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仁太夫さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 14

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1.  シン・レッド・ライン
初見のときから好きだったのですが、水木しげるの『総員玉砕せよ』を読んでから見るとまた好きになります。水木先生のご本によると、あんな感じらしいですね。南洋の戦場というのは。自然の描写が不必要に多い、とお感じのレビュワーが大勢いらっしゃいますが、私はそうは思いません。編集がいじわるなんですね。観客の集中力を削ぐ方向に編集してる。もしも私たちが南洋へ戦争しに行くと、きっとああいうものを見たり火薬や死体の臭いといっしょに花の匂いもかいだりするのでしょう。あと、原作の小説はアメリカではすごい評価高いらしいですね。その原作をかなり忠実に映像化しているので、日本兵の考証がヘンなのも仕方ないです。ここ半世紀ずっとアメリカさんはそういう認識であられるのだから、変えようがないじゃありませんか。そういうとこひっくるめて私は好きですね。「SPR」は私の人生には不要な映画ですが「TRL」はソーグッドです。
10点(2002-12-01 21:58:09)
2.  フルメタル・ジャケット
十八歳にもなるのに靴ひもが結べないやつがいるのか!と驚きました。いるんですねえ、世の中にはそんな人が。そんなのでも一人前の兵隊に育てなきゃならんドリルインストラクターというのは大変な仕事です。……て、これが“前半”の感想。実は訓練の部分て時間にして三分の一以下なんですよね。レビュワーのほとんどがこれを“前半”と言っていることで、この映画の価値ある部分が何かもうおわかりでしょう。そーいえば、公開当時、任天堂がシステムソフトのゲームをぱくった「ファミコンウォーズ」を出してCMでドリルのパロディをやってましたね。あれはいいCMだった。“後半”は、カウボーイの指揮がへたれすぎて現在の鑑賞には耐えません。
6点(2002-12-01 21:44:52)
3.  そろばんずく
この映画を見たのは学生のときだけど、就職して広告代理店と付き合うようになったら、○通の営業とか○報堂のクリエータとかほんとにこんなノリだったのには笑った。デフォルメが一回転して日本の真実をえぐってしまった(?)のかどうか知らんが、歴史に残しておきたい作品です。バブルの記憶とともに。
8点(2002-12-01 21:33:31)
4.  ストレイト・ストーリー
わくわくする映画ですね。「スペース・カウボーイズ」よりもこっちのほうがかっこいい。って、比べちゃいかんか。余談ですが、このテのアメリカの田舎を描いた映画を見るたびに、登場人物たちの貧乏さかげんに驚きます。所持金が少ないのよね、彼らは。物価の体系が日本と違うのだろうけど…。
8点(2002-12-01 18:47:02)
5.  インサイダー
つまらない映画でしたねぇ。《ねたばれ》ですが、よりによって大陰謀と対決したジャーナリストさんと学者さんが発表した事実ってやつが「タバコは身体に悪い」ってことだとは。そんなん当たり前やん、がっくり。ってなった私はこの映画がさっぱり効かなかったバカですかも。虚仮威しもええかげんにせえ。ていうか、もっと面白くできるんじゃないですかね。こんな権威主義的に映画作らんでも。
1点(2002-12-01 18:37:49)
6.  最終絶叫計画
ウェイアンズ兄弟ってすごい才能あるかも。いやこれマジで面白いよ。もっとも、こういう映画が人生にとってまったく不必要な方は多いと思われますので、他人のレビューはアテにしないほうがいいかもしれません。私にとってはずいぶん楽しい時間でした。
10点(2002-12-01 18:33:42)
7.  エド・ゲイン(2000)
ものすごい期待して見に行ったですよ。しかし映画は退屈だったー。つーか、そもそも実在のエド・ゲインの人生が退屈だったんだろうなあ。ものすげえ田舎だし。周囲の誰ともちゃんとコミュニケートできないくらい荒んだ町だし。気ぃ狂って変なことやっちゃう気持ちもわかるって。そもそもぼくはエドのことを大量殺人者だと思っていたのですが、この映画見るかぎりじゃ墓荒らしが主で殺人はほとんど偶発的にちょっとだけ、みたいですね。スーパー肩すかし。でもまあ、気持ち悪いシーンはちゃんとあるし、損じゃないよ。
4点(2002-12-01 18:28:48)
8.  パトリオット
メル・ギブソンてそんなにイギリスが嫌いなの? それとも米国の映画業界が反イギリスなのか? て思いますよね。ブレイブハートと続けて見たらば。ミリシア(民兵)の起源が語られますが、いまでも米国にはミリシアを名乗る人たち(ID4に出てきたような貧乏白人)がいますが、彼らは本気でこの映画のようなことをもっぺんやってやろうと思ってるあたり、怖い人たちやなあと思います。だって日本で「平成維新」だの「第二海援隊」だの名乗ってる人たちと比べてごらん、日本には幕末のような暴力革命をもっぺんやろうなんて思ってる人はいないでしょ。そこらへんがアメリカさんは怖いわ。あ、でも監督はドイツ人?で俳優はオージーですわな、よーわからん。まあそんなことはどうでもよくて、けっこう満足度高いですわな。緊張とカタルシスの連続で。それと、当時の戦争を視覚化して見せてもらえたおかげて「シン・レッド・ライン」の語源がわかりますた。レッド・コーツ(イギリス兵の隊列)が地平線に並んでるのを、そう呼んだんですね。
