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HIDEKIさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 7

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1.  2001年宇宙の旅
-- 『神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。 』 --不気味な映画です。キューブリックが自分自信の視点で「神」の存在を描いているのは良く分かりますが、彼がそれを(=「神の存在」)全く尊重していないことも同じくらい良く感じ取れます。これは、自らを「神」と融合させて、この映画の製作を試みた結果なのでしょう。故、ストーリが描かれていない「間」の中に、嘔吐を催すような傲慢な感情を感じ取らずにはいられませんでした。最高に芸術的、そして、私には生理的に受け付けることができない作品です。
1点(2003-05-24 23:57:46)(良:2票)
2.  髪結いの亭主
 監督の目線、役者の演技、それら全てが内側に向かっている表現だと思いました。それ故、これだけ官能的なシーンが多いにも関わらず、非常にストイックな印象を受けます。まるで、エゴン・シーレの水彩画を見ているかのようでした。それにしてもジャン・ロシュフォール氏の演技は素晴らしい!完全に(髪結いの亭主ではなく)少年アントワーヌと融合していましたね。「珠玉」と言う言葉がピッタリの映画ではないでしょうか。
8点(2003-05-14 18:07:01)
3.  ショーシャンクの空に
幅広い層から多くの支持を得るため、娯楽性の上に、何か芸術的なニュアンスを加える。ただし、人々が嫌うような際を行くような表現は用いない。よって、「光」を光として扱えず、また、「闇」となるべき部分の描写も甘くなるので、表現の起伏が浅くなる。その代わり、ストーリーに伏線を張り巡らし、とどんでん返しを仕込む。全体的にエネルギーに乏しい印象が否めない。大嫌いにもなれないが、大好きにもなれない。民放の2-3時間枠のヒューマンドラマのような出来としか思えなかった。
5点(2003-05-06 18:57:12)(良:1票)
4.  ミッション
「彼は醜く威厳もない。みじめでみすぼらしい。」 箴言の言葉を現したような映像です。神は、常に、弱者の元にいることを、再度、気づかされました。ラスト・シーンの燃え盛る炎の中に、御霊の姿が見えるようでした。 「誠に彼は我々の病を負い、我々の悲しみを担った」
10点(2003-04-17 01:47:02)
5.  時計じかけのオレンジ
美しい映画だと思います。「黒」と言う色のイメージ、しかも、砂利混じりの薄汚いどす黒さではなく、美しく染め上げられた高貴な「黒」が目の前に浮かびました。丹精に、繊細に、そして、瀟洒に作り上げられた「悪」は、これほどまでに麗しく、蠱惑的な香りを放つものなのでしょう。また、狂気の象徴としてルードヴィッヒの楽曲を選んでいることも、何とも言えないほどエロティックな感じを、映画に与えていると思いました。
9点(2003-04-06 21:06:30)(良:1票)
6.  戦場のピアニスト
描かれているような悲惨な状況中、最後まで生き抜く人間が、あのような涼やかな眼をできるものであろうか?この中に描かれているものは、映像の美しさなのか?、感動的な逸話なのか?、それとも、単なる史実なのか?数年後、誰もが忘れ去ってしまうような、芸術と呼ぶに値しない作品だと思う。
4点(2003-03-18 16:59:31)
7.  ブリキの太鼓
 見終わった後、なんともいえない後味の悪さが残りました。悪魔的などす黒さに徹したのではなく、砂利混じりの汚水のようなグロテスクさと言った印象を受けます。また一方で、アカデミー賞を受けるような万人向けでない表現・描写があることは認めざるを得ないでしょう。まさに、エッジ、崖っぷち、もしくは、ゴール前のセットプレーような映画だと思います。そう言った意味を込めて、満点の正反対である0点をつけます。
0点(2003-01-03 19:08:58)
0114.29%
1114.29%
200.00%
300.00%
4114.29%
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700.00%
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9114.29%
10114.29%

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