1. パリ、テキサス
すばらしい。主人公の、多分愛ゆえのどうしようもない不器用さと、愚かさと、ぎりぎりのやさしさに最後までぐっと来た。来てた。 10点(2003-03-28 09:15:05) |
2. ダンサー・イン・ザ・ダーク
感動して2回連続で見た。幸せの客観性と主観性について、、かな。フェリーニの魂三部作みたい。ビョークも歌もすばらしい。 10点(2003-03-28 08:59:09) |
3. 気狂いピエロ
2回目みて、やっとすごいと思った。ベルモンド「君には思想が無い」カレーリナ「思想はもともと感情よ」。というより、やっぱり女の子はすごい。いやいや、一般化はできないけど。永遠。女の子の率直な感覚に嫉妬する男のおれは幼稚だ。永遠を自分の脳みそをぶっ壊して手に入れようとする男って愚かだな。と反省、教訓的な見方をしてしまいました。内容似てる「軽蔑」もよかった。 10点(2003-03-28 08:47:54)(良:1票) |
4. 道(1954)
人間的な、ジェルソミーナを通した無条件なやさしさとザンパノを通した愚かさのコントラストが生み出す、多分、普遍的な人間的な悲しさ、、とにかく目から鱗でした。感動しました。「非常に複雑したものを単純なかたちにするのが芸術だ」というジャンコクトーの言葉ぴったりだと思います。 10点(2003-03-28 08:29:48)(良:1票) |
5. 千と千尋の神隠し
たいした映画だと思う。いままでの宮崎作品のなかでもっとも私小説、反省的だと思った。ラスト、夢から現実にもどったときの千尋と家族の関係が、表面上、たいしてなにも変わっていない、というの描写が特に印象的。 9点(2003-03-31 10:12:28) |
6. EUREKA ユリイカ
何故、人を殺してはならないかという少年の問いに対する役所孝司のセリフはすごいと思った。泣きそうになった。なんか纏まりきらない感じだし(だからこそいいんか?)最後よくわからなかったが、あの場面だけで、すばらしい。 9点(2003-03-28 09:06:25) |
7. ハウス/HOUSE(1977)
もともと小中学生向けの夏休みホラー映画らしいが、エログロナンセンス(便利なまとめ方)+センチメンタルで、こういうのはなかなかないと思いました。 8点(2003-03-31 09:55:15) |
8. 時計じかけのオレンジ
アレックスの暴力描写より、その結果、サディストの彼が社会からサディスティックに、結局、強制矯正去勢されてしまう逆転過程は見てて気持ち悪かった。いつもキューブリックはかなり遠くから全体を把握してるような位置にいて、そういう客観的=たぶん残酷な視点が後味を悪くするんだろうな。けど、見てしまう。 8点(2003-03-31 09:40:11) |
9. ニンゲン合格
キューブリックがやろうとしてたことを極端に推し進めたらこうなるような、達観なのか、諦観なのか、寓話なのか、わからないけどニヒル、妙に清涼感もあった。なんか好きです。いや、嫌いじゃないです。 7点(2003-03-31 10:02:56) |
10. 青い春
そこそこ楽しめた。松田龍平は良い。なんだかエピソードがばらばらでつかみどころがなかったが、原作はもっとばらばらだった。 7点(2003-03-28 09:23:16) |
11. 女は女である
「軽蔑」「気狂いピエロ」での女性崇拝のリバウンドでしょうか?ゴダールの映画に出てくる女の子は皆素敵だと思います。このアンナカレーリナも♪たのしい。気楽。 7点(2003-03-28 08:53:20) |