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おじさん映画ファンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  メン・イン・ブラック2
一作目がまずまずの面白さだったのに、今回はなんだか力が抜けたような気分がした。MIBは何と言ってもウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの絡みが見せ所だと思うのに前作ほど光っていないし(T・L・ジョーンズが疲れているみたいだった)、映画全体の力点がCGシーンを並べてみせる方に行ってるような気がする。新鮮さに欠けるのではなくバランスが悪いのだ。コース料理を食べに行って、前菜の品数がやたら多いくせにメインデッシュがイマイチ期待はずれだったというのが近いか…。もちろん前菜はそこそこいい味だし数にも不満はないんだけれど、前菜だけで腹膨れるってのもどうかなあ。私はメインの方をもっと味わいたかったです。
6点(2003-06-25 01:07:46)
2.  フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
<<ネタバレあります>>円谷さんは、この作品以前にゴジラシリーズの行き詰まりを予感していたんじゃないでしょうか。前年の「フランケンシュタイン対地底怪獣」同様、怪獣の大きさの設定をゴジラの半分程度にし、よりダイナミックでスピード感ある映像作りに挑戦したのが本作だと思います。本多監督との息もぴったりで、例えばL作戦準備からメーサー車によるガイラせん滅戦までの描き方も、本編・特撮ともまことにテンポが良く(伊福部マーチも忘れてはいけません!)、本多・円谷コンビのもっとも油ののった時期だったことがうかがえます。唯一残念なのはラストでいきなり海底火山の爆発を持ってきたところで、これは唐突の感あり。背景的に多少伏線を張っておいても良かった気がします。この作品にはガイラが人を食うシーンがあります。私がこの映画を初めて見たのは10歳のとき、映画館だったのですが、あれは怖かった。夜布団に入っても、窓の外にガイラがいそうな気がしてなかなか寝付かれなかった記憶があります(同級生の友人は夢の中に出てきてうなされたそうです)。でも、そういうシーンや火炎の中で人が粉々になるシーンを描くのが怪獣映画じゃないんです。散々怖がらせておきながら、悲惨な死体の様子は見せず、打ち捨てられた花束で象徴させているところを、現代の怪獣映画ファンはよく見ておいて下さい。本多監督の描いたのは直接的でグロテスクな映像ではなく、感覚的でシンボリックなものですが、血まみれの死体がないのがこの作品を物足りなくしているということはまったくありません。
9点(2003-06-05 02:56:37)(良:2票)
3.  レオン/完全版
 ロリコン映画だという批評があるとは知りませんでしたが、この作品が美少女の色恋沙汰を見せる映画でないことは確かです。レオンの言葉には父性と母性の入り混じったものを感じますし、マチルダの方は、これ以上愛する家族を失いたくないという気持ちが滲んでいます。これをロリコンにたとえる人は、たぶんそういう志向の人か「家族」という視点が欠落しています。実際、ナタリー・ポートマンは魅力的です。あの年齢にしては、ある種、強すぎます。しかし、レオンに「二人で暮らそう」と言わせるには、レオンを圧倒してしまう感情の現われがなくてはなりません。そのあたりが、ジャン・レノを食ってしまうほどの演技になったんだと思います。オーディションも撮影中の演技指導も厳しかったんだろうなと想像してしまいました。ハッピーエンドにしなかったのは、しなかったんじゃなくてできなかったんだと思います。常に危険と隣り合わせの自分が誰かを愛してよいのか、というレオンの苦しみは、死ぬ瞬間にやっと晴れたのではないでしょうか。また、マチルダ自身に仇を取らせてやりたい気にもなりましたが、それはレオンが決して望まなかったことなので、これはしかたないかな、とも思います。ラストで、鉢植えの植物を学校の庭に植えるシーンはいいですね。あれは、これからずっと学校にいるからあなたも一緒に、という決意なんでしょうか? 私は、どこかレオンの住んでいそうなダウンタウンにある公園の片隅の方がよかったように思うんですが。
8点(2003-05-24 01:27:43)
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