1. 美しき諍い女
ネタバレ注意。なんでこの映画が一般に高く評価されるのか分からない。多分皆最後まで見てないんじゃないかと思う。べアールをモデルにした絵を書くにあたって、画家の家族内、モデルの家族内での軋轢が延々と描かれる。何を言いたいのかと我慢をして見た。すると最後に画商が「絵とは何ですか。」と画家に聞く。画家は「絵とは言葉で語るものではない。数字で語るものだ。」と言い放ち、画商と共に家に入っていく。芸術も経済行動(金儲けの手段)だという落ちであるが、何も勿体つけて長時間かける必要はないと思った。 3点(2003-02-26 08:02:07) |
2. 蝿男の恐怖
蝿の被り物がチープな感じだが、最後の「助けてくれ~」の叫び声とそれに対する警部の驚愕と行動が凄いインパクトだ。このラストだけでリメイクを超えている。 10点(2003-02-25 07:28:12) |
3. めまい(1958)
映像と音楽で陶酔へと誘う。これこそ映画だと感じた。海辺等での抱擁の陶酔が、変身後の抱擁時の回転するカメラ・背景の映像で甦り、さらに高まる。アニメーションも使って、主人公の不安を盛り上げる。ヒッチコックの最高傑作だと思う。 10点(2003-02-20 11:54:15)(良:1票) |
4. 顔のない眼
ゴムの仮面を被って彷徨う娘が、映像的に美しかった。恐怖映画でもフランス映画は一味違うなと思った。 8点(2003-02-20 09:37:58) |
5. ザ・リバー
土地をめぐり大企業と戦っている農民が出稼ぎに行ったところ、工場のスト破りの工員のとなってしまう。工場労働者に罵倒される。心ならずも労働者の敵となってしまうという切ないエピソードがあった。 9点(2003-02-20 09:33:31) |
6. 突破口!
組織の殺し屋で大男のジョー・ドン・ベイカーが、組織の金を取り返すため、甘いマスクで薄笑いを浮かべながら、容赦なく暴力を振るうのが、恐ろしくて、素晴らしかった。この強力な敵に対し、ウォルター・マッソーが知恵で対抗する。素晴らしいアクション映画だ。 10点(2003-02-20 09:24:57) |
7. 殺人者たち
郵便車強盗の金を横取りしようと二人の殺し屋が、暴力で郵便車強盗のメンバーを締め上げていく。素晴らしかった。アンジー・ディキンソンを容赦なく、二人で脅す。リー・マービンはもちろん、相棒の若いクルー・ガラガーも薄笑いを浮かべながら脅すなど、素晴らしく恐ろしかった。今後もこういう映画が作られないものか。 10点(2003-02-20 09:19:37) |