事あるごとに脱ぐし、服を着ている方が不自然に感じるくらいです。そりゃ胸も文字通り踊ります。 そして熊との殴り合い!着ぐるみにしか見えないですがシュワ対熊というカードはアツいですね! そんでもってお話も有名なギリシャの神々達と短気なゼウス様のやりとりがなんとも面白いです。ゼウスも最終的にヘラクレスが負けるというのはつまり俺への侮辱!という超理論でヘラクレスを助けるという展開には笑えました。やっぱり神ギャグは良いモノです。 お話もとにかく展開が早く、テンポが良いのでとても見やすかったです。特にヘルメスが「援軍を呼ぼう!」と言った瞬間にアトラスとサムソンが来たのにはビックリしました。さすが神パワー。そして起こるはギャングと神との大乱闘というなんともシュールな絵。 最後はちょっと切ない友人プレッツィとの別れですが彼って友達らしい事はあまりしていませんがヘラクレスは友人と認めていたのですね。 オチのヘラクレスの話を聞いてゼウスもニューヨークに行ってみるというのも可愛くて良いオチでした。 本作はコメディとしては全体的にユルい雰囲気でそしてシュワの現役筋肉が素晴らしい映画でした。
[インターネット(字幕)] 6点(2018-08-25 15:14:59)
9.  君よ憤怒の河を渉れ 《ネタバレ》 
逃げる。逃げる。逃げる。 とても証拠があるとは思えない犯罪の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇はとにかく長い。2時間半逃げまくり。 そんな中で芽生える愛。友情。そして明かされる真実は役者の力も相まってかとても力強い…が長い。 しかし見所沢山。北海道では熊と対峙し(細いヒグマ!)、セスナで逃げれば戦闘機に追われ(特撮!)、新宿では馬に乗って逃走を計る(一匹こけたぞ!)、なんとも無茶な面白さが詰まっている。そして最終的な真実もなんとも「悪」な描かれ方をしているのも大変素晴らしい。今なら出来ぬ無茶な病院設定だ。 そして最後は怒りの鉄槌!それでいいのか!?いや、いいんだ…きっと…正直もうよくわかんねぇ。 もちろん細かい所をつつけば粗は沢山出てくるけれど、まぁここは高倉健と原田芳雄のコンビを見れただけなんだか満足でした。まぁ長いですが。
[DVD(邦画)] 5点(2018-01-25 15:55:29)
10.  マニトウ 《ネタバレ》 
​ややや!古代インディアンの魔術師が蘇る!そりゃコトだ!どうにかせにゃ! 色んなヒントや降霊術などを駆使し恋人に憑いている奴にお戻りに頂こうと模索するがそう簡単にはいかない模様。 しかも前半パートはテンポはとてもスローであっちへ行って話を聞いて、こっちへ行って話を聞いて退屈そのもの。怪現象も派手だけど怖くないしまぁ目新しくない。といえかエクソシストものだったのですねコレ。 だけど魔術師が復活した途端突然エンジンがかかったように特撮とトンデモ展開の嵐!北風のマニトウで病院は氷漬け! ならばこちらは最先端の英知コンピュータで対抗だ!!なんだそりゃ!!!いや、何故かは知らぬがうまくいった!女が半裸で叫びながら手からビームを出して魔術師をやっつけたぞ!!!すげぇ!!!意味わかんねぇ!!!カッコいい!!! そんな訳で今回の魔術師の復活は成らずに終わり犠牲者は出たけどめでたしめでたし…いいのかコレで。 いや理屈では考えられないからオカルトという訳で…これがまさに怪作と言うのでしょうね。 ラストの勢いに負けたので5点献上です。やられたー。
[DVD(吹替)] 5点(2017-11-18 20:36:09)
11.  ダーク・スター 《ネタバレ》 