6点(2002-12-01 18:18:48)
9.  アメリカン・サイコ
《ねたばれ》ですが、みなさん、あのラストシーンは“すべてはベイトマンの妄想”てことになさってますよね? ぼくは全く逆だと思ったんですが。あの弁護士の方がヘンなんですよ。ベイトマンはあいつ殺したのに、友人たちは誰が退場していなくなったかなんててんで気にしてない。バーや会社で話してても、相手が誰かすらわかってない……。こういう話だと思ってたんですが、どないなもんでっしゃろ。個人的には思い入れのある映画です。自分これ見たときは鬱病を患ってて、主人公見て一目で「あ、こいつも鬱やねん」てわかった。偏執狂的に身体ケアしたり名刺じゃんけんで負けてショック受けたりするシーンは「ああ、あるあるこんな症状」て思いました。終盤、公衆電話でパニクって抗欝剤ぼりぼり食べるとことか、見ててけっこう泣けましたね。ぼくは病気のとき傷つくのが怖くて外歩くのも怖かったけど、こいつは逆に他人を攻撃しないと怖くて生きてけない感じだったんでしょうかね。水準に達した映画なのかどうかわかりませんが、嫌いじゃないです。(でも原作の混沌さかげんはもっとイイ)
5点(2002-12-01 18:06:40)
10.  トラフィック(2000)
忍耐を強いるけど面白い映画だよね。敷居が高い分、ハマると気持ちいい。ていうか、娯楽作品じゃなくてお勉強ムービーとして見たらものすごく高品質かつ面白いんじゃない? 麻薬ってこうやって売られてんだー、ああこんなふうに気持ちよいんだー、普通の人でもこーゆうツテを使えば殺しができるんだー、なんてお勉強。“麻薬は気持ちよい”ということがわかりやすく表現されてるだけですでに新鮮かも(判事の娘の恍惚の表情!)。デル・トロの役回りも良かった。おとり捜査の現場って命かかってんなー、て。こういう「あちらの業界情報」みたいなものって、日本にいると直感的にはわかんないじゃん。それが娯楽作品を見ながら自然に理解できる(と言ったら大袈裟か)だけでもこの映画見た甲斐はあるんじゃなかろうか。などと言ってみるテスト
8点(2002-12-01 17:47:56)(良:1票)
11.  ランボー
めったにない傑作だと思います。公開時に見たときはすげーアクション映画だなぁとしか思わなかったですけど(18歳だからね)、今見ると、あれれこれは「イージーライダー」と同じじゃん、と。あっちは深南部で流れ者が殺される話だけど、これは太平洋岸の北の端で流れ者が排斥される話…? 冒頭、シュラフだけ抱えた主人公がとぼとぼと山道を歩くシーンはいいですね。アメリカの失業者ってこんなんだ…などと思い。「戦場では百万ドルの兵器を預けてくれたが、故郷に帰ると駐車場係の口もねえ!」は名セリフだよなあ。これ見た帰還兵たちはなんて思ったでしょうね。のんびり記念写真など撮る州兵たちとの対比がイカす。晩秋?のカスケード山系の景色もイイ! 寒くて怖そうですね。それにしても保守的な田舎の保安官て怖いですね。ちょっと逆らったら翌日裁判ですもんね。州兵・山岳レインジャーとの対立も面白いですね。ランボー2になると東アジアが舞台なので、ぼくら東アジア人が見ると何やらへんちくりんですが、さすがにアメリカ国内の様子はリアルに描かれてるかと。このへんのディテールが作品をしっかりさせてますか? なにより、低予算であることがミエミエなのに映画がこれだけきちんとしてるのが良い。スタローンてラズベリー賞がよく似合う映画人ですが、実はバカにしてはいけない実力を持った人なのかもしれない、などと思っちゃいました。繰り返しますが、傑作ですねえ。
10点(2002-12-01 13:08:28)
12.  バタリアン
奇蹟のように面白い映画ですねー。すっげえ怖い。すっげえ笑える。恐怖と爆笑の繰り返しで脳が痙攣しそうな1時間ン十ン分ですねえ。私が公開当時に見たときは、世間に反核運動とか反原発運動が吹き荒れてて、このゾンビ映画はそーいった暗喩?と見られていたのですが、最近初めてご覧になる方はそーいった偏見から自由だから逆につまんないかもね。あの軍用の死体樽ってのが、闇から闇へ葬られる放射性廃棄物みたいなリアリティがあったんですよ。軽いく見られてるっぽい映画ですが、実はとても政治的な作品かもしれませんよ。
9点(2002-12-01 12:34:51)
13.  少林サッカー
このくどさがたまらない。饅頭屋の前で目の玉炎が次々と感染していくシーンのような…そう、とにかくくどいほどのギャグ。外国の甘いお菓子みたい。
8点(2002-12-01 12:03:09)
14.  楢山節考(1983)
19年前に見たのですが、以来これより面白い邦画に出会っていないですね。最近DVDで見たけどやっぱおもしれっ。日本残酷物語なストーリーに目を奪われると思いますが、実はこの映画は撮影も素晴らしい。画が怖いんだよね。せぇ、めったにない貴重なものを見せてもらいやした、て感じ。
10点(2002-12-01 12:00:39)
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