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おら、はじめちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 80
性別 男性
自己紹介 庶民の個性が尊重されても、アーティストの個性は尊重されない。
寺山修司、中田秀夫、アルジェント娘、アルジャーノンへ花束をフランス映画版。反語的マザコン。
愛されなかったというよりも、許されることのなかった子供。
ひと並みの人生は送れない。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 
観る前はバカにしていたが、実際観てみると、予想外にもかなり泣かされた映画だった。 冒頭、教頭が言う。鶏じゃダメなんですか? うん。じつにまともな意見だ。 観始めてすぐから主人公の先生が、やたら罪作りなやつに見えて来る。  例えば、台風の日にPちゃんの世話をしにくる子供たち。名前を付けた上、こんなに世話してたら、もはや絶対に喰ったりなんかできないだろうなあ。  小学六年生の議論が続く。これは学園紛争の映画だ。 Pちゃんがいなくなる。見つけた時には捕獲のひと等によって連れ去られようとしていた。いちご白書が脳裏をよぎる。 足にしがみついて阻止しようとする男の子たち。その中にはPちゃんを食べようと言い、ついさっきまでPちゃんがいなくなってよかったと言っていた男の子も交じっていた。うを!  ラストにもう一発衝撃的な場面が用意されていた。 食肉センターのひとたちにとっては、子供たちが愛したブタではなく、たんにこれから肉として加工される豚。 衝撃的だった。 せめて肉屋(クラスの中に肉屋の息子がいる)の親爺くらいの人物であってほしかった。 ブタは生き残るもんだと勝手に思い込んでいた。この場面に出くわすまで、どこで反転するんだろうと思っていたくらいだから、この場面には俺自身がうちのめされた。  そして荷台にブタの載ったトラックを追って走る子供たち。うーむ。さよなら、僕の友達。  なるほど、これはいい映画だった。  いい映画に対して評論的なことを言うのは差し控えたいが、撮り方のうまさなのか、26人もいる子供の区別がついたことは、驚嘆。  けっきょく学園紛争の闘士たちは、(ファッションだったやつ9割を除けば)この映画に登場する子供たちと同じで純粋だったのだ。   劇中で「正解はありません」などと小ぎれいなことを先生が言っているが、それはめくらましに過ぎず、正解はあらかじめ決まっていた。 「食べるってことは命を受け継ぐってことなんだ」などといった舐めたセリフ等によって、「命あるものを頂くという意味」を問う「重いテーマ」を持った映画だと誤解した人が多いみたい。 作り手はそんなこと考えてない。元からニュースになったりドキュメンタリーになっていたらしく、おそらく便乗しただけだ。  俺は単純に、悲劇として、かなりの感情移入をもって観た(おそらく甘利花を通して)。 それは、だいたいこんな感じだ。 自分は畜産農家に生まれた。初めて自分がメインで育てた家畜。名前も付けて一所懸命育てた。喜びも悲しみも共にした。でも。 売られちゃった……。 けっきょく、そういう衝撃(純粋で小利口じゃなく初体験だったから、衝撃になった)を登場人物や舞台設定を変えて、現代風に描いた映画だった。  その意味で希望(子供にだけ許される無邪気かつ理想的な希望)を打ち砕かれる映画だったし、歴然と悲劇だった。そして悲劇であるがゆえに! 俺はこの映画をとてもいい映画だと思ったのだ。  うん。じつにいい映画だった。  (売っただけで、自分たちで食べるという当初のゴールは達成しなかったはずだ。クラスの半分が食べたくないと言っているから。つまり食肉に加工してもらって(この場合は加工賃を支払う)戻ってきたわけではない。単に売っただけ。その点において、まさに農家と同じだった。そして売り上げ金はブタの法的所有者だったはずの先生の懐に入ったはずなのだ。これは先生を批判している人の批判の内容が的外れであることを意味する)