​俺たち壊し屋!星から星へ不安定な惑星は爆破していくぜ! エイリアンの脚本家とジョン・カーペンターがタッグを組んだ初期のSF作品は斜め上を行くシュールな世界。 呑気な音楽とともに始まる狭い男達の旅はトラブルの連続。どうみても風船にしか見えない謎生命体との攻防に(倒したらやっぱり風船だったというオチが最高)、悟りを開いてしまったAI爆弾の説得(こんなラフな話し方するAIイヤだ…)彼らは緊迫した状況かもしれないが雰囲気はやたらユルい。SFな設定やら特撮がしっかりしている分とてつもなくユルい。おい船長!あんたの事も言ってるんだぞ! そんな彼らの旅もしょーも無い事故の結果終わってしまう。 生き残った一人はフェニックス流星群の仲間入りをし、船長はどっかに。主人公はなんとも潔いサーフィンで大気圏突入という、これまたシュールな締め方をして頂きなんだかこちらもユルい笑いで観終わる事が出来ました。 変な映画です。
[DVD(字幕)] 6点(2017-10-22 17:29:44)
12.  ジョン・カーペンターの要塞警察 《ネタバレ》 
​娘殺され駆け込んだ先は引越し途中の警察署!人もいなけりゃ弾も無い!でも助けを求める人あれば、やってみせます要塞警察! いや、怖いぞ!敵は頭も良けりゃ数も多いし悪虐非道。静かな夜に潜み、サイレンサー装着の銃でジワリジワリとやってくる。そんな不気味な集団に警官一人女一人囚人二人の壮絶な籠城戦は緊張感に包まれている。本当にヤバい! そしてキャラクターの立ち方も良いですね。信念を曲げぬ警官、気高い心を持った女性、どんな時でもキザな笑みを忘れない囚人! 煙の中から現れる三人の不屈の構えが最高にカッコ良いです。そして芽生えた友情で締めるラスト!面白かったです。 にしてもあのじゃんけんは一体…。
[DVD(字幕)] 7点(2017-10-17 23:23:07)
13.  アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男 《ネタバレ》 
ムキッ!ムキムキッ!ムキキキキッ!!! 若いぜシュワ!凄いぜシュワ!調子乗ってるぜシュワ!でもそれだけの事が出来る鋼鉄の男シュワルツネッガー!! 知っているようで知らないボディビルの世界は想像以上に過酷な世界だ、その頂点に立つ若きシュワを追う男たち、それを受けて立つネッガー。 美しき肉体を作り上げるその源はストイックな精神力。強く冷静な心こそが体を鍛え上げる!整った肉体と力強いポーズこそが勝利の鍵! そんな男たちの頂上決戦をこれでもかと拝める本作はドキュメンタリーらしいドラマと、迫力ある超筋肉、ある意味異様な世界のど真ん中へ入り込める素晴らしい映画でした。 でもお父さんの葬式には行けよシュワ…。
[インターネット(字幕)] 6点(2017-10-15 20:17:08)
14.  ハウス/HOUSE(1977) 《ネタバレ》 
女子高生たちがやってきたおばちゃまのお屋敷は人食い屋敷! とにかく不思議な構成となんでもありな演出、見てる側を飽きさせない謎の小ネタに奇抜な特撮と合成。そしてシュールすぎて逆に怖いホラー演出。 次から次へ怒濤のようにやってくる現実なのか夢なのかわからない展開がとにかくワクワクします。 ホラー映画としてみたらユルいし、コメディとしてみたらシュールすぎる。でもその独特な雰囲気がとにかく面白い。 見所はやはりピアノに飲まれるシーン。怖い!やたらグロい!というか狂ってるよこの映画! そして作品のテンションがMAXに達する家が水没していくシーンも素晴らしいですね。どんどん屋敷が本性を見せて行く展開がたまりません。 水没したガリのメガネを蚊取り線香のブタがかけているというシーンはくだらなすぎて最高です。 そしてこのユルいホラーで特撮な作りは後の「学校の怪談」シリーズにだいぶ影響を与えてますね。 一貫したシュールな世界観とホラー表現がとにかく不思議な一本ですね。
[DVD(邦画)] 6点(2017-07-12 00:31:19)
15.  未来惑星ザルドス 《ネタバレ》 
