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うんこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  ロード・トゥ・パーディション
シンプルなストーリーがとても丁寧に作り上げられている。登場する人物がちゃんと『ここに生きている』という印象を受ける。それは最後に男の子が向かうペンキ塗りをしている老夫婦にまで。
7点(2002-12-10 06:41:10)
2.  ダンサー・イン・ザ・ダーク
こんなに不幸な人物があっていいのだろうか。全てに救われない主人公に落胆し続け、観賞後の脱力感に耐えきることが出来ません。一体どういう気分のときにこの映画をあえて見ればいいのだろう。そしてどう解釈すればいいのだろう。確かなのはビヨークの表現者として、表現する力のあまりの強さとストーリーの重さ。ただスタッフにひとつ撮影前に試してもらいたかったことは、ハンディで撮影する際のズーム幅やブラし幅。またそれらを2時間続けたときにどういう印象になるかということ。ブレた印象とブラして撮るのは違う。
6点(2002-12-10 06:23:34)
3.  マイノリティ・リポート
誰も助からない、何も解決しない映画。予告編が実によく出来ているため、期待してかかるとがっかりする。未来の高速道路を縦に走る車や、小型精密ロボットスパイダー等のワクワクな仕掛けは一瞬で、それを除けば普通のサスペンスドラマなのです。とにかく人が地味に沢山死んでくし、誰一人笑顔を見せないまま冷たく物語が進行していきます。大変計算されて撮られた画は完璧で非の打ち所がないのですが『美しい画』ではありません。それは感情を押し殺した乾いた世界観を表現されてのことだと思いますが、とにかく色がない。グレーでメタルな印象にこだわった代償として、なにかスクリーンから前に飛び出てくる強さがないのですね。スピルバーグをはじめ携わっている一流スタッフが作る画は完璧です。完璧なあまりエネルギーを感じられない大人の仕事。
5点(2002-12-10 05:42:28)(良:1票)
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