[DVD(邦画)] 8点(2023-04-23 06:01:59)
2.  嫌われ松子の一生
この映画の主人公のような女性を知っている。 彼女たちが不幸になったのは、自業自得ではない。  彼女たちが「依存」しているかのように見えるのは、あなた方が既に与えられている側の人間だからに過ぎない。  ラストは商売上の理由でこうなっただけだと思う。個人的には、そこで迎合したのは気に喰わないが、逆に言えば、だからこそウケたのだと思う。  下妻とこれ、二本立て続けにスマッシュヒットを放ったこの監督は、告白以降失速した。(売れたかどうかではなく、単に売上だけを目指して成功した恥ずかしいやつに堕落した。要は無残にも中身がなくなっていた。そして、話しを戻すが、この映画のラストでしたのが迎合だったと監督には自覚できなかったことが、その原因だ。その意味で、この監督は既に消費された)  TAMAKISTさんのレビューがよかったんで、書く気になった。
[DVD(邦画)] 8点(2023-01-08 03:26:43)(良:1票)
3.  カレの嘘と彼女のヒミツ
どうやら恋愛映画であるかのような売られ方をしたらしい。 そのため、この映画に恋愛を期待した人が低評価したのは、致し方ない。  20221030加筆 この二、三十年の間に作られた映画の中で最高傑作!  これを観てコーフン出来ないなんて、はっきり言ってどうかしてる!   力石や印南に匹敵するバーバラ・キャンベル・ハイフン・ダン。 突き抜けた名セリフだって、目白押しじゃないか。  なぜ、この痛快さがわからないんだ?  なによりも・・・、見事だった。 「これが私の最高傑作」
[DVD(字幕)] 10点(2021-12-16 04:34:53)
4.  重力ピエロ
1時間32分。着想は悪くないんだが、このもってまわった小細工の羅列が腹立たしい。あらゆる意味で、無能だ。 久しぶりに不愉快極まりない映画を見た。 <- なんだ、既に言われてるじゃん!  もうひとつ。 素材のわりにまったくかなしくない。驚異的だ、これを意味の喪失という。  軽妙なタッチや、家族愛はけっこうだが、 かなしくないなら、なぜ復讐(あるいは浄化)する必要があったのかね?  まあ、イマドキの日本映画は無駄にニセモノの希望を提示しなければならないものらしい。 そして、だからこそ、今や日本映画は世界中から馬鹿にされているのだ。
[DVD(邦画)] 2点(2021-12-16 04:03:42)
5.  ハウルの動く城
時間を置いて、何度か観ているうちに、五回目くらいから、意外といい映画だったことに気付いた。 うん、これはかなりいいぞ! 見た目のバカっぽさにだまされてはいけない。
[DVD(邦画)] 8点(2021-07-11 03:42:53)
6.  ツインズ・エフェクト
俺はこの映画でジャッキー・チェンが思いのほか芸達者なことを知った。ジャッキー・チェンの場面以外、観れたもんじゃなかったからだ。
[DVD(字幕)] 1点(2021-05-12 06:58:20)
7.  ビースト・ストーカー/証人
キーワードは、業、罪深い。 すべて日本人が忘れたことだ。 日本人は幸福になった。おかげで忘れてしまいたいことを忘れることができた。 だが、俺はこの救いのなさが好きだ。郷愁と言って差し支えない。  ラストで抒情になるのは見事である。号泣すべし。
[DVD(字幕)] 8点(2021-05-12 06:30:21)
8.  キルミー・レイター
へたくそな映画である。気に入らないのは、音使いと、ストップモーションやらスローモーションやらの使い方。ホンは悪くない。そして、ヒロインが気に入ったので、5点か?