​ザルドス!それは神?!そしてコイツ!主人公!何!誰!ショーンコネリー!?なんで!?何があった!? という赤パンツに銃弾を巻いて三つ編み髭姿のマニアックすぎる格好のショーンコネリーが銃を片手に惑星ザルドスにてモンスターを殺しまくり大活躍するのかと思いきや、いきなりの語りかけてくる生首、そして淡々としたSF。ショーンコネリーのインパクトとは裏腹に内容は静けさが包み、映像もセットも絵画的だったりサイケだったりとかなりビジュアル寄りの作り。おかげでテンポは悪いのでちょっと退屈。 内容は不死の人間となった人々のユートピアをショーンコネリーがぶち壊すというシンプルな内容の割に意外と設定が深くちょっとエロもあったりとおまけ付きなのだが説明不足感は否めません。自分で補えって事なのでしょうね。 SF的アイテムとして指輪が登場しますがiPhoneのsiriのような感じで面白かったです。 ショーンコネリーの容姿ばかりが気になりますが、小説のように静けさが漂うなんとも不思議なSFでした。
[DVD(吹替)] 4点(2017-04-01 00:13:16)
16.  ゴジラ対ヘドラ 《ネタバレ》 
よく怪しいとか狂ってるとかイカれてるなどの評判は聞いていたけれど、こんな初っぱなから飛ばしてる作品だったとは思いませんでした。すげぇ、なんなんだこの曲。 とにかく暗い映像と不安になるサイケな演出がアクセル全開で突っ走っています。あのゴーゴークラブはヤバいですね。行きたいです。 ヘドラもとにかく無機質的で謎な存在で工場の煙をキメてるのには恐れ入りました。しかも飛行状態になればもうゴジラ以上に面倒で、脅威な存在に。普通に怖いよ! 主役のゴジラはヘドラ相手にとにかくボコボコにされて、可哀想になってきます。 人々もヘドラに対抗しますがあたかも当然のように特攻していて、ついに人間も頭がイカれたかのような様相で怖いです。 ラストバトル、ゴジラと人間との共闘が見せ場ですがちょっとグダグダです、そろそろ暗い画面が嫌になってきます。 というかなんでゴジラは装置の仕組みを知ってるの? ヘドラも特に躍動感がないのでなにをやっているのかわからないのも辛いです。あっ、ゴジラ飛んだ。 最後ゴジラも主題歌をバックに頭が狂ったかのようにヘドラをグチャグチャにして行くシーンもヤバいですね。 当時の公害問題を色濃く反映された作品ですが、もういろいろやり過ぎな一本ですね。楽しかったです。 にしても主人公の少年の棒っぷりも相当素晴らしいですね。もうなにもかもが味になってしまっています。
[インターネット(字幕)] 6点(2016-08-09 02:57:52)
17.  ゴジラ対メカゴジラ 《ネタバレ》 
岸田森見たさに見た訳ですが、もうヌルい!ユルい!大好き! まるで天災や神と恐れられたゴジラの見る影は無いとにかく可愛いゴジラ…と思ったらコイツはメカゴジラ!これ見よがしにポツンと建ったビルを破壊してご満悦。 操る宇宙人もまるで007の敵ボスの如き風格!そして基地!その正体は猿の惑星からやってきたと思われる風貌!牢屋兼処刑室はサウナ地獄!温度計付き! ニセモノを許さないゴジラも小規模なドラマに収まる様相で日本規模のパニックですら無い!ノリノリな音楽がさらに本作を盛り上げます! 宇宙人とメカゴジラの危機に対抗するべく現れたキングシーサーもこれまたお茶目!機敏!そして何よりキングシーサーのテーマ!歌謡! 複数人相手でも無限砲台と化すメカゴジラはとにかく強いですが、ゴジラも落雷で得た磁力で対抗!磁力!? まるで超能力者のようにメカゴジラをひっぱるゴジラは最高ですね! インターポールでいいとこ取りの岸田森の活躍も良いですね。漫画のようなコートです。 そんなツッコミ所満載でユルく楽しい僕向きのゴジラ映画でした。 初代にシンゴジやGMKに比べてドラマも特撮も劣っていますが独特のユルさが中毒になる愛すべき一本です!
