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天地  司さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  あゝ野麦峠
兄に背負われて、故郷飛騨へ峠越えをするみね。信州の景色に向かって手を合わせる彼女にはそれが永遠の別れと分かっていたのだろう。「飛騨が見える」と涙を浮かべるみねは気力をふりしぼって水筒の水を飲もうとする。大竹しのぶの名演技、名場面である。当時2回劇場に足を運んだ記憶があります。訃報を聞いた女工たちが仕事を放棄してみねが隔離されていた小屋に向かうシーンで、それを制止しようとする監視係の役者さん本当に女優さんを平手打ちしている?他の女優さんたちも熱演です。
7点(2003-02-11 16:25:15)
2.  大魔神逆襲
前作「大魔神怒る」は、1作目以上に人間の愚かさと神仏への畏怖を表現していた。洞窟、湖、霧の暗さがそれを強調しており大魔神の怒りの場面以外はかなり重苦しい雰囲気がある。それに比べると本作品は少年たちの冒険活劇がひとつの軸となっており青い空、太陽の光、川の流れ、雪の景色など自然の美しさが開放感を与えてくれる。公開当時、同世代の二宮秀樹は大魔神と共に私のヒーローでした。身を捧げても弟や友人を救おうとする純な姿に感動したものです。鶴吉を手に抱え大魔神が雪の中から出現する場面は30年以上経った今でも、私の心に勇気を与えてくれるのです。3作品中一番人間に近い(?)大魔神かもしれません。エンディングの音楽の美しさも集大成の感があります。傑作です。
10点(2003-01-20 19:40:52)(良:2票)
3.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
マカロニウエスタンブームがピークを迎える中、最高傑作の宣伝文句で公開されたこの作品は西部劇に登場する賞金稼ぎ、ならず者、はみ出し者たちへのレクイエムとも思えるような異色な仕上がりになった。イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ウォラックの3人が善、悪、汚に扮してラストで三角決闘を行う。いつものようにイーストウッドの眼差しは男の美学を感じさせるが、本作品ではやさしさ、人の良さが色濃く出ているように見える。他の作品では冷酷な悪そのものを演じるクリーフも、ここでは哀愁さえ漂わせる。立場、生き方は違っても独りで生きている男たちが、避けて通ることのできなかったラストの死闘。砂ぼこりと硝煙、狂気と虚無をイメージさせるタイトル曲と共に永遠に語り継がれることだろう。
8点(2002-09-23 16:38:53)(良:1票)
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