5点(2003-07-21 00:32:13)(良:1票)
9.  ザ・ワン
なに? けっこう評判が良いジャン。予告編は、良かったんだけどなあ。予告編以後、まったくウワサもきかなかったが、見ればその理由は良く分かる。ところで、主人公は空中で力学に逆らった動きをしているが、アレはなに? ただし、個人的にはキライじゃない。
4点(2003-03-21 02:17:12)
10.  ザ・セル
「狂ってますね、うん、狂ってるよ。この映画観た後しばらく友だちと「漂白しちゃうよ」がはやったもんね。なにか嫌な事があったらコレみるといいかも、死にたくなるから>>>>」って、この人10点つけてるよ。よっぽど、気に入ったんだろうねえ。悪いが、映画そのものより、もうこのコメントが気に入っちゃったね。個人的にはやっぱり馬の輪切りかな。あと、被害者の意味らしいが、エログロのお人形さんたちも素敵。ラスト付近のヒロインの変身シーンは、「頬を刺す朝の山手通り、たばこのあきばこを捨てるう」ってな感じですかね。
6点(2003-02-23 04:03:44)
11.  Avalon アヴァロン
押井は好きだったのだが、こいつはハズしたらしい。
2点(2003-02-23 02:40:59)
12.  ポワゾン
うーむ。点数の低いやつにわざわざコメントするのもばかばかしい。しかし、そうでもしないと、バランスが取れない。さて、この映画はエッチ系ということで、期待して見たのだが、筋もなく、なにより全然エッチじゃなかった。しかも、エッチの対極の概念が道徳(これには異論がないのだが)という点で、背徳な感じがしないところがアウト!
2点(2002-12-21 23:19:12)
13.  陰陽師
そうねえ。駄作だよねえ。キャスティングも二人を除いてひどいもんだし。しかし、真田先生は悪役がはまるねえ。本当は、小っさい人らしんだけど、演技がうまい役者はけっして小さく見えないそうだねえ。
2点(2002-11-08 05:39:34)
14.  レクイエム・フォー・ドリーム
かなしい映画だった。  1、主人公がタクシーで、久しぶりに母親を訪ねた時、母親が痩せ薬を飲んでいることを知った時、主人公は「やつらは覚醒剤を処方しているのだから、やめろ」という。そして「テレビに出たからと言って、どんないいことがあるのか」と。このとき、主人公が貿易の仕事は(間違っていないとも言えないが)ウソで、本当はヤクの売人なんだと告白し、いっしょに止めようと言っていたら、良かったのか? 否。母親の答えは決まっている。「薬を飲むのをやめて、どうするの? また、以前の生活に戻るの?」だ。  2、薬を飲み始めた後の母親の日常を早回しで撮ったシーンがある。母親は主婦業もやっていなければ、おそらく仕事もしていない。本人も無為に過ごしていると感じている。しかし、誰しもが同じなのだ。誰しもが、早送りの人生を送っている。  3、母親には当然罪悪感はない。専門医が処方した薬に間違いはないと信じていたから。そして、くだんの専門医も一言も「薬は正しく飲んでいますか?」などとは尋かない。  4、母親は息子さえも美化する。当然だ。息子が立派な人であったなら、母親の人生もまた、正当化される。これは、労力を払わずして、報酬だけ欲しいと言うのと同じことである。しかし、この考えはあまりにもきびしすぎるのも事実だと思う。誰も自分の人生を生きていないというのが真実なのだ。ふと、思ったのだが・・・。むかし、戦争に行った人たちはあの戦争のことを、どう思っているのだろう? 原爆関係では、被害者の立場で戦争反対の旗色が鮮明だが、では外地で戦っていた人たちは? 彼らは侵略者だった。最近、戦争の話もめっきり聞かなくなった。複雑な背景があるだろうが、ばかどもが改憲論の尻馬にのっかているのも腹が立つ。アメリカさんは、戦争がしたくてたまらないらしいが、サイテーだね。戦争の時代に生きていた人も、やがていなくなる。  5、ところで、女性諸君に言っておきたいのだが、やせてることがいいことだという感覚は、完全にメディアに支配されているからね。楊貴妃はデブ女だったって、知ってた?  つまらないことを色々述べてしまったが、1と2が、言いたかったことだ。途中カタルシスを感じないこともなかったが、よい映画だと思う。みんなに観て欲しい。ちなみにこの映画の予告編は、サイコーだった。予告編では、タイトルのフォーが4だった。  最後に、皆さんの感想を読んだ感想。みんな、なんでそこまで他人事だと思えるわけえ~?
8点(2002-11-08 04:17:18)(良:2票)
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