[インターネット(字幕)] 7点(2016-08-07 23:30:49)(良:1票)
18.  THX-1138 《ネタバレ》 
ディレクターカット版を視聴。 無機質で構成的な構図で描かれた管理社会ディストピアSF。いちいち絵になるシーンが多々あるのがカッコ良く、面白いです。 ガジェットも凝っていて、登場する車やバイクなどのデザインは今でもイカしていますし、全体的に古めかしさを一切感じません。というかスターウォーズの前の作品とは思えません。あの白い牢獄はなんとも不気味です。自称ホログラムの黒人さんも謎で良いですね。でもやっぱり印象的なのはオナホールマシン。 オチはオチでなんだか悲壮感を表すような終わり方。一体なんなのか分からない所がまたいいです。 ただまぁこのディレクターズカット版はルーカス監督によくある後で手を加えたバージョンで、途中途中CGが加えられてしまっているのには逆に興ざめしてしまいました。 エンタメ性は低いですが、それでも見入る世界観のなかなかのSFでした。
[DVD(吹替)] 5点(2016-07-23 21:58:15)(良:1票)
19.  ザ・ドライバー 《ネタバレ》 
カッコいいっ!!!!ライアン・オニール!もうなんだそのカッコ良さ!クール!ハードボイルド!惚れちゃう!嫉妬しちゃう! 銃を向けられても表情は変えず、いつだってドラテクは天賦の才能!罠だとわかっていても突き進み、勝負に負けない!付いてくるイザベル・アジャーニもあぁ、美しい…。 ギリギリな刑事とのギリギリの攻防、チンピラ達との一触即発の決闘。そして迫力のカーチェイス。 男のロマンがたった90分にギッシリ詰まりに詰まった濃厚なハードボイルド"男"映画でした…。
[DVD(吹替)] 8点(2016-05-31 21:15:31)
20.  殺し屋ハリー/華麗なる挑戦 《ネタバレ》 
奴はハリー、殺し屋ハリー。その髪型と眼鏡が目印、クールな殺し屋さ。 彼に舞い込んだ殺しの依頼。ニューヨークでのギャングの抗争。しかし一筋縄では行かない、なんてったって宿敵、爪のマーヴィンが敵方にはいるそうじゃないか。 どうするハリー。やれるかハリー。ここにハリーの華麗なる挑戦が始まる。 リキテンスタイン風の洒落たオープニングから始まり、川底の愉快な墓場。そしてウィットでヌルいナレーション。口笛にのせてのカーチェイス。 70年代の雰囲気たっぷりな007カジノロワイヤル(クレイグじゃない方)を彷彿とさせるポップでユルい雰囲気に飲まれ「これは俺好みだ!」と叫んでしまった。 もちろん美女に宿敵、そしてクールなハリー。007の殺し屋版といったらそれまでだけど、そこは英国に仕えるスパイと、アウトローな殺し屋とじゃちょっと戦う相手が違う。こっちは単なる雇われの身。どこかボンドに無い危険なオーラがハリーの魅力。眼鏡を外した眼光は正真正銘「殺しの目」って奴さ。 後半の展開はテンションの高い前半に比べるとだいぶシリアスになっちゃったのが残念な所。爆弾解除シーンは凄いドキドキしますけどね。 爪のマーヴィンがまったく義手のガジェットを活用しないのはちょい残念。アッサリやられちゃうのもちょい残念。 敵ギャングのボスも意外な結末、裏切りの女は許されない。そりゃココは極道の世界。当たり前。 エピローグの刺客を目で追い払うハリーには痺れちゃいますね。 求めていた殺し屋がココにいた!って感じで嬉しかったです。ありがとうハリー。
[DVD(吹替)] 8点(2016-04-01 23:53:41